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93 婚約3
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四人で馬車に乗り、自宅へ戻ることにした。
行きと同じく、御者席には光矢が座る。もう少しでコツが掴めそうだと意気込んでいたため、馬車の中には瑞葉と佳乃が乗った。
馬車内では、今日一日の出来事が何度も胸の中を巡り、自然と口数も少なくなる。
佳乃は時折こちらを気遣うように微笑むだけで、ふたりは心地よい静けさの中、揺れる馬車に身を任せた。
夕暮れが山影に落ちかけた頃、馬車は自宅へ到着した。
叔父様は「至急確認したいことがある」と言い残し、足早に帰っていった。光矢と御者台で話し込んでいたから、何か研究課題を思いついたのかもしれない。
瑞葉は光矢とともに、すぐさま執務室へ向かう。自分の口で、今日のこと――婚約のことを父母に伝えたかったのだ。
幸いにも父も母も在宅している。
「報告したら、父さまはショックを受けると思う」
「そうかしら? 冷静なお父様だもの。“そうか”って無表情に言うくらいじゃない?」
「いや……」
そんな会話をしながら歩いていると、執務室へと続く扉の前に到着した。
「お父様、お母様、失礼します。お話ししたいことがあります」
「入ってちょうだい」
弾むような母の声。秘書の相模さんが扉を開けると、まず目に飛び込んできたのは――天を仰いで魂の抜けた目をする父だった。
「おかえりなさい。まずは無事でよかったわ。怪我もなさそうね。碧人様との婚約のことでしょう? さ、座って。お茶をお願い」
反対に、母は満面の笑みで恭子さんへ指示を飛ばしていた。
「お母様、もうご存じだったんですか?」
「ええ。清瀧家当主からの正式な婚約申込書が先ほど届いたのよ」
「うわぁ……あちらの本気度がすごいね。姉さま、歓迎されてるみたいでよかったね」
「……うん」
反対されなかったことに、ひとまずほっとする。
「あなたは本当にいいのね? 上大位の家に嫁ぐということは、生半可な覚悟じゃ務まらないわよ」
「はい。……不安もありましたが、覚悟は決めました」
「……だそうよ。あなたも何か言ったら?」
母の視線を受け、父はぎこちなく顔を上げる。
「そ、そうか。決めたのだな」
「はい」
「では、こちらも正式にお受けすると返事を出そう。……実はな、使者が返事を持って帰るために、客間で待っているのだ」
「うげぇ……」
光矢の、神守らしからぬ声が部屋に響いた。
「こら光矢! ……こちらも子どもたちが帰り次第返事を出すと言ったのだけれど、『返事をいただくまで戻るな』と言われているらしいわ」
驚きつつも、家で返事を待ちわびているアオ君の姿を思い浮かべると、胸の奥がじんと温かくなる。
父は手紙を書き上げ、相模さんに渡した。
相模さんが部屋を出ると同時に、父は机に突っ伏す。
「はぁ……」
あまりの覇気のなさに、思わず少し意地悪を言いたくなってしまった。
「お父様……あの、上位家との婚約をご希望でしたし、お望みどおりなのでは?」
「瑞葉!! そ、それは……!」
父が慌てて顔を上げ母を見る。
「まあ! あなた、そんなこと瑞葉に言っていたの?」
母の目が鋭く光る。――しまった。やりすぎた。
「お母様、違うんです!少し意地悪を言いました。でも、言われていたのは事実です。ただ、それは誤解だったんです」
「どういうこと?」
「……当時は、君が本当はもっと上位の家に嫁ぎたかったのだと誤解していたんだ……。それで勝手に、君が瑞葉に自分の叶えられなかった思いを引き継いでほしいのかと思ってな」
「そんなわけないでしょうに。……ほんと、馬鹿ね」
「……瑞葉、本当に申し訳なかった」
「もういいんです。私こそ蒸し返してすみません。お父様があまりにも落ち込んでいたものですから」
「あなた……落ち込みすぎよ。まだ婚約しただけでしょう」
「ああ、わかっているとも。瑞葉が望むのなら反対はしない。だが……お前はまだ幼い子供だ。辛くなったときは、一人で抱え込まずに家族に相談してくれ」
「お父様……ありがとうございます」
しばし沈黙したあと、光矢が口を開いた。
「姉さま、以前の碧人様には婚約者って……いたの?」
言われて思い返す。
「私はそのころ視野が狭くて…そういう情報に疎かったから詳しくは知らないのだけれど……確か、最後の夜会のとき、花蓮が“清瀧家の婚約者をそろそろ決める”って言っていて、その最有力候補が、私とも言っていたわ」
「碧人様に釣り合う年齢と家格を考えると、そもそも候補が少ないのよね。……あなたが最有力と言われていたのも納得だわ」
「そう……なのですね。このタイミングで清瀧家の婚約者になれたのはよかったかもしれません」
「光矢?」
「……全人教の報復のことだな」
「はい。父さま。清瀧家の婚約者ともなればあちらからも護衛が着きます。今回、戦ってみて、だいぶ姉さまの能力について対策を取られました。守りが厚いに越したことはありません」
「…瑞葉も光矢もまずは自分のことを守るのよ?あなたたちをもう二度と失うわけにはいかないわ」
「はい、お母様」
「今回、全人教が対策をしてきた件に関して、帰り道に叔父さんと話し合ったんだ。叔父さんがまた対策を考えてくれるから、そこは安心してよ」
「まあ、光矢…ありがとう。本当に頼りになる弟ね。まだ六歳なのに」
「克己さんもいつもありがたいわね」
「ああ、自慢の弟だ」
「さあ、晩餐にしましょう。あなたたち、お腹が空いたでしょう?」
その日の晩餐は、いつもより豪華だった。
揺れる灯りの下、家族の笑い声が穏やかに響き、胸の奥が温かくなる。改めて、今世は幸せだ。
仲の良い家族。
大切な人との婚約。
ゆっくりと、しかし確かに変わり始めた未来。
その幸福にほっと安堵を覚えながらも、瑞葉は心の奥で静かに誓いを新たにする。
全人教との戦い。
そして、またいつ現れるかわからない敵に備えるために――。
守りたい人たちを守るために、警戒を緩めず、これからも歩んでいこう。
そんな決意とともに、温かな夜は静かに更けていった。
行きと同じく、御者席には光矢が座る。もう少しでコツが掴めそうだと意気込んでいたため、馬車の中には瑞葉と佳乃が乗った。
馬車内では、今日一日の出来事が何度も胸の中を巡り、自然と口数も少なくなる。
佳乃は時折こちらを気遣うように微笑むだけで、ふたりは心地よい静けさの中、揺れる馬車に身を任せた。
夕暮れが山影に落ちかけた頃、馬車は自宅へ到着した。
叔父様は「至急確認したいことがある」と言い残し、足早に帰っていった。光矢と御者台で話し込んでいたから、何か研究課題を思いついたのかもしれない。
瑞葉は光矢とともに、すぐさま執務室へ向かう。自分の口で、今日のこと――婚約のことを父母に伝えたかったのだ。
幸いにも父も母も在宅している。
「報告したら、父さまはショックを受けると思う」
「そうかしら? 冷静なお父様だもの。“そうか”って無表情に言うくらいじゃない?」
「いや……」
そんな会話をしながら歩いていると、執務室へと続く扉の前に到着した。
「お父様、お母様、失礼します。お話ししたいことがあります」
「入ってちょうだい」
弾むような母の声。秘書の相模さんが扉を開けると、まず目に飛び込んできたのは――天を仰いで魂の抜けた目をする父だった。
「おかえりなさい。まずは無事でよかったわ。怪我もなさそうね。碧人様との婚約のことでしょう? さ、座って。お茶をお願い」
反対に、母は満面の笑みで恭子さんへ指示を飛ばしていた。
「お母様、もうご存じだったんですか?」
「ええ。清瀧家当主からの正式な婚約申込書が先ほど届いたのよ」
「うわぁ……あちらの本気度がすごいね。姉さま、歓迎されてるみたいでよかったね」
「……うん」
反対されなかったことに、ひとまずほっとする。
「あなたは本当にいいのね? 上大位の家に嫁ぐということは、生半可な覚悟じゃ務まらないわよ」
「はい。……不安もありましたが、覚悟は決めました」
「……だそうよ。あなたも何か言ったら?」
母の視線を受け、父はぎこちなく顔を上げる。
「そ、そうか。決めたのだな」
「はい」
「では、こちらも正式にお受けすると返事を出そう。……実はな、使者が返事を持って帰るために、客間で待っているのだ」
「うげぇ……」
光矢の、神守らしからぬ声が部屋に響いた。
「こら光矢! ……こちらも子どもたちが帰り次第返事を出すと言ったのだけれど、『返事をいただくまで戻るな』と言われているらしいわ」
驚きつつも、家で返事を待ちわびているアオ君の姿を思い浮かべると、胸の奥がじんと温かくなる。
父は手紙を書き上げ、相模さんに渡した。
相模さんが部屋を出ると同時に、父は机に突っ伏す。
「はぁ……」
あまりの覇気のなさに、思わず少し意地悪を言いたくなってしまった。
「お父様……あの、上位家との婚約をご希望でしたし、お望みどおりなのでは?」
「瑞葉!! そ、それは……!」
父が慌てて顔を上げ母を見る。
「まあ! あなた、そんなこと瑞葉に言っていたの?」
母の目が鋭く光る。――しまった。やりすぎた。
「お母様、違うんです!少し意地悪を言いました。でも、言われていたのは事実です。ただ、それは誤解だったんです」
「どういうこと?」
「……当時は、君が本当はもっと上位の家に嫁ぎたかったのだと誤解していたんだ……。それで勝手に、君が瑞葉に自分の叶えられなかった思いを引き継いでほしいのかと思ってな」
「そんなわけないでしょうに。……ほんと、馬鹿ね」
「……瑞葉、本当に申し訳なかった」
「もういいんです。私こそ蒸し返してすみません。お父様があまりにも落ち込んでいたものですから」
「あなた……落ち込みすぎよ。まだ婚約しただけでしょう」
「ああ、わかっているとも。瑞葉が望むのなら反対はしない。だが……お前はまだ幼い子供だ。辛くなったときは、一人で抱え込まずに家族に相談してくれ」
「お父様……ありがとうございます」
しばし沈黙したあと、光矢が口を開いた。
「姉さま、以前の碧人様には婚約者って……いたの?」
言われて思い返す。
「私はそのころ視野が狭くて…そういう情報に疎かったから詳しくは知らないのだけれど……確か、最後の夜会のとき、花蓮が“清瀧家の婚約者をそろそろ決める”って言っていて、その最有力候補が、私とも言っていたわ」
「碧人様に釣り合う年齢と家格を考えると、そもそも候補が少ないのよね。……あなたが最有力と言われていたのも納得だわ」
「そう……なのですね。このタイミングで清瀧家の婚約者になれたのはよかったかもしれません」
「光矢?」
「……全人教の報復のことだな」
「はい。父さま。清瀧家の婚約者ともなればあちらからも護衛が着きます。今回、戦ってみて、だいぶ姉さまの能力について対策を取られました。守りが厚いに越したことはありません」
「…瑞葉も光矢もまずは自分のことを守るのよ?あなたたちをもう二度と失うわけにはいかないわ」
「はい、お母様」
「今回、全人教が対策をしてきた件に関して、帰り道に叔父さんと話し合ったんだ。叔父さんがまた対策を考えてくれるから、そこは安心してよ」
「まあ、光矢…ありがとう。本当に頼りになる弟ね。まだ六歳なのに」
「克己さんもいつもありがたいわね」
「ああ、自慢の弟だ」
「さあ、晩餐にしましょう。あなたたち、お腹が空いたでしょう?」
その日の晩餐は、いつもより豪華だった。
揺れる灯りの下、家族の笑い声が穏やかに響き、胸の奥が温かくなる。改めて、今世は幸せだ。
仲の良い家族。
大切な人との婚約。
ゆっくりと、しかし確かに変わり始めた未来。
その幸福にほっと安堵を覚えながらも、瑞葉は心の奥で静かに誓いを新たにする。
全人教との戦い。
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