こいちゃ！[R-18]

③本編↓未工事(すごいえちえち)背後注意でお楽しみください。

運動の秋！ 後編※傷口の描写あり

膝が痛む…。

由海広ユミヒロは静かに息を飲んだ。

洗浄を済ませた後シャワーを浴びるために
汗で湿った包帯を慎重にほどく。

「うゎ…。」

つい目を細めて傷を見た。
無意識に声も出た。

秋のマラソン大会で盛大に転んだ
膝は真っ黒で、小さな裂傷から血が滲む。

じゅくじゅくした傷口は…ぐろい。

傷を丁寧に消毒はしてもらっているが、
化膿しないことを祈るばかりだ。

「……っ！」

覚悟を決めて、シャワーをひねる。

容赦なく冷たく鋭い水が膝を刺す。

「ひぃ…っ」

予想通りの痛みに小さな悲鳴を上げる。

排水口に薄い血液が少しずつ流れていく。

彼に聞こえないように
握り拳で口元を抑え、傷を洗い流す。

ちょっぴり泣きたい気分だ。

「んーっ、ん…っ、んぐぐっ…！」

涙目になりながらも、
ついでに汗とほこりを流して
いつもより入念に体を洗った。

いつものシャワーの
何倍も時間が掛かった気がする…。

「はふ…ふぅ……はあ…。」

血が止まったタイミングで浴室を出て、
乾いたバスタオルで水滴を拭う。

既に、どっと疲れた…。

実際、おじさんの
全身の筋肉は悲鳴を上げている…。

膝回りは慎重にバスタオルを当てた。

「海さん？膝の処置しましょうね…。」

心配してくれる燃夏モカくんが
扉からそっと顔を覗かせた。

自分もすごく疲れてるのに、
モカくんは本当に優しい…。

「うん、ありがとう…。」

じーん…と胸が温かくなる。

その温もりを逃がさないように
バスローブを体に巻きつけ、
彼に導かれてリビングに向かう。

「ん、…。」

ソファーに腰を沈めると、
軋きしむ膝の痛みも少し軽くなる気がする。

正面で膝をついたモカくんが薬局の袋を
ガサゴソ漁って、手際よく取り出した
清潔なガーゼに消毒薬を染み込ませる。

「ひ、…っん…」

彼の指が、そっと膝に近づく。

まだ触れていないのに、
その場で小さく飛び上がってしまう。

「ちょっとしみますよ…。」

「う、うん…っ、…いっ…！」

ガーゼが膝に触れたと同時に
覚悟はしていたが痛みに声を上げてしまう。

「…っ、…っ！…！…くっ…」

ずきずき、っと衝撃があったけど、
下唇を歯形がつくほど噛み締めて堪える。

手早く包帯を巻いてもらって、
じんわりと痛みが引いていく。

モカくんが上を向いて
安心した顔を見せてくれた。

「痛かったですね、終わりましたよ。
我慢して偉かったですね…。」

「あ、ありがとう…。」

ものすごく優しい声で褒めてもらうと
頬がはにかんで弛んで、ほっと息を吐く…。

そっ、と包帯の上を撫でられる。

「数日は膝は安静に、ですね。」

「うん…、そだね…。」

「それじゃ……、」

「あ、ぁ…っ。」

真面目な顔で短く告げて、離れていく
彼の手をついつい追いかけてしまう。

抱かれる準備が出来た体が
しっとりと汗ばみ、
情欲に疼いて手が出てしまった…。

「そ、の…、…。」

じりじり頬が熱くなる…。

羞恥と後悔。
すでに知られてるとはいえ、
いやらしいと思われただろうか。

心配そうに見上げる彼のハダばかり
求めていると思われてしまうだろうか…。

「…っ、……っ。」

「海さん…？」

呆けた顔の彼に、いやらしさの微塵もない。

こんな風になっているのは私だけだ…。

マラソンに疲れ切った
彼を付き合わせるなんて、申し訳ない。

「あ、…なんでも、ない……。」

痺れる指先で、視線を外して
誤魔化すことしか出来ない。

半端な誤魔化しは、彼には通じないのに…。

「ごめんね、モカくーーーっん、…！」

深々下げて詫びた頭が上を向く。

両手で私の顎を支えたモカくんが
そっと顔を上げさせて、キスをしてくれた。

「ん、…っむ…、んぅ…。」

突然の口づけに目を丸くさせたが、
唇は自然と素直に緩んで、彼の舌と
自分の舌を絡ませて濃厚なキスを繰り返す…

「ん、ぁ…、ぷぁ…っ、は、ふ…♡」

情熱的なキスにうっとりしてしまい、
頭がぽーっと熱くなる。

「ふ…、ふぁ…、んん…」

離れた唇を、物足りないと見つめ続けた。

両肩を手の平でしっかり包まれると、
心地よくて安心する…。

彼の目をはっきり見れば、
その瞳がセクシーに濡れて
細められていることに気づいた。

「も、モ…カくん…？」

恋人を呼ぶ私の声も甘く掠れてしまう。

彼は吐息だけで短く笑った。

「くすっ…海さん、欲しかったんですね…
気づいてあげられなくてごめんなさい。」

「そんな…っ、あ、謝らないで…？」

優しい言葉に耳が痛い。

言葉が出てこない…。
おどおど彼の手を握るけど、
再び視線をふいっと外す。

淫らに抱かれたい願いと
彼を休ませたい、申し訳ない思いに
板挟みで上手く気持ちを伝えられない…。

「あ…っ、あ、…んっ…！♡」

もやもや悩んでいると、突然乳首に刺激が
与えられて恥ずかしい声が出てしまう。

びっくりして顔を向けた先の
モカくんは嬉しそうに顔を綻ばせた。

「ね、海さん…。ちゃんと言葉で
抱いて？ってお願いして下さい♡
ご褒美は…たっぷりあげますから…♡」

「はぅ、う…っ♡あ…っ♡」

乳首を指先でこね回しながら、
ねっとりいやらしい声で指示される。

「んん…っ♡あ、ゆび…っん…♡」

勃起した赤く色づいた乳首を
優しくつねられると
じんじん熱くて…きもちいい…。

はしたなく疼く下半身を
もじもじ擦り合わせてしまう。

「海さん…、いいんですよ？
抱かれたくて、堪らないんでしょう？
俺が育てた海さんのエロいカラダ…
責任持ってきもちよくしてあげますから…
一言、言ってください…。ね？」

「んーっ♡ん、ひ…っあ…っ♡ら、だ…」

穏やかな声で促されているのに、
乳首をひどくいじめられて
頭が快楽でいっぱいになってしまう。

「抱いて」の一言が上手く言えない。

頭と呂律が回らず、軽く舌を噛んでしまう。

「はぅ…っ、♡は、ぁ…は、ふ…んっ♡」

息が上がり、額が汗ばむ。

悩ましく眉をひそめていると、モカくんは
焦らされていると思ったらしい。

挑発的に、セクシーな瞳を細めさせた。

「もっときもちよくされないと、
恥ずかしくて言えないんですか？♡
しょうがない人ですね…♡」

「あ、ぁ…っ♡ひ、ちが…っ、ひん…っ♡」

強めに乳首をつねられ、
そのまま指がぴんっと離れた快感に
背筋がのけ反る。

「体、倒しますよ。…痛くないですか？」

モカくんはノリノリで、劣情に蕩けた
私のカラダを容易くソファーに押し倒し、
その上に覆い被さる。

私の傷を労って
慎重に股の間に膝をついた。

「ん、…っ♡い、いたくないよ…っ。」

自分でも驚くほど
あっさりそれは答えられた。

その反応に安堵したモカくんは…
呼吸を乱れさせ、期待して見上げる
白髪混じりの私の髪の毛をさらさら
指ですいて撫でてくれる。

「海さん、キスしたいです…。
唇、開いて下さい…。」

改めてそう言われると照れるんだけど…っ

「～～っ、…！…っ、…、…ぁ、…あ…」

涙に目を滲ませながら、
意を決して言われた通りに小さく口を開く。

すかさず、可愛く舌を出した彼が
情熱的に深いキスを被せてくる。

「んむっ♡ん、…ん、ぷぁ…っぁ、ん…♡」

角度を変え、何度もキスを繰り返す。

下唇を甘噛みして、舌先を吸われる。

濃厚なキスを素直に応える。

「ん…♡んは…っ、ん、んふふ…っ」

彼の首の後ろに腕を回して夢中になると、
空いた手の平で首筋をなぞられて
くすぐったい。

体の線を指で辿られて、身をよじる。

「んーんっ、…、ん、ふっ…んむ…っ♡」

キスをしながら笑ってしまうのは
失礼と思い堪えるけど、こそばゆい…っ。

「んーん♡」

「んーっ！？ん、んんーっ♡」

しっとり汗で湿った乳首を
指の腹で優しく転がされると
きもちいいけど、もどかしくって…！

快感をねだって背中が浮き、
胸を前へ突き出してしまう。

「ん…、海さん…やらしくてかわいい…」

「はふ…っ、ふ、ふぁ…っ♡あん…っ♡」

わずか離れたモカくんの満足そうな声の
振動が、びりびり私の唇を震わせる。

「あ、ぁ…っ♡や、やら…♡とまんな…っ」

計算された角度で配置された彼の太ももに
反り返った昂りが触れてしまう。

「ぁあん…っ♡あ、ふ…っ、きもちぃ…♡」

理性よりもカラダが先に動いてしまう。

滑らかな動きでいやらしく腰をくねらせ、
擦られた屹立がますます硬く勃起する。

「は、ぅう…っ、ぁ、…っ♡んんん…っ♡」

「扱いて欲しいですか？」

「んぅ…っ、ん、は、ん…っ♡」

触れるだけの刺激に
耐えられなくなる絶妙なタイミングで
彼は声を弾ませながら尋ねた。

顔から耳まで熱く火照る。

今日は、はっきり言わせたいようだ…。

ごくりと生唾を飲み込んだ。

「お、おちんちん…、触って欲しい…♡」

「いいですよ♡ふふ、先走りで
くちゅくちゅ濡れててすけべですね♡」

「あぁうっ♡んっん…！♡んぁあっ♡」

性感に弱い亀頭を先走りで滑らせて、
ぬるぬるいじめられる。

強い快感に力なく頭を振り乱し、
さらに腰を淫らに振ってしまう。

「きもちいい？海さん♡」

「あーっ♡…、あ、ん…っ♡い、いい…、
おちんち…っきもちいぃ…っ♡いいよぉ…」

とくとく溢れた蜜を塗り込まれ、
スムーズな上下運動で屹立を扱かれる。

どうしよう、おちんぽを…
きもちよくしてもらって嬉しいのに…
お尻が切なくなっちゃう…っ。

「は、はっ…♡あん…っ、あ、ぅ…♡」

触れてもらえない後孔を
ひくひく収縮させてしまう。

それがバレたら、
恥ずかしくて気を失うかもしれない…。

彼は楽しそうに再び直接的な質問をする。

「射精したいですか？」

情欲に燃えた瞳に見下ろされると
カラダが悦んで反応してしまう。

「ふぁ…っ、あ、んぅ…っ♡」

丁寧にふぐりを弄ばれると、
腰が甘だるく重くなっていく。

快感に弾けそうなカラダはイキたくて
しょうがないと訴えている。

彼の耳元でなるべく…小さな声で答えた。

「イキ…♡たいっ、…♡」

「ふふ…っ♡」

気をよくした彼が高い声で短く笑う。

「んー…っ♡ん、ふ…、あっん…♡」

おちんぽを追い詰める手が止められて、
つい「やめないで♡」と口走りそうになる。
理性でギリギリ、押し留まった。

「ん…？んぅ…？モカくん…？」

「…。…、…。」

何が始まるんだろう？
不思議に思い、モカくんを見る。

答えなかった彼は、
乱れた呼吸に上下する胸元に
微笑みながら真っ赤な舌を這わせた。

「～～～っあ！」

何をされるか、一瞬で察した。

「あ、ひ…っ、♡ひ、ん…っあ！…っ♡」

「ちゅ…っ、ちゅ、む…」

「あーっ♡ぁあーっ！♡あ！ん…っ♡
ひ、ぁ…♡やら…っ、おち、んぽ…
一緒に、…っ♡きもちいひ…っ♡」

音を立てて乳首を吸われ、
同時に余裕がない昂りを擦られる
快感に頭が真っ白になる。

「ちゅる…、ちゅ、…、ん、む…っ♡」

「い、いぁ…っ♡ふ、あ…っ！♡ん…っ
ん、う…っ、いく…っイク…♡い…っ♡」

唇で乳首を挟まれて、ちゅっと吸われた。

ねっとり乳輪からねぶられ、
舌先でちろちろ舐められる。

時々優しく歯を立てられると
背中にぞくぞくした快楽が全身を駆け巡る。

「モカくん…っ、も、か…くん、いく…♡
ん、あ…っ♡いっちゃう…♡…ひっ…、」

背中も腰も浮いて快感をねだってしまう。

堪える爪先で弱々しく床を引っ掻く。

「ん、ちゅく…っ、ふ、…どうぞ♡」

「あっあっ♡あ、い、イクイク…っ！♡
んっん、ん…っあ！あ、ああーーっ！♡」

乳首もおちんぽもしぬほど
きもちよくされて…、おかしくなる…っ♡

「ひくっ…ひ！♡あ、あん、んぅ…っ♡」

勢いよく射精しながら、亀頭をぐりぐり
いじめられてびくびく悦びに震える。

「…、さて？海さん…。
そろそろ上手に言えますか？♡」

「はふ、は…う、ん…♡く…、」

絶頂の余韻にくらくらする…。

このあとのとんでもない快感を想像して
涙を頬に伝わせ、じんじんと後孔が疼く。

すがるように見上げると、
モカくんのおちんぽも限界まで勃起して…
暴れたそうに張り詰めている…。

「ん、ん…っ♡、ん、く…」

膝を庇いつつ、ゆっくりと自分で
太ももを支えて彼にカラダを開く。

「ふ…、はふ…、…ふう…。」

今度こそ、ちゃんと言えるように…
心を落ち着けて、深呼吸をした。

セクシーな雄の顔をしてるのに、
期待に目を輝かせながらも
ちゃんと待ってくれる
モカくんをそろりと見上げた。

「……いっぱい、抱いて？♡モカくん…♡」

乾いた唇を舐めて濡らして、
彼が欲しがる言葉を紡いだ。

「はい…♡海さん♡」

「あ…っん…♡」

最高の笑顔を返してくれるモカくんは
興奮に蕩けた後孔に灼熱のような
怒張を宛てがった。

膝を労って慎重に、しかし激しく
一晩中疲れを知らずに彼を求めた…。

これが怪我の功名だろうか…？

何度目かの射精にぼんやりした頭で
そんなことを考えたけれど、
すぐに彼に溺れて忘れてしまった。








おしまい！