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山縣繁男後援会「大熊猫会」
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山縣繁男の事務所で優を待っていたのは
「第一秘書の平端康二です。」
「山縣先生の後援会会長の櫻井泰司です。」
だった。
どちらも年配で、白髪頭の…還暦付近だと感じさせる風貌をしていた。
この二人に共通していることは、二人とも目つきが悪いことだった。
しかし、櫻井は
「ちょっと待ってくれ。
山縣先生と三番目の奥様との間のお子さんは、たしか男の子だと聞いていたぞ。」
優の顔を疑いの目で見ながら、向かい側に立つ早乙女に言った。
「会長
言ったじゃないですか。
優君は、元男性で、今は女性として暮らしていると。」
早乙女は、少し呆れたような口調で呟いた。
「あー、そういえば何か言ってたな。
ちゃんと聞いとらんかったわい。
ってことは、アンタはオカマっちゅーヤツか?」
櫻井は、前時代的な表現で、優を追い詰めるように言った。
「はい。
その通りです…」
優は、申し訳なさそうに言うと、俯いてしまった。
「会長
我々の説得に応じて、田坂さんは男性として立候補することになりました。
その辺はご心配なく。」
平端は、櫻井の肩に手を置いて宥めるように言った。
「まあ、それならやりようは幾つもあるが…
しかし、どう見ても女にしか見えんが、本当に男らしい姿になれるのか?」
「任せて下さい。」
櫻井の言葉に被せるように、平端は自信満々にそう答えた。
「第一秘書の平端康二です。」
「山縣先生の後援会会長の櫻井泰司です。」
だった。
どちらも年配で、白髪頭の…還暦付近だと感じさせる風貌をしていた。
この二人に共通していることは、二人とも目つきが悪いことだった。
しかし、櫻井は
「ちょっと待ってくれ。
山縣先生と三番目の奥様との間のお子さんは、たしか男の子だと聞いていたぞ。」
優の顔を疑いの目で見ながら、向かい側に立つ早乙女に言った。
「会長
言ったじゃないですか。
優君は、元男性で、今は女性として暮らしていると。」
早乙女は、少し呆れたような口調で呟いた。
「あー、そういえば何か言ってたな。
ちゃんと聞いとらんかったわい。
ってことは、アンタはオカマっちゅーヤツか?」
櫻井は、前時代的な表現で、優を追い詰めるように言った。
「はい。
その通りです…」
優は、申し訳なさそうに言うと、俯いてしまった。
「会長
我々の説得に応じて、田坂さんは男性として立候補することになりました。
その辺はご心配なく。」
平端は、櫻井の肩に手を置いて宥めるように言った。
「まあ、それならやりようは幾つもあるが…
しかし、どう見ても女にしか見えんが、本当に男らしい姿になれるのか?」
「任せて下さい。」
櫻井の言葉に被せるように、平端は自信満々にそう答えた。
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