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第一章 襲われがちなアラサー女子
第17話 大男に守られるっ!
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私は込み上げてくる熱い感情を、必死で抑えながら、堂島くんに問いかける。
「堂島……くん? どうしてここに……?」
「マンションを出た時、不審な男が俺と入れ違いで入っていくのが見えた。少し嫌な予感がして戻ってみたんだが、正解だったらしい」
「オートロックがあったはずだけど……」
「こじ開けた」
「そ、そうなんだ」
そう平然と言ってのけるところに、堂島くんらしさを感じる。
緊張の糸がほぐれたのか、へたり込む。
「上村さん?」
「ごめん、ちょっと立てそうにないみたい……」
「よく頑張ったな、休んでいていい」
堂島くんの言葉が胸に染み渡る。
刃物を持った高橋くん相手に、反論するのは本当に精神をすり減らした。
その勇気が今、報われたのだ。
「いでぇぇぇよぉぉぉ! ……お、おお、お前、間男お前! いきなりなにするんだよクソが! 骨が折れたぞこれ、傷害罪で訴えるてやるからな!」
高橋くんがうめきながら立ち上がる。
立ち上がれる時点で、多分骨は折れていない。
堂島くんは、おそらく手加減したのだと思う。
「上村さん、あいつは?」
「……会社の同僚……でもストーカーだった」
「そうか、なら警察に連絡しよう」
堂島くんはそう言ってスマホを取り出し、110番を押す。
「おい! おいおいおい! 僕はストーカーじゃない! 僕は上村さんを愛しているんだ! つきまとってるのは間男のお前なんだよ! 上村さん、騙されちゃだめだ……!」
「……っ」
高橋くんが段々と近づいて来ようとする。
その手にナイフを持って。
私はそれに動揺するも、堂島くんがかばうように立ちはだかった。
「ナイフか、それで上村さんを脅したのか?」
「……どけよ! これが見えないのか!」
高橋くんは、堂島くんの目の前でナイフを見せびらかす。
「……恐怖で従わせようとするなんてーー本当に姑息なやつだ」
「ッ!」
地獄の底から響くような低い声。
底には静かな怒りが込められていた。
高橋くんは怯んで、無意識に後退りするほど。
「あんたみたいなやつには、上村さんは絶対に渡さない」
「ああ”!? ナイト気取りかよ間男の分際でぇぇ!!」
「っ……」
高橋くんが怒鳴りながら、ナイフを振り回した。
先程の恐怖が蘇る。
私は気がつけば、無意識に私は堂島くんの服を掴んでいた。
「大丈夫だ。上村さんは俺が守る」
「堂島くん……」
私は無意識に堂島くんの服の裾を掴む。
それを見ていた高橋くんは、ゆでダコのように顔を沸騰させた。
般若のようにシワが刻まれていく。
「~~~っ! くそっ! くそぉぉぉっ! なんで、なんでなんでなんで! なんでそんな奴を選ぶんだよぉ……!」
「……」
高橋くんは悲痛の表情を浮かべ、私と堂島くんに憎悪の視線を向ける。
高橋くんのドロドロとした想いが、絶叫に乗って伝わってくるようだった。
「……ねぇ、上村さん。そんな奴よりさ、僕を選んでよ、ね? ほら僕は大卒だし、親も金持ってるしさ。どうせそいつニートかフリーターだろ? 僕と一緒になったほうが、絶対に将来幸せになれるよ」
「……」
高橋くんを見て、ひどく哀れな存在に写った。
(……私は一体、どうしたら良かったのかな)
高橋くんが私を思う気持ちは、好意的なものだったのだろう。
しかしひどく歪んでいて、いつか必ず爆発する爆弾のようなものだ。
正直、迷惑以外の何物でもない。
……ただ、どうしてそんなことになるまで、気づいてあげられなかったのかと思う。
(一体何が原因で、こんなに歪んでしまったの?)
もしかしたら私の弱さも原因だったのか。
こんなことになると分かっていたなら、何か対策を講じることができたかもしれない。
ただ、今となってはもう遅い……。
私にできることは、事実を正しくシンプルに伝えること。
さっきまでは怖くて言えなかったけど、今なら、正直な気持ちを伝えられる。
「ごめんなさい……私は高橋くんのこと好きじゃない。だから一緒にはいたくない」
高橋くんは呆然と立ちすくんだ。
今度こそ、私の気持ちが正しく伝わったのだろう。
高橋くんの顔は再び、豹変していく。
「…………そうかよ……! それがお前の本性かよ、このアバズレビッチが! 僕だってな、お前なんかなんとも思ってなかったんだよ、このブスが! 高卒の女がいい気になってんじゃねぇぞ! ちょっと顔がいいからってもてはやされて、お前なんか誰も愛されねぇ!」
「……」
高橋くんはプッツんとタガが外れたように、暴言を撒き散らす。
私はただなんの感慨もなく、高橋くんを見ていた。
……あるいはそれが、拒絶だったのかもしれない。
「ッ! ……もういい、こんなことならいっそ……!」
高橋くんはそんな私の意向を察したのか、まるで、すべてがどうでも良くなったように、決死の表情を浮かべた。
私は嫌な予感がした。
「……上村さん、下がっていろ」
堂島くんの声が私の耳に届く。
「二人まとめて死ねぇぇ!」
高橋くんは突進してきた。
あまりの強行に頭がパニックになる。
しかし、無常にも状況は進む。
ドス、と嫌な音がした。
高橋くんと堂島くんの体が……重なる。
(さ、刺された?!)
「堂島くんッ!」
私は悲鳴のような声を上げた。
頭から血の気がさぁっと引くのを感じる。
まるで自分の半身を失うような痛みを幻視した。
「安心してくれ、平気だ」
「堂島くん……良かった……!」
堂島くんのいつもの安心する声が聞こえた。
その言葉に私は、ほっと一安心する。
しかし何がどうなっているのかと思うと、高橋くんが困惑の声を上げる。
「くっ! う、嘘だろ……片手で、僕のナイフを受け止めるなんて……!」
信じられないことに、堂島くんは、片手でナイフの刃を握って受け止めていた。
その手のひらからは、流血している。
それを見た私は、卒倒しそうになった。
「ど、堂島くん! 全然大丈夫じゃないじゃん! 血、血出てるよ!」
「問題ない、かすり傷だ」
堂島くんは、なんてこともないように言う。
“死ぬこと以外はかすり傷”を地で行くような物言いである。
「くそっ……動かない! 離せっ! 離せよぉぉぉ!」
「こんな男の言葉にはなんの意味もない。だから俺が保証する。上村さんーー君は本当に素敵な女性だ。だから自分を誇っていい」
それはきっと私に対する言葉だった。
さっきの暴言は、堂島くんが今上書きしてくれたのだろう。
「あんたはやりすぎた。少し寝ていてもらう」
「はぁ?」
堂島くんは空いている方の手を振りかぶって、拳を握り込んだ。
その丸太のような腕は筋肉質で、筋が走っている。
「おい……やめろ……やめろぉぉぉ! ……ぶぅうぇあっちゃ!!!」
堂島くんは一切軸がブレることなく、釘打ち機のような拳を繰り出した。
その拳が高橋くんの顎を強打すると、ゴキンと音が鳴って、高橋くんは錐揉して吹き飛んだ。
そしてそのまま地面に打ち上げた瀕死の鯉のようにピクピクとしながら気絶した。
(こ、これは強烈……)
昔からすごい力を持っていたのは知っていたけど、こんなにすごかったなんて。
かつて四階から落ちて鼻血だけで済んだというのも頷けるフィジカルだった。
「ふぅぅ……」
堂島くんが深く息を吐く。
私はそんな彼の凛々しい横顔を見て、少し見蕩れてしまった。
残心、のようなものかもしれない。
昔、お母さんに「男の人というのは戦いの中で己を磨き続けるもの。女が立ち入っちゃいけない領域があるのよ」と教えられたことがある。
私は、昭和気質な母の言うことだとまともに取り合おうとしなかったが、今の堂島くんを見ると少し分かる気がした。
(なんか堂島くんって……)
この前堂島くんと再会した時に感じた何か。
それは種のようなもので、何が実るかわからないものだった。
私は襲われたのに、どうしてか嫌いになれないのは、きっとそれが育まれる過程だったからだ。
そして今日再び会ったときに薄々、いや……かなりの確信を持って気づいていた。
私の中に生じた何かが、今、花開こうとしているのだと。
まるで荒れ地に花が咲くように、雨が上がり空に虹がかかるようにーー世界が、鮮やかに彩られる。
ふと、思った。
私は今、どんな表情をしているだろうか。
彼の瞳には私がどう写っているのか。
私が見つめる人が、今何を思っているのか、この後何を言おうとしているのかーー。
その彼が口を開く。
「ふぅ……怖かった」
「……」
私は横転しそうになった。
堂島くんが、あまりにも平坦な声でそんなことを言うから。
どうやら堂島くんも、ナイフを持った人間に対しては人並みに恐怖を感じるらしい。
それはそうだ。
堂島くんは、戦国武将でも、血に飢えた狂戦士でもない。
かなり体が大きいだけの、漫画家なのだから。
これには思わず私も笑みがこぼれる。
「ふふっ……そうだね怖かった」
「ああ」
「……警察、呼ぼっか」
「そうだな」
私は堂島くんにもそんな一面があるのだと分かって、少しホッとした。
(もっと、堂島くんのこと知りたいな……)
そんなことを思いながらも、つつがなく警察と救急に連絡し、堂島くんの応急手当も行った。
警察がやってきたのはそれから十五分後のことだった。
「堂島……くん? どうしてここに……?」
「マンションを出た時、不審な男が俺と入れ違いで入っていくのが見えた。少し嫌な予感がして戻ってみたんだが、正解だったらしい」
「オートロックがあったはずだけど……」
「こじ開けた」
「そ、そうなんだ」
そう平然と言ってのけるところに、堂島くんらしさを感じる。
緊張の糸がほぐれたのか、へたり込む。
「上村さん?」
「ごめん、ちょっと立てそうにないみたい……」
「よく頑張ったな、休んでいていい」
堂島くんの言葉が胸に染み渡る。
刃物を持った高橋くん相手に、反論するのは本当に精神をすり減らした。
その勇気が今、報われたのだ。
「いでぇぇぇよぉぉぉ! ……お、おお、お前、間男お前! いきなりなにするんだよクソが! 骨が折れたぞこれ、傷害罪で訴えるてやるからな!」
高橋くんがうめきながら立ち上がる。
立ち上がれる時点で、多分骨は折れていない。
堂島くんは、おそらく手加減したのだと思う。
「上村さん、あいつは?」
「……会社の同僚……でもストーカーだった」
「そうか、なら警察に連絡しよう」
堂島くんはそう言ってスマホを取り出し、110番を押す。
「おい! おいおいおい! 僕はストーカーじゃない! 僕は上村さんを愛しているんだ! つきまとってるのは間男のお前なんだよ! 上村さん、騙されちゃだめだ……!」
「……っ」
高橋くんが段々と近づいて来ようとする。
その手にナイフを持って。
私はそれに動揺するも、堂島くんがかばうように立ちはだかった。
「ナイフか、それで上村さんを脅したのか?」
「……どけよ! これが見えないのか!」
高橋くんは、堂島くんの目の前でナイフを見せびらかす。
「……恐怖で従わせようとするなんてーー本当に姑息なやつだ」
「ッ!」
地獄の底から響くような低い声。
底には静かな怒りが込められていた。
高橋くんは怯んで、無意識に後退りするほど。
「あんたみたいなやつには、上村さんは絶対に渡さない」
「ああ”!? ナイト気取りかよ間男の分際でぇぇ!!」
「っ……」
高橋くんが怒鳴りながら、ナイフを振り回した。
先程の恐怖が蘇る。
私は気がつけば、無意識に私は堂島くんの服を掴んでいた。
「大丈夫だ。上村さんは俺が守る」
「堂島くん……」
私は無意識に堂島くんの服の裾を掴む。
それを見ていた高橋くんは、ゆでダコのように顔を沸騰させた。
般若のようにシワが刻まれていく。
「~~~っ! くそっ! くそぉぉぉっ! なんで、なんでなんでなんで! なんでそんな奴を選ぶんだよぉ……!」
「……」
高橋くんは悲痛の表情を浮かべ、私と堂島くんに憎悪の視線を向ける。
高橋くんのドロドロとした想いが、絶叫に乗って伝わってくるようだった。
「……ねぇ、上村さん。そんな奴よりさ、僕を選んでよ、ね? ほら僕は大卒だし、親も金持ってるしさ。どうせそいつニートかフリーターだろ? 僕と一緒になったほうが、絶対に将来幸せになれるよ」
「……」
高橋くんを見て、ひどく哀れな存在に写った。
(……私は一体、どうしたら良かったのかな)
高橋くんが私を思う気持ちは、好意的なものだったのだろう。
しかしひどく歪んでいて、いつか必ず爆発する爆弾のようなものだ。
正直、迷惑以外の何物でもない。
……ただ、どうしてそんなことになるまで、気づいてあげられなかったのかと思う。
(一体何が原因で、こんなに歪んでしまったの?)
もしかしたら私の弱さも原因だったのか。
こんなことになると分かっていたなら、何か対策を講じることができたかもしれない。
ただ、今となってはもう遅い……。
私にできることは、事実を正しくシンプルに伝えること。
さっきまでは怖くて言えなかったけど、今なら、正直な気持ちを伝えられる。
「ごめんなさい……私は高橋くんのこと好きじゃない。だから一緒にはいたくない」
高橋くんは呆然と立ちすくんだ。
今度こそ、私の気持ちが正しく伝わったのだろう。
高橋くんの顔は再び、豹変していく。
「…………そうかよ……! それがお前の本性かよ、このアバズレビッチが! 僕だってな、お前なんかなんとも思ってなかったんだよ、このブスが! 高卒の女がいい気になってんじゃねぇぞ! ちょっと顔がいいからってもてはやされて、お前なんか誰も愛されねぇ!」
「……」
高橋くんはプッツんとタガが外れたように、暴言を撒き散らす。
私はただなんの感慨もなく、高橋くんを見ていた。
……あるいはそれが、拒絶だったのかもしれない。
「ッ! ……もういい、こんなことならいっそ……!」
高橋くんはそんな私の意向を察したのか、まるで、すべてがどうでも良くなったように、決死の表情を浮かべた。
私は嫌な予感がした。
「……上村さん、下がっていろ」
堂島くんの声が私の耳に届く。
「二人まとめて死ねぇぇ!」
高橋くんは突進してきた。
あまりの強行に頭がパニックになる。
しかし、無常にも状況は進む。
ドス、と嫌な音がした。
高橋くんと堂島くんの体が……重なる。
(さ、刺された?!)
「堂島くんッ!」
私は悲鳴のような声を上げた。
頭から血の気がさぁっと引くのを感じる。
まるで自分の半身を失うような痛みを幻視した。
「安心してくれ、平気だ」
「堂島くん……良かった……!」
堂島くんのいつもの安心する声が聞こえた。
その言葉に私は、ほっと一安心する。
しかし何がどうなっているのかと思うと、高橋くんが困惑の声を上げる。
「くっ! う、嘘だろ……片手で、僕のナイフを受け止めるなんて……!」
信じられないことに、堂島くんは、片手でナイフの刃を握って受け止めていた。
その手のひらからは、流血している。
それを見た私は、卒倒しそうになった。
「ど、堂島くん! 全然大丈夫じゃないじゃん! 血、血出てるよ!」
「問題ない、かすり傷だ」
堂島くんは、なんてこともないように言う。
“死ぬこと以外はかすり傷”を地で行くような物言いである。
「くそっ……動かない! 離せっ! 離せよぉぉぉ!」
「こんな男の言葉にはなんの意味もない。だから俺が保証する。上村さんーー君は本当に素敵な女性だ。だから自分を誇っていい」
それはきっと私に対する言葉だった。
さっきの暴言は、堂島くんが今上書きしてくれたのだろう。
「あんたはやりすぎた。少し寝ていてもらう」
「はぁ?」
堂島くんは空いている方の手を振りかぶって、拳を握り込んだ。
その丸太のような腕は筋肉質で、筋が走っている。
「おい……やめろ……やめろぉぉぉ! ……ぶぅうぇあっちゃ!!!」
堂島くんは一切軸がブレることなく、釘打ち機のような拳を繰り出した。
その拳が高橋くんの顎を強打すると、ゴキンと音が鳴って、高橋くんは錐揉して吹き飛んだ。
そしてそのまま地面に打ち上げた瀕死の鯉のようにピクピクとしながら気絶した。
(こ、これは強烈……)
昔からすごい力を持っていたのは知っていたけど、こんなにすごかったなんて。
かつて四階から落ちて鼻血だけで済んだというのも頷けるフィジカルだった。
「ふぅぅ……」
堂島くんが深く息を吐く。
私はそんな彼の凛々しい横顔を見て、少し見蕩れてしまった。
残心、のようなものかもしれない。
昔、お母さんに「男の人というのは戦いの中で己を磨き続けるもの。女が立ち入っちゃいけない領域があるのよ」と教えられたことがある。
私は、昭和気質な母の言うことだとまともに取り合おうとしなかったが、今の堂島くんを見ると少し分かる気がした。
(なんか堂島くんって……)
この前堂島くんと再会した時に感じた何か。
それは種のようなもので、何が実るかわからないものだった。
私は襲われたのに、どうしてか嫌いになれないのは、きっとそれが育まれる過程だったからだ。
そして今日再び会ったときに薄々、いや……かなりの確信を持って気づいていた。
私の中に生じた何かが、今、花開こうとしているのだと。
まるで荒れ地に花が咲くように、雨が上がり空に虹がかかるようにーー世界が、鮮やかに彩られる。
ふと、思った。
私は今、どんな表情をしているだろうか。
彼の瞳には私がどう写っているのか。
私が見つめる人が、今何を思っているのか、この後何を言おうとしているのかーー。
その彼が口を開く。
「ふぅ……怖かった」
「……」
私は横転しそうになった。
堂島くんが、あまりにも平坦な声でそんなことを言うから。
どうやら堂島くんも、ナイフを持った人間に対しては人並みに恐怖を感じるらしい。
それはそうだ。
堂島くんは、戦国武将でも、血に飢えた狂戦士でもない。
かなり体が大きいだけの、漫画家なのだから。
これには思わず私も笑みがこぼれる。
「ふふっ……そうだね怖かった」
「ああ」
「……警察、呼ぼっか」
「そうだな」
私は堂島くんにもそんな一面があるのだと分かって、少しホッとした。
(もっと、堂島くんのこと知りたいな……)
そんなことを思いながらも、つつがなく警察と救急に連絡し、堂島くんの応急手当も行った。
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