エリスローズの瞳に映るもの

永江寧々

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リオン・レッドローズは決意する

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「ロイ? 誰が来たの? 牛乳配達だったら断っ──ッ!?」
「エリー……君……声……」

 リオンは霊園にはいなかった。道路には馬車もなかった。だから帰ったものだとばかり思っていたのにどうしているのだと驚いたエリスローズにリオンも驚いた。
 エリーナの顔をしていないエリスローズを見たのは数回程度だが、覚えている。
 だがそれより驚いたのはエリスローズが喋っていること。
 城で初めて会ったとき、一緒にいたメイドは確かに喋れないと言った。それなのに今、玄関までやってきたエリスローズは確かに喋っていた。

「来るなら来るって連絡よこせ。礼儀だろうが」
「ご、ごめん」

 来てしまったかと面倒くさそうに頭を掻きながらやってきたアレンのぶっきらぼうな言い方に謝るリオンだが、視線はエリスローズに向いたまま離れない。

「王太子が来てんのにこんなとこで立ち話もなんだ、入れよ」

 エリスローズとロイの肩を軽く叩くと二人は脇に避けて道を作った。
 中へと入ったリオンはこの家が自分のあの別荘よりも遥かに広くてセンスの良い物であることなど気にかけることもできず、戸惑いながら奥へと向かう。

「なんか飲むか? つってもブランデーかワインぐらいしかねぇが」
「い、いや、いい。公務の合間に来ただけだから」
「休憩時間は休憩するためにあんだぞ。抜け出してこんなとこ来るためじゃねぇだろ」
「それは……そう、なんだけど……」

 勢いで来てしまったのはある。
 自分に何かあったときにと書かれていた住所に図々しくもやってきてしまった申し訳なさはあれど、今はそれも頭の中から吹き飛んでしまっている。

「座れよ。用があって来たんだろ?」

 特別な用事があって来たわけではない。
 エリスローズに会いたかった。ただそれだけ。
 ソファーに腰掛けて膝の上で軽く拳を握るとエリーナはキッチンへと向かう。

「何してんだ?」
「紅茶を淹れようかと思って」

 逃げているのだとわかったアレンは呆れたように息を吐き出して後を追ってキッチンへと入る。

「お前の紅茶は渋くて飲めたもんじゃねぇって言ってんだろ。王太子に渋茶を出すつもりか? この茶葉、安くねんだぞ」
「それは、知ってるけど……」
「飲みたいのか?」
「……ううん」
「ならさっさと座れ。アイツが話したい相手はお前だろ」

 トンッと背中を押されてリビングへと戻されると今度は胸で背中を押される。
 後退を許さないと言わんばかりに退路を塞ぐアレンに観念して、テーブルを挟んだロイの向かいにあるいつもアレンが寝転んでいるソファーに腰掛けた。

「…………」
「…………」

 誰も口を開かない。ロイですら珍しく黙ってリオンを見ている。

「あの──」
「お花──」

 同時に言葉を発した二人がハッとしてまた口を閉じた。

「君からどうぞ」
「リオン様からどうぞ」

 二人の様子を見ていると苛立つロイが舌打ちをしてエリスローズの隣に座る。

「花、お前が持ってきてくれたんだろ?」
「え、あ、うん。伯父さんが霊園の場所を教えてくれたから行っておきたくて」
「ありがとうございます」

 ロイの頭を押して一緒に頭を下げるとリオンが苦笑する。

「声、出る……出た……の?」

 リオンにとって一番の驚きである声の謎を問いかけるとエリスローズも苦笑する。
 出会ったばかりの頃、何度か驚かされた。心臓が止まるのではないかと思うこともあったし、本気で殴ってやろうかと思うこともあった。
 だが、当たり前に声は出なくて、一年間ずっと声が出ないまま過ごしていた。
 ロイが危なかったときも、雨降る夜に泣きじゃくっていたときも声は出ていなかった。演技でもあそこまでは無理だろうと思うからこそ今の光景が信じられない。

「喋れないって……」

 戸惑うリオンにエリスローズは小さく頷く。だが、なかなか言葉が出てこない。
 どう言えばいいのか迷っているのだ。
 家族という人質を取られているわけではないし、契約はもう終わったのだし何も遠慮する必要はないとわかっているのに言えないのは、言えばリオンが傷つくとわかっているから。
 自分の両親がそうしたなど言えるわけがない。
 あの腐りきった場所で唯一優しくしてくれた人を傷つけたくなかった。

「隠したところで傷付けるだけだぞ」

 エリスローズを挟む形でロイの反対側に腰掛けるとテーブルの上のグラスを取って背もたれに身体を預け、長い足を組んだアレンがまるで心を読んだように声をかける。

「ま、お前さんの気持ちもわからんではないぜ。お前の両親に声を奪われて瞳の色を変えられたなんて誰が言えるかよ、なあ?」
「……え?」

 耳を疑うような言葉に驚いたリオンだが、すぐに眉を寄せた。

「まさか……伯父さんが帰ってきたときに言ってたことって……」
「そのことだ」

 魔法がどうのと言っていたのを思い出して絶句する。

「どうして言わなかったんだ……?」
「……それも契約の一つでしたから」
「契約って……声を奪われる契約なんてあるわけないじゃないか!」

 声を荒げるリオンにエリスローズの苦笑が深まるとハッとして首を振るリオンが唇を噛んだ。

「お化粧で顔を似せていると言えど私は他人です。血の繋がりもない人間なんです。目を閉じて私と話していてエリーナ様と似ていると思いますか?」
「それは……」

 全くの別人の声。お喋り好きなエリーナの声を忘れる者はいないだろう。喋れば一発でバレてしまうからだと理解するも、リオンは顔に悔しさを滲ませる。

「私の口の悪さが原因の一つでもあったんです。敵対意識で誰にでも噛み付いてしまうから」
「それは彼らが君を侮辱するからだろう」

 なぜそんなことをするのかとも聞かずに彼らが悪いのだと言ってくれる優しさがあるからこそバレないまま良い思い出にしておきたかった。
 理由があったといえど一年間ずっと騙していたことへの申し訳なさにエリスローズは口を閉じた。

「身代わりというのは何があってもバレることだけは避けなければなりません」
「だからって……君は……なんでも隠しすぎだ……」

 メインディッシュが出てこなかったことも受け入れ、声を奪われたことも瞳の色を変えられたことも、贈り物を受け取っていないことも全て黙っていた。
 立場が弱いのは王族のほうであってエリスローズではないのにと膝の上で組んだ手をグッと握り込むとリオンは声を震わせる。

「あなたたちは彼女の身代わりが、私はお金が。お互いに納得の上での契約です。無理矢理そうされたわけではありません。瞳の色も青かったのに赤になるなんておかしいでしょう? 赤い瞳は禍を呼ぶと言われているし……」

 貧困街の人間に何度言われたかわからない。禍をもたらす悪魔の子と言われたこともあった。
 それでも両親がキレイな色だと言ってくれるから気にせずいられた。
 だから自分の赤い瞳は自慢ではあったが、青から赤に変えるなと言えるほどバカではなかったし、仕方ないことだと納得もしていた。

「喋れないことは喉に異常があることにすればいい。瞳の色をそのままにしておくことのほうが私にとっても厄介なことにしかならなかったので全部これでよかったんです」

 元通りになってようやく自分というものを取り戻した気になったエリスローズは国王の判断を批判するつもりも、自分が受け入れた一年間を後悔もしていない。
 
「辛かったはずだ……」

 どうしてこんなにも辛いことばかり降りかかるんだとリオンのほうが心を痛めている様子にエリスローズは胸の奥が暖かくなるのを感じた。

「味方がいたから」

 その言葉に顔を上げたリオンが見たのはエリスローズの穏やかな笑顔。

「優しい王子様がいたから一年間、負けずにいられたんです。心が折れそうになったときも、助けてくれた人がいたからあの日までやってこれたんです」

 誰のことを言っているのかリオンにもわかる。
 だからこそ悔しかった。

「やっぱり……僕は君が、好きだ」

 ハッキリとした告白にエリスローズは何も言わない。
 震える手が表しているのが緊張ではないとわかっているから。

「でも僕は……力がない。変わろうって思ってるのに、口ばかりで、今も保身に走ってる。君に言われたいい加減で最低だって言葉が身にしみてわかったよ」

 ひどいことを言ってしまったと後悔した言葉。 

「エリーナじゃなくて君と夫婦になりたいって思うのに……僕はまだ離婚を言い出せていない。君にあんなひどいことを言った相手とまだ夫婦をしているんだ……」

 彼の肩にのしかかる次期国王という重圧が彼を動けなくしている。
 離婚してしまえと言うのは簡単だが、そこに至るまでに大きな問題が生じる。
 それは夫婦二人だけの問題ではなく国の友好関係にまで発展すること。
 自分の気持ちだけでそんなことが許されるはずがないと思っているリオンはそれを告白することさえ情けなさに変わっていた。

「それをコイツに話す理由はなんだ?」

 アレンの言葉にリオンが顔を上げる。戸惑いの表情。

「同情してもらおうとでも思ってんのか?」

 冷たい言い方にエリスローズとロイまで不安になる。
 アレンにとってリオンは甥っ子。冷たい言い方をするほど嫌ってはいないはずなのに、今のアレンはどこか怒っているように見えた。

「僕はただ、彼女に気持ちを伝えたくて──」
「伝えてどうすんだ? 好きだって言ってどうなる? そういうのはテメーが身軽になってからする話じゃねぇのか? なんだ? 色々あって離婚はできねぇ、でもお前を手放したくないから愛人になってくれとでも言いにきたのか?」
「そんなわけないだろ!」
「だったら無責任に想い伝えてんじゃねぇよ!」

 長い足が目の前のテーブルに踵を落とす。木製であるため割れることはないが、大きな音がした。
 驚いたロイがエリスローズに抱きつき、初めて聞くアレンの怒声に戸惑っている。

「お前のそれはただの押し付けだ。伝えたいから伝える。会いたいから会いに行く。独りよがりは楽だよな。それで自分はスッキリすんだから」
「……僕は……」

 言い返せなかった。アレンが手紙を出すのだから伝えたいことがあればエリスローズが一緒に手紙を同封することだって可能だったはず。
 それをしなかったのはエリスローズがリオンに伝えたいことはなかったから。
 契約があるから、仕事だから居ただけの相手に気持ちを寄せて、叶わなかったと自覚があるはずなのにこうして女々しく会いに来てしまった。
 離婚せず妻がいる身で好きだと伝える無責任さを嘆くことさえパフォーマンスだったかのように思える今の行動を独りよがりだと言われても返す言葉などあるはずがない。

「好いた女のために変われねぇなら男として生きる資格はねぇぞ。エリーナと離婚したらアクティーがどうなるかわからねぇ? 甘えたこと言ってんじゃねぇよ。この国をどうするかは他国の王が決めんじゃねぇ、テメーの力量だろうが」
「国を継ぐこともない、結婚したこともない伯父さんにはわからないよ……。それが、どれだけ難しいことか……」

 離婚できるものなら今すぐにでもしたい。エリーナが離婚届を持ってきたら今すぐにサインする。
 だが、エリーナは離婚離婚と口にするだけで本気でしようとしたことはない。一度だって離婚届を持ってきたことがないのだから。
 自由を許されている王太子妃の座を手放すつもりがないのだ。
 
「豊かさに慣れてしまった国民に離婚するから貧しさに耐えてくれと言えるのか……?」
「アクティーを貧しくすんのは離婚のせいじゃねぇって言ってんだろ。アクティーはオリヒオに作られたわけじゃねぇだろうが。テメーの未来は随分暗いな。明るい未来を描けねぇ王様なんざ民には必要ねんだよ。オリヒオを手放せば終わりだって言うならエリーナに舵取りさせろ。そっちのがアクティーの未来は明るいぜ。お飾りの王太子でもやってろ」

 アレンとロイは一緒に暮らしたことはなかったが、まるでアレンに育てられたかのように口が悪いのが同じ。
 言い方も声の出し方もよく似ている。
 ロイと話しているとどこかで会ったことがあるような気がしていたのは伯父とよく似ているからだとなんの関係もないこの瞬間にそんなことを思い出していた。
 
「僕が逃げ出せば……スラム街を変えることはできない」
「何も失わずに欲しい物だけ手に入れようったって無理だぜ。失ったこともねぇテメーに理解できるかはわからんがな」
「僕はスラム街を、この国の意識を変えたいんだ」
「どうしようってんだ? 人の意識を変えるなんてことはな、男がガキ産むより難しいことだぜ」

 無理だと言っているのも同然だとエリスローズとロイは思ったが口にはしない。

「それでも、この国は変わらなきゃいけないんだ。差別を容認する国なんてあっちゃいけない。貧困街もスラム街もこの国の一部で、そこに住まう者たちだってこの国の民なんだ」
「税を払う人間と払わねぇ人間を共存させることができんのか? 暴動が起きるぞ」
「そこもちゃんと考えていく。なぜ貧困街やスラム街があるのか、なぜ仕事がないのかをちゃんと知っていくことから始めなきゃならないんだ」
「それは次期国王としての目標か? それともスラム出身のコイツらへのアピールか?」

 父親であるランドルのように「何をバカなことを言っているんだ」と否定はしないが、受け入れもしない。すごいじゃないかと褒めることもしないアレンの態度は相変わらずで、厳しい目つきも変わらない。

「これは僕の目標だ。必ず変える。何十年かかろうと絶対にこの国を変えてみせる」

 自分と出会ったことが相手にとってプラスになってくれたのであればエリスローズは嬉しかった。
 アレンが言うように不可能に近いことではある。それでも貧困街やスラム街のために努力してくれる人がいると言うことが心から嬉しかった。

「で? 具体的にはどうするんだ?」
「え?」
「目標だ、やってみせるだと口にするのは簡単だ。それを宣言すりゃコイツらは喜ぶだろうさ」
「俺は別に思ってない。今更だろって思うし」

 呟くロイの太ももを軽く叩いたエリスローズがシッと音を出して唇に指を当てる。

「それは……」
「まさか差別は良くないって言い回るつもりじゃねぇよな? お前に賛同してくれる奴らを集めてシュプレヒコールか? 罰金刑にでも処すつもりか?」
「……今すぐには……出て、こない……」
「だからテメーは口ばっかだって言うんだよ」
「で、でも、思ってるのは本当なんだ!」 
「なら実行できるようになってから言えよ。親に逆らうこともできねぇだけのくせに自分は渋々受け入れてますみてぇな顔してんじゃねぇぞ」
「なっ! 僕は──」
「テメーはコイツをアイテムかなんかと勘違いしてんだろ。自分の人生を明るくするための道具。辛いときの逃げ場所。お前はコイツを愛してんじゃねぇ、気に入ってるだけだ。ガキが安眠できるぬいぐるみを欲しがるのと同じだ」
「違うッ!!」

 ロイにも否定された感情をアレンにまで否定されるとカッとなって大声を上げる。
 それでもアレンの表情は変わらない。

「僕は彼女に傍にいてほしい! 彼女といると楽しくて、彼女を見るだけで嬉しくなる。彼女を思うだけで胸がいっぱいになるんだ。ぬいぐるみを欲しがる子供と同じ感情だなんてことは絶対にない!」
「傍にいたい、じゃねぇのな」

 嘲笑するアレンの言葉にリオンが怪訝な表情を向ける。 
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