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おまけ話3
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「お。やっと入ってきたみたい。」
陽子さんがいきなり立ち上がりました。何が入って来たのでしょうか。
陽子さんがモニターに向かって手をかざすと一斉に電源が入ったかのように画面が映し出されていきました。
「誰かな?」
殿下が映し出されています。すごくアップで映し出されていますが、どうやって撮っているのしょうか?
「お、狐君が一番乗りだね。ササッチの番たちはまだかな?」
つがいたち?番たち!聖女様の顔を伺い見ます。人形の様に無表情です。
「あ、あの。番たちというのは?」
「ん?ササッチの周りに侍らせていた男供はササッチの番だよ。」
「はべらせていません。」
聖女様は淡々と答えていますが、番が5人ですか!私なんて殿下だけでいっぱいいっぱいですのに。
「さて、狐君はどこの道に行くのかな?」
「何処の道?」
「そう!今回の陽子さん作『井の中の蛙供め大海を知れ』ダンジョンは「相変わらずそういう事はセンスがないですね。」」
聖女様そこは聞いてあげてくださいよ。
「まぁ。名前は後で考えるとして、10通りのコースがあるのよ。一番初めにササッチが一番難関を満点で突破しちゃったけど、コース毎にランキングが付く仕様にしたのよ。一番簡単なコースを選んじゃうと10階層で終わっちゃうから、ここにはたどり着けないけどね。」
流石聖女様というところですか?難関を満点でクリアしてしまうなんて、凄いです。満点って何でしょう?
「あの。満点って点数が付くのですか?」
「あ、愚者の常闇ダンジョンに行ったことない?もともとは、そこのダンジョンマスターなんだけどね。ほら、獣人たちの特性って力技のゴリ押しで通そうって、するところあるじゃない?それでさぁ、私のダンジョンを破壊する奴らが続出してね。だから、力技でクリア出来ないようにしたのよ。」
ダンジョンの破壊ってできるのですか?
「そこで、わかりやすくお前の能力はこんな物だと言うことを数値化して、それを経験値として与えるダンジョンにしたの。それが、なかなかクリアしてくれなくてね。皆途中で挫折してしまうのよ。ササッチがまともにクリアしたのが初めての人だったの。」
「脳筋供に階層に散らばっているパーツを集めて、パズルをしろっていうのは難しいと思いますよ。」
ダンジョン内に落ちているパーツを拾うなんて見逃しそうです。
「はぁ?わざわざ、明かりの付いた棒に突き刺して、これみよがしに置いてあるのにわからないって問題よね。」
そ、それはわかりそうです。
「それが分からないから素通りされるのです。どちらかと言うと、動いているものを追いかけさせる方が目が行っていいと思いますよ。」
「えー?そっち?」
そんな、話をしている間に殿下はダンジョン内を進んで行っているようですが、何か立ち止まって考えているようにも見えます。
「あの、殿下は何をしていらっしゃるのですか?」
「ああ。この角度からは分からないよね。っとこんな感じでどうかな?」
モニターの画面が切り替わり、殿下を斜め上から映す感じに切り替わりました。本当にどうなっているのでしょう?
殿下の前には、真っ黒な闇が広がっています。遠くの方に対岸が見えますが、どうするのでしょう?
「狐君。追いつかれちゃったね。」
陽子さんの言葉と同じぐらいに殿下の後ろから人影が映し出されました。どうやら、竜人族の方のようです。
「ササッチの番達は皆別々の道を選んだみたいだね。誰が一番に着くか楽しみだね。」
陽子さんは聖女様に話し掛けますが、人形のような表情に変わりはなく。画面を見ずにポテチを食べながら雑誌を見ています。
それで、いいのでしょうか?
殿下と竜人族の人が一言二言交わしたかと思ったら、竜人族の人が暗闇の穴の中に・・・え?空間を走っている?竜人族の人はジグザクに暗闇の穴の上を走りながら、対岸へ渡っていきました。
殿下はと言うと元来た道を戻って行っています。
「あの、どういうことでしょうか。」
「狐君の事?それとも竜の兄ちゃんの事?」
「両方です。」
「竜の兄ちゃんは愚者の常闇ダンジョンの常連さんだからね。ダンジョンの仕様をよく理解しているのよ。ここの階層に入ったところから、この暗闇を渡る暗号が散りばめられていてね。そのとおりに渡って行けば、見えない道を渡れるようになっているの。」
そうですか、見えない道があったのですね。
「で、狐君はその暗号を拾いに戻っている途中ってこと。」
モニターには殿下の後ろ姿が映し出されています。
「この映像はどうやって撮っているのですか?」
陽子さんは手を上にあげて、これと言いながら私の前に手を持ってきました。その手の中には小さな光があるだけです。
「これは、ダンジョンの明かりで空気の様に浮遊しているの。これにカメラ機能をつければどんな所でもどんな角度でも撮影可能というものよ。だから、ダンジョンの暗闇で、いちゃついているのもバレバレ。」
え?そんな事をしている人もいるのですか?
「時々いるのよね。吊橋効果ってやつ?盛り上がるのはいいけど、他でヤッてくれるって感じよね。あ、学生さんが使用するならその辺のところなんとかしないとね。逢い引きの場所とかに指定されても困るしね。」
若気の至りってやつですか。あるのですかね。
「入り口に強制排出。」
今まで雑誌を読んでいた聖女様が割り込んでしました。
「盛り上がっているところで、人の目にさらし者にするのは可哀想だと思うよ。」
「もし、ルーちゃんが襲われたらどうしてくれるの!」
ルー様が女の子に襲われる!それはいけない。
「この前、愚者の常闇のダンジョンに弟君が来ていたけど、彼、女の子に襲われるほど弱くないでしょ。」
「ルーちゃんは優しい子だから女の子に誘われたら断れないかもしれないじゃない?」
「多分、優しいのはササッチの前だけだと思うよ。その時居た女性の兵士に話しかけられて・・・。」
「何処の誰?私のルーちゃんに声を掛けたという女は。」
聖女様の雰囲気が変わった。聖女様は立ち上がり、刀を何処からともなく出してきて
「さぁ、陽子さん。何処の誰か教えなさい。」
「いやいや。流石にそこまではわからないよ。」
「その、女の特徴は?」
なんしょう。目の前の話を聞いていると、恋人にチョッカイを掛けた女性を見たと聞いて怒っている様にしか見えない聖女様がいます。こ、これが聖女様の爆裂ですか!どうすればいいのでしょうか。私には止めることなんて出来ません。
「俺が一番乗りでいいのかな?」
そんな言葉と共に聖女様の抱き上げている竜人族の男性がいました。助かりました。しかし、そんなに時間が経っていないはずなのに早すぎませんか?そのことを聖女様も思っていたのか。
「チッ。早すぎるのではないのですか?今、陽子さんを問い詰めているところなんですから。」
「竜の兄ちゃん助かったよ。流石にササッチの相手は無理だからね。しかし、当たり引けて良かったね。君が一番乗りだよ。」
当たり?
「あのルートだけ存在する10階層のボスを倒すとルーレット部屋に通される仕様になっているのよね。地獄行きか天国行きか通常ルートか。90%は通常ルートなんだけど、5%の確率で天国行きの30階層到着プラス経験値付与コースと地獄のパンドラボックスコースに行くことになるのよ。」
なんですか?天国行きはいいですけど、パンドラボックスコースって、そこに希望はありますか?
殿下がパンドラボックスコースを引かない事を祈っておきます。
4日後、ヨレヨレの殿下が30階層にやっと到着されました。あのルーレットは通常のコースを引かれたようで、一安心していましたが、陽子さん、通常コースでもかなり鬼畜ではありませんか?
殿下が行き詰まって、やけになり壁を殴ると上からタライが降ってくるとか、殿下がまたしても行き詰まって座り込んでいると、妖精のような小人が殿下の周りを浮遊しながら、『わからない?』『困っているよね。』『馬鹿なのかな?』『3回、回ってワンって鳴けばヒント上げるよ。』とそれは自尊心を傷つけいると思います。
え?殿下が、あの殿下が、三回、回ってワンっと言っている!
私の目には滂沱の涙が溢れています。そこまで、されなくてもよろしいのでは、ないのでしょうか。
「遅くなってしまったが、迎えに来たよ。一人にしてすまなかった。寂しかっただろ?」
そう、ヨレヨレの殿下がおっしゃっていますが、すみません。この4日間とても有意義に過ごさせていただきました。
はい。私の涙は懺悔の涙です。頑張っている殿下をモニターで見ながら、陽子さんと楽しくおしゃべりをして、美味しい物を食べていました。
聖女様ですか?聖女様の番の方たちは1日半程で皆さん30階層まで到着され、帰られていきました。
私は殿下の側に駆け寄り、景品であるキスを殿下の頬に贈ります。が、殿下に抱きしめられ、逆に濃厚な口付けをされました。
う。そこまでは、しなくていいと思います。
陽子さん後ろでヒューヒューと言わないでください。
あと、2年このエピドシス魔術学園で殿下と共に過ごすことになるのですが、やっていけるでしょうか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで読んでいただきましてありがとうございました。
このような短編でもお気に入り評価を下さいました読者様、感謝を申し上げます。
ご意見・ご感想等があればよろしくお願いいたします。
陽子さんがいきなり立ち上がりました。何が入って来たのでしょうか。
陽子さんがモニターに向かって手をかざすと一斉に電源が入ったかのように画面が映し出されていきました。
「誰かな?」
殿下が映し出されています。すごくアップで映し出されていますが、どうやって撮っているのしょうか?
「お、狐君が一番乗りだね。ササッチの番たちはまだかな?」
つがいたち?番たち!聖女様の顔を伺い見ます。人形の様に無表情です。
「あ、あの。番たちというのは?」
「ん?ササッチの周りに侍らせていた男供はササッチの番だよ。」
「はべらせていません。」
聖女様は淡々と答えていますが、番が5人ですか!私なんて殿下だけでいっぱいいっぱいですのに。
「さて、狐君はどこの道に行くのかな?」
「何処の道?」
「そう!今回の陽子さん作『井の中の蛙供め大海を知れ』ダンジョンは「相変わらずそういう事はセンスがないですね。」」
聖女様そこは聞いてあげてくださいよ。
「まぁ。名前は後で考えるとして、10通りのコースがあるのよ。一番初めにササッチが一番難関を満点で突破しちゃったけど、コース毎にランキングが付く仕様にしたのよ。一番簡単なコースを選んじゃうと10階層で終わっちゃうから、ここにはたどり着けないけどね。」
流石聖女様というところですか?難関を満点でクリアしてしまうなんて、凄いです。満点って何でしょう?
「あの。満点って点数が付くのですか?」
「あ、愚者の常闇ダンジョンに行ったことない?もともとは、そこのダンジョンマスターなんだけどね。ほら、獣人たちの特性って力技のゴリ押しで通そうって、するところあるじゃない?それでさぁ、私のダンジョンを破壊する奴らが続出してね。だから、力技でクリア出来ないようにしたのよ。」
ダンジョンの破壊ってできるのですか?
「そこで、わかりやすくお前の能力はこんな物だと言うことを数値化して、それを経験値として与えるダンジョンにしたの。それが、なかなかクリアしてくれなくてね。皆途中で挫折してしまうのよ。ササッチがまともにクリアしたのが初めての人だったの。」
「脳筋供に階層に散らばっているパーツを集めて、パズルをしろっていうのは難しいと思いますよ。」
ダンジョン内に落ちているパーツを拾うなんて見逃しそうです。
「はぁ?わざわざ、明かりの付いた棒に突き刺して、これみよがしに置いてあるのにわからないって問題よね。」
そ、それはわかりそうです。
「それが分からないから素通りされるのです。どちらかと言うと、動いているものを追いかけさせる方が目が行っていいと思いますよ。」
「えー?そっち?」
そんな、話をしている間に殿下はダンジョン内を進んで行っているようですが、何か立ち止まって考えているようにも見えます。
「あの、殿下は何をしていらっしゃるのですか?」
「ああ。この角度からは分からないよね。っとこんな感じでどうかな?」
モニターの画面が切り替わり、殿下を斜め上から映す感じに切り替わりました。本当にどうなっているのでしょう?
殿下の前には、真っ黒な闇が広がっています。遠くの方に対岸が見えますが、どうするのでしょう?
「狐君。追いつかれちゃったね。」
陽子さんの言葉と同じぐらいに殿下の後ろから人影が映し出されました。どうやら、竜人族の方のようです。
「ササッチの番達は皆別々の道を選んだみたいだね。誰が一番に着くか楽しみだね。」
陽子さんは聖女様に話し掛けますが、人形のような表情に変わりはなく。画面を見ずにポテチを食べながら雑誌を見ています。
それで、いいのでしょうか?
殿下と竜人族の人が一言二言交わしたかと思ったら、竜人族の人が暗闇の穴の中に・・・え?空間を走っている?竜人族の人はジグザクに暗闇の穴の上を走りながら、対岸へ渡っていきました。
殿下はと言うと元来た道を戻って行っています。
「あの、どういうことでしょうか。」
「狐君の事?それとも竜の兄ちゃんの事?」
「両方です。」
「竜の兄ちゃんは愚者の常闇ダンジョンの常連さんだからね。ダンジョンの仕様をよく理解しているのよ。ここの階層に入ったところから、この暗闇を渡る暗号が散りばめられていてね。そのとおりに渡って行けば、見えない道を渡れるようになっているの。」
そうですか、見えない道があったのですね。
「で、狐君はその暗号を拾いに戻っている途中ってこと。」
モニターには殿下の後ろ姿が映し出されています。
「この映像はどうやって撮っているのですか?」
陽子さんは手を上にあげて、これと言いながら私の前に手を持ってきました。その手の中には小さな光があるだけです。
「これは、ダンジョンの明かりで空気の様に浮遊しているの。これにカメラ機能をつければどんな所でもどんな角度でも撮影可能というものよ。だから、ダンジョンの暗闇で、いちゃついているのもバレバレ。」
え?そんな事をしている人もいるのですか?
「時々いるのよね。吊橋効果ってやつ?盛り上がるのはいいけど、他でヤッてくれるって感じよね。あ、学生さんが使用するならその辺のところなんとかしないとね。逢い引きの場所とかに指定されても困るしね。」
若気の至りってやつですか。あるのですかね。
「入り口に強制排出。」
今まで雑誌を読んでいた聖女様が割り込んでしました。
「盛り上がっているところで、人の目にさらし者にするのは可哀想だと思うよ。」
「もし、ルーちゃんが襲われたらどうしてくれるの!」
ルー様が女の子に襲われる!それはいけない。
「この前、愚者の常闇のダンジョンに弟君が来ていたけど、彼、女の子に襲われるほど弱くないでしょ。」
「ルーちゃんは優しい子だから女の子に誘われたら断れないかもしれないじゃない?」
「多分、優しいのはササッチの前だけだと思うよ。その時居た女性の兵士に話しかけられて・・・。」
「何処の誰?私のルーちゃんに声を掛けたという女は。」
聖女様の雰囲気が変わった。聖女様は立ち上がり、刀を何処からともなく出してきて
「さぁ、陽子さん。何処の誰か教えなさい。」
「いやいや。流石にそこまではわからないよ。」
「その、女の特徴は?」
なんしょう。目の前の話を聞いていると、恋人にチョッカイを掛けた女性を見たと聞いて怒っている様にしか見えない聖女様がいます。こ、これが聖女様の爆裂ですか!どうすればいいのでしょうか。私には止めることなんて出来ません。
「俺が一番乗りでいいのかな?」
そんな言葉と共に聖女様の抱き上げている竜人族の男性がいました。助かりました。しかし、そんなに時間が経っていないはずなのに早すぎませんか?そのことを聖女様も思っていたのか。
「チッ。早すぎるのではないのですか?今、陽子さんを問い詰めているところなんですから。」
「竜の兄ちゃん助かったよ。流石にササッチの相手は無理だからね。しかし、当たり引けて良かったね。君が一番乗りだよ。」
当たり?
「あのルートだけ存在する10階層のボスを倒すとルーレット部屋に通される仕様になっているのよね。地獄行きか天国行きか通常ルートか。90%は通常ルートなんだけど、5%の確率で天国行きの30階層到着プラス経験値付与コースと地獄のパンドラボックスコースに行くことになるのよ。」
なんですか?天国行きはいいですけど、パンドラボックスコースって、そこに希望はありますか?
殿下がパンドラボックスコースを引かない事を祈っておきます。
4日後、ヨレヨレの殿下が30階層にやっと到着されました。あのルーレットは通常のコースを引かれたようで、一安心していましたが、陽子さん、通常コースでもかなり鬼畜ではありませんか?
殿下が行き詰まって、やけになり壁を殴ると上からタライが降ってくるとか、殿下がまたしても行き詰まって座り込んでいると、妖精のような小人が殿下の周りを浮遊しながら、『わからない?』『困っているよね。』『馬鹿なのかな?』『3回、回ってワンって鳴けばヒント上げるよ。』とそれは自尊心を傷つけいると思います。
え?殿下が、あの殿下が、三回、回ってワンっと言っている!
私の目には滂沱の涙が溢れています。そこまで、されなくてもよろしいのでは、ないのでしょうか。
「遅くなってしまったが、迎えに来たよ。一人にしてすまなかった。寂しかっただろ?」
そう、ヨレヨレの殿下がおっしゃっていますが、すみません。この4日間とても有意義に過ごさせていただきました。
はい。私の涙は懺悔の涙です。頑張っている殿下をモニターで見ながら、陽子さんと楽しくおしゃべりをして、美味しい物を食べていました。
聖女様ですか?聖女様の番の方たちは1日半程で皆さん30階層まで到着され、帰られていきました。
私は殿下の側に駆け寄り、景品であるキスを殿下の頬に贈ります。が、殿下に抱きしめられ、逆に濃厚な口付けをされました。
う。そこまでは、しなくていいと思います。
陽子さん後ろでヒューヒューと言わないでください。
あと、2年このエピドシス魔術学園で殿下と共に過ごすことになるのですが、やっていけるでしょうか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで読んでいただきましてありがとうございました。
このような短編でもお気に入り評価を下さいました読者様、感謝を申し上げます。
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