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第3話「おしぼり」

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第3話「おしぼり」
 「ぴー」をさすられながら、拓海は身震いした。(これは、夢とちゃうんやろか?こんな美人が、たった2000円で僕の「ぴー」をこすってくれてる…。しかも、この先「ぱくっ」っていうことは「フェラチオ」してくれるっていうことやわな…。この間、クラスの連れが行ったっていう天王寺の「激安手こぎ店」でも20分で3000円って言ってたもんな。こんなことってあるんやろか?)
「あ、あの…、先に自分で剥いた方がええですか?」

 七海は視線を皮を被った先端にグラスに残った氷を押しあてた。「はふんっ。」と思わず拓海は声を上げた。七海は、拓海の表情の変化を楽しみながら、氷をくるくると皮の先端の小さな広がりに当てたまま転がす。
「やっぱり、若いっていいよな…。氷を当てても縮むどころかますます元気やん。拓海君はオナニーは1日に何回するん?」
 尋ねられた拓海は真っ赤になって、
「い、一回です…。」
と答えた。

 七海は悪戯っぽい顔で、更に拓海に問い続けた。
「ふーん、1日1回で我慢できるんや。なんか嘘っぽいけど、もう一つ質問するで。1日で何回したことあるん?ここで、1回って答えるんやったら、1回ぴゅっぴゅしたらお終いやで。せやから正直に言いや。」
 (えっ?ホンマは毎日3回はしてるけど、多い回数言ったら2回以上してもらえるってことなんか?ここは、正直に言った方がええよな…。)とエロい方向に頭が切り替わり、
「すみません。本当は、3回してます。その気になれば5回でも6回でも出ます。過去最高は、一晩で8回しました…。」

 「ふーん、やっぱり18歳ってすごいね。じゃあ、まずは、拓海君の「ぴー」むいて、「きれいきれい」にしような。もう氷も解けてしもたわ。じゃあ、ズボンとパンツ脱いでしもてや。ズボンに飛んだら嫌やろ。あと、私も服に飛んだら嫌やから、出るときは必ず先に言ってや。それと、「ぱっくん」したら絶対に頭を押さえるんはNG!頭抑えたり、無理やり押し込んだらその時はかみちぎるから十分注意してや。」
とややきつい口調で七海は言うと、拓海が下したジーンズとトランクスを横に避けた。
 カウンターの小さな背もたれのついた回転いすに拓海を座らせると、真上を向いた「ぴー」の皮をゆっくりと下ろしていった。徐々に顔を出す赤い先端の小さな穴からは透明な粘りのある液体が染み出てきている。

 七海は人差し指でその液体を掬い取ると親指で挟み指をゆっくりと開いた。透明な粘りのある液体は、切れることなく二本の指の間を糸を引いて伸びていった。
「わー、粘りが凄いなぁ…。じじいのカウパーなんかこんなに伸びへんで。こりゃ期待できそうやな。もうちょっと皮下ろしていくで。もし痛かったら、言うてや。」
 約4センチほど皮をむくと、カリ首が姿を見せた。七海は、「ぴー」に顔を近づけると眉間に皺をよせ、ぽそっと言った。
「やっぱり、まずは「きれいきれい」やな。」

 黄色いおしぼりで剥けた皮の裏側からカリ首にかけて回転させるように拭いていくと、「ぴー」がぴくぴくと跳ねた。先端から、透明な液が湧き出てくる。
「拓海君、一回、おしぼりの中に出すか?その後、きちんと「ぱっくん」したるから、一回すっきりさせよか。いつ暴発するかわからんでは「爆弾処理」はできへんからな。ケラケラケラ。」
と七海は笑いながら言うと、おしぼりを先端からかけると、少し力を入れてカリ首を上下左右に擦り、回転させた。15秒で拓海が呻いた。
「で、出ます!」

 七海が握るおしぼり越しに、拓海の「ぴー」が3度跳ねた。「うっ、うっ、はふっ!」跳ねと同時に拓海は天井を向いて喘いだ。七海は、喘ぐ拓海の顔を楽しそうに覗き込んでいた。
「すみません…。もう、出切ったと思いますので、おしぼりは外してもらっても大丈夫やと思います。」
と拓海は、七海の手に自分の手を重ね、下から搾り取るようにおしぼりを上に拭き上げて行った。

 七海の手からおしぼりが離れ、拓海がおしぼりを取り上げると、そこには縮むことなく、上を向いたままの「ぴー」が顔を出していた。
「拓海君、出たのに縮めへんの?勃ったまま、次いけるん?」
「はい、調子いいっていうのはおかしい言い方になりますけど、新しいDVDとか、好みの女優だと「勃ったまま」3回はいけます。まあ、自慢するようなことでもないですけどね。」
 はにかむ拓海を見て、七海も微笑んだ。カウンター越しに新しいおしぼりを七海は取り出すと、丁寧に1発目の発射を終えた「ぴー」を拭き取り、鼻を近づけた。



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