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番外編
リリアナSide
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エーデルス王国王宮にて、リリアナの執務室にサリナはリリアナと共にいた。
「今日はこれで終わりよ。お疲れ様」
「あ、ありがとございます…」
サリナは若干疲れた色を見せており、フゥーと一息付く。
サリナはアルトと正式に婚約したことにより、こうして妃教育を受けに王宮まで赴くことが増えたのだ。
「紅茶はアールグレイでいいかしら?」
「え、あ、はい」
リリアナは近くに控えさせていた侍女に声をかけ、紅茶の準備を進める。
「この短期間にここまで妃教育を耐えるなんて流石ね」
「けど、まだまだです。もっと頑張らないと」
「あまり根詰めちゃダメよ。1つのことに集中すると周りが見えなくなるのは貴女とカナリアの悪癖よ」
「そういえば、母と学友だったんですよね?学生の頃の母って、どんな感じでした?」
サリナの問いに、リリアナは顎に手を添える。
「とても努力家で…お転婆だったわね」
「お転婆…」
「えぇ。特にナーシャを手懐けた時なんて大変で…」
「ナーシャって学生の時からの付き合いなんですか!?」
「あら、聞いたことないの?」
「初耳です!」
サリナの脳裏に、母親の側によくいたバジリスクのナーシャの姿が映る。
幼い頃から一緒にいた影響からか、彼女はナーシャに恐怖心を抱いていなかった。
「なら、休憩がてら話してあげるわ。あれはラピス魔法学校の1年の時の話よ」
数十年前、ラピス魔法学校。
そこの図書室で、リリアナ・ラテラは読書をしていた。
彼女は候爵家に産まれ、幼少の頃に次期国王と謳われているロバート・エーデルスと婚約しており、常に妃にふさわしくなるように勉学に励んでいた。
その甲斐があって、リリアナは「社交界の花」と呼ばれるようになったのだ。
「リ~リアナ!」
「!カナリア」
そんな彼女に声をかけたのは平民クラスのカナリア・スタインベックであった。
当時は平民クラスと貴族クラスには壁があり、交流を図ろうとする者は居なかった。
しかし、カナリアは平民クラスの首席であり、リリアナもまた貴族クラスの首席。
そして読む本が似ていたためか交流が生まれ、顔を合わせれば勉強や魔法の練習、そして休日に共に過ごす事が多くなったのだ。
「この本面白いよ!この魔法公式が複雑でさ~」
「奇遇ね。私も貴女に勧めたい本があるのよ」
「ほんと?なら交換しよ!」
「読み終わったらね」
仲睦まじい2人はもはや注目の的であった。
特にカナリアはその容姿からか常に注目されているほどだ。
しかし、そういう事に疎いカナリアは周りの視線を気にすることなく日々を過ごしていた。
「そういえば、リリアナのクラスに新しい先生来た?」
「ニコラス先生の事?とても分かりやすい、いい先生よ」
「いい先生…ねぇ…」
カナリアは何か言いたげな表情をすると、リリアナは首を傾げる。
「私、あの先生苦手」
「あらどうして?」
「何か、よく分からないけど、体調悪くすると言うか、頭が痛くなるっていうか…」
「保健室に行ったほうがいいんじゃないかしら?」
「行ったよ。異常無しだった」
そこまで言うとカナリアは頭を掻く。
「まぁ、臨時教師だし、長くいないだろうから我慢するけど」
「あら、貴女のことだから、私闘を申し込んで退職に追い込むかと思ったわ」
「私、そんな野蛮人に見える!?」
「見えるわよ」
「酷っ!」
2人はまだ気づいていなかった。
この時点で事件が起こっていることに…。
「今日はこれで終わりよ。お疲れ様」
「あ、ありがとございます…」
サリナは若干疲れた色を見せており、フゥーと一息付く。
サリナはアルトと正式に婚約したことにより、こうして妃教育を受けに王宮まで赴くことが増えたのだ。
「紅茶はアールグレイでいいかしら?」
「え、あ、はい」
リリアナは近くに控えさせていた侍女に声をかけ、紅茶の準備を進める。
「この短期間にここまで妃教育を耐えるなんて流石ね」
「けど、まだまだです。もっと頑張らないと」
「あまり根詰めちゃダメよ。1つのことに集中すると周りが見えなくなるのは貴女とカナリアの悪癖よ」
「そういえば、母と学友だったんですよね?学生の頃の母って、どんな感じでした?」
サリナの問いに、リリアナは顎に手を添える。
「とても努力家で…お転婆だったわね」
「お転婆…」
「えぇ。特にナーシャを手懐けた時なんて大変で…」
「ナーシャって学生の時からの付き合いなんですか!?」
「あら、聞いたことないの?」
「初耳です!」
サリナの脳裏に、母親の側によくいたバジリスクのナーシャの姿が映る。
幼い頃から一緒にいた影響からか、彼女はナーシャに恐怖心を抱いていなかった。
「なら、休憩がてら話してあげるわ。あれはラピス魔法学校の1年の時の話よ」
数十年前、ラピス魔法学校。
そこの図書室で、リリアナ・ラテラは読書をしていた。
彼女は候爵家に産まれ、幼少の頃に次期国王と謳われているロバート・エーデルスと婚約しており、常に妃にふさわしくなるように勉学に励んでいた。
その甲斐があって、リリアナは「社交界の花」と呼ばれるようになったのだ。
「リ~リアナ!」
「!カナリア」
そんな彼女に声をかけたのは平民クラスのカナリア・スタインベックであった。
当時は平民クラスと貴族クラスには壁があり、交流を図ろうとする者は居なかった。
しかし、カナリアは平民クラスの首席であり、リリアナもまた貴族クラスの首席。
そして読む本が似ていたためか交流が生まれ、顔を合わせれば勉強や魔法の練習、そして休日に共に過ごす事が多くなったのだ。
「この本面白いよ!この魔法公式が複雑でさ~」
「奇遇ね。私も貴女に勧めたい本があるのよ」
「ほんと?なら交換しよ!」
「読み終わったらね」
仲睦まじい2人はもはや注目の的であった。
特にカナリアはその容姿からか常に注目されているほどだ。
しかし、そういう事に疎いカナリアは周りの視線を気にすることなく日々を過ごしていた。
「そういえば、リリアナのクラスに新しい先生来た?」
「ニコラス先生の事?とても分かりやすい、いい先生よ」
「いい先生…ねぇ…」
カナリアは何か言いたげな表情をすると、リリアナは首を傾げる。
「私、あの先生苦手」
「あらどうして?」
「何か、よく分からないけど、体調悪くすると言うか、頭が痛くなるっていうか…」
「保健室に行ったほうがいいんじゃないかしら?」
「行ったよ。異常無しだった」
そこまで言うとカナリアは頭を掻く。
「まぁ、臨時教師だし、長くいないだろうから我慢するけど」
「あら、貴女のことだから、私闘を申し込んで退職に追い込むかと思ったわ」
「私、そんな野蛮人に見える!?」
「見えるわよ」
「酷っ!」
2人はまだ気づいていなかった。
この時点で事件が起こっていることに…。
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