看守物語

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貴族の侯爵家のコネにより帝国大監獄の看守長に就任した全て家のコネだ貴族学院はそこそこ良い成績で卒業したが人付き合いが苦手な事は貴族としてはマイナスだ親父の評議会福議長という立場に忖度したもので帝国役人として大監獄の看守長役職に付けたのだろう出世コースとしては微妙な位置だろうがそこそこの収入と地位がある役職だろう出世コースとしては内務・外務省役人次に商業経済経理部の役人で其次が軍務・警務部の役人なので、まあまあの位置だろうな大監獄も、監獄長福監獄長、看守長、看守主任、看守班長、看守福班長と少しわかりにくいが上から3番目という絶妙な位置だ。あとし自分は家が持つ複数の爵位のうちの子爵の爵位も継承していて、辺境になるがそこそこの領地も持っているこれも家が大貴族の部類だからだろう一番上の兄（現伯爵）が内務省の役人をしながら、家を継ぐことは決まっているし、二番目の兄（伯爵）も
軍務省軍務福局長として出世しているので私が外に出でも問題ないし、一応私も軍務省になるが、刑務局なので兄の部下ではないそこらは色んな作為的なものがあるのだろうが役職につき収入も安定している領地からの収入に爵位年金（家を維持するのにカツカツのレベルだが）もあるし、生活して行く分には問題ない
あと自分は、元々魔法薬の研究に進みたかつたのだ、が貴族には色々と柵と派閥の利権などもあるので、めんどくさいのだ。然し、貰った領地は僻地の小さな土地で大きな産業自体は無かったが、温泉が湧いており、湯治客が訪れる事で多少の余剰な収入があつた。
そのお金で温泉を利用した野草農園を造り薬効の高い薬草造りが上手くいった事は大きかった今では個人的な大きな収入になっているその薬草を使って新しい化粧薬品を作り販売して居る。王家ご用達としても有名になり他国にも出荷が相次ぎ品薄状態だ。だから別に王宮に出仕する気もなかったのだが、本当は領地にこもってのんびりしたかった。面子の問題らしいと父に泣きつかれた為だ
母上は私の化粧品さえ手に入れば文句は言わないだろうし新しい研究成果を求めていたので少し父にお怒りだ、貴族は意外に自由がないのだ。

とりあえずは、挨拶にいかないといけない。手土産は持った
「失礼します本日付けで看守長として着任いたしたましたクロノ・ロンダルキアでありますどうぞ宜しくおねがい致します若輩者で有りますがこちらはつまらないものですが御細君と御息女に！挨拶状代わりにお受取りくださいこちらは見本になりますお荷物になりますのでお家の方に既にお届けいたしております！」
「うんそうか！ありがたく受け取ろう何せロンダルキア印の化粧品は中々手に入らないとうちの妻や娘が煩いからね助かるよ」
「家もですよ妻と娘には勝てませんからね
」
「何処の家でもおなじさ！
さて着任を嬉しく思う私が大監獄長のジルバ・レッドだ」
「同じく福監獄長のブル・ブラウンになる後ほど君の直属の部下になるものを二人紹介しようここに収監されている者はことごとくたちの悪い者ばかりだ気をつけた前。」
「うむただの殺人鬼などや快楽犯の異常者も問題だがそいつらは地下深くに拘束されているのでな、そう関わることもないだろう問題はアル・シカゴとシシリー・アルバこの二人だ何かと仲が悪く問題を起こすが何よりもこの二人が帝都の２大闇組織の頭だという事だ奴等の手のもの数万人いるとも言われている厄介な組織でどこにでも入り込んでいる皇宮に入り込んでいるとも言われているぐらいだからな気をつけてたまえ。ある程度は黙認で構わない関わるだけで厄介だからな」
「わかりました」
「ではクロノ君ついてきてくれ君の執務室に案内する」
福監獄長の後を付いていく二つとなり部屋だ10畳程の執務室と隣に仮眠室に簡易キッチンがあるシャワー室もあるみたいだ流石貴族基準だな
直ぐに二人の青年が入って来る「紹介しよう看守主任の二人だ君の直属の部下になる解らないことは二人に任せれば良い」
「バス・イエローであります」
「ジャノンになります私は平民出身になりますので名前だけです。」
「そうかわかったふたりともよろしく頼む何も知らないからな迷惑かけるかがなたのむこれは挨拶代わりた恋人にでも渡してくれ！」
「ありがとうございます」
「って！これロンダルキアの化粧品ですか？」
「ああうち実家の特産だ」
「バス？そんなに慌ててどうした？化粧品がどうしたんだ？」
「この堅物情弱野郎がこいつは今、帝都中の女が欲しがってる物なんだよこいつをブレゼントするだけでどんな高級娼婦でも相手してくれる逸品なんだよお前いらないなら俺にくれ」
「嫌それなら妹にやる」
「まあお前に娼婦とか言われるよりはマジだろうな！」
「「ありがたく頂きます！！」」

こうして主要人物には挨拶が終わり今日のところは自由に見て回る事になった。例の二人は個人隔離刑房に収監されて要るので特別な事が無い限り合わないみたいだ。そして地下に深くには完全拘束独居房があるそうな
最早ある意味で死刑囚のみの区画になるらしい。一般囚人は、８名前後刑房に入れられており刑務作業でこの大監獄に隣接する神霊石の鉱山により採掘作業を行う神霊石は色々なエネルギー源として利用されて要るがそれは魔物を集める性質も有り鉱山は何時もまにか魔物の巣に成っている。生命の危険と隣り合わせの採掘作業と平行しての魔物討伐をして、嗜好品も無く質素な食事と自由のない生活が囚人に課せられた刑罰になるのだ。特にここは重犯罪者のみの監獄だ当たり前いえば当たり前だ。とはいえ地獄の沙汰も金次第だ看守の小遣い稼ぎも兼ねて煙草や酒、甘味などの嗜好品は裏で出回ってるがある程度ガス抜きで黙認されて要るが、だが流石に女や娼婦は駄目だその為か男色に目覚める者が問題視はされているが、平民の平均月収が２５万ぐらいだ平看守が３０万
福班長が３５万班長が４０万
看守主任が６０万と一応、看守長１５０万とかなり高額に成りエリートの部類の仕事になる。そのうえに小遣い稼ぎで２０万から３０万の副利益があるのだ一般よりも、女にもてるだろう。なので、わさわさ上に逆らってまで辞めようとする物好きはいない。
私としては仕事し安い環境だ。まあ二人に丸投げ気味ではあるがよくわからない貴族子息が口をだすよりは良い。
但し、嗜好品などの小遣い稼ぎは見逃すが女の引き込みと違法薬物はやめさせるように通達した頭の硬い
ジャノンは憤慨していたが上手くバスがおさえていたふたりの相性はすこぶる良いのだろう。犯罪者だけの監獄には裏の情報も外以上に集る其れを嗜好品を餌に集めるのも看守の腕であり仕事とも言える其の情報。素に外で犯罪を撲滅するのは衛兵隊だがな。
あとめしは、囚人達の娯楽の１つだいつもは硬い黒パンに薄いスープにふかし芋が１つぐらいだが週に一度の割合で豪華なの物や甘い物が出るそのときはおおさわぎた基本的に囚人同士の飯のやり取りは絶対禁止だ。だが余りものを囚人がおかわりするのは認められているその争いに一喜一憂するのだ。クジ引きで決めるという規則が有るが毎回大騒ぎだ一つのガス抜きなのだろう
たまにこうして鬱憤を抜かないと馬鹿な暴動を起こすものが出るからだ。
私か就任した日も就任祝いに私が金を出していま帝都で話題の生クリームたっぷりのシュークリームを出してやったらお祭り騒ぎで大変だったとの事だあえて余るように沢山の数を納品していたのでしようがないだろう。これは別に囚人に媚を売ってるわけではない。ガス抜きとコントーロールが一つ私が大貴族だという事が１つこうして財力や力を魅せることで囚人や私を監視している勢力に見せつけているのだ。貴族など足の引っ張りあいだ笑顔で近付き短剣で刺すなんて当たり前の世界だ特に今は凡蔵の三代目皇帝が政治を投げ出して後宮で放蕩三昧の日々なのだからな。その分、特定のきぞくに権力や利権が集中して居るから余計に面倒臭いあと最近其の貴族相手に面子を潰して面白がってる愉快犯罪者がいるで困っている 。正直、こんな事をする馬鹿の顔は思い浮かぶのだがどうしようか困っているロンダールキア家の面子の為に捕まえても、その馬鹿者が貴族以上なのだからな困るのだ結局は家の派閥の地位を下げることになるのだからな 
抑え役の兄上二人にも報国はしているが聞きやしないらしいあいつにとっては不正に持ち出された自分の家の財産や宝物を取り返しているだけなのだからなだがそんな事を許している自分父親をなんとかしろと言いたいたとえお前が皇位に興味が無くてもな！
そうその馬鹿とは家の派閥が担ぐ皇太子なのだから、無駄に優秀な厄介な奴なのだ魔法に武に隠密に優れた愉快犯だが民の事を考えられる唯一の皇族なのだ。
日になりつつある敷地内の散歩をしながら目的の人物を探す
何時もの日が当たるベンチで居眠りをしている御老人（かつて貴族家のみを相手泥棒行為していた凄腕の怪盗）の横に座ると懐から葉巻きを取り出して火を付ける葉巻きの匂いに気が付いた老人が目を覚ましたので葉巻きを老人に差し出すと美味しそうに吸い始めた。
「儂が好きなキュバ産の葉か？でいったい何が目的だい？御曹子度のが？」
「何！ご老人の知識を拝借したいのだ？」
「儂は脚を洗った身だよ！」
「ああ逆さ！防犯の知識を貸してほしい。貴方ど同等の能力を持つ若者を傷付けずに完璧に拘束確保したいんんだ」
「訳ありか？良いさ深くは聞かないよ！金庫なんてものはね頑丈な鍵をかけて隠せば隠すほど簡単になっちまうんだならねそのへん放置しとくのが一番さ。そのうえで何にもない場所を厳重に警備しな！そうすれば、自分から捕まえられに罠にかかるよ儂の同じようなひねくれ者ならね！で、最後の罠にあんたがた知り合いが隠れて待っていればいいんだよ儂はそれで捕まったからな!」
「感謝するよ良い案をこいつはお礼の葉巻たよご老人の好みの葉巻差楽しんでくれよ」
葉巻を一箱や渡して兄上にあいに行くあいつの弱みの妹君の力は借りよう。

兄から無事におとりにひっかかり現行犯逮捕したらしい罰則は当分外出禁止に政務を真面目にやる事。何だかんだ親父たちが理由を付けて現皇には病気療養の為に後宮の離宮にお仕込めて外部との接触を断ったようだ
皇太子は大人しく帝皇代理に就任したみたいだ。帝都の膿をだいぶ出したようだがまだまだみたいだ。