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第五章 槁木死灰~こうぼくしかい~
第四十一話
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「この状況でオレらに頼み事とかする時点で、どーせ罠なんだろうなってのは想定してた。
まさかほんとに陸が生きてるとは思わなかったけどよ。
少しは信用してたんだけどな、颯希さん。」
陽にとって、誰が敵であるかはもはや明白だった。金の行で顕現させた刃の切っ先を、颯希に向ける。
「信用してたってのは、こちらのセリフ。
……陽、あなたがこんなに愚かだったなんて思わなかったわ。」
対して颯希がジャケットの懐から銃を出す。
颯希の呪力は土と金。土の行で作った人形、いわばゴーレムの物量と力技に、遠距離攻撃で銀の弾丸を飛ばしてくる。陽の中に僅かに残った迷いが消える。
彼女と仕事に行ったこともあるし、教わったことも沢山ある。
「土の行 士卒。」
そびえ立ちはだかる土人形。それらのおそらく顔に当たるであろう部位はのっぺりしていて、手も足も複雑な形では無い。表情があるわけではないのに、感じる威圧感。
対する陽は、金の行に和泉の炎を纏う。通常、相克関係にある行は重ねられないが、和泉の力は別らしい。そのままでは消耗が激しい火を、どうにか制御しようと、火の勢いを食い止めるつもりで使った金の行。結果、その刃に付加する形で力になった。早い話が強化版の金の行である。
向き合う敵意の中、先に均衡を破ったのは陸だった。
「木の行 荊棘!」
植物が、茨を纏う。1本1本に鋭利な刃がついたようなそれはまさに薔薇の茨のようだった。その強固さと鋭さは、当然人の身体などものともしない。悪意の植物たちが首をもたげる蛇のようにゆらめく。
しかし、陽を狙うはずだった植物が、ぐるりと向きを変えて颯希に襲い掛かる。陽の前に立ちはだかっていた泥人形たちをなぎ倒し、それはそのまま颯希に攻撃する。あまりに急な方向転換と、泥人形たちのせいで見通しが悪く、颯希も陽も明らかに反応は遅れた。
急所は外すものの、颯希の身体からは鮮血が吹き出す。とっさに庇った左腕を中心に、彼女の左半身が血に染まる。さっき校舎に投げつけられた悠河同様、今すぐの致命傷ではない。が、戦える体でないのは明白だった。
「……っ!?」
「悪いけど、僕は陰陽連に戻る気はないんだよね。ありがとね、役者を揃えてくれて。
たださぁ仮にも今の陰陽博士が、油断してちゃダメでしょ。」
目の前で突如起きた仲間割れに、陽が息を呑む。この瞬間から、三つ巴になったことを自覚する。しかし、現状不確定要素でしかない陸の存在が一番脅威である。
「陽は、もう知ってるんでしょ?やばいよね。こんなこと何百年も続けてるの。人間のほうがよっぽど化け物みたい。」
何の話をしているのか、皆まで言わずともわかってしまう。陸は、間違いなく斎王の話を知っている。
「悠河。
……急いでここを離れろ、でもってなるべく遠くへ逃げろ。その様子じゃ、お前はまだなんも聞かされてねえんだろ。」
「勝手に俺の行動を決めるな。……和泉に借りを作ったままで逃げられるか。」
「その借りを貸した本人はどこにいるんだよ。」
「はあ?お前見てなかったのか。
お前が窓ガラス蹴破ったときに、隙をついて逃げてたぞ。それも含めて何かの作戦じゃねえのかよ。」
悠河のその発言を聞いて、陽は少し安堵する。無事なうえに、その様子なら和泉は、陽が来たことを確信して脱出している。
きっと足手まといになることを自覚した上での行動なのだろう。
「……悠河。退路作れるか。颯希さんはオレが抱えていく。」
「助けるのか、お前さっきまで完全に蒔原さんのことも、やる気だったろ。」
「まだ死んでねえなら話くらい聴けるだろ。使えるもんは使うんだよ、早くしろ。」
あの銃口を向けられた時、心臓の奥がヒリついた。あれは演技ではなかったし、本気でやるつもりだっただろう。だから逆に非情になろうとした。漁夫の利だったとしても、今とどめを刺すことだって出来る。
しかし、それをしない判断をした。情報を持っているのは間違いないのだから、使えるだけ使う。
結局誰が敵で、誰が味方なのか、状況が一番読めてない悠河は、唯一敵意を向けてこない陽に従うことを決める。
「お前には貸しだからな。
水の行 氷霧」
空気が一気にひりつく。そして、小さな氷の粒がまるで霧のように拡散して、あたりの視認性が一気に下がる。植物の動きがやや鈍くなったのを見逃さず、比較的近くに迫っていたものを陽が斬り伏せる。ある程度の距離ができた隙に血だまりに倒れ伏す颯希を陽が担ぎ上げる。
冷え切った氷の霧が晴れるころには、陸の視界に3人の姿はない。それでも、陸は焦る様子もなく、ただ廊下に落ちた冷たい氷の欠片を踏みしめる足音だけが響いた。
*****
陸の眼前、攻撃範囲からどうにか離脱し、向かった先は保健室。とりあえず室内にあった救護セットを手当たり次第にひっつかんだ陽は簡易的に止血をすませ、颯希を問いただす。詰問された颯希は斎王の話は頑なに言わないものの、陸については仕方がないと言わんばかりに話し始めた。
「反魂よ。それで蘇らせた。蘇らせたっていっても、もう、成長することも老いることもない、ハリボテだけどね。」
反魂。誰かの命を使って別の死者を蘇らせる術。案の定というか、想定通りというか、やはり漏刻部、梅宮毘笈の術によるものらしい。
陽は、火を使えるはずのない濡れ女の内部から出てきた札を思い出す。
「ここ最近、妖怪が人間の生気を集めてた。中には、術者の関与が疑わしい妖怪もいた。…全部、陸の仕業か。」
「……。」
沈黙は、肯定だった。それが事実であるなら、陸が原因でかなりの被害が出ていることになる。
虫もまともに殺せないような、穏やかで優しい幼馴染だったはずだ。妖や怪異で苦しめられる人間に一番寄り添っていたのも陸だった。まるで真逆の行動だ。
「陰陽連の不始末を陰陽部が尻拭いね。
それでついに手綱が取れなくなったから、それもどうにかしろってそうゆうことか。つくづく都合のいい連中だな。」
「どこで聞きつけたかは知らないけど、陸が要求してきたのよ。陽が陰陽連を離反したなら話をさせろって。自分なら説得できるって言うから。陸が反魂で生き返ったことはまだあなたたちに知らせるつもりはなかったけど、不測の事態だから、やらせてみたらこのざまってわけ。
今更弁明はしない。ああなってしまえばもう、そこらの妖怪とかわらないわ。」
何を持って失敗とするかはその時によるが、この場合は陰陽連にとって、なのだろう。結局陸もまた、都合のいい駒として扱われた結果だった。人の命を、なんだと思っているのか。
陽は、そんな怒りをぶつけそうになるのをこらえる。今ここで颯希にあたったところで意味はない。
「じゃあ今の陸の目的は?
こんな派手に暴れて何になる。生気っつったって、生徒全員殺してたら、取れねえだろ。」
颯希は首を横に振る。陽を説得すると言っていたが、この様子では当然陰陽連に引き戻す説得ではないのだろう。悠河が思い出したように口を開いた。
「陸は、全部あの女のせいだって言った。
あいつ、和泉って女、何なんだよそもそも。戦えは……するようだけど。」
まただ。また和泉のせい。和泉のため。己の行動の終息を和泉に委ねている。膨らむ別の怒りを押しやって、悠河に知りうる限り斎王の話をする。颯希の反応も気にしながら話したが、その間一切リアクションはなかった。あえて無反応を貫いているのか、何とも思っていないのかは陽にはわからない。当の悠河は黙ったまま聞いていた。
「……お前が、なんでこんな馬鹿なことしてるかは、まあ、納得はできねえけど理解はした。
けど。どうするんだよ。陸はこれを知っててこんなことしてるんだったら、お前とは相いれねえってことなんだろ。」
「和泉を探す。」
「蒔原さんも連れてって平気か?後ろから襲われたら洒落にならねえぞ。」
「まあそれはオレからしたら、悠河にも言えることだけど。
連れてくよ、視界にいれておいたほうがまだマシだ。見えねえとこで変なことされるほうが後々厄介だからな。
悪いけど、武器は全部出せ。」
よもや上司に向かってこんな言葉を発言することになるとは思いもよらなかった。しかし、悠河の言う通り、背後から銃で撃たれたらたまったものではないので、銃も札も預かることにする。
「あら、意外と優しいのね。戦力にならないんだし、てっきり、吐かせるだけ吐かせて用済みかと思ったわ。」
颯希は特に抵抗する様子もなく渡した。ジャケットも裏返し、ポケットまで見せてもう持っていないことを陽と悠河に確かめさせる。
「アンタはまだ死なせねえよ。ただ、悪いけど黙って近くにいてくれ。」
陽と悠河が、颯希を縛で拘束する。とはいえ、陰陽部のトップ、陰陽博士だ。陽と悠河の力がどこまで通用するかは分からない。いざとなれば手を下すしかない、かつての上司も。かつての友も。
「あいつを探す前に、一発陸を殴るけどな。」
陽はとっくに気づいていた。陸が、すぐそばまで迫っていることに。
まさかほんとに陸が生きてるとは思わなかったけどよ。
少しは信用してたんだけどな、颯希さん。」
陽にとって、誰が敵であるかはもはや明白だった。金の行で顕現させた刃の切っ先を、颯希に向ける。
「信用してたってのは、こちらのセリフ。
……陽、あなたがこんなに愚かだったなんて思わなかったわ。」
対して颯希がジャケットの懐から銃を出す。
颯希の呪力は土と金。土の行で作った人形、いわばゴーレムの物量と力技に、遠距離攻撃で銀の弾丸を飛ばしてくる。陽の中に僅かに残った迷いが消える。
彼女と仕事に行ったこともあるし、教わったことも沢山ある。
「土の行 士卒。」
そびえ立ちはだかる土人形。それらのおそらく顔に当たるであろう部位はのっぺりしていて、手も足も複雑な形では無い。表情があるわけではないのに、感じる威圧感。
対する陽は、金の行に和泉の炎を纏う。通常、相克関係にある行は重ねられないが、和泉の力は別らしい。そのままでは消耗が激しい火を、どうにか制御しようと、火の勢いを食い止めるつもりで使った金の行。結果、その刃に付加する形で力になった。早い話が強化版の金の行である。
向き合う敵意の中、先に均衡を破ったのは陸だった。
「木の行 荊棘!」
植物が、茨を纏う。1本1本に鋭利な刃がついたようなそれはまさに薔薇の茨のようだった。その強固さと鋭さは、当然人の身体などものともしない。悪意の植物たちが首をもたげる蛇のようにゆらめく。
しかし、陽を狙うはずだった植物が、ぐるりと向きを変えて颯希に襲い掛かる。陽の前に立ちはだかっていた泥人形たちをなぎ倒し、それはそのまま颯希に攻撃する。あまりに急な方向転換と、泥人形たちのせいで見通しが悪く、颯希も陽も明らかに反応は遅れた。
急所は外すものの、颯希の身体からは鮮血が吹き出す。とっさに庇った左腕を中心に、彼女の左半身が血に染まる。さっき校舎に投げつけられた悠河同様、今すぐの致命傷ではない。が、戦える体でないのは明白だった。
「……っ!?」
「悪いけど、僕は陰陽連に戻る気はないんだよね。ありがとね、役者を揃えてくれて。
たださぁ仮にも今の陰陽博士が、油断してちゃダメでしょ。」
目の前で突如起きた仲間割れに、陽が息を呑む。この瞬間から、三つ巴になったことを自覚する。しかし、現状不確定要素でしかない陸の存在が一番脅威である。
「陽は、もう知ってるんでしょ?やばいよね。こんなこと何百年も続けてるの。人間のほうがよっぽど化け物みたい。」
何の話をしているのか、皆まで言わずともわかってしまう。陸は、間違いなく斎王の話を知っている。
「悠河。
……急いでここを離れろ、でもってなるべく遠くへ逃げろ。その様子じゃ、お前はまだなんも聞かされてねえんだろ。」
「勝手に俺の行動を決めるな。……和泉に借りを作ったままで逃げられるか。」
「その借りを貸した本人はどこにいるんだよ。」
「はあ?お前見てなかったのか。
お前が窓ガラス蹴破ったときに、隙をついて逃げてたぞ。それも含めて何かの作戦じゃねえのかよ。」
悠河のその発言を聞いて、陽は少し安堵する。無事なうえに、その様子なら和泉は、陽が来たことを確信して脱出している。
きっと足手まといになることを自覚した上での行動なのだろう。
「……悠河。退路作れるか。颯希さんはオレが抱えていく。」
「助けるのか、お前さっきまで完全に蒔原さんのことも、やる気だったろ。」
「まだ死んでねえなら話くらい聴けるだろ。使えるもんは使うんだよ、早くしろ。」
あの銃口を向けられた時、心臓の奥がヒリついた。あれは演技ではなかったし、本気でやるつもりだっただろう。だから逆に非情になろうとした。漁夫の利だったとしても、今とどめを刺すことだって出来る。
しかし、それをしない判断をした。情報を持っているのは間違いないのだから、使えるだけ使う。
結局誰が敵で、誰が味方なのか、状況が一番読めてない悠河は、唯一敵意を向けてこない陽に従うことを決める。
「お前には貸しだからな。
水の行 氷霧」
空気が一気にひりつく。そして、小さな氷の粒がまるで霧のように拡散して、あたりの視認性が一気に下がる。植物の動きがやや鈍くなったのを見逃さず、比較的近くに迫っていたものを陽が斬り伏せる。ある程度の距離ができた隙に血だまりに倒れ伏す颯希を陽が担ぎ上げる。
冷え切った氷の霧が晴れるころには、陸の視界に3人の姿はない。それでも、陸は焦る様子もなく、ただ廊下に落ちた冷たい氷の欠片を踏みしめる足音だけが響いた。
*****
陸の眼前、攻撃範囲からどうにか離脱し、向かった先は保健室。とりあえず室内にあった救護セットを手当たり次第にひっつかんだ陽は簡易的に止血をすませ、颯希を問いただす。詰問された颯希は斎王の話は頑なに言わないものの、陸については仕方がないと言わんばかりに話し始めた。
「反魂よ。それで蘇らせた。蘇らせたっていっても、もう、成長することも老いることもない、ハリボテだけどね。」
反魂。誰かの命を使って別の死者を蘇らせる術。案の定というか、想定通りというか、やはり漏刻部、梅宮毘笈の術によるものらしい。
陽は、火を使えるはずのない濡れ女の内部から出てきた札を思い出す。
「ここ最近、妖怪が人間の生気を集めてた。中には、術者の関与が疑わしい妖怪もいた。…全部、陸の仕業か。」
「……。」
沈黙は、肯定だった。それが事実であるなら、陸が原因でかなりの被害が出ていることになる。
虫もまともに殺せないような、穏やかで優しい幼馴染だったはずだ。妖や怪異で苦しめられる人間に一番寄り添っていたのも陸だった。まるで真逆の行動だ。
「陰陽連の不始末を陰陽部が尻拭いね。
それでついに手綱が取れなくなったから、それもどうにかしろってそうゆうことか。つくづく都合のいい連中だな。」
「どこで聞きつけたかは知らないけど、陸が要求してきたのよ。陽が陰陽連を離反したなら話をさせろって。自分なら説得できるって言うから。陸が反魂で生き返ったことはまだあなたたちに知らせるつもりはなかったけど、不測の事態だから、やらせてみたらこのざまってわけ。
今更弁明はしない。ああなってしまえばもう、そこらの妖怪とかわらないわ。」
何を持って失敗とするかはその時によるが、この場合は陰陽連にとって、なのだろう。結局陸もまた、都合のいい駒として扱われた結果だった。人の命を、なんだと思っているのか。
陽は、そんな怒りをぶつけそうになるのをこらえる。今ここで颯希にあたったところで意味はない。
「じゃあ今の陸の目的は?
こんな派手に暴れて何になる。生気っつったって、生徒全員殺してたら、取れねえだろ。」
颯希は首を横に振る。陽を説得すると言っていたが、この様子では当然陰陽連に引き戻す説得ではないのだろう。悠河が思い出したように口を開いた。
「陸は、全部あの女のせいだって言った。
あいつ、和泉って女、何なんだよそもそも。戦えは……するようだけど。」
まただ。また和泉のせい。和泉のため。己の行動の終息を和泉に委ねている。膨らむ別の怒りを押しやって、悠河に知りうる限り斎王の話をする。颯希の反応も気にしながら話したが、その間一切リアクションはなかった。あえて無反応を貫いているのか、何とも思っていないのかは陽にはわからない。当の悠河は黙ったまま聞いていた。
「……お前が、なんでこんな馬鹿なことしてるかは、まあ、納得はできねえけど理解はした。
けど。どうするんだよ。陸はこれを知っててこんなことしてるんだったら、お前とは相いれねえってことなんだろ。」
「和泉を探す。」
「蒔原さんも連れてって平気か?後ろから襲われたら洒落にならねえぞ。」
「まあそれはオレからしたら、悠河にも言えることだけど。
連れてくよ、視界にいれておいたほうがまだマシだ。見えねえとこで変なことされるほうが後々厄介だからな。
悪いけど、武器は全部出せ。」
よもや上司に向かってこんな言葉を発言することになるとは思いもよらなかった。しかし、悠河の言う通り、背後から銃で撃たれたらたまったものではないので、銃も札も預かることにする。
「あら、意外と優しいのね。戦力にならないんだし、てっきり、吐かせるだけ吐かせて用済みかと思ったわ。」
颯希は特に抵抗する様子もなく渡した。ジャケットも裏返し、ポケットまで見せてもう持っていないことを陽と悠河に確かめさせる。
「アンタはまだ死なせねえよ。ただ、悪いけど黙って近くにいてくれ。」
陽と悠河が、颯希を縛で拘束する。とはいえ、陰陽部のトップ、陰陽博士だ。陽と悠河の力がどこまで通用するかは分からない。いざとなれば手を下すしかない、かつての上司も。かつての友も。
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