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事前準備
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「よし、それじゃあ準備に取り掛かるか。」
櫻井は、手を叩くと、だるそうに立ち上がった。
「準備?」
優が質問すると、櫻井は頷いた。
「アンタのその格好じゃ、落選間違いなしじゃ。
これから散髪に行くか。」
「えっ、散髪?」
「そうだ。
そんな長い髪の男がいるか。
いや、いたとしても、そんなヤツはジジババの有権者からそっぽを向かれるさ。」
「髪を切るんですか…」
肩まで伸びた髪を後ろで束ねている優だったが、ここまで来るのに相当な時間と手間をかけたのだった。
それを切れだなんて…
髪は女の命であり、ニューハーフにとっても命である。
「後援会のメンバーに床屋がおる。
そこで切ってもらおう。
それと、早乙女君」
「はい、なんでしょうか、会長。」
「田坂君の髪を短くしたら、こんなスカート履いてたら変だろ?
スーツを買ってきてくれ、シャツもネクタイも、全部一式な。」
「はい。
わかりました。
田坂さんは身長いくつですか?」
「えっ、ワタシですか?
170センチです。」
優がそう答えると、櫻井は少しイラついた表情になり
「田坂君
自分の事は、私でもいいが、若いんだし僕という一人称にしなさい。
キミが私と言うと、女性が使うときの『私』のニュアンスを感じるんだよ。」
吐き捨てるように言った。
「すいません…」
優は、とりあえず謝るしかなかった。
櫻井は、手を叩くと、だるそうに立ち上がった。
「準備?」
優が質問すると、櫻井は頷いた。
「アンタのその格好じゃ、落選間違いなしじゃ。
これから散髪に行くか。」
「えっ、散髪?」
「そうだ。
そんな長い髪の男がいるか。
いや、いたとしても、そんなヤツはジジババの有権者からそっぽを向かれるさ。」
「髪を切るんですか…」
肩まで伸びた髪を後ろで束ねている優だったが、ここまで来るのに相当な時間と手間をかけたのだった。
それを切れだなんて…
髪は女の命であり、ニューハーフにとっても命である。
「後援会のメンバーに床屋がおる。
そこで切ってもらおう。
それと、早乙女君」
「はい、なんでしょうか、会長。」
「田坂君の髪を短くしたら、こんなスカート履いてたら変だろ?
スーツを買ってきてくれ、シャツもネクタイも、全部一式な。」
「はい。
わかりました。
田坂さんは身長いくつですか?」
「えっ、ワタシですか?
170センチです。」
優がそう答えると、櫻井は少しイラついた表情になり
「田坂君
自分の事は、私でもいいが、若いんだし僕という一人称にしなさい。
キミが私と言うと、女性が使うときの『私』のニュアンスを感じるんだよ。」
吐き捨てるように言った。
「すいません…」
優は、とりあえず謝るしかなかった。
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