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俺式
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男装で佳澄と結婚式を挙げることが決まってからというもの、ワタシは何故か男っぽくなることを目指すようになっていた。
今日、ワタシは行きつけの美容室で、ニューハーフに復帰以来、頑張って伸ばしていた髪をバッサリ切った。
いわゆるショートボブってやつね。
なんか頭が軽くなって、シャンプーもすっごくラクなんだけど、佳澄からの評判は異常なほどに悪い。
「なんで切っちゃったのよ!もう。
ユキの綺麗な髪を返してよ。」
「無茶言わないでよ。
ショートのワタシもいいでしょ?」
「それは、まあ
ユキがどんなヘアースタイルになろうとも、ぜんぶ大好きなんだけど…
ワタシの好みはロングなの。」
「なんかさあ、男装で結婚式を挙げるって決まってから、気持ちが完全に男モードになってんのよ。
なんだったら、女ホルも少しの間やめようかな。」
「バカ言わないで。
ワタシら玉無しなのよ。
そんな事したら、骨粗鬆症とか、色々弊害が出てくるって。」
「それもそうだね。
ホルモンはともかく、キレイ系の男子になってみたいわ。」
「ユキは、性自認が男だから、そんなふうに思えるんだね。」
「そうかもね。
戸籍上もワタシが旦那さんになるんだから、いいでしょ?」
「もう。
すぐに突っ走っちゃうんだから。」
佳澄はほっぺを思いっきり膨らまし、ワタシに不満をアピールしてきた。
ワタシは、そんな事ではびくともしない。
佳澄を抱きしめ、激しくキスをした。
すると、佳澄の機嫌はソッコーで直ったのである(笑)
今日、ワタシは行きつけの美容室で、ニューハーフに復帰以来、頑張って伸ばしていた髪をバッサリ切った。
いわゆるショートボブってやつね。
なんか頭が軽くなって、シャンプーもすっごくラクなんだけど、佳澄からの評判は異常なほどに悪い。
「なんで切っちゃったのよ!もう。
ユキの綺麗な髪を返してよ。」
「無茶言わないでよ。
ショートのワタシもいいでしょ?」
「それは、まあ
ユキがどんなヘアースタイルになろうとも、ぜんぶ大好きなんだけど…
ワタシの好みはロングなの。」
「なんかさあ、男装で結婚式を挙げるって決まってから、気持ちが完全に男モードになってんのよ。
なんだったら、女ホルも少しの間やめようかな。」
「バカ言わないで。
ワタシら玉無しなのよ。
そんな事したら、骨粗鬆症とか、色々弊害が出てくるって。」
「それもそうだね。
ホルモンはともかく、キレイ系の男子になってみたいわ。」
「ユキは、性自認が男だから、そんなふうに思えるんだね。」
「そうかもね。
戸籍上もワタシが旦那さんになるんだから、いいでしょ?」
「もう。
すぐに突っ走っちゃうんだから。」
佳澄はほっぺを思いっきり膨らまし、ワタシに不満をアピールしてきた。
ワタシは、そんな事ではびくともしない。
佳澄を抱きしめ、激しくキスをした。
すると、佳澄の機嫌はソッコーで直ったのである(笑)
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