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気の合う人
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「そうか。
中々友だちが出来にくいのか。」
岸川は、碧の話を聞き、少し心配そうな顔をした。
「あ、でも、ずっと前からそうなんで、全然何とも思わないんですけど。」
碧は、あえて明るい口調で答えた。
「まあ、友達なんてもんはそのうち自然に出来るって。
なんて言ってもキミは前途ある大学生なんだから。
輝かしい未来が待っているに違いないよ。」
「そんな事ないですよ」
「いや、ある。
俺を見てみろよ。
高校を卒業して就職してみたものの、工場勤務がキツくてすぐに辞めちゃって、その後はバイトしながら実家でダラダラする毎日を送ってんだぞ、もう十年も。
嫌になるぜ、全く。
親に飯食わせてもらってさあ、勿論小遣いもらったりしてないけど、家には1円も入れてない。
そんな俺から見たら、保坂君は眩しずぎるよ。
顔もいいし。
性格も温厚だしな。
すぐに友達もカノジョも出来るって。」
珍しく、岸川は自分の事を一気に話した。
「岸川さん、そんな事を言わないで下さい。
僕は岸川さんと一緒に働けて本当によかったと思ってるんです。
人見知りでどうしようもない僕がこんなに話しやすくしていただいてるのも、岸川さんのお人柄っていうか…
優しい方だなって。」
「おいおい、褒めないでくれよ。
そういうふうに言われるの、全く慣れてねーんだよ、マジで。」
岸川は、赤面して頭を掻いた。
中々友だちが出来にくいのか。」
岸川は、碧の話を聞き、少し心配そうな顔をした。
「あ、でも、ずっと前からそうなんで、全然何とも思わないんですけど。」
碧は、あえて明るい口調で答えた。
「まあ、友達なんてもんはそのうち自然に出来るって。
なんて言ってもキミは前途ある大学生なんだから。
輝かしい未来が待っているに違いないよ。」
「そんな事ないですよ」
「いや、ある。
俺を見てみろよ。
高校を卒業して就職してみたものの、工場勤務がキツくてすぐに辞めちゃって、その後はバイトしながら実家でダラダラする毎日を送ってんだぞ、もう十年も。
嫌になるぜ、全く。
親に飯食わせてもらってさあ、勿論小遣いもらったりしてないけど、家には1円も入れてない。
そんな俺から見たら、保坂君は眩しずぎるよ。
顔もいいし。
性格も温厚だしな。
すぐに友達もカノジョも出来るって。」
珍しく、岸川は自分の事を一気に話した。
「岸川さん、そんな事を言わないで下さい。
僕は岸川さんと一緒に働けて本当によかったと思ってるんです。
人見知りでどうしようもない僕がこんなに話しやすくしていただいてるのも、岸川さんのお人柄っていうか…
優しい方だなって。」
「おいおい、褒めないでくれよ。
そういうふうに言われるの、全く慣れてねーんだよ、マジで。」
岸川は、赤面して頭を掻いた。
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