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令和初

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とろけるようなキス

美沙は、キスの最中、ふと、キスをしたのは何年振りだろうか…と考えていた。

旦那とセックスを最後にしたのは十三年前
美沙が二十九の頃だった。

セックスはこの頃既に義務的に行なっていたので、キスなんてものはしなかった。

つまり、異性とのキスは、そこから遡る事何年だ?

結婚当初?

みたいな事がぐるぐると頭を駆け巡った。


だが、そんな思いは、翔の甘く熱いキスにより全て吹き飛び、あっという間に美沙を夢の世界へ連れ立っていった。

翔は美沙をベッドに押し倒し、服を脱がせにかかった。

美沙はここでようやく我に返り、抵抗を試みたが、キスにより大量に噴出した脳内麻薬のせいか、思うように体が動かず、翔のなすがままになってしまった。

あっという間に全裸にされた美沙は、自信のもてない己の体を隠そうと胸と股間に手を当て、さらに足を折り曲げて上げ、最大限のブロックをしようとした。

しかし、その間に自らも全裸になった翔は美沙の両腕をガシッと持ち、強引にその腕を美沙の左右の耳元まで移動させた。

露わになった美沙の裸体は、日頃意識しているとはいえ、こういう場面に遭遇するのが十年以上皆無だっただけに、かなり無防備で、少しラインの崩れている部分も存在した。

恥ずかしさで頭がおかしくなりそうな美沙に、翔は美沙の両腕を持ったまま、美沙の顔に自分の顔を近づけ、またキスをした。
そして、耳を舐めながら

「美沙、きれいだよ」

と、囁いた。

それだけで、美沙の茂みは洪水のように愛液を溢れさせ、美沙自身も思わず喘ぎ声を出してしまった。

「あっ!あんっ!」

と。


耳を舐められただけで変な声を出してしまった自分の感度に、美沙は焦りを覚えたが、翔は気にせず、そのまま首筋から乳首、お腹、そして熱くなった股間目指して舌を這わせていった。

そこが美沙の限界点だった。

舌先が自分の中に愛液を掬い取りながら入ってくると、もう恐ろしいほどの快感が全身を襲い、あっけなくイッてしまった。

翔はあまりにも感じやすい美沙の姿に感動し、もはや前戯は不要と判断。

既にギンギンに勃起した自らの肉棒を、正常位の体勢からゆっくりと突き刺した。
溢れ出る愛液のおかげで、簡単に奥深くまで入り込んだ翔のペニスは、美智香の膣壁を刺激しながら上下にスライドしていった。

既に限界点を超えていた美沙は絶叫のような喘ぎ声を出して、二回目の昇天。

結局、翔は抜かずの六連イキという凄まじい快感を美沙に与えたのだった。
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