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ヒロトは、海里を伴って家に帰ってきた。
「ごめんね、海里。
ずっとこんな事に付き合わせちゃって。」
「いや、女になったお前とヤラせてもらったって事もあるし、責任を感じてるんだ。
だから、側にいるだけでいいなら、いくらでもいるよ、ここに。」
海里は、照れくさそうに言った。
「ごめん
ホントは女子のカラダでいられたら、海里にとっては尚更よかったんだよね?
気持ち悪いと思うけど、側についていて欲しい。」
「わかってるよ。
別にお前のこと、気持ち悪いなんて思っちゃいないよ。」
海里は、少しだけ顔を赤くし、視線を逸らして言った。
たしかに、海里は異性愛者であり、同性に対して恋愛感情など全く抱いた事がなかった。
考えただけでも背筋が寒くなるくらいの嫌悪感を示していたのだ。
ヒロトは、同性の友人であるが、女性に性転換したために、海里はその魅力にやられ、体の関係を持ってしまった。
しかし、ヒロトが男に戻ったため、恋愛感情は消失し、ただの男友達との関係に戻ってしまった。
同性の友人として、ヒロトのことを心配し、家までやってきたのだ。
勿論下心はある。
だが、それは、ヒロトが女性になった時にまた湧き出てくるもので、今の海里にはそういった類いの感情は一切持ち合わせていなかった。
と、思っていた海里だったが、困り果てて肩を落とすヒロトの姿を見ているうちに、言葉では表現できない感情が出てきていることに気付いたのだった。
「ごめんね、海里。
ずっとこんな事に付き合わせちゃって。」
「いや、女になったお前とヤラせてもらったって事もあるし、責任を感じてるんだ。
だから、側にいるだけでいいなら、いくらでもいるよ、ここに。」
海里は、照れくさそうに言った。
「ごめん
ホントは女子のカラダでいられたら、海里にとっては尚更よかったんだよね?
気持ち悪いと思うけど、側についていて欲しい。」
「わかってるよ。
別にお前のこと、気持ち悪いなんて思っちゃいないよ。」
海里は、少しだけ顔を赤くし、視線を逸らして言った。
たしかに、海里は異性愛者であり、同性に対して恋愛感情など全く抱いた事がなかった。
考えただけでも背筋が寒くなるくらいの嫌悪感を示していたのだ。
ヒロトは、同性の友人であるが、女性に性転換したために、海里はその魅力にやられ、体の関係を持ってしまった。
しかし、ヒロトが男に戻ったため、恋愛感情は消失し、ただの男友達との関係に戻ってしまった。
同性の友人として、ヒロトのことを心配し、家までやってきたのだ。
勿論下心はある。
だが、それは、ヒロトが女性になった時にまた湧き出てくるもので、今の海里にはそういった類いの感情は一切持ち合わせていなかった。
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