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第4章、襲い来る強者達。
第6話、異世界ならダンジョンでしょう!
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久しぶりにコレットさんの宿屋に向かった。
残念ながらレツガは入れず、裏にある厩舎に入る事になった。
その分、コレットさんのブラッシングをたっぷりと味わう事になっていたので本人も満足げだった。
残りの俺達はコレットさんの手料理を腹一杯食べた後におしゃべりタイム。
ほんわか空間でほんわかしながら色々とポヨンポヨンしてるのを眺めリフレッシュしました。
ありがとうございます。合掌。
ただ、すこぶるリリムさんがご機嫌ナナメでした。
理由は分からんが何でだろう?
ゼンゼンワカリマセン。
まぁ確かに男性陣だけが喜んでいる気がし無いでも無きしにもあらず?
リリムさんの破裂しそうな位に膨れた頬を見て、自分で何を言ってるのか分からなくなってるが。
これ以上、機嫌が悪くなる前におしゃべりタイムを終了しそれぞれ部屋に戻り就寝タイム。
ちなみに男3、女1の2部屋だ。
次の日、宿を出た俺達は戦力アップの為にも、先ずは武器と防具を揃えようとそれぞれの店に行ったけど残念ながら俺達が装備している以上の物は置いていなかった。
どうしようと悩んでいた時、ギルドに行って何か良い案が無いかと聞いてみよう。と言う事になりギルドに向かった。
冒険者の先輩方がいっぱいいるからねぇ~。
何か良い情報が入るかもと思ったのだ。
だけど結果として先輩方は、俺達以上の装備を持っておらず思ってた以上の情報は無かった。
あるにはあったけど、他の大きい町に行ったらあるかも程度の情報だった。
わざわざ他の町にいって良い装備品が無かったら本末転倒だし、それに今は魔王軍の事もあるし、出来ればこの町から離れたくないと言う事もあり却下した。
結局、最後の手段とレフィーさんに何か無いか聞きに行く事にした。
「レフィーさん、おはよう!ちょっと相談があるんだけどさ、俺達の戦力アップの為にも今よりも良い装備を揃えたいんだけど、この町には今以上のヤツが無くてさ……何か良い情報ないかな?」
「そうですか……この町は大森林の近くにあるので、他の町よりは装備品のランクは高い方なんですが、マサムネ様方の持っている装備は上位の方になりますし、それ以上となると王都の方に行かないとおそらく無いと思います」
「王都?」
また知らない情報が出てきたな。
王都か……近いなら良いけど。
「ちなみに王都までは何日くらいかかるの?」
「王都までは馬車で2週間ですね」
遠いな、これは無しだな。
「それ以外で無いですか?」
「それ以外だと…………あ、ダンジョンがありました!」
「ダンジョン?」
「はい、ダンジョンです!マサムネ様達が行っておられた深淵の闇も大きく分ければフィールドダンジョンと分類されるんですが、その場合、素材や魔石などのドロップ品がメインになります。
ですが洞窟や塔等のダンジョンはモンスターのドロップや宝箱で回復薬系のアイテム、それにレア度の高い装備品を手に入れる事が可能性があります」
人差し指をピッと立て普段メガネをしてないのにどこからか出したメガネを掛け直す仕草をしながら話すレフィーさん可愛いですねぇ。
「成る程、運が良ければ行けばレア度の高い装備を手に出来るかもって事か、何にしても行く選択しか無いよな?」
皆に聞くと了承を得たので、話を進める。
「それでレフィーさん、この近くのダンジョンはどこにあるんですか?」
「えっと…町から徒歩で二日、馬車だと一日程の所にガイアの洞窟と言う所があります。
そのダンジョンは鉱石等が多く採れますし、鉱石は装備品や日用品に使われていますね。
そして、そこに生息しているモンスターはゴーレムやエレメンタル系のモンスターが多く、難易度が高めの地下に潜る洞窟ダンジョンになってます。
レア度の高い装備やアイテム等を手に入れる可能性が高く行かれる人も多いのですが、先程言った通り難易度が高いので倒れる人数も多いのです。
ですが、皆様の実力なら問題無いと思われますけど、それでも行かれるのであれば十分に気を付けて下さいませ」
「分かりました。これからガイアの洞窟に行こうと思います、レフィーさん、色々教えてもらってありがとうございました」
「いえ、これも仕事なのでお気になさらず。それと鉱石や魔石は高く買い取らさせて貰いますので、お帰りになられましたら、こちらにお持ちくださいね」
レフィーさんに別れを告げギルドを後にした俺達は馬車を作る工房に、昨日頼んでいた物を取りに向かっていた。
「すいませーん。昨日頼んでいた物を取りに来たんですけどー」
その声に工房の奥から「今行く」の返事が聞こえ、声の主が出てくる。
身長は2メートルくらいの巨漢で筋肉の鎧を着た様な見た目。
頭はスキンヘッドで、ギルドマスターに何となく似たオッサンが鋭い目付きで登場した。
「お前らか、頼まれてたものは出来てる。裏の作業場に来い」
言われるまま裏の作業場に向かう。
そこには馬車の連結部分を改造して、レツガ用にカスタマイズされた馬車改め【熊車】が出来上がっていた。
昨日、買い物の際に、たまたま工房を目にして寄った時に馬車を作る工房だと知って馬車を買おうと考えていたんだけど何となく外で待つレツガを見た時にコレだ!閃いてレツガに合わせて熊車を作って貰うことにした。
レツガと馬車を繋げる部分を改造しただけなので、次の日に今日の完成となったのだ。
俺って天才。(自画自賛)
しかも馬車内には空間拡張のエンチャントが掛けられ6畳程の見た目だけど中に入ると何と!20畳程の広さになっていてキッチンと清浄機能付きのトイレが完備されている。
水は【水魔法】の魔力が籠められた魔石が蛇口に付いていて、その魔石に魔力を籠めると水が出てくる。
排水や汚水は浄化機能が付いた魔道具で浄化されているので環境を汚染する事も無い。
環境に優しい。
この世界は不便な様で以外に便利だ。
いや、前の世界よりも進んでいるかもしれない。
魔法は偉大だな。
来て良かったぜ異世界!ビバ異世界!
おっと思わずテンションが上がりすぎた。
熊車の値段は金貨350枚、かなりの値段になったが納得だ。
その後、家具屋に行き4人掛けのソファーを2つ、それに合うサイズの長テーブルを買った。
それから食器棚を買って、それを車内にセットして出発する事にした。
ちなみに車輪に衝撃吸収のエンチャント、車体自体には重量軽減のエンチャントが掛けられているのでレツガにも俺達の身体(*主にケツ)に優しい仕様だ。
こうして全ての準備が整い、初めてのダンジョンに向け馬車もとい熊車を走らせ期待を胸に町を後にした。
まだ見ぬダンジョン、そして最強の武器や防具達。
俺とコウの期待度はマックスだぜ!
二人で「フフフフフ」と笑ってたら、リリムに「気持ち悪いです」と言われ凹んだのは仕方ないと思う。
残念ながらレツガは入れず、裏にある厩舎に入る事になった。
その分、コレットさんのブラッシングをたっぷりと味わう事になっていたので本人も満足げだった。
残りの俺達はコレットさんの手料理を腹一杯食べた後におしゃべりタイム。
ほんわか空間でほんわかしながら色々とポヨンポヨンしてるのを眺めリフレッシュしました。
ありがとうございます。合掌。
ただ、すこぶるリリムさんがご機嫌ナナメでした。
理由は分からんが何でだろう?
ゼンゼンワカリマセン。
まぁ確かに男性陣だけが喜んでいる気がし無いでも無きしにもあらず?
リリムさんの破裂しそうな位に膨れた頬を見て、自分で何を言ってるのか分からなくなってるが。
これ以上、機嫌が悪くなる前におしゃべりタイムを終了しそれぞれ部屋に戻り就寝タイム。
ちなみに男3、女1の2部屋だ。
次の日、宿を出た俺達は戦力アップの為にも、先ずは武器と防具を揃えようとそれぞれの店に行ったけど残念ながら俺達が装備している以上の物は置いていなかった。
どうしようと悩んでいた時、ギルドに行って何か良い案が無いかと聞いてみよう。と言う事になりギルドに向かった。
冒険者の先輩方がいっぱいいるからねぇ~。
何か良い情報が入るかもと思ったのだ。
だけど結果として先輩方は、俺達以上の装備を持っておらず思ってた以上の情報は無かった。
あるにはあったけど、他の大きい町に行ったらあるかも程度の情報だった。
わざわざ他の町にいって良い装備品が無かったら本末転倒だし、それに今は魔王軍の事もあるし、出来ればこの町から離れたくないと言う事もあり却下した。
結局、最後の手段とレフィーさんに何か無いか聞きに行く事にした。
「レフィーさん、おはよう!ちょっと相談があるんだけどさ、俺達の戦力アップの為にも今よりも良い装備を揃えたいんだけど、この町には今以上のヤツが無くてさ……何か良い情報ないかな?」
「そうですか……この町は大森林の近くにあるので、他の町よりは装備品のランクは高い方なんですが、マサムネ様方の持っている装備は上位の方になりますし、それ以上となると王都の方に行かないとおそらく無いと思います」
「王都?」
また知らない情報が出てきたな。
王都か……近いなら良いけど。
「ちなみに王都までは何日くらいかかるの?」
「王都までは馬車で2週間ですね」
遠いな、これは無しだな。
「それ以外で無いですか?」
「それ以外だと…………あ、ダンジョンがありました!」
「ダンジョン?」
「はい、ダンジョンです!マサムネ様達が行っておられた深淵の闇も大きく分ければフィールドダンジョンと分類されるんですが、その場合、素材や魔石などのドロップ品がメインになります。
ですが洞窟や塔等のダンジョンはモンスターのドロップや宝箱で回復薬系のアイテム、それにレア度の高い装備品を手に入れる事が可能性があります」
人差し指をピッと立て普段メガネをしてないのにどこからか出したメガネを掛け直す仕草をしながら話すレフィーさん可愛いですねぇ。
「成る程、運が良ければ行けばレア度の高い装備を手に出来るかもって事か、何にしても行く選択しか無いよな?」
皆に聞くと了承を得たので、話を進める。
「それでレフィーさん、この近くのダンジョンはどこにあるんですか?」
「えっと…町から徒歩で二日、馬車だと一日程の所にガイアの洞窟と言う所があります。
そのダンジョンは鉱石等が多く採れますし、鉱石は装備品や日用品に使われていますね。
そして、そこに生息しているモンスターはゴーレムやエレメンタル系のモンスターが多く、難易度が高めの地下に潜る洞窟ダンジョンになってます。
レア度の高い装備やアイテム等を手に入れる可能性が高く行かれる人も多いのですが、先程言った通り難易度が高いので倒れる人数も多いのです。
ですが、皆様の実力なら問題無いと思われますけど、それでも行かれるのであれば十分に気を付けて下さいませ」
「分かりました。これからガイアの洞窟に行こうと思います、レフィーさん、色々教えてもらってありがとうございました」
「いえ、これも仕事なのでお気になさらず。それと鉱石や魔石は高く買い取らさせて貰いますので、お帰りになられましたら、こちらにお持ちくださいね」
レフィーさんに別れを告げギルドを後にした俺達は馬車を作る工房に、昨日頼んでいた物を取りに向かっていた。
「すいませーん。昨日頼んでいた物を取りに来たんですけどー」
その声に工房の奥から「今行く」の返事が聞こえ、声の主が出てくる。
身長は2メートルくらいの巨漢で筋肉の鎧を着た様な見た目。
頭はスキンヘッドで、ギルドマスターに何となく似たオッサンが鋭い目付きで登場した。
「お前らか、頼まれてたものは出来てる。裏の作業場に来い」
言われるまま裏の作業場に向かう。
そこには馬車の連結部分を改造して、レツガ用にカスタマイズされた馬車改め【熊車】が出来上がっていた。
昨日、買い物の際に、たまたま工房を目にして寄った時に馬車を作る工房だと知って馬車を買おうと考えていたんだけど何となく外で待つレツガを見た時にコレだ!閃いてレツガに合わせて熊車を作って貰うことにした。
レツガと馬車を繋げる部分を改造しただけなので、次の日に今日の完成となったのだ。
俺って天才。(自画自賛)
しかも馬車内には空間拡張のエンチャントが掛けられ6畳程の見た目だけど中に入ると何と!20畳程の広さになっていてキッチンと清浄機能付きのトイレが完備されている。
水は【水魔法】の魔力が籠められた魔石が蛇口に付いていて、その魔石に魔力を籠めると水が出てくる。
排水や汚水は浄化機能が付いた魔道具で浄化されているので環境を汚染する事も無い。
環境に優しい。
この世界は不便な様で以外に便利だ。
いや、前の世界よりも進んでいるかもしれない。
魔法は偉大だな。
来て良かったぜ異世界!ビバ異世界!
おっと思わずテンションが上がりすぎた。
熊車の値段は金貨350枚、かなりの値段になったが納得だ。
その後、家具屋に行き4人掛けのソファーを2つ、それに合うサイズの長テーブルを買った。
それから食器棚を買って、それを車内にセットして出発する事にした。
ちなみに車輪に衝撃吸収のエンチャント、車体自体には重量軽減のエンチャントが掛けられているのでレツガにも俺達の身体(*主にケツ)に優しい仕様だ。
こうして全ての準備が整い、初めてのダンジョンに向け馬車もとい熊車を走らせ期待を胸に町を後にした。
まだ見ぬダンジョン、そして最強の武器や防具達。
俺とコウの期待度はマックスだぜ!
二人で「フフフフフ」と笑ってたら、リリムに「気持ち悪いです」と言われ凹んだのは仕方ないと思う。
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