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真実の口
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レンと愛果の交際は、現実とは思えないほど急激な展開を見せた。
二人は順調に交際を続け、高校卒業と同時に東京に出て同棲を始めた。
「狭い部屋で二人で住むから、足の踏み場もないくらい荷物が多くなるかと思ったけど、全然だったね。」
「俺なんて、少しの着替えと、この小さなソファくらいだもん。
愛果ちゃんの持ってきたものがなければ生活に支障をきたしまくりだよ。」
「もう、レン君
面白すぎだよ。」
「でも、愛果ちゃん
本当にこんな形でよかったの?
工場の仕事を見つけはしたけど、俺は全然生活力がないわけだし…
キミの事を不幸にしてしまうだけなんじゃないかって。」
「そんな事ないよ。
私はすごく幸せだよ。
好きな人といつも一緒にいられるんだもん。
こんなに最高に思える事ってないわ。」
「ありがとう…
なんとか自分の給料だけで生活できるように頑張るから。」
「ダメよ。
私らはまだ十八なんだし、お互いに助け合って生きなきゃなんないもん。
私もとりあえずはコンビニの仕事をするけど、もっとお給料のいいお仕事を必ず見つけるからね。」
「うん。
でも、ホントに無理しないでね。」
「してないしてない。
あ、それと、レン君
あの話なんだけど、考えてくれた?」
「えっ、あの話って…
入籍の?」
「そうよ。
ちゃんと入籍した方が、生活していく上でも色々有利なのよ。
お互い好き同士なんだし、今籍を入れたって、何も問題ないんじゃない?」
「うん…
でも、愛果ちゃんのお父さんは反対しないかな?」
「関係ないわ。
私とレン君、二人の問題だもん。
私のお父さんも、レン君のお母さんにも、口出しされる筋合いはないよ。」
「うん…
わかった。
だったら入籍しよう。」
「ありがとう!
レン君!」
愛果は、レンに抱きつき、キスをした。
「あ、婚姻届って、保証人のサインが必要だったんじゃない?」
「そうね。
でも、二人共仕事するんだし、職場で仲良くなった上司なんかに相談して、頼めば大丈夫だよ。」
愛果は、そう言って笑い、またレンにキスをした。
二人は順調に交際を続け、高校卒業と同時に東京に出て同棲を始めた。
「狭い部屋で二人で住むから、足の踏み場もないくらい荷物が多くなるかと思ったけど、全然だったね。」
「俺なんて、少しの着替えと、この小さなソファくらいだもん。
愛果ちゃんの持ってきたものがなければ生活に支障をきたしまくりだよ。」
「もう、レン君
面白すぎだよ。」
「でも、愛果ちゃん
本当にこんな形でよかったの?
工場の仕事を見つけはしたけど、俺は全然生活力がないわけだし…
キミの事を不幸にしてしまうだけなんじゃないかって。」
「そんな事ないよ。
私はすごく幸せだよ。
好きな人といつも一緒にいられるんだもん。
こんなに最高に思える事ってないわ。」
「ありがとう…
なんとか自分の給料だけで生活できるように頑張るから。」
「ダメよ。
私らはまだ十八なんだし、お互いに助け合って生きなきゃなんないもん。
私もとりあえずはコンビニの仕事をするけど、もっとお給料のいいお仕事を必ず見つけるからね。」
「うん。
でも、ホントに無理しないでね。」
「してないしてない。
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