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18.ドワーフの国に行ってみました。
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あっという間にドワーフの国までついた。
大きな城壁が見えると、セイは一度足を止め、人の姿へと変わった。
今日も女性と見間違うほどにきれいな姿のセイは、意気揚々と行くわよん、というと、城門の前に並んでいる列を無視して、門兵のところまで向かった。
【ねぇ、少し急いでるの。通してくれないかしら?】
ふふっと笑みをこぼしながら、セイはノアと同じように冒険者カードを取り出し門兵に見せた。
さすがに順番ぬかすのはよくないよ、と言おうとしたら、門兵はセイの見せた冒険者カードを二度見し、さらに隣にいた同じく門兵の肩をバシバシと叩き、二人そろってカードを確認し始めた。
【あとね、この子、私の連れなの。一緒に通ってもいいわよね】
にっこりと笑顔で言うセイ。
「「どうぞ、お通りくださいっ!!」」
すんなり通してくれました。
あれ・・・・・・?まえ、人間のいるところではお金払ってたんだけど(ノアが)
ていうか、ちょっと、セイ、そのカード、色がノアに見せてもらったものと違うんですけど!?縁取りもなければ、色も違うって、それってもしかして・・・・・・。
【あぁ、プラチナよ】
遠巻きにセイと物珍しいエルフの自分を見ながらひそひそと話している住民をまるっと無視し、さらっとセイは言ってくれた。
【ノアはめんどくさいっていうけど、結構使い勝手いいのよねぇ。どこの国に入るにも入国審査とかめんどくさいのすっ飛ばせるし。プラチナの同伴者っていうだけで、無条件で連れて入れるし。なにより、エルフのモモを連れていても、変なのが寄ってこないでしょ?】
パチンとウィンクをしながら言うセイ。
確かに、声をかけられるってことはないけど・・・・・・すっごく、珍獣みたいな扱いはされてると思うんです。
まぁ、用事が終わったらさっさと帰るからいいけどさ・・・・・・。
ひとまず冒険者ギルドまでいって、カードを製作。
もちろんここでも同伴者のセイのおかげで、さくっとカードが作れた。
あっさりと手にすることのできたカードをアイテムボックスへと放り込むと、セイに連れられて服屋へ直行した。
【旅をする必要がないんだから、かわいい服を買うべきよ!】
と、力説するセイの後をしをするように、店員のドワーフもこれなんていかがですかぁ、と次々とすすめてくる。
すすめられた服を、かたっぱしからセイが仕分けしていって、なおかつ、あれとこれと、と追加でお願いし始める。
ついでに下着もいるわね、といえば、奥の部屋へどうぞー、と連れていかれて、さらりと服を脱がされ、採寸、既製品の下着を持ってきてつけさせられ、サイズがオッケーだとセイに伝えれば、同じサイズで、と大量に購入。
服を脱がされたついでに、と購入したばかりのひざ丈のワンピースに着替えさせられました。
ブーツも旅用ではなく、普段使い用のちょっとおしゃれなものに変更。
畑仕事とかするから、せめてエプロンとドロワーズはほしいというと、これまたかわいらしいエプロンとドロワーズが出てきて、さっそくお着換えさせられた。
髪飾りも必要ね、というと、つぎつぎと店員さんが奥の部屋から持ってくる。
一週間毎日着替えても十分すぎるぐらいのものを購入し、セイに言われて自分のアイテムボックスへと放り込む。
お金、と言いかければ、かわいい子がおしゃれをするのは義務よっ!とこれまた力説された。
服を買い終えることには、とっくに昼食の時間を過ぎていたので、セイとともに市場へと向かう。
おしゃれなカフェもあったけど、それはスルーして、市場を見て回る。
食材アイテムを売っている店もあれば、出来合いのものを売っているお店もあったり、その両方を売っているお店もあった。
あれやこれやと目移りしながらも、昼食を済ませ、同時に、食材アイテムの仕入れもする。
「いろんな種類があるのね」
見たこともない食材アイテムを見ながら言うと、セイは、そうねぇーと、つぶやくように言い、
【ここはドワーフの国の中でも最大規模の市があるから、たいていのものはここで手に入るわねぇ。とはいっても、魔族領にしかないものもあるし、竜族の里でしか手に入らないものとかもあるからねぇ】
「そうなんだぁ・・・・・・行ってみたいなぁ」
【んー、竜族の里には連れて行って上げれるけど、魔族領はもう少しモモのレベルが上がってからのほうがいいわね。さすがに、あたしでも、今のモモを連れて守ってあげられる自信がないわぁ】
「そんなに魔族領って物騒なところなの?」
セイでも無理なぐらいすごいのか、という風に聞けば、そうじゃないわよ、と笑った。
【魔族領の魔物なんて、大したことないわよ。大変なのは魔族のほうよ。言ったでしょ、血眼になってさがしてるって】
「あぁ、そっちのほうか・・・・・・」
【それで、後必要なものは?】
「ん・・・・・・本当は小麦とかもほしかったんだけどなぁ」
【小麦って?】
「パンを作る材料のことだよ。セイがとってきてくれる植物の中にもなかったから。本当はお米がほしいところなんだけど、あれは特殊だからなぁ・・・・・・」
ここまで来たら手に入ると思ったんだけどなぁ、と残念そうに言うと、セイはわずかに悩んでから、
【パンの材料がほしかったのなら言ってくれればよかったのに】
「へ?」
【“お家”の近くに、たくさん生えてるわよ】
「うそっ!?」
【あぁ、そっか。向こうに行ってから、あなた、一歩も家の敷地から出ていなかったんだっけ。明日にでもノワールと一緒に周りを散策してみるといいわよ。ありふれすぎて、持って帰っていない植物、たくさんあるから】
「ノアと一緒なの?」
【今日一日あたしと一緒にいたんだから、明日はノワールと一緒にいてあげなさい。じゃないと、あいつ、拗ねるわよ】
「――――――――――わかったよ」
【じゃ、そういうことで、もう、必要なものはないわね?】
「うん」
【それじゃぁ急いで帰りましょ。ノワールが首を長くして待っているわ】
「あ、っと。セイ、帰る前にさぁ、カフェによってお土産買って帰ろ?さっきね、甘いものが売ってあるの見えたの」
【ふふ、了解っ。きっと、アイツもよろこぶわよ】
くしゃりと頭を撫でてくれたセイに、くすぐったそうに笑う。
カフェでお土産にケーキを買って、私とセイは来た時と同じように城壁にある門をくぐり、門兵に泣きながら呼び止められているセイを横目に、森へと入り精霊界を通って我が家へと帰ったのだった。
大きな城壁が見えると、セイは一度足を止め、人の姿へと変わった。
今日も女性と見間違うほどにきれいな姿のセイは、意気揚々と行くわよん、というと、城門の前に並んでいる列を無視して、門兵のところまで向かった。
【ねぇ、少し急いでるの。通してくれないかしら?】
ふふっと笑みをこぼしながら、セイはノアと同じように冒険者カードを取り出し門兵に見せた。
さすがに順番ぬかすのはよくないよ、と言おうとしたら、門兵はセイの見せた冒険者カードを二度見し、さらに隣にいた同じく門兵の肩をバシバシと叩き、二人そろってカードを確認し始めた。
【あとね、この子、私の連れなの。一緒に通ってもいいわよね】
にっこりと笑顔で言うセイ。
「「どうぞ、お通りくださいっ!!」」
すんなり通してくれました。
あれ・・・・・・?まえ、人間のいるところではお金払ってたんだけど(ノアが)
ていうか、ちょっと、セイ、そのカード、色がノアに見せてもらったものと違うんですけど!?縁取りもなければ、色も違うって、それってもしかして・・・・・・。
【あぁ、プラチナよ】
遠巻きにセイと物珍しいエルフの自分を見ながらひそひそと話している住民をまるっと無視し、さらっとセイは言ってくれた。
【ノアはめんどくさいっていうけど、結構使い勝手いいのよねぇ。どこの国に入るにも入国審査とかめんどくさいのすっ飛ばせるし。プラチナの同伴者っていうだけで、無条件で連れて入れるし。なにより、エルフのモモを連れていても、変なのが寄ってこないでしょ?】
パチンとウィンクをしながら言うセイ。
確かに、声をかけられるってことはないけど・・・・・・すっごく、珍獣みたいな扱いはされてると思うんです。
まぁ、用事が終わったらさっさと帰るからいいけどさ・・・・・・。
ひとまず冒険者ギルドまでいって、カードを製作。
もちろんここでも同伴者のセイのおかげで、さくっとカードが作れた。
あっさりと手にすることのできたカードをアイテムボックスへと放り込むと、セイに連れられて服屋へ直行した。
【旅をする必要がないんだから、かわいい服を買うべきよ!】
と、力説するセイの後をしをするように、店員のドワーフもこれなんていかがですかぁ、と次々とすすめてくる。
すすめられた服を、かたっぱしからセイが仕分けしていって、なおかつ、あれとこれと、と追加でお願いし始める。
ついでに下着もいるわね、といえば、奥の部屋へどうぞー、と連れていかれて、さらりと服を脱がされ、採寸、既製品の下着を持ってきてつけさせられ、サイズがオッケーだとセイに伝えれば、同じサイズで、と大量に購入。
服を脱がされたついでに、と購入したばかりのひざ丈のワンピースに着替えさせられました。
ブーツも旅用ではなく、普段使い用のちょっとおしゃれなものに変更。
畑仕事とかするから、せめてエプロンとドロワーズはほしいというと、これまたかわいらしいエプロンとドロワーズが出てきて、さっそくお着換えさせられた。
髪飾りも必要ね、というと、つぎつぎと店員さんが奥の部屋から持ってくる。
一週間毎日着替えても十分すぎるぐらいのものを購入し、セイに言われて自分のアイテムボックスへと放り込む。
お金、と言いかければ、かわいい子がおしゃれをするのは義務よっ!とこれまた力説された。
服を買い終えることには、とっくに昼食の時間を過ぎていたので、セイとともに市場へと向かう。
おしゃれなカフェもあったけど、それはスルーして、市場を見て回る。
食材アイテムを売っている店もあれば、出来合いのものを売っているお店もあったり、その両方を売っているお店もあった。
あれやこれやと目移りしながらも、昼食を済ませ、同時に、食材アイテムの仕入れもする。
「いろんな種類があるのね」
見たこともない食材アイテムを見ながら言うと、セイは、そうねぇーと、つぶやくように言い、
【ここはドワーフの国の中でも最大規模の市があるから、たいていのものはここで手に入るわねぇ。とはいっても、魔族領にしかないものもあるし、竜族の里でしか手に入らないものとかもあるからねぇ】
「そうなんだぁ・・・・・・行ってみたいなぁ」
【んー、竜族の里には連れて行って上げれるけど、魔族領はもう少しモモのレベルが上がってからのほうがいいわね。さすがに、あたしでも、今のモモを連れて守ってあげられる自信がないわぁ】
「そんなに魔族領って物騒なところなの?」
セイでも無理なぐらいすごいのか、という風に聞けば、そうじゃないわよ、と笑った。
【魔族領の魔物なんて、大したことないわよ。大変なのは魔族のほうよ。言ったでしょ、血眼になってさがしてるって】
「あぁ、そっちのほうか・・・・・・」
【それで、後必要なものは?】
「ん・・・・・・本当は小麦とかもほしかったんだけどなぁ」
【小麦って?】
「パンを作る材料のことだよ。セイがとってきてくれる植物の中にもなかったから。本当はお米がほしいところなんだけど、あれは特殊だからなぁ・・・・・・」
ここまで来たら手に入ると思ったんだけどなぁ、と残念そうに言うと、セイはわずかに悩んでから、
【パンの材料がほしかったのなら言ってくれればよかったのに】
「へ?」
【“お家”の近くに、たくさん生えてるわよ】
「うそっ!?」
【あぁ、そっか。向こうに行ってから、あなた、一歩も家の敷地から出ていなかったんだっけ。明日にでもノワールと一緒に周りを散策してみるといいわよ。ありふれすぎて、持って帰っていない植物、たくさんあるから】
「ノアと一緒なの?」
【今日一日あたしと一緒にいたんだから、明日はノワールと一緒にいてあげなさい。じゃないと、あいつ、拗ねるわよ】
「――――――――――わかったよ」
【じゃ、そういうことで、もう、必要なものはないわね?】
「うん」
【それじゃぁ急いで帰りましょ。ノワールが首を長くして待っているわ】
「あ、っと。セイ、帰る前にさぁ、カフェによってお土産買って帰ろ?さっきね、甘いものが売ってあるの見えたの」
【ふふ、了解っ。きっと、アイツもよろこぶわよ】
くしゃりと頭を撫でてくれたセイに、くすぐったそうに笑う。
カフェでお土産にケーキを買って、私とセイは来た時と同じように城壁にある門をくぐり、門兵に泣きながら呼び止められているセイを横目に、森へと入り精霊界を通って我が家へと帰ったのだった。
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