ハカイジ

妻の献身

すっかり女の体になってしまった元夫に、愛果は、ショックを受けつつも、気持ちを切り替え、昔の感覚を取り戻させようと、必死だった。

キスをしたり、体を愛撫したりと、昔のように夫婦の愛の営みを、安田の目の前で行った。

だが、昔はよくしていた夫の乳首を舐めるという行為は、さすがに出来なかった。

これだけ豊満に膨らんだ乳房を責めることは、愛果の心を傷つける行為であるのだから。


愛果は、胸を責めるのを諦め、そのまま体を下にずらしていった。


これも夫が好きだった、口での責め

フェラによって元気にしようと考えたのだった。

しかし、あらためて間近で見ると、その変わりように、思わず動きが止まってしまった。

自分が知っているペニスは、もうどこにもなかった。

女性ホルモンの影響を受け、以前に比べ、かなり萎縮し、サイズが小さくなっている。
それにより包茎の度合いがひどくなってもいる。
また、去勢されてタマを喪失しているため、垂れ下がる袋がなく、短いサオだけがあるというビジュアルだ。

勿論、全く勃起していない。

二十代前半の一番元気な年齢であるのに。


何度目かの絶望感に包まれた愛果だったが、やれるだけのことはやろうと、夫のペニスを咥え込んだ。