転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

誘拐 ユーリside2

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    俺のツテを使いトムさんからも情報を共有して

やっとの思いでアルの居場所をつきとめた

客としてオークション会場にはいり俺はその場で客共々捕まえることにしようと決めた


アル......今どうしてる?

もっと伝えればよかったのだろうか

君が笑うと俺も嬉しい

君が泣けば俺は悲しい

この2週間必死で探した

生きた心地がしなかった

君がいない部屋はなんだか静かで寒い

1人で飲むコーヒーもお茶もなにもかもが味気ない

(ユーリ......これ飲むでしょ!)

柔らかな笑顔が俺に向けられる

「アル......」

必ず助け出すから

俺の手で......

「ユーリいる?」

トムさんが焦って尋ねてきた

「アタシは単なる補助みたいなもんだから口出しはしないから好きにやりなさい。それとこれを渡すわね」

「それは......」

「発作の時期が近づいてるってアイツから速達で届いたから念の為にね。常にアルちゃんには持ってるようには言ったんだけど......」

1つの小瓶をトムさんから渡された

「トムさんありがとう」

「明日はアタシに任せないな!」

心強い味方もいる


待っててアル

俺の大切な人

君を救えたら俺は伝えよう

君への気持ちを......





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