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生き残る方法
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「黒木さん。千田さんと被害者三人があなたの仲間なのは間違いありませんよね」
胸を掴む勢いで迫る黒木にカウンターパンチを浴びせる。
「ならば仲間割れの可能性も捨てきれない。分け前で揉めたって話をよく聞きます。
関係者の方が動機あるのでは? 居もしない詐欺被害者よりもずっと可能性がある」
言い過ぎてしまったか? 私はすべての可能性があると言いたかっただけ。
それにここに来てもまだ隠そうとする黒木に怒りが湧く。
自分でも冷静さを欠いたと自覚してるがあまりの態度につい言葉を荒げてしまった。
「そうだよ。俺たちの中に犯人がいるなど馬鹿げている。やったのはお前だろ? 」
奈良が加勢する。
「ああこの男がやったに違いないさ」
「私もそう思います」
お婆さんと龍牙が続く。
山田さんとマジシャンは沈黙を保つ。
「お前ら覚えてろよ! ここを脱出した暁にはお前らに復讐してやるからな! 」
もうただのアウトロー。脅しと言うよりも予告。宣言してしまっている。
あまりにも幼稚で短絡的。
大人しく白状した時はまだ人間の心が残ってるかと思ったがやはり悪人は悪人。
更生することはなさそうだ。
「ああ、黒木さん待ってください」
ガイドが止めるが部屋に行ってしまった。どうやらもう何を言ってもダメらしい。
本当に困った人だ。まあ勝手に出歩かれるよりはいいか。
これ以上犠牲者を出したくない。
最低な奴らだが探偵としていや一人の人間として犯行を止める義務がある。
たとえ彼らが悪かろうと何であろうと真犯人にはこれ以上ふざけた真似させない。
朝食を終えこれからを話し合おうとした時にけたたましい音が鳴り響く。
ガイドが急いで駆けて行く。
警察から連絡が入ったようだ。
「あの今連絡がありました。今日中に土砂の取り除き作業が完了するそうです。
少なくても明日の夜にはここに到着すると」
ヘリは相変わらずの天候で離陸許可が下りずいつになるか不明。
だが陸からの救出は可能になった。それを信じるなら今日を凌げば生還できる。
ただこれも当てにはならない。話半分に聞いておく必要がある。
「はい皆さんお聞きの通りです。明日までの辛抱。決して希望を捨てないように。
それからすっとぼけてる真犯人さん。今夜が最後のチャンスですよ。
分かってるとは思いますがターゲットはあの黒木と千田の二人です。
間違っても他の方を襲わないように。聞いてますか真犯人さん? 」
さすがに素直に答えてはくれない。相当な知能を有してると見える。
だが一応は釘を刺すことが出来た。
事件が起きることは仕方がない。これも運命。
だが他の者を巻き込むのは許さない。
それに同時に二人を殺害するのは難しい。おそらく想定外だろう。
焦った犯人がボロを出すことも考えらる。
そうだ。彼らにも教えておくか。
部屋で震えてるであろう二人のもとへ。
「いいですか黒木さん。今日はどうにか乗り切ってください。
犯人であろうとなかろうと関係ありません。あなた方のどちらかが狙われるはず」
「うるせい! そんなことは言われなくても分かってる。開けなければいいんだろ?
部屋に誰も通さなければいいいなら楽勝じゃねいか」
明日迎えに来ると聞き冷静さを取り戻した。
これで一安心。
次は千田だな。まったく世話の焼ける奴らだ。
「千田さん…… 」
「心配しないでくれ。俺は平気だ」
強がりを言う販売員。
さあこれからどうするか? それが問題だ。
全員であと一日をどうやって乗り切るか考えることにした。
これで少しは時間を潰せる。
今一番困るのは勝手に行動すること。
犯人が誰であろうとこの中の誰かなのだから。
誰も信用してはいけない。
ガイドはもちろん相棒さえ例外ではない。
私以外の人間の心を読むのは不可能だ。
だからこそ可能性を少しでも減らしたい。
まあ鈍器で撲殺なのだから従業員の女性二人は候補から外れる。
お婆さんもあり得ない。
決して不可能ではないが三回とも撲殺では限りなくシロだ。
残るは龍牙と奈良にマジシャン。山田さんも念のため。
山田さんは第三の事件で身動きできなかった事実がある。
だから外してもよさそうだが何も一人とは限っていない。
二人を除いて固まって互いに監視し合えば真犯人も行動に移せまい。
真犯人が分からずとも次の犯行を防ぐことが出来る。
そうなれば後は警察に任せればいいのだ。
何もこれほどの難事件を私だけの手で解決する必要もないのだ。
「いいですね。指示に従ってください」
相棒が現場から戻って来た。
何か新発見があったか?
真犯人に繋がるといいが。
続く
胸を掴む勢いで迫る黒木にカウンターパンチを浴びせる。
「ならば仲間割れの可能性も捨てきれない。分け前で揉めたって話をよく聞きます。
関係者の方が動機あるのでは? 居もしない詐欺被害者よりもずっと可能性がある」
言い過ぎてしまったか? 私はすべての可能性があると言いたかっただけ。
それにここに来てもまだ隠そうとする黒木に怒りが湧く。
自分でも冷静さを欠いたと自覚してるがあまりの態度につい言葉を荒げてしまった。
「そうだよ。俺たちの中に犯人がいるなど馬鹿げている。やったのはお前だろ? 」
奈良が加勢する。
「ああこの男がやったに違いないさ」
「私もそう思います」
お婆さんと龍牙が続く。
山田さんとマジシャンは沈黙を保つ。
「お前ら覚えてろよ! ここを脱出した暁にはお前らに復讐してやるからな! 」
もうただのアウトロー。脅しと言うよりも予告。宣言してしまっている。
あまりにも幼稚で短絡的。
大人しく白状した時はまだ人間の心が残ってるかと思ったがやはり悪人は悪人。
更生することはなさそうだ。
「ああ、黒木さん待ってください」
ガイドが止めるが部屋に行ってしまった。どうやらもう何を言ってもダメらしい。
本当に困った人だ。まあ勝手に出歩かれるよりはいいか。
これ以上犠牲者を出したくない。
最低な奴らだが探偵としていや一人の人間として犯行を止める義務がある。
たとえ彼らが悪かろうと何であろうと真犯人にはこれ以上ふざけた真似させない。
朝食を終えこれからを話し合おうとした時にけたたましい音が鳴り響く。
ガイドが急いで駆けて行く。
警察から連絡が入ったようだ。
「あの今連絡がありました。今日中に土砂の取り除き作業が完了するそうです。
少なくても明日の夜にはここに到着すると」
ヘリは相変わらずの天候で離陸許可が下りずいつになるか不明。
だが陸からの救出は可能になった。それを信じるなら今日を凌げば生還できる。
ただこれも当てにはならない。話半分に聞いておく必要がある。
「はい皆さんお聞きの通りです。明日までの辛抱。決して希望を捨てないように。
それからすっとぼけてる真犯人さん。今夜が最後のチャンスですよ。
分かってるとは思いますがターゲットはあの黒木と千田の二人です。
間違っても他の方を襲わないように。聞いてますか真犯人さん? 」
さすがに素直に答えてはくれない。相当な知能を有してると見える。
だが一応は釘を刺すことが出来た。
事件が起きることは仕方がない。これも運命。
だが他の者を巻き込むのは許さない。
それに同時に二人を殺害するのは難しい。おそらく想定外だろう。
焦った犯人がボロを出すことも考えらる。
そうだ。彼らにも教えておくか。
部屋で震えてるであろう二人のもとへ。
「いいですか黒木さん。今日はどうにか乗り切ってください。
犯人であろうとなかろうと関係ありません。あなた方のどちらかが狙われるはず」
「うるせい! そんなことは言われなくても分かってる。開けなければいいんだろ?
部屋に誰も通さなければいいいなら楽勝じゃねいか」
明日迎えに来ると聞き冷静さを取り戻した。
これで一安心。
次は千田だな。まったく世話の焼ける奴らだ。
「千田さん…… 」
「心配しないでくれ。俺は平気だ」
強がりを言う販売員。
さあこれからどうするか? それが問題だ。
全員であと一日をどうやって乗り切るか考えることにした。
これで少しは時間を潰せる。
今一番困るのは勝手に行動すること。
犯人が誰であろうとこの中の誰かなのだから。
誰も信用してはいけない。
ガイドはもちろん相棒さえ例外ではない。
私以外の人間の心を読むのは不可能だ。
だからこそ可能性を少しでも減らしたい。
まあ鈍器で撲殺なのだから従業員の女性二人は候補から外れる。
お婆さんもあり得ない。
決して不可能ではないが三回とも撲殺では限りなくシロだ。
残るは龍牙と奈良にマジシャン。山田さんも念のため。
山田さんは第三の事件で身動きできなかった事実がある。
だから外してもよさそうだが何も一人とは限っていない。
二人を除いて固まって互いに監視し合えば真犯人も行動に移せまい。
真犯人が分からずとも次の犯行を防ぐことが出来る。
そうなれば後は警察に任せればいいのだ。
何もこれほどの難事件を私だけの手で解決する必要もないのだ。
「いいですね。指示に従ってください」
相棒が現場から戻って来た。
何か新発見があったか?
真犯人に繋がるといいが。
続く
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