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近付くアイツら!
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急いで帰宅していると、やっぱりだ『レットーラ』の王族と兵士。
見たくもない第1王女様の顔や王様、憎たらしい第2王子様までいるし。
私は握っていたレオの手を離しかけていた事に気付かなかったが、レオに『ギュッ』っと握られ、気付くと小刻みに震えていた。
「ミオ、声を出すなよ。
親父、ミオが怖がってる。
早く行こうぜ」
「そうだな。
ミオ、大丈夫だからな」
私はレオに横抱きにされて、移動した。
移動している間、ずっとレオの首に抱きついた状態で、皆の所へ無事に着いた。
「ミオっ!」
私は心配してくれていたダンの胸に、跳んで抱きついた。
「ダンっ!
私……あんな風に反抗して、家出なんてしてごめんなさい!!」
ダンは涙を流しながら、私を抱きしめ返してくれた。
アール、バズ、ボブさん、ゼクス、リリーさん、ルシアや皆が私の頭を順番に撫でてくれ。
「ミオは悪くないんだ。
アーサーとミオの生い立ちの事を考えたら、ミオが言ってた事の方が普通なんだ。
すまなかった! 父親失格だな」
「パパは悪くないよ。
私が悪いんだよ。
レオに会えた嬉しさのあまり、気持ちが舞い上がってたの。
結婚までは、清い交際にしようって決めたよ。
でもキスだけは許してね」
ダンは笑顔で頷いてくれた。
そうだ! レットーラの兵士達!
「皆、気をつけて!
レットーラの王族と騎士、兵士が来てるの!!」
「なにっ!
戦える者は武器を!
戦えない者の避難を最優先で動いてくれっ!!」
私はドーム型に包んでいるバリアーを、もっと強固になるように集中し。
『エリアパワフルバリアー!!』
何度も何度も繰り返し、どれくらいの時間がたったのだろうか? と言う程、バリアーに集中し続けていると、虹色を通り越して金色に輝きだした。
眉がハの字になっているルシアが早歩きで近付いて来た。
「ミオ、こっちに来て!
ここに横になって、もう本当に目が離せないんだから。
でも、私達の為に、ありがとう」
ルシアにベンチで横になるように言われちゃった。
私ってば、また頑張りすぎてたみたい。
一応気を付けてはいるんだけどな。
「頑張りすぎだっ!
俺とルシアの結婚式に出れませんでした! なんて事になるんじゃねえぞ。
ミオは俺とルシアの妹みたいな存在なんだからな!」
ペチンッ!
「ギャッ!
もう、デコピン反対! 暴力反対!」
「おっ、久しぶりの悲鳴だな」
笑いながら言われてもな。
ゼクスはルシアに耳を引っ張られて「い、痛え!」私みたいに悲鳴をあげている。
そのやりとりを見ていると、可笑しくて「あははははっっ!!」爆笑しちゃった。
クリスが歩み寄りながら、避難が終わった事を伝えながら私達を見ている。
「皆の避難、終わったぜ!」
エリックはゼクスとルシアを見て『ヤレヤレ』な顔をしながら2人に発言した。
「おいっ、そこのバカップル!
戦いの準備は良いか?」
お互いを見つめ合った後、顔を真っ赤にしていたゼクスとルシア。
なんか……2人が可愛い!!
「皆さん、応援しか出来ないが……無理だけはしないで下さい!」
私は皆に安心してもらえるように笑顔で、腕を組んで自信満々な顔をして言った。
「私達や強い冒険者の皆もいるし、それにここにはSSランクの伝説の人達がいるから大丈夫だよ!」
それを聞いた皆は、安心した顔をしていた。
話している間に、あの連中は近付いている。
きっと明日来る!!
見たくもない第1王女様の顔や王様、憎たらしい第2王子様までいるし。
私は握っていたレオの手を離しかけていた事に気付かなかったが、レオに『ギュッ』っと握られ、気付くと小刻みに震えていた。
「ミオ、声を出すなよ。
親父、ミオが怖がってる。
早く行こうぜ」
「そうだな。
ミオ、大丈夫だからな」
私はレオに横抱きにされて、移動した。
移動している間、ずっとレオの首に抱きついた状態で、皆の所へ無事に着いた。
「ミオっ!」
私は心配してくれていたダンの胸に、跳んで抱きついた。
「ダンっ!
私……あんな風に反抗して、家出なんてしてごめんなさい!!」
ダンは涙を流しながら、私を抱きしめ返してくれた。
アール、バズ、ボブさん、ゼクス、リリーさん、ルシアや皆が私の頭を順番に撫でてくれ。
「ミオは悪くないんだ。
アーサーとミオの生い立ちの事を考えたら、ミオが言ってた事の方が普通なんだ。
すまなかった! 父親失格だな」
「パパは悪くないよ。
私が悪いんだよ。
レオに会えた嬉しさのあまり、気持ちが舞い上がってたの。
結婚までは、清い交際にしようって決めたよ。
でもキスだけは許してね」
ダンは笑顔で頷いてくれた。
そうだ! レットーラの兵士達!
「皆、気をつけて!
レットーラの王族と騎士、兵士が来てるの!!」
「なにっ!
戦える者は武器を!
戦えない者の避難を最優先で動いてくれっ!!」
私はドーム型に包んでいるバリアーを、もっと強固になるように集中し。
『エリアパワフルバリアー!!』
何度も何度も繰り返し、どれくらいの時間がたったのだろうか? と言う程、バリアーに集中し続けていると、虹色を通り越して金色に輝きだした。
眉がハの字になっているルシアが早歩きで近付いて来た。
「ミオ、こっちに来て!
ここに横になって、もう本当に目が離せないんだから。
でも、私達の為に、ありがとう」
ルシアにベンチで横になるように言われちゃった。
私ってば、また頑張りすぎてたみたい。
一応気を付けてはいるんだけどな。
「頑張りすぎだっ!
俺とルシアの結婚式に出れませんでした! なんて事になるんじゃねえぞ。
ミオは俺とルシアの妹みたいな存在なんだからな!」
ペチンッ!
「ギャッ!
もう、デコピン反対! 暴力反対!」
「おっ、久しぶりの悲鳴だな」
笑いながら言われてもな。
ゼクスはルシアに耳を引っ張られて「い、痛え!」私みたいに悲鳴をあげている。
そのやりとりを見ていると、可笑しくて「あははははっっ!!」爆笑しちゃった。
クリスが歩み寄りながら、避難が終わった事を伝えながら私達を見ている。
「皆の避難、終わったぜ!」
エリックはゼクスとルシアを見て『ヤレヤレ』な顔をしながら2人に発言した。
「おいっ、そこのバカップル!
戦いの準備は良いか?」
お互いを見つめ合った後、顔を真っ赤にしていたゼクスとルシア。
なんか……2人が可愛い!!
「皆さん、応援しか出来ないが……無理だけはしないで下さい!」
私は皆に安心してもらえるように笑顔で、腕を組んで自信満々な顔をして言った。
「私達や強い冒険者の皆もいるし、それにここにはSSランクの伝説の人達がいるから大丈夫だよ!」
それを聞いた皆は、安心した顔をしていた。
話している間に、あの連中は近付いている。
きっと明日来る!!
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