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26 新しい住居2
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布を取ると長年の埃が舞い、家具が顔を出す。
手作りの布マスクにエプロン・三角巾を頭に巻いて完全武装する姿はどこか逞しくみえる。
一つずつ布を取っていくと、古びたデザインだがしっかりした造りのベットや衣装ダンス達。
長年使われていないと言うが、日常で使う分には支障が無さそうだ。
「うん。綺麗になった。家具を移動したいけど…1人じゃ無理だな、イスンかリュカにお願いしよう。」
独り言をいいながら、綺麗になったベッドと衣装ダンスを見る。
マットレスは洗浄魔法で中身まで綺麗にしましたよ。ダニとかいたら嫌だからね!…この世界にダニがいるか分からないけど。
タンスは引き出しと扉が付いており、扉を開けるとコートなど長めの上着がかけらるようになっている。
固く絞った雑巾で丁寧に拭いていくと黒く見えたのは汚れだとわかった。
ワインレッドの木目が見え、拭くのが楽しくなる。
1つ目の寝室を綺麗にしたら、仕上げにもう一度だけ部屋全体に洗浄魔法をして除菌もする。薄く灰色になっていた壁はクリーム色になり、埃や蜘蛛の巣がなくなりピカピカになった。
ベッドとタンスが重くて移動出来ず、壁側のままだがしょうがない。
「この部屋にタンスは3つ要らないから、後で他の部屋に移動しましょ。」
そう。何故かこの部屋に衣装ダンスが3つあったんだよね。
他の2部屋にはベットだけあったんだけど。掃除しやすいからまぁいっか。
隣の部屋に行くと、やはりベットが1つだけある。
布を取り、埃が舞うため窓を開ける。
固く絞った雑巾でベットを丁寧に拭いていき、仕上げに洗浄魔法と除菌をする。
雑巾で拭かなくても洗浄魔法だけでいいのでは?と頭がよぎったが、掃除した感じが無くなる為仕上げ以外は自分の手でやろうと決めたのだ。
要は気分の問題である。
最後の部屋もベッドだけなので、窓を開けて掃除をする。
3部屋終わる頃にはお昼を回っていた。
リビングに向かい遅めのお昼の準備をする。
お米を炊いて、その間に野菜を一口大に切り分けお肉を炒める。味付けはシンプルに塩胡椒のみ。野菜炒めだ。
お湯も沸かして細切れにした野菜の半端とお肉の切れ端を一緒に煮込む。トマトの熟したのを入れて塩で整えて味見すると野菜の甘みとトマトの酸っぱさがちょうど良い。
お皿に盛り付けるとシューッと土鍋から煙が出る。
火を消して、そのままにしておく。
蒸らすとお米が美味しくなるのよね。
テーブルを拭いて、食事を並べていくが2人はまだ帰って来ないので、盛り付けたのをアイテムバックにしまう。
来た時にすぐ食べれるようにする為だ。
「1人か、久々だな…いただきます。」
静かな部屋で黙々と食べていると、メルが欠伸しながら『いい匂いなの、愛し子何食べてるの?』と起きてきた。
メルは一度千鶴と起きたが、掃除しているときにウツラウツラ眠そうにしていたが、遂にパタリと寝てしまったのでリビングのソファーで寝かしたのだった。
「メルもスープのむ?」
『スープ??飲みたいのー!』
「ふふ、今持ってくるね。」
可愛く元気に返事するメルに顔がにこやかになる。
少しだけ静かだった部屋は明るくなった。
『このスープ美味しいの~』
「そう、良かった。」
メルには小さいコップに入れて渡すと『あちち』と言いながらフーフー飲む姿に癒される。
食事を終えると、「次は庭の雑草を手入れしないと」と外に出る。庭は、膝丈ぐらいに育った雑草が生い茂り、辛うじて道が分かるぐらいだ。
お店の掃除もしたいが、まずは歩けるようにしなくては。
千鶴の買った(今はイスンの持ち物)土地は、レンガの壁に囲まれており、入り口から入って右側がお店になっている。
その奥が住居になっているのだが、ほったらかしになった草達が歩きづらくしている。
なので。先に庭の手入れをしなくてはならないのだ。
軍手と鎌を持ち、ザクザクと玄関から伸びた草を刈っていく。が、意外にも土が乾燥していて、力を入れたら根っこまで取れたので刈るのではなく引き抜いていく。
その様子を見ていたメルが『ここの草がいらないの?』と不思議そうに聞いてきた。
「そうね、歩くには不便かな?」
『なら!メルに任せるの!!』
胸をドン!と叩きながらドヤ顔で言ってきた。
せっかくの好意を無駄に出来ないので「じゃあ、お願いしようかな?」と頭を下げたら『任せてなのー!』とどこかに行ってしまった。
「・・・何か考えがあるんだよね?」
いなくなったメルに不安を覚えながら、庭はメルに任せてお店に向かう。
ガチャリと鍵を開けて中に入ると見学した時のまま、こじんまりとした内装で所々に埃が溜まっていた。
右側に棚が陳列しており、左側にテーブルと椅子が3個ずつ置いてあった。
前のお店では、雑貨屋さんだったと聞いた。テーブルは従業員の休憩所だと言われ驚いた。
お客様の目の前で休憩するとか、千鶴からしたら考えられない事だが、この街では当たり前らしい。
目の届かない場所で不正を働く者がいるからだと教わり、納得した。監視カメラなどあるわけ無いから、休憩しながらも目を光らせるのだと。
イメージはもう出来ていた。
コンビニみたいなお店!
誰でも気軽に来れて、品物は日常品を中心にする。勿論、飲食物も売る予定。
そして、何よりも大事な事は値段!!これ大事!
物によっては高くなるけど、基本的には毎日来れるような値段にしたい!
安すぎず、高すぎず。それが難しいんだよね…
一応。イスンとリュカにも相談はするけど、どんな反応されるかちょっと怖い。
今はこの部屋の掃除&模様替え。
せっかく、棚とテーブルがあるから。棚は両壁に並べ、真ん中にテーブルと椅子をもってくる。幸いにも棚が思ったより重くないから運べたよ。そして、奥の部分は何も無かったからここに受付と調理場を作りたいんだよね。調理っていっても、小さい台所。飲み物とかはオーダーを受けて作れる場所が欲しい。
そして、何より決め手だったのはロフトが付いていたのだ!
ロフトは在庫を置くのに最適だった。
受付の隣から上がれるようにすればお客様が勝手に上がる事もないだろう。
でも、今は棚とテーブルとロフトがガランとした店内にあるだけ。
流石の千鶴でも、大工さんではないから出来ない。
トイレも無いからその場所を作るのも難しい。
掃除をしながら考えていたら、「チズー?」と呼ぶ声が外から聞こえてきた。
この声はイスンかな?と思い、ドアを開けるとイスンが庭に立っていた。
「・・・」
「あぁ、こっちに居たのか。チズは仕事が早いんだな、こんなに進んでしまうと俺が手伝うのが無くなるな」
イスンの言葉が右から左へ抜けていく。
目の前には綺麗に整頓された庭が広がっていた。
門からお店の道は、レンガが敷かれており道沿いには色とりどりの花が咲き乱れていた。
目隠しする様に奥の住居の前には色々な形の緑の葉がゆさゆさと植わっている。
お店に行く途中、住居が見えないようにしてあったが住居からお店の方は障害となる木は植わってなく、光が差し込み明るい空間になっていた。
「…へ?庭が綺麗になってる・・・?」
「チズがやったんじゃないのか?」
「わたし!?違うよ!こんな綺麗にできるわけ無いじゃん!メルにお願い・・・はっ!?メル!!?」
そうだ、メルにお願いしたんだと思い出しキョロキョロと見渡すといつのまに置いたのか、住居の前にテーブルが置かれてその上に色々な髪色の妖精達がスピースピーと寝息を立てていた。
「多分、この子達が綺麗にしてくれたと思う。」
チズの言葉に何となく状況を理解したイスンは苦笑した。確かにメルなら仲間を連れてきてやりそうだな。と。
「この子達に、お礼を作りたいから。中に入るね?イスンはどうする?」
「様子を見にきただけだ。お昼を食べたらまた出かけようと思う。」
「分かった、じゃぁお昼は出来てるからすぐ準備するね!」
妖精達を起こさないように2人は家の中に入っていく。
手作りの布マスクにエプロン・三角巾を頭に巻いて完全武装する姿はどこか逞しくみえる。
一つずつ布を取っていくと、古びたデザインだがしっかりした造りのベットや衣装ダンス達。
長年使われていないと言うが、日常で使う分には支障が無さそうだ。
「うん。綺麗になった。家具を移動したいけど…1人じゃ無理だな、イスンかリュカにお願いしよう。」
独り言をいいながら、綺麗になったベッドと衣装ダンスを見る。
マットレスは洗浄魔法で中身まで綺麗にしましたよ。ダニとかいたら嫌だからね!…この世界にダニがいるか分からないけど。
タンスは引き出しと扉が付いており、扉を開けるとコートなど長めの上着がかけらるようになっている。
固く絞った雑巾で丁寧に拭いていくと黒く見えたのは汚れだとわかった。
ワインレッドの木目が見え、拭くのが楽しくなる。
1つ目の寝室を綺麗にしたら、仕上げにもう一度だけ部屋全体に洗浄魔法をして除菌もする。薄く灰色になっていた壁はクリーム色になり、埃や蜘蛛の巣がなくなりピカピカになった。
ベッドとタンスが重くて移動出来ず、壁側のままだがしょうがない。
「この部屋にタンスは3つ要らないから、後で他の部屋に移動しましょ。」
そう。何故かこの部屋に衣装ダンスが3つあったんだよね。
他の2部屋にはベットだけあったんだけど。掃除しやすいからまぁいっか。
隣の部屋に行くと、やはりベットが1つだけある。
布を取り、埃が舞うため窓を開ける。
固く絞った雑巾でベットを丁寧に拭いていき、仕上げに洗浄魔法と除菌をする。
雑巾で拭かなくても洗浄魔法だけでいいのでは?と頭がよぎったが、掃除した感じが無くなる為仕上げ以外は自分の手でやろうと決めたのだ。
要は気分の問題である。
最後の部屋もベッドだけなので、窓を開けて掃除をする。
3部屋終わる頃にはお昼を回っていた。
リビングに向かい遅めのお昼の準備をする。
お米を炊いて、その間に野菜を一口大に切り分けお肉を炒める。味付けはシンプルに塩胡椒のみ。野菜炒めだ。
お湯も沸かして細切れにした野菜の半端とお肉の切れ端を一緒に煮込む。トマトの熟したのを入れて塩で整えて味見すると野菜の甘みとトマトの酸っぱさがちょうど良い。
お皿に盛り付けるとシューッと土鍋から煙が出る。
火を消して、そのままにしておく。
蒸らすとお米が美味しくなるのよね。
テーブルを拭いて、食事を並べていくが2人はまだ帰って来ないので、盛り付けたのをアイテムバックにしまう。
来た時にすぐ食べれるようにする為だ。
「1人か、久々だな…いただきます。」
静かな部屋で黙々と食べていると、メルが欠伸しながら『いい匂いなの、愛し子何食べてるの?』と起きてきた。
メルは一度千鶴と起きたが、掃除しているときにウツラウツラ眠そうにしていたが、遂にパタリと寝てしまったのでリビングのソファーで寝かしたのだった。
「メルもスープのむ?」
『スープ??飲みたいのー!』
「ふふ、今持ってくるね。」
可愛く元気に返事するメルに顔がにこやかになる。
少しだけ静かだった部屋は明るくなった。
『このスープ美味しいの~』
「そう、良かった。」
メルには小さいコップに入れて渡すと『あちち』と言いながらフーフー飲む姿に癒される。
食事を終えると、「次は庭の雑草を手入れしないと」と外に出る。庭は、膝丈ぐらいに育った雑草が生い茂り、辛うじて道が分かるぐらいだ。
お店の掃除もしたいが、まずは歩けるようにしなくては。
千鶴の買った(今はイスンの持ち物)土地は、レンガの壁に囲まれており、入り口から入って右側がお店になっている。
その奥が住居になっているのだが、ほったらかしになった草達が歩きづらくしている。
なので。先に庭の手入れをしなくてはならないのだ。
軍手と鎌を持ち、ザクザクと玄関から伸びた草を刈っていく。が、意外にも土が乾燥していて、力を入れたら根っこまで取れたので刈るのではなく引き抜いていく。
その様子を見ていたメルが『ここの草がいらないの?』と不思議そうに聞いてきた。
「そうね、歩くには不便かな?」
『なら!メルに任せるの!!』
胸をドン!と叩きながらドヤ顔で言ってきた。
せっかくの好意を無駄に出来ないので「じゃあ、お願いしようかな?」と頭を下げたら『任せてなのー!』とどこかに行ってしまった。
「・・・何か考えがあるんだよね?」
いなくなったメルに不安を覚えながら、庭はメルに任せてお店に向かう。
ガチャリと鍵を開けて中に入ると見学した時のまま、こじんまりとした内装で所々に埃が溜まっていた。
右側に棚が陳列しており、左側にテーブルと椅子が3個ずつ置いてあった。
前のお店では、雑貨屋さんだったと聞いた。テーブルは従業員の休憩所だと言われ驚いた。
お客様の目の前で休憩するとか、千鶴からしたら考えられない事だが、この街では当たり前らしい。
目の届かない場所で不正を働く者がいるからだと教わり、納得した。監視カメラなどあるわけ無いから、休憩しながらも目を光らせるのだと。
イメージはもう出来ていた。
コンビニみたいなお店!
誰でも気軽に来れて、品物は日常品を中心にする。勿論、飲食物も売る予定。
そして、何よりも大事な事は値段!!これ大事!
物によっては高くなるけど、基本的には毎日来れるような値段にしたい!
安すぎず、高すぎず。それが難しいんだよね…
一応。イスンとリュカにも相談はするけど、どんな反応されるかちょっと怖い。
今はこの部屋の掃除&模様替え。
せっかく、棚とテーブルがあるから。棚は両壁に並べ、真ん中にテーブルと椅子をもってくる。幸いにも棚が思ったより重くないから運べたよ。そして、奥の部分は何も無かったからここに受付と調理場を作りたいんだよね。調理っていっても、小さい台所。飲み物とかはオーダーを受けて作れる場所が欲しい。
そして、何より決め手だったのはロフトが付いていたのだ!
ロフトは在庫を置くのに最適だった。
受付の隣から上がれるようにすればお客様が勝手に上がる事もないだろう。
でも、今は棚とテーブルとロフトがガランとした店内にあるだけ。
流石の千鶴でも、大工さんではないから出来ない。
トイレも無いからその場所を作るのも難しい。
掃除をしながら考えていたら、「チズー?」と呼ぶ声が外から聞こえてきた。
この声はイスンかな?と思い、ドアを開けるとイスンが庭に立っていた。
「・・・」
「あぁ、こっちに居たのか。チズは仕事が早いんだな、こんなに進んでしまうと俺が手伝うのが無くなるな」
イスンの言葉が右から左へ抜けていく。
目の前には綺麗に整頓された庭が広がっていた。
門からお店の道は、レンガが敷かれており道沿いには色とりどりの花が咲き乱れていた。
目隠しする様に奥の住居の前には色々な形の緑の葉がゆさゆさと植わっている。
お店に行く途中、住居が見えないようにしてあったが住居からお店の方は障害となる木は植わってなく、光が差し込み明るい空間になっていた。
「…へ?庭が綺麗になってる・・・?」
「チズがやったんじゃないのか?」
「わたし!?違うよ!こんな綺麗にできるわけ無いじゃん!メルにお願い・・・はっ!?メル!!?」
そうだ、メルにお願いしたんだと思い出しキョロキョロと見渡すといつのまに置いたのか、住居の前にテーブルが置かれてその上に色々な髪色の妖精達がスピースピーと寝息を立てていた。
「多分、この子達が綺麗にしてくれたと思う。」
チズの言葉に何となく状況を理解したイスンは苦笑した。確かにメルなら仲間を連れてきてやりそうだな。と。
「この子達に、お礼を作りたいから。中に入るね?イスンはどうする?」
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