色々な異世界転移なるべく最速帰還を目指す無双勇者

第１章超スキル

ブラックキャット

もうすこし残業だ。実は町でアイテムボックスを悪用していた青年にマーカーを打ち、監視していたのだが
先ほどから生命力ＨＰが少しずつ減っているのだ。超スキルで様子を見てみる。青年が衛生兵に暴虎を受けてるのが見えた。
「ちぃ」
すぐさま超スキルで強制転移を発動、俺の側に転移させた
おい！大丈夫か？
「！？なんだよここは？それにあのクソおっさんじゃねか」
青年は混乱しつつも俺を確認し罵声をあげる。
青年の顔はあざと腫れまくりで、なんとも言えない状態だった。
町の状況があれでは犯人と思われる者が捕まれば拷問は避けられないだろう。俺がそれを考えなかった悪かったかかもしれない。
俺は超スキルを使い

「完全回復法パーフェクトヒール」
「うお！痛みが引いてく！」
「おっさん一体なにもんないだい？」
「名も無い謎のおっさんさ。お前のスキル悪用で頭に熱が出て後先考えずに行動したのは悪かった・・・」
「なんだよ気持ち悪いなあ」
「なんでお前は・・・窃盗なんんかにスキルを使うんだ？」
「うせるさい。おっさんには解らないだろ。このスキルだけだと荷物持ちの下の人生しかない事を・・・！」

そう・・青年のスキルは、アイテムボックスしかないのだ。青年が言うとり戦闘スキルが無ければ荷物持ちの下働き
人生が終わる。スキルの儀式でアイテムボックスだけの人が少数いたのだ！それもあり、この世界でアイテムボックス悪用が起きてしまい、混乱を招いたかもしれない・・・。「でお前のスキル仕様が変わってるから」
「なんだって。げ！本当だ。アイテムボックスオープン！」

青年が叫ぶとすごく目立つ空中に浮かぶ扉が出てきた。それを見た青年が

「これじゃ取れないじゃないかよ」

肩を落として青年を見ながら

「お前スキルを悪用してるみたいだが。それを続けると落ちるところまで落ちるぞ？」
「おっさんには関係ないだろ」
「まあそうだが・・・」

よしきっかけをやるか、そう思い俺はこの世界の改善したばかりのアイテムボックスを使う

「アイテムボックスオープン」
「こつん。」
「痛てええ」
「なんだよ」
「今お前の頭の上に扉を出すように念じて発動し中の物をだした。痛いだろ？」

地面に落ちる黒猫のアクセサリをだしたのだ

「俺の世界の書物に、アイテムボックスを別の方法に使う奴もいるぞ！」

青年は何かに気づいたようで「あ！」
「きずいたみたいだな・・後はお前の努力しだいだじゃな」
「そのアクセサリーは、やるよ。じゃあな」
後は本人の努力だけだ。何時までもこの世界に残り世話をするのは違うと思う。
そして俺は神に念じて帰還したのであった。