世界中の男達 女達

モブくん

先生「えー、それでは地図表を開いてー…」

あー、やべぇ 忘れてきた。
くそ、先生に近い俺はこのピンチを
一体どうしろと！？
このままシラを切り通すってのは無理だ。
…いや！この教科書を上手く斜めにして筆箱を良い感じに置けば…！

先生「お前、地図表どうした」

はい、終了ーーーー。

「あー、えっとですね」

隣の人貸してくれたりー…
…しませんよね！うん、わかってた！(泣)

後ろの彼氏Bは確か前に無くしたとかで2つ持ってたな、しかし、リア充は非リアの敵！
意地でも借りるか、この野郎!!!

だが、先生という大ボスに評価というHPを
減らされては、この先絶対生きていけない

この状況をどう回避すればいいんだ…

？？「これ、貸すよ」

お、お前は…!!

「非リア仲間のモブくん！！」

先生「うるせぇぞ」

モブくん「君の気持ちはよくわかるからね」

モブくん…！なんて良いヤツなんだ！
あぁ、しかもその丸々とした体格、
どこから流れてくるのか謎なくらい大量の汗!!
……うん、改めて思う。

「非リアだ…お前こそザ、非リアだ！！！」

先生「…うるせぇっていってんだぁ……」


やっべ!!

先生は素早い動きで新しいチョークを掴み、俺にめがけてそれを投げた

先生「…よ！！この糞が！」

そして、先生が投げたチョークは見事
俺の眉間にヒットした。