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パイソンズ
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アプリン登場によりアン捜索隊は四名に。
男女各二名で非常にバランスが良い。
これにより二つに別れての捜索も可能となった。
「そうだ。アプリンも加わったことだしチーム名を決めよう」
つい調子に乗って提案する。
皆あまり乗り気じゃないが反対はしない。
最初に色々と決めておけば役割が明確になりプラスに働くだろう。
ハックがさっそく案を出す。
「ハックと愉快な仲間たちは? 」
意外にもセンスがある……
「冗談でしょう? 」
女性陣から大反対。予想外の反応にハックは言葉を失う。
やっぱりダサいか。俺は良いと思ったんだけどな……
主役の顔じゃないからなハックは。やっぱりそうなると俺か?
【言さんとハッピーな仲間たち】
これではハックと変わらない。どうしよう?
ダサイ。却下なんて言われたら立ち直れないよ。
「ゲン。あなたが始めたんだからあなたが決めたら? 」
面倒なので早く決めろと急かすエクセル。興味がないことが丸わかり。
「そうだな…… パイソンズってのはどう? 」
お洒落な名前に拘ってみました。
「それいい。パイソンズに決定! 」
面倒だからとエクセルは勝手に決めてしまう。
ハックも異論はないそうだ。
「ねえアプリンはこれでいい? 」
「急ぎましょう。日が暮れますよ」
アプリンはすでに覚悟は出来てるらしくやはり反対する気はないらしい。
仲間に加わったばかりだから遠慮してるのかやっぱりどうでもいいと思ってるのか。
この手のこだわりを持つのは俺たち。冷静な女性陣はダサイのだけは避けるようだ。
「よし今日から俺たちはパイソンズだ! 」
こうして四人組パイソンズが結成された。
パイソンズは旅立つ。
ちなみにリーダーは俺らしい。皆には俺の手足になってもらう。
エクセルには道案内と的確な判断。
ハックにはピッキング技術と嘘とハッタリによる高度な交渉術。
アプリンには累積警告の軽減と隠された能力で危機の回避。
先頭はもちろん案内役のエクセル。
頭に叩き込んだ地図を元に第二世界を先導する。
分からなくなったら細かい地図を確認すればいいと少々楽観的。
後ろに続くのがハック。
ピッキング等の開錠技術に優れている。
なるべく貴重なレアアイテムをゲットするためには彼の嗅覚に頼らざるを得ない。
三番手はアプリン。
仲間になったばかりで女性と言うこともあり後ろから着いて行く。
無理だけはしないで欲しい。
最後は俺。言右衛門だ。
後方から指示を送る。
まずないが後ろから攻撃されないとも限らない。声と笛で危険を知らせる。
今のところその気配はなさそうだが。
危険が差し迫った時にしっかり指示を送る役が必要。
たとえ一番後ろでもワードフォルダーからカードを取り出せばすぐに攻撃できる。
間合いが長くて助かる。
「どうする近道する? 」
エクセルはフィールドを突っ切れば近道になると言うが危険が一杯。
急ぐ旅でもないのだから安全策で行こう。
「いいね。俺も早い方がいいぜ」
ハックは何も考えずに近道を選択。アプリンは頷くのみ。
これで三人が賛成に回ることに。
賛成多数により危険なフィールドを抜けることになった。
さっそくモンスターのお出まし。
デルデルだ。
明らかなモンスターなので警告はないだろう。
思う存分攻撃が出来る。
【舐めてるのか! 】
あまり聞いたことのないカードを駆使してモンスターを倒していく。
ううん?
攻撃を加えるも効果がない。
一体何が起きてると言うのだ?
言葉の暴力はモンスターには有効のはず。
それなのに痛がりさえしない。
ぎぎぎ……
まるで軋むような音を発する。
累積対策にアプリンもいて楽勝かと思いきやモンスターの方に手を焼くなんて。
「エクセル? 」
「もう一度やって見て」
実験を繰り返す科学者の眼。まさか楽しいとか?
カードを取り出し強力な言葉を投げつける。
【お前はもう死んでいる! 】
往年の暴力シーンを彷彿させるお言葉。
主役が乗り移ったような気さえする。
これで間違いなく……
ぎぎぎ……
駄目だ。ちっとも効かない。
「やっぱり…… 」
エクセルは落ち着いて感想を述べるだけ。
それはないよ妖精さん。
「駄目なのか? おい! おい! 」
頭を抱えるハック。
「そうだ。アプリン。アプリンは? 」
「私が? 知るはずない! 」
チームパイソンズは結成してすぐに仲間割れを始める。
絶体絶命のピンチを迎えるパイソンズ。
果たしてデルデルの攻略法は見つかるのだろうか?
続く
男女各二名で非常にバランスが良い。
これにより二つに別れての捜索も可能となった。
「そうだ。アプリンも加わったことだしチーム名を決めよう」
つい調子に乗って提案する。
皆あまり乗り気じゃないが反対はしない。
最初に色々と決めておけば役割が明確になりプラスに働くだろう。
ハックがさっそく案を出す。
「ハックと愉快な仲間たちは? 」
意外にもセンスがある……
「冗談でしょう? 」
女性陣から大反対。予想外の反応にハックは言葉を失う。
やっぱりダサいか。俺は良いと思ったんだけどな……
主役の顔じゃないからなハックは。やっぱりそうなると俺か?
【言さんとハッピーな仲間たち】
これではハックと変わらない。どうしよう?
ダサイ。却下なんて言われたら立ち直れないよ。
「ゲン。あなたが始めたんだからあなたが決めたら? 」
面倒なので早く決めろと急かすエクセル。興味がないことが丸わかり。
「そうだな…… パイソンズってのはどう? 」
お洒落な名前に拘ってみました。
「それいい。パイソンズに決定! 」
面倒だからとエクセルは勝手に決めてしまう。
ハックも異論はないそうだ。
「ねえアプリンはこれでいい? 」
「急ぎましょう。日が暮れますよ」
アプリンはすでに覚悟は出来てるらしくやはり反対する気はないらしい。
仲間に加わったばかりだから遠慮してるのかやっぱりどうでもいいと思ってるのか。
この手のこだわりを持つのは俺たち。冷静な女性陣はダサイのだけは避けるようだ。
「よし今日から俺たちはパイソンズだ! 」
こうして四人組パイソンズが結成された。
パイソンズは旅立つ。
ちなみにリーダーは俺らしい。皆には俺の手足になってもらう。
エクセルには道案内と的確な判断。
ハックにはピッキング技術と嘘とハッタリによる高度な交渉術。
アプリンには累積警告の軽減と隠された能力で危機の回避。
先頭はもちろん案内役のエクセル。
頭に叩き込んだ地図を元に第二世界を先導する。
分からなくなったら細かい地図を確認すればいいと少々楽観的。
後ろに続くのがハック。
ピッキング等の開錠技術に優れている。
なるべく貴重なレアアイテムをゲットするためには彼の嗅覚に頼らざるを得ない。
三番手はアプリン。
仲間になったばかりで女性と言うこともあり後ろから着いて行く。
無理だけはしないで欲しい。
最後は俺。言右衛門だ。
後方から指示を送る。
まずないが後ろから攻撃されないとも限らない。声と笛で危険を知らせる。
今のところその気配はなさそうだが。
危険が差し迫った時にしっかり指示を送る役が必要。
たとえ一番後ろでもワードフォルダーからカードを取り出せばすぐに攻撃できる。
間合いが長くて助かる。
「どうする近道する? 」
エクセルはフィールドを突っ切れば近道になると言うが危険が一杯。
急ぐ旅でもないのだから安全策で行こう。
「いいね。俺も早い方がいいぜ」
ハックは何も考えずに近道を選択。アプリンは頷くのみ。
これで三人が賛成に回ることに。
賛成多数により危険なフィールドを抜けることになった。
さっそくモンスターのお出まし。
デルデルだ。
明らかなモンスターなので警告はないだろう。
思う存分攻撃が出来る。
【舐めてるのか! 】
あまり聞いたことのないカードを駆使してモンスターを倒していく。
ううん?
攻撃を加えるも効果がない。
一体何が起きてると言うのだ?
言葉の暴力はモンスターには有効のはず。
それなのに痛がりさえしない。
ぎぎぎ……
まるで軋むような音を発する。
累積対策にアプリンもいて楽勝かと思いきやモンスターの方に手を焼くなんて。
「エクセル? 」
「もう一度やって見て」
実験を繰り返す科学者の眼。まさか楽しいとか?
カードを取り出し強力な言葉を投げつける。
【お前はもう死んでいる! 】
往年の暴力シーンを彷彿させるお言葉。
主役が乗り移ったような気さえする。
これで間違いなく……
ぎぎぎ……
駄目だ。ちっとも効かない。
「やっぱり…… 」
エクセルは落ち着いて感想を述べるだけ。
それはないよ妖精さん。
「駄目なのか? おい! おい! 」
頭を抱えるハック。
「そうだ。アプリン。アプリンは? 」
「私が? 知るはずない! 」
チームパイソンズは結成してすぐに仲間割れを始める。
絶体絶命のピンチを迎えるパイソンズ。
果たしてデルデルの攻略法は見つかるのだろうか?
続く
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