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第一章
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まだ少し時間があったので、ランガに送って貰い訓練所まで来た。
少しでも身に付けなければーーー
アマンサのとこに駆け寄ると、険しい表情で基礎訓練をしていた。周りを見ると皆、真剣な顔だ。
奴隷として、他より規則が緩いが身分は変わらない。闘技場では今日もお客様に見せる闘いをしている。
「アマンサ」
邪魔しないように声をかけると、目が合いニコリと気付いてくれたが訓練の動きは止まっていない。
よし。私も頑張るぞ。と意気込み、体を動かす。
ふと、体が軽い事に気付いた。
昨日もそうだが、何故か体の違和感を覚える。
長い棒を使っているが不思議と手に馴染む。
(そういえば、この棒を使って雑技団の人が踊っていたなーーーこの記憶は、前世?)
確かこうだったかな?と棒を手にしっかり掴み直し、目を瞑り息を吸う。
目を開け、ゆっくりと棒を回し体を回転させながらどんどん棒を早く回す。
勢いがついた時、地面を蹴り空中で棒を地面に真っ直ぐに立たせ体を浮かせる。
色々な体勢をしながら、リズムよく動かしいるティアにいつの間にか周りの人達が見惚れていた。
最後は棒を高く上げてフィニッシュ。
「ティア!凄いわね!急にどうしたの?」
アマンサが拍手をしながら歓喜の声を出す。
はぁはぁと息を切らしながら棒を置くと紙を貰った事を話す。
荷物入れから紙を出すと「これだよ。」とアマンサに見せた。
訓練の終わりを告げる鐘の音にゾロゾロと帰って行く中、アマンサはジックリと紙を読んでいた。
「・・・指名なんて凄いわね。」
はい、と紙を返された顔は険しく何か変な事でも書いてあったのか?と不安になる。
「アマンサ?」
「ーーーこの紙が意味する事って何だが分かる?」
「え?絶対強制だけど、お金が貰える事?」
急にどうしたんだろ?歩きながら話していると、ガバッとアマンサがティアに抱きついてきた。
「ど、どうしたの?」
「んもう!本当に何も気づいてないんだから!指名って事は、成果が良かったらまた指名になるのよ?そしたら目を付けられて下手したら、ノウボア様専属になった人達も少なくないんだから!」
「え?!それは嫌だな…あのーー何でもない。」
すっかり忘れていたけど。イワンセス様はまだ諦めてないのかな?何も言われないのは、バロフ様がこの闘技場を守ってくれてるからだけどーーーノウボア様に見つかったら、イワンセス様にも情報がいくはず。
ーーー嫌だな・・・
ティアが黙っていると、心配そうにアマンサが「大丈夫?」と気遣ってくれる。
アマンサに話した方がいいかな…でも、話しても何も変わらない・・・
「ううん、何でもない。」
そうだーー見つからないようにすればいいんだ。
誰だか分からないように・・・顔を隠せばーーー
「ねぇアマンサ。相談したいんだけど…食事の後、核に行けるかな?」
「核?何か欲しいのがあるのかしら?」
「えっと、まだ分からない。」
「?いいわよ~」
濁しながら話すティアに何かあると感じたアマンサは特に質問はしなかった。
何も無かったかのように訓練をした。
シャワーの後は、雑談しながら食事を取り日が暮れた頃に二人は核に着いていた。
入り口で考え込むティア。
動こうとしない。時間だけが過ぎていた。
「ちょっと!どうしたのよ!?何考えてるのよ??」
痺れを切らしたアマンサがティアの肩を掴みグワングワンと揺らしながら詰め寄る。
目をパチパチしながら驚くティアは、大きい瞳でアマンサを見つめた。
「なに?何があったのよ!?」
「・・・あの、ね。顔を隠すのにーーー布とか無いかな?」
「隠す?今更?」
「あっ、えっと・・・紙を貰ったでしょ?ほら、踊り。」
ハッキリとしない答えにティアは目が泳ぎ、手はモジモジして側から見てもおかしいのは明らかだ。
アマンサは、呆れながらもティアの言いたい事に気付かないふりをする。
「も~顔を隠すよりも性別を隠しちゃいましょ!」
「性別を?」
「ほら!いつもの店に行くわよ!」
アマンサに手を引かれながら着いたのは、いつものオネイさん達がいる店だった。
「入るわよ~誰かいるかしら~?」
大きな声で呼びかけると、直ぐに返事がした。
奥から出てきたのは、店の主人。マリアンだった。
マリアンは、ティアを見るとダダダッと駆け寄りギューと抱きしめ喜びの雄叫びをあげた。
「んもう!相変わらず可愛いいんだから!」
「ぅ」
「ちょっと!!!離しなさいよ!ティアが苦しいでしょ!馬鹿力なんだから、まったく。」
アマンサが呆れながら引き離すと、ゲホゴホとティアは息を整え、アマンサの後ろに隠れる。
違う意味で身の危険を感じたのだ。
「オッホホホ~ごめんなさいね~あまりにも可愛くて!ついね!つい!」
「ついで絞め殺したら笑えないわよ。」
「ちょ!!アマンサったら!!わざとじゃないのよ!んもう、それで?今日はどうしたのかしら?」
マリアンに経緯を話すと、目をキラキラさせながら奥にいた仲間達を呼び何やらゴソゴソと商品を探し始めた。
「何を探してるの?」
明らかに何か探してる姿にティアは不安になる。
「大丈夫よ。何も心配いらないわ。ティアに必要な物を探してるのよ。」
アマンサに言われ、ティアはそれ以上は質問しなかった。
2人は、静かにマリアン達を見つめていた。
「これよ!いや、やっぱりこっちね!!」
「違うわよ!お馬鹿!!姫様はこれでしょ!?」
「何言ってんのよ~姫様はこれで決まりよん。」
色々な声が聞こえてくる。
少しでも身に付けなければーーー
アマンサのとこに駆け寄ると、険しい表情で基礎訓練をしていた。周りを見ると皆、真剣な顔だ。
奴隷として、他より規則が緩いが身分は変わらない。闘技場では今日もお客様に見せる闘いをしている。
「アマンサ」
邪魔しないように声をかけると、目が合いニコリと気付いてくれたが訓練の動きは止まっていない。
よし。私も頑張るぞ。と意気込み、体を動かす。
ふと、体が軽い事に気付いた。
昨日もそうだが、何故か体の違和感を覚える。
長い棒を使っているが不思議と手に馴染む。
(そういえば、この棒を使って雑技団の人が踊っていたなーーーこの記憶は、前世?)
確かこうだったかな?と棒を手にしっかり掴み直し、目を瞑り息を吸う。
目を開け、ゆっくりと棒を回し体を回転させながらどんどん棒を早く回す。
勢いがついた時、地面を蹴り空中で棒を地面に真っ直ぐに立たせ体を浮かせる。
色々な体勢をしながら、リズムよく動かしいるティアにいつの間にか周りの人達が見惚れていた。
最後は棒を高く上げてフィニッシュ。
「ティア!凄いわね!急にどうしたの?」
アマンサが拍手をしながら歓喜の声を出す。
はぁはぁと息を切らしながら棒を置くと紙を貰った事を話す。
荷物入れから紙を出すと「これだよ。」とアマンサに見せた。
訓練の終わりを告げる鐘の音にゾロゾロと帰って行く中、アマンサはジックリと紙を読んでいた。
「・・・指名なんて凄いわね。」
はい、と紙を返された顔は険しく何か変な事でも書いてあったのか?と不安になる。
「アマンサ?」
「ーーーこの紙が意味する事って何だが分かる?」
「え?絶対強制だけど、お金が貰える事?」
急にどうしたんだろ?歩きながら話していると、ガバッとアマンサがティアに抱きついてきた。
「ど、どうしたの?」
「んもう!本当に何も気づいてないんだから!指名って事は、成果が良かったらまた指名になるのよ?そしたら目を付けられて下手したら、ノウボア様専属になった人達も少なくないんだから!」
「え?!それは嫌だな…あのーー何でもない。」
すっかり忘れていたけど。イワンセス様はまだ諦めてないのかな?何も言われないのは、バロフ様がこの闘技場を守ってくれてるからだけどーーーノウボア様に見つかったら、イワンセス様にも情報がいくはず。
ーーー嫌だな・・・
ティアが黙っていると、心配そうにアマンサが「大丈夫?」と気遣ってくれる。
アマンサに話した方がいいかな…でも、話しても何も変わらない・・・
「ううん、何でもない。」
そうだーー見つからないようにすればいいんだ。
誰だか分からないように・・・顔を隠せばーーー
「ねぇアマンサ。相談したいんだけど…食事の後、核に行けるかな?」
「核?何か欲しいのがあるのかしら?」
「えっと、まだ分からない。」
「?いいわよ~」
濁しながら話すティアに何かあると感じたアマンサは特に質問はしなかった。
何も無かったかのように訓練をした。
シャワーの後は、雑談しながら食事を取り日が暮れた頃に二人は核に着いていた。
入り口で考え込むティア。
動こうとしない。時間だけが過ぎていた。
「ちょっと!どうしたのよ!?何考えてるのよ??」
痺れを切らしたアマンサがティアの肩を掴みグワングワンと揺らしながら詰め寄る。
目をパチパチしながら驚くティアは、大きい瞳でアマンサを見つめた。
「なに?何があったのよ!?」
「・・・あの、ね。顔を隠すのにーーー布とか無いかな?」
「隠す?今更?」
「あっ、えっと・・・紙を貰ったでしょ?ほら、踊り。」
ハッキリとしない答えにティアは目が泳ぎ、手はモジモジして側から見てもおかしいのは明らかだ。
アマンサは、呆れながらもティアの言いたい事に気付かないふりをする。
「も~顔を隠すよりも性別を隠しちゃいましょ!」
「性別を?」
「ほら!いつもの店に行くわよ!」
アマンサに手を引かれながら着いたのは、いつものオネイさん達がいる店だった。
「入るわよ~誰かいるかしら~?」
大きな声で呼びかけると、直ぐに返事がした。
奥から出てきたのは、店の主人。マリアンだった。
マリアンは、ティアを見るとダダダッと駆け寄りギューと抱きしめ喜びの雄叫びをあげた。
「んもう!相変わらず可愛いいんだから!」
「ぅ」
「ちょっと!!!離しなさいよ!ティアが苦しいでしょ!馬鹿力なんだから、まったく。」
アマンサが呆れながら引き離すと、ゲホゴホとティアは息を整え、アマンサの後ろに隠れる。
違う意味で身の危険を感じたのだ。
「オッホホホ~ごめんなさいね~あまりにも可愛くて!ついね!つい!」
「ついで絞め殺したら笑えないわよ。」
「ちょ!!アマンサったら!!わざとじゃないのよ!んもう、それで?今日はどうしたのかしら?」
マリアンに経緯を話すと、目をキラキラさせながら奥にいた仲間達を呼び何やらゴソゴソと商品を探し始めた。
「何を探してるの?」
明らかに何か探してる姿にティアは不安になる。
「大丈夫よ。何も心配いらないわ。ティアに必要な物を探してるのよ。」
アマンサに言われ、ティアはそれ以上は質問しなかった。
2人は、静かにマリアン達を見つめていた。
「これよ!いや、やっぱりこっちね!!」
「違うわよ!お馬鹿!!姫様はこれでしょ!?」
「何言ってんのよ~姫様はこれで決まりよん。」
色々な声が聞こえてくる。
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