「偽聖女の妹が良い」と婚約破棄された私、辺境の呪われ公爵様に拾われ溺愛されています~今さら国が滅びそうと泣きつかれても手遅れです~

eringi

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第32話 廃嫡と幽閉。二度と会うことはないでしょう

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「……これで、全て終わりですね」

私は、執務机の上に置かれた分厚い羊皮紙の束に、最後の一筆を記した。
羽ペンを置く音が、静まり返った執務室に小さく響く。
隣で見守っていたレオン様が、労うように私の肩に手を置いた。

「ああ。ご苦労だった、エルナ。……これで法的にも、彼らは君の親族でも、知人でもなくなった」

私がサインしたのは、王都の暫定評議会から送られてきた『身分関係断絶書』および『元王族・貴族の処分確定通知書』だ。
先日、私たちが鉱山やロベルト様の領地で確認したカイルやミューアの処遇が、国際法上でも正式に認められたことを意味する書類である。

カイル・ルミナス。
元王太子、廃嫡。
王籍を剥奪され、平民以下の「国家反逆罪人」として、終身刑に処す。
身柄はアイスバーン公国の管理下に置き、鉱山労働に従事させることとする。

ミューア・フォレスティ。
元聖女(偽)、家名剥奪。
王家への詐欺罪および国家転覆未遂罪により、すべての身分を剥奪。
現在はロベルト・バーンスタイン辺境伯の監視下にて、奉仕活動(という名の教官業)に従事。

そして、私の父であったフォレスティ元公爵と、レオン様の母であったイザベラ元公爵夫人。
彼らについても、厳しい処分が確定していた。

「……お父様は、修道院へ入られたのですね」

私は書類の一節に目を落とした。
フォレスティ公爵家は取り潰しとなり、屋敷も財産もすべて没収された。
父は、王都から遠く離れた、北の果てにある孤島の修道院へ送られることになったらしい。
そこは「沈黙の修道院」と呼ばれ、死ぬまで誰とも言葉を交わさず、ただ祈りと農作業の日々を送る場所だ。

「彼が望んだことだそうだ」

レオン様が淡々と言った。

「『娘たちの才能を見誤り、国を誤った罪を償いたい』と。……まあ、今さら殊勝なことを言っても、失われた時間は戻らないがな」

「そうですね。……でも、彼なりに静かな最期を望んだのでしょう」

私は窓の外、遠く霞む南の空を見つめた。
幼い頃、厳しくも遠い存在だった父。
私を愛してはくれなかったけれど、憎しみだけで繋がっていたわけでもない。
ただ、あまりにも不器用で、権力という魔物に目を曇らされていた哀れな人。

「……さようなら、お父様」

心の中で、静かに別れを告げる。
もう二度と会うことはないだろう。
彼が孤島で何を感じ、何を思うのか。それを知る由もないし、知る必要もない。

「イザベラについては、自業自得としか言いようがないな」

レオン様が別の書類を指先で弾いた。
そこには、イザベラ元夫人の近況が記されていた。

彼女は隣国帝国への人身売買未遂(私を売ろうとした件)と、王家への不敬罪により、最も戒律の厳しい修道院へ幽閉された。
そこは、私語厳禁、暖房なし、食事は一日一回という、彼女が最も嫌っていた環境だ。
報告書によれば、最初は「私は王族よ!」「ここから出しなさい!」と暴れていたらしいが、数日もしないうちに力尽き、今では虚ろな目で床磨きをしているという。

「彼女は一生、自分の愚かさを噛み締めて生きることになる。……私が手を下すまでもなく、彼女自身のプライドが彼女を殺すだろう」

レオン様の声には、もう怒りも悲しみもなかった。
ただ、事務的に事実を確認するだけの響き。
彼の中で、母親という存在は完全に過去の遺物となったのだ。

「これで、本当に縁が切れましたね」

私は書類の束をセバスチャンに渡した。
彼は恭しく一礼し、それを黒い革袋に収めた。
この書類が王都へ返送されれば、手続きは完了する。

「カイル様も、ミューアも、お父様も、お義母様も。……みんな、それぞれの『檻』に入りました」

鉱山という檻。
筋肉という檻。
そして、修道院という檻。

「彼らは二度と、私たちの前に現れることはない。……物理的にも、社会的にも」

「ああ。……やっと、私たちだけの世界が完成したな」

レオン様は私の手を取り、指輪に口付けた。
その感触に、私はようやく肩の荷が下りたのを感じた。

長い戦いだった。
婚約破棄から始まり、追放、暗殺未遂、戦争、そして断罪。
多くの波乱があったけれど、すべてはこの平穏な日々を手に入れるための試練だったのかもしれない。

「エルナ、疲れただろう? 少し休憩にしようか」

「ええ。……甘いものが食べたいです」

「ハンスが新作のフルーツサンドを作ったそうだ。サンルームで食べよう」

私たちは執務室を出て、日当たりの良いサンルームへと向かった。
そこには、春の日差しがたっぷりと降り注ぎ、色とりどりの花が咲き乱れている。
過去の暗い影など、どこにもない。

   ***

「美味しい……! このクリーム、さっぱりしていていくらでも食べられそうです」

「ああ。イチゴの酸味とよく合っているな」

私たちはソファに並んで座り、穏やかな午後を楽しんでいた。
レオン様が私の口元についたクリームを指で拭い、それを舐める。
いつもの甘いやり取りだ。

「そういえば、レオン様。……カイル様の様子、気になりますか?」

ふと、私が尋ねると、レオン様はきょとんとした顔をした。

「いや? 全く。……なぜそんなことを聞く?」

「いえ、彼も一応、貴方の異母兄にあたる方でしたから」

そう。カイル殿下とレオン様は、母は違えど同じ王家の血を引く従兄弟同士だ。

「血の繋がりなど、私には何の意味もない。……私にとっての家族は、君だけだ」

彼は断言した。

「それに、彼には感謝している部分もある」

「感謝、ですか?」

「ああ。彼が君を捨ててくれたおかげで、私が君を拾えた。……もし彼がまともな男で、君を大切にしていたら、私は一生、氷の城で孤独に凍えていただろう」

レオン様は私の髪を一房すくい、口付けた。

「彼は愚かだったが、その愚かさが私の幸福を呼んだ。……皮肉な話だがな」

「ふふっ。……そうですね。私も、彼に感謝しなければいけませんね。貴方に出会わせてくれたのですから」

私たちは笑い合った。
かつて憎しみや怒りの対象だった相手を、今はこうして笑い話にできる。
それが、私たちが完全に過去を乗り越えた証拠だった。

「……旦那様、エルナ様。お寛ぎのところ失礼いたします」

再びセバスチャンが現れた。
今度は、書類ではなく、一枚の伝言状を持っていた。

「王都から戻った使者より、追加の報告が入りました。……王都の現状について、です」

「王都か。……まだ何かあるのか?」

レオン様が眉をひそめる。
バルドス一派が排除され、カイルたちが断罪された今、王都は平和を取り戻しつつあると思っていたのだが。

「はい。……深刻な食糧危機と、難民の問題です」

セバスチャンの報告は、予想以上に暗いものだった。

王都は確かに浄化された。
水は戻り、空気も綺麗になった。
しかし、バルドス元宰相が長年行っていた不正蓄財と、闇市場への物資流出により、国庫は空っぽで、備蓄食料も底をついていたのだ。
さらに、カイル殿下やミューアの浪費によって、王家の財政も破綻寸前だった。

「現在、王都ではパン一つを巡って争いが起き、路上には飢えた人々が溢れているそうです。暫定評議会も対策を講じていますが、絶対量が足りず……」

「……自業自得だな」

レオン様は冷ややかに言った。

「彼らが選んだ道だ。聖女を追い出し、国を食い物にした報いを受けているだけだ」

「はい。……ですが、使者によれば、多くの市民が『北へ行けば助かる』『聖女様が慈悲をくださる』という噂を信じて、国境へ向かっているとのことです」

「またか」

以前、国境の砦で選別を行った時と同じだ。
いや、今回はもっと規模が大きいかもしれない。

「前回は数千人でしたが、今回は万単位の移動が予想されます。……もし彼らが一斉に国境の『氷の壁』に押し寄せれば、暴動や、最悪の場合は壁を破壊しようとする試みも起きるかもしれません」

「私の壁を壊せるものならやってみればいい。……だが、死体の山ができるのは目覚めが悪いな」

レオン様は不快そうに舌打ちをした。

「どうする、エルナ。……放っておくか? それとも、また慈悲をかけるか?」

彼は私に判断を委ねた。
公国の主は大公であるレオン様だが、彼は精神的な判断においては、常に私の意志を尊重してくれる。

私は目を閉じて考えた。

カイルやミューア、そして腐敗した貴族たちへの「ざまぁ」は終わった。
彼らは罪を償っている。
しかし、王都に残された一般市民――特に、政治にも権力にも関わりのなかった子供や老人たちはどうだろうか。
彼らはただ、運命に翻弄されただけの弱者だ。
彼らを見殺しにすることは、聖女として……いいえ、人として正しいことなのだろうか。

「……レオン様。私、思います」

私は目を開け、彼を見つめた。

「彼らを無条件に受け入れることはできません。それは、私たちの領民への背信行為になりますから」

「ああ、その通りだ」

「ですが、彼らが飢えて死ぬのを黙って見ているのも、私の心が痛みます。……それに、飢えた隣人が暴徒化するのは、我が国の安全保障上も好ましくありません」

「ふむ。……では、どうする?」

「支援をしましょう。……ただし、一方的な施しではありません」

私はニッコリと微笑んだ。
それは慈愛の聖女の笑みではなく、したたかな公爵夫人の笑みだったかもしれない。

「『条件付き』の救済です。……彼らには、生きるための対価を支払っていただきましょう」

「対価、か」

「はい。王都には、まだ使える資源や技術、あるいは労働力があるはずです。それらと引き換えに、こちらの余剰食料を提供する。……あくまで『ビジネス』としての取引です」

「なるほど」

レオン様は面白そうに口角を上げた。

「聖女様も、随分と商魂逞しくなったものだ」

「誰かさんの影響ですわ」

「ははっ! いいだろう。……ビジネスなら、私の得意分野だ」

レオン様は立ち上がった。

「セバスチャン、評議会へ連絡しろ。『アイスバーン公国は、ルミナス王国の難民救済プログラムを提案する。ただし、条件は極めてシビアだ』とな」

「かしこまりました。……どのような条件を提示なさいますか?」

「それはこれからエルナと考える。……骨の髄まで、とは言わんが、相応の誠意は見せてもらおうか」

私たちは顔を見合わせて笑った。
かつては一方的に搾取されるだけだった私が、今では対等以上の立場で、彼らと交渉しようとしている。
これもまた、一つの復讐であり、そして成長なのだろう。

「では、エルナ。……『救済計画』の作戦会議といくか」

「はい、レオン様。……とびきり厳しい条件を考えましょう」

私たちはサンルームを後にし、執務室へと向かった。
窓の外には、どこまでも広がる青い空と、豊かな緑の大地。
この平和を守りつつ、隣人の不幸も(利益に変えつつ)救う。
それが、新しい私たち夫婦のやり方だ。

廃嫡された王子も、幽閉された義母も、もう私たちの視界には入らない。
彼らは過去の檻の中で、二度と会うことのない私たちを羨みながら生きていくだけだ。

一方、私たちは未来を見据えて歩き出す。
この北の地を、もっと豊かで、強い国にするために。
そして、やがて生まれてくる子供たちに、誇れる故郷を残すために。

さあ、忙しくなりそうだ。
でも、レオン様と一緒なら、どんな困難も楽しいイベントに変わる気がする。
私は彼の手を強く握りしめ、前を向いて歩き出した。

(第32話 完)
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