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第25話「生挿入」

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第25話「生挿入」
 七海の言葉に拓海も海斗も驚いた。ふたりで顔を見合わせ、七海を気遣った。
「七海さん、無理しないでください。僕は、海斗より一回多くさせてもらってますから、海斗がもう一回したら同じでいいんですよ。僕ら、高校生やから、万一、七海さんが妊娠しちゃったらどうしようもできないですから。」
「いや、元々は、僕は声かけてもらってラッキーな立場です。だから、最後の一枚は、拓海に使ってもらって、僕はふたりを見ながら自分でするでもいいんです。七海さんの言葉はうれしいですけど、我慢しますよ。」

 ふたりの言葉に七海は感激しつつ、バッグの中から一つの箱を取り出した。
「拓海君も海斗君も童貞やったってことは、変な「性病」は持ってへんやろ?それやったら、二人の友情に免じて、お姉さんが「アフターピル」を飲むことにするわ。今のままやったら、おやじギャグになってしまうけど、拓海君と海斗君の「ぴー」は「ゴム」とやっただけで私は「ゴム」に入れられてたっていうことも言えるわけやん?」
というと、ふたりとも、意味が解らなかったようで首をひねっている。
 (うーん、高校生に使うにはネタがウィットすぎたかな?)
「まあ、「妊娠」は心配せんでええよ。ここまで来たら、せっかくやから「生」でする方がええやろ?それともひとりはゴムで、もうひとりは自分でする方がええんか?」

 拓海と海斗は、「本当に大丈夫なんですか?何かあったとき、しんどくてつらい思いをするのは七海さんなんで…。僕ら、「ピル」のこととかわかってないんで…。」と「やりたい」気持ちよりも七海を気遣う心意気に感激した七海は、もうひとつの秘密兵器の「ペッサリー」も取り出した。保健体育の授業で聞いたことがあるというレベルであったが、妊娠の心配がないと知り、拓海も海斗も少し安心したようだった。
 
 一服し終わると、ふたりの希望に合わせて七海はプレイに入った。「仁王立ち」の拓海と海斗の「仁王立ち」の「ぴー」を交互にくわえて、下から涙目(笑)で見上げるプレイからスタートした。続いて、後ろ向きでベッドに手をつかせ、ふたり交互に「お玉様」を吸い、「菊の花」を舐めてやった。ふたりの「菊」に舌を尖らせ差し込んでやると、拓海も海斗も「はふん!」、「ああん!」と可愛い声を上げた。
 続いて振り向かせると七海は両腕をふたりの股間からおしりに入れ、中指を「A」に差し込みグリグリといじりながら、「ぴー」を交互にくわえた。この時点で、海斗が発射し、その処理を自分でしている間に、拓海の「お玉様」を空いた片手で揉み上げ、激しく口を前後させると拓海もすぐに昇天した。

 二人分の白い液をティッシュに吐き出す七海はベッドに腰掛け、足を開くとふたりのイケメンの前で、自ら「くぱあ」してペッサリーを挿入するところを見せてやった。間近で見る女性器に興奮した二人は最大限に股間を大きくしていた。
 大きく開いた両足の間に海斗が顔を突っ込み七海の秘部に舌を這わせた。拓海はディープキスをしながら両乳房を揉んだ。七海は湧き上がる快感を我慢できず声が出ると同時に、下の蜜壺からも泉が滴った。海斗が湧き出る泉を一滴も残さず舌と唇で舐め上げ吸い取っていく。
 包皮から顔を出した、小さな豆は目いっぱい充血し、海斗の高い鼻や舌が触れるたびに七海の体が「びくっ」っと震える。
「七海さん、そろそろいいですか?」
海斗が尋ねると七海は無言で頷いた。

 海斗は生の分身をゆっくりとベッドの縁で開脚着座姿勢の七海の中央に差し込んでいった。ぬるっとした感触が「海斗自身」を包み込み、海斗の股間に電流が走った。
「どう?海斗君、初めての生は?ゴム付きと感触は違う?生童貞も卒業やね。」
と七海が囁くと、海斗は興奮で茹蛸のように真っ赤になった顔で答えた。
「全然違います。めちゃくちゃあったかくてぬるぬるして気持ちいいです。拓海、生とゴムは全然別モノやで!これはすぐに出てしまいそうや。」
「海斗、「生童貞卒業」おめでとう。「生童貞」は海斗が先に卒業やから、これで条件は一緒やな。さあ、七海さんを持ち上げて!腰砕けにならんように頑張れよ!」
と拓海が、海斗に祝福と声援を送った。(あぁ、この状況でも「友情」があるんや。イケメンマッチョの高校生の友情ってええなぁ…。もちろん、生挿入で私も感じてるけど…。熱く固いもんが私の中でびくびくしてるわ。

 「じゃあ、七海さん、持ち上げますから僕の首に両腕を回してください。」
七海は両腕を海斗の首に回し、互いの胸が密着し、互いの頬が触れ合った。海斗の太くたくましい腕が両太ももの下に入り、お尻の接地感が消えた。(がおっ、私の全体重が海斗君の分身一本にかかってるような気がするだけでも濡れるわ。ついに憧れの「駅弁」…。クリトリスが海斗君の「もじゃもじゃ」に擦れるし、中は目いっぱい奥まで貫かれるような感触。後ろで構えてくれてる拓海君もいてるから落ちる心配もあれへんし、しばらくは快感に身を委ねよう…。)

 海斗がゆっくりと七海を抱えて上下させつつぎこちなく腰を動かし始めた。ものの1分も持たず「すみません、もう出ます。」と海斗は伝えると七海の奥深くで発射した。(あぁ、海斗君に今、「生」で発射されてるんや…。連発に期待しようかな。)



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