「偽聖女の妹が良い」と婚約破棄された私、辺境の呪われ公爵様に拾われ溺愛されています~今さら国が滅びそうと泣きつかれても手遅れです~

eringi

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第16話 夜会用のドレス? いえ、これは戦闘服です

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ミューアが嵐のように去ってから、数日が経過した。
アイスバーン城は再び静寂を取り戻した――と言いたいところだが、城内の空気は以前とは違う種類の緊張感に包まれていた。

その原因は、ミューアが捨てていった、あの一枚の書き損じの手紙だ。

『お父様へ。
 北の城への潜入、成功しましたわ(予定)。
 お姉様は相変わらず馬鹿で、私が聖女だと信じ込んでいるみたい。
 でも、カイル様が言っていた「古代兵器」の起動準備って、本当に大丈夫なんですの?
 北を焦土にするって……私の公爵様まで怪我をしたらどうしますの!
 お姉様だけを強制連行する作戦に変更してくださいな』

ゴミ箱から回収されたクシャクシャの紙切れ。
そこに書かれていた不穏な単語の数々に、レオン様と私は戦慄した。

「……古代兵器、か」

執務室の机にその紙を広げ、レオン様は深く息を吐いた。
その表情は険しく、指先がトントンと机を叩いている。

「王家の地下深くに眠るとされる、旧文明の遺産だな。魔力を動力源とし、一撃で山をも吹き飛ばす破壊兵器……。あくまでお伽話の類だと思っていたが」

「カイル様なら、やりかねません。……王都の危機を乗り切るためなら、禁忌に手を染めることも」

私は背筋が寒くなるのを感じた。
王都の食糧難と疫病は、日を追うごとに悪化しているはずだ。
追い詰められた王家が、なりふり構わず「北の資源」と「聖女(私)」を奪いに来る。
その切り札が、古代兵器なのだろう。

「焦土化作戦……。彼らは、この豊かな領地を焼き払ってでも、私を屈服させるつもりか」

レオン様の瞳に、冷たい怒りの炎が宿る。

「許さん。私の民も、エルナも、指一本触れさせはしない」

「レオン様……」

「エルナ、提案がある」

彼は真剣な眼差しで私を見た。

「三日後の春の祝賀パーティーだが……中止にしよう」

「えっ?」

「危険すぎる。王都のスパイが紛れ込んでいる可能性もあるし、何より大勢の人が集まる場所は、襲撃の格好の的だ。君を危険に晒したくない」

彼の言い分はもっともだ。
守りを固めるなら、城門を閉ざし、籠城するのが一番安全かもしれない。

けれど、私は首を横に振った。

「いいえ、レオン様。パーティーは開催しましょう」

「なっ……本気か? 君が狙われているんだぞ?」

「だからこそです。ここで逃げ隠れしては、彼らの思う壺です。『北の公爵は恐れをなして引きこもった』と、王都に喧伝されるでしょう」

私はレオン様のデスクに歩み寄り、彼の手を強く握った。

「それに、領民たちも楽しみにしています。私たちが幸せで、この地が盤石であることを示す絶好の機会です。……堂々としましょう。私たちは何も悪いことはしていないのですから」

私の言葉に、レオン様は驚いたように目を見開き、それからふっと口元を緩めた。

「……君には敵わないな。いつの間に、そんなに強くなったんだ?」

「貴方が愛してくれたからです。……守られるだけのお姫様は、もう卒業しました」

「そうか。……分かった。開催しよう」

レオン様は立ち上がり、私を引き寄せて抱きしめた。

「だが、警備は厳重にする。ロベルトにも協力を要請済みだ。……そして、君には最高に美しく、誰よりも強い姿で立ってもらう」

「はい。望むところです」

   ***

そして、パーティー前日。
私の部屋は、戦場のような慌ただしさに包まれていた。
主役は私、そして指揮官はマダム・ロゼだ。

「いいですか、エルナ様! 今回のドレスは、ただのパーティー用ではありませんのよ!」

マダム・ロゼは、トルソーにかけられた布を前に、熱弁を振るっていた。
彼女はすでに、王都の不穏な動きや、私たちの決意を察しているようだった。
一流の職人というのは、空気の変化に敏感なものだ。

「旦那様からオーダーがありました。『エルナを、誰にも侮れない気高き公爵夫人として仕上げろ』と。……つまり、これは可憐な花嫁衣裳ではなく、女王の正装なのです!」

バサッ!

彼女が布を取り払うと、そこには一着のドレスが現れた。

私は息を呑んだ。
それは、今まで着たどんなドレスとも違っていた。

色は、深く濃いミッドナイトブルー。
レオン様の髪の色より少し明るく、彼の瞳の色より深い、吸い込まれそうな青。
素材は重厚なベルベットと、光沢のあるシルクが幾重にも重ねられている。
デコルテは大胆に開いているが、そこには透けるような極薄のレースがあしらわれ、肌を見せすぎない品格がある。
そして何より特徴的なのは、そのシルエットだ。
ふわりと広がる可愛らしいスカートではなく、腰回りはタイトに、裾に向かって優雅に広がるマーメイドラインに近いAライン。
背筋を伸ばして歩くことを前提とした、凛としたデザインだった。

「美しい……」

「でしょう? さあ、着てみてくださいませ!」

マダム・ロゼと数人の侍女に手伝われ、私はドレスに袖を通した。
ずっしりとした重みがある。
しかし、それは不快な重さではなく、私を守る鎧のような頼もしさだった。
コルセットが締め上げられ、背筋が自然と伸びる。

鏡の前に立つと、そこには見知らぬ女性がいた。
王都で白い聖女服を着て、俯いていた地味な少女の面影はない。
黒髪は高く結い上げられ、銀色の髪飾りが冠のように輝いている。
紅を引いた唇は意志の強さを物語り、ドレスの青色が肌の白さを際立たせている。

「……これが、私?」

「はい。アイスバーン公爵家の女主人、エルナ・フォレスティ様ですわ」

マダム・ロゼが満足げに頷いた。

「このドレスには、防寒と物理防御の魔法糸を織り込んであります。多少の衝撃なら跳ね返しますし、汚れもつきません。……そして」

彼女はドレスの裾を捲り、太もものあたりを指差した。

「ここには、隠しポケットがあります。護身用の短剣や、魔石を忍ばせることも可能です」

「えっ、そこまで?」

「旦那様のご希望です。『念には念を』と」

過保護すぎる気もするけれど、今の状況なら頼もしい機能だ。
私は鏡の中の自分に向かって、ニッコリと微笑んでみた。
それは「愛想笑い」ではなく、敵を迎え撃つための「不敵な笑み」に見えた。

「ありがとうございます、マダム。……これはもはや、夜会用のドレスではありませんね」

私はスカートの裾を翻し、力強く言った。

「これは、私の戦闘服です」

「ふふっ、その意気ですわ!」

   ***

準備が整い、私はレオン様の待つホールへと向かった。
階段の上から見下ろすと、そこには正装したレオン様が立っていた。
黒の軍服に、青いサッシュ、そして胸元には数々の勲章。
腰には儀礼用ではなく、実戦用の長剣を佩いている。
彼もまた、戦う覚悟を決めているのだ。

私が階段を降り始めると、彼が顔を上げた。
その蒼い瞳が、見開かれる。

「……エルナ」

彼は呆然と呟き、私から目を離せなくなったようだった。
一歩、また一歩と近づくたびに、彼の瞳の熱量が上がっていくのが分かる。

「いかがですか、レオン様? ……戦闘準備は完了いたしました」

彼の目の前まで降り立ち、私はスカートをつまんで優雅に礼をした。
レオン様はしばらく言葉を失っていたが、やがて震える手で私の手を取った。

「……言葉が出ない。君は、美しさの限界を更新し続けるつもりか?」

「ふふっ、貴方に釣り合う女性になるためですから」

「釣り合うどころか……私が霞んでしまいそうだ」

彼は私の腰に手を回し、熱っぽい視線で見下ろした。

「その青は、私の色だ。……君が私の色に染まってくれているのが、何より嬉しい」

「はい。私は貴方のものですから」

「ああ、そうだ。君は私のものだ。……そして、このドレスには私の魔力を込めてある」

彼はドレスの背中あたりに手を滑らせた。

「マダム・ロゼが織り込んだ防御魔法に加え、私自身の『氷の結界』をコーティングしておいた。もし誰かが君に危害を加えようとすれば、その瞬間にドレスが反応し、相手を氷漬けにする」

「えっと……それは、ダンスの相手をしてくださる方々も凍ってしまうのでは?」

「私以外の男と踊るつもりか?」

彼は目を細めた。
嫉妬深い公爵様のお出ましだ。

「まさか。……ダンスのパートナーは、レオン様だけです」

「よろしい。なら問題ない」

彼は満足げに頷くと、ポケットから何かを取り出した。
それは、透明な氷で作られたような、繊細なデザインのチョーカーだった。
中央には、あの指輪と同じ水色の氷魔石が埋め込まれている。

「これを着けてくれ。……指輪と共鳴して、君の魔力を増幅させる増幅器(ブースター)だ。いざという時は、君自身の聖女の力で広範囲の浄化を行えるようになる」

彼は私の後ろに回り、首にチョーカーを着けてくれた。
ひんやりとした石が喉元に触れると、全身に力がみなぎってくるのを感じた。

「防御はドレスと指輪で。攻撃と浄化はこのチョーカーで。……完璧だ」

レオン様は私の肩に顎を乗せ、鏡越しに二人の姿を見た。
黒と青。
氷の魔公爵と、青き戦闘服を纏った聖女。
どこからどう見ても、最強のカップルだ。

「さあ、行こうか。……私たちの城に招かれた客人に、本当の『北の支配者』が誰なのか、教えてやる時間だ」

「はい、レオン様」

私たちは腕を組み、パーティー会場へと続く大扉の前へと進んだ。
扉の向こうからは、すでに多くの人々のざわめきと、楽団の演奏が聞こえてくる。
緊張はない。
あるのは、心地よい高揚感だけ。

「開けろ!」

レオン様の合図で、重厚な扉がゆっくりと開かれた。

   ***

光が溢れた。
数百個のシャンデリアが輝く大広間。
そこには、領内の貴族や有力者、そして近隣諸国から招かれた賓客たちで埋め尽くされていた。
私たちが姿を現した瞬間、会場の空気が一変した。
音楽が止まり、全ての視線が階段上の私たちに集中する。
ざわめきがピタリと止み、静寂が支配する。

私たちはゆっくりと、威厳を持って階段を降りていく。

「……あれが、噂の公爵様か?」
「なんて美しい……氷の彫像のようだ」
「いや、隣の女性を見ろ。……あの方こそ、本物の聖女様ではないか?」

ひそひそ話が聞こえてくる。
かつて王都の夜会で、壁の花として蔑まれていた頃とは違う。
今の私に向けられているのは、羨望と、畏敬の眼差しだ。

「皆様」

階段の中腹で、レオン様が足を止めた。
彼はよく通る声で、会場全体に語りかけた。

「本日は、アイスバーン公爵家の春の祝賀にお集まりいただき、感謝する。……長年、私は『呪い』によって城を閉ざし、皆様に心配をおかけしてきた」

会場の誰もが、息を呑んで彼を見つめている。

「だが、その冬の時代は終わった。……私の呪いは解かれたのだ。ここにいる、私の最愛の婚約者、エルナ・フォレスティによって」

レオン様が私を紹介するように手を差し伸べる。
私は一歩前に出て、堂々と胸を張り、深くお辞儀をした。

「エルナでございます。……この北の地で、レオンハルト様と共に歩めることを、心より幸せに思います」

顔を上げ、ニッコリと微笑む。
その瞬間、会場がどよめいた。

「おお……なんて神々しい」
「黒髪が、あんなに美しいなんて……」
「あれこそ、女神の化身だ」

拍手が巻き起こった。
最初はパラパラと、やがて雷鳴のような喝采へと変わる。
そこには、ミューアが来た時のような疑いの目はなく、純粋な祝福があった。

私たちは階段を降りきり、フロアへと進んだ。
人々がモーゼの海のように割れ、道を作る。

「おめでとうございます、閣下!」
「素晴らしいパートナーを見つけられましたな!」

次々と声をかけられる祝福の言葉に、レオン様は穏やかな笑顔で応えていく。
その余裕のある態度は、王者の風格そのものだ。

しかし、私は気づいていた。
この祝福の輪の中に、異質な気配が紛れ込んでいることを。

(……いる)

私の聖女としての感覚が、微かな悪意を捉えた。
会場の隅、柱の陰。
給仕に扮した男や、招待客に紛れ込んだ目の鋭い者たち。
彼らの視線は、祝福ではなく「値踏み」であり、隙を伺う猛獣のそれだ。

王都のスパイ。
あるいは、カイル殿下が送り込んだ工作員たち。

レオン様も気づいているようで、私を抱く手に少しだけ力がこもった。

(心配するな。……全て把握している)

指輪を通じて、彼の声が頭に響く。

(ロベルトの部下たちがマークしている。彼らが動けば、即座に排除する)

(はい。……でも、少しだけ挑発してみてもよろしいですか?)

(フッ……。君も好戦的になったものだ。いいだろう、許可する)

私はレオン様と視線を交わし、悪戯っぽく微笑んだ。
そして、わざとスパイたちがいる方向へと歩を進めた。

「レオン様、喉が渇きましたわ」

「ああ、何か飲み物を持ってこさせよう」

ちょうど近くを通りかかった給仕――明らかに挙動不審で、懐に何かを隠し持っている男――を呼び止める。

「そこの貴方。シャンパンをいただける?」

「は、はい! ただいま!」

男は慌ててトレイを差し出した。
その手が震えている。
彼はシャンパンのグラスを渡す際、指輪に仕込んだ毒を入れようとしているのが見え見えだった。

私はグラスを受け取るふりをして、彼の手にそっと触れた。

『――浄化(ピュリファイ)』

ジュッ!

男の指輪から、黒い煙が上がった。
仕込まれていた毒の成分が、聖なる力によって瞬時に分解され、無害化されたのだ。
同時に、指輪自体が熱を持ち、男は「あつっ!」と声を上げてトレイを取り落とした。

ガシャーン!

グラスが割れ、会場の注目が集まる。

「おや、どうした? 手が滑ったのか?」

レオン様が冷ややかに見下ろす。

「も、申し訳ございません! し、失礼しました!」

男は青ざめて、逃げるようにバックヤードへと下がっていった。
毒殺未遂、失敗。
周りのスパイたちが、動揺して目配せし合っているのが分かる。

「ふふっ、粗相の多い給仕ね」

私は何事もなかったかのように微笑んだ。

「エルナ、君の浄化魔法は毒まで消せるのか?」

「ええ。不純物はすべて綺麗にできますから。……この会場の『害虫』も、まとめて浄化してしまいたいくらいですわ」

「ははっ! 頼もしい限りだ」

レオン様は楽しそうに笑い、私の手を取った。
楽団がワルツを奏で始める。

「さあ、踊ろうか。……私たちの勝利のダンスを」

「喜んで」

私たちはホールの中央へと進み出た。
レオン様のリードで、私は軽やかにステップを踏む。
ミッドナイトブルーのドレスが旋回し、星の刺繍が光の尾を引く。
レオン様の軍服と私のドレスが混ざり合い、一つの絵画のように調和する。

誰よりも美しく、誰よりも強く。
私たちは視線だけで語り合う。

『愛しています、レオン様』
『私もだ、エルナ』

スパイたちの視線など、もはや気にならなかった。
彼らは手出しできない。
私たちの圧倒的な「格」と「絆」を見せつけられ、萎縮しているのが伝わってくるからだ。

一曲が終わると、会場は再び割れんばかりの拍手に包まれた。
私たちは互いに礼をし、寄り添い合う。

その時だった。
会場の入り口が騒がしくなり、一人の男が大声で叫びながら入ってきた。

「待てーい! 俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」

ドスドスという足音と共に現れたのは、筋肉隆々の正装(袖がパッツンパッツンで破けそう)に身を包んだ、ロベルト・バーンスタイン辺境伯だった。

「おお! レオンハルト! そしてエルナ嬢! 素晴らしい! なんてマッスルなオーラだ!」

「……ロベルト。お前は静かに入ってこれないのか」

レオン様が呆れ顔になる。
しかし、ロベルト様は気にせず、私たちの元へ駆け寄ってきた。

「祝いに来たぞ! ……と言いたいところだが、少しばかり急用だ」

彼の表情が、一瞬で真剣なものに変わった。
彼はレオン様の耳元で、しかし私にも聞こえるように囁いた。

「……捕まえたネズミ(スパイ)が吐いたぞ。王都軍の先遣隊が、国境の山脈を越えたそうだ」

「なに?」

「しかも、妙な『鉄の塊』を引きずっているらしい。……噂の古代兵器ってやつかもしれん」

会場の華やかな空気の裏で、事態は最悪の方向へと動き出していた。
レオン様の瞳が、鋭く光る。

「……そうか。パーティーの最中に仕掛けてくるとは、随分と舐められたものだ」

「どうする? 俺の兵を出すか?」

「いや、まずは私が挨拶に行こう。……エルナ、行けるか?」

レオン様が私を見た。
ドレス姿の私。
しかし、これはただのドレスではない。

「もちろんです。これは『戦闘服』ですから」

私は毅然と答えた。

「行きましょう、レオン様。……私たちの領地を荒らす不届き者に、お仕置きが必要ですわ」

パーティーは一時中断。
公爵と公爵夫人は、優雅に、しかし殺気を纏って会場を後にした。
これから向かうのは、ダンスホールではなく、本物の戦場。

次回、古代兵器vs最強夫婦。
北の空に、聖女の閃光が走る。

(第16話 完)
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