神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

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陛下とのお話

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さぁて、家族の説得が無事に終わったからあとは・・陛下のところへいかなきゃ。
ちょうど明後日は王城へと行く日だから、陛下への謁見申請もいまのうちにしておこう。

そうして王城へ行く準備をして、当日を迎えた。
ふぅ・・大丈夫だとは思っても、やっぱり緊張するわね。

殿下方とお会いする前に謁見の時間をいただけので、いまは案内の兵士に連れられて陛下の元へ向かう。

今日の私は、スカイブルーのワンピースにアイボリーのレースエプロン、同じくアイボリーのレースで手首に装飾のリボン、髪は下ろしてスカイブルーのリボンをカチューシャのようにしている。
爽やかさで印象よく!!
でもレースとリボン要素で可愛いも忘れない。

私の格好を説明していたら、陛下のおられる場所に到着したらしい。

コンコンコン
と兵士さんが軽くノックした。

陛下「どうぞ」
ルナ「失礼します」あ軽くお辞儀をしてから入室する。

ルナティカが入ると、陛下が執務をしながら近くで宰相さんもいた。
少しきょろっっとすると、一段落したらしく陛下がお顔を上げた。
目の前にルナティカを認めると、すぐに席を立ってこちらへ来た。

陛下「ふむ、ルナティカ嬢久しぶりであるな、その後息子と娘たちから聞いていたが息災でいるようだ。
・・・
以前は、王族との婚約で困らせてしまい大変申し訳なかった。
息子たちに意中の相手が居ることも知らなかったのでな、いや・・忙しさにかまけて彼らのことをしっかり見ておらんかった証拠かもしれんな。
今更だがこれからは家族で心を開いていけるよう私も努力することにしたよ。」
そう言って、陛下は微笑まれた。

そうだったのか・・
でも、王様って普通の父親よりもとってもお忙しいのだと思うし、よっぽどルールとか決めて家族の時間を作らないとすれ違いになるのは当たり前なのかも・・

チラリと陛下を見て、
ルナ「陛下、とんでもございませんっ!私も何も知らない幼子でしたし、だからこそあの時は王族にと申し出て下さったことで、他の貴族家が言い出しにくい状況になったのだと、いまならわかります。
ですので、私こそ陛下に守っていただきありがとうございました。
そして、殿下方の婚約が決まったとお聞きしました、おめでとうござます!」
そう言ってから、マナー授業で徹底されたお辞儀をする。

陛下「お互い様だな!
ふむ、ところで今日はどのような用か?この事を伝えにわざわざ登城したのではないであろう?」

そうでした。
ルナ「はい、実は頼みごとといいますか、お許しをいただきたいことがございまして・・」

少し苦い顔をして陛下を見つめる。

その表情は言い出しにくいであろう件なのが伺える。

陛下「ふむ・・何か難しいことなのか?とりあえず聞いてみようか。」

・・・逃げるわけにはいかない。

ルナ「実は、来年私が11歳になったら14歳までの3年間、この世界を旅してみようと思っています。
理由としましては、私は王家へ嫁ぐことが無くなり嫁入り先を見つけなければなりませんが、どうせ嫁ぐのでしたら 気に入る場所・住みやすいと思える気候・その国の人々の性質・嫁ぎ先の家の環境・人間関係など気になってしまって・・
うちは特に政略結婚も要らないですし、弟がいますので跡継ぎはあの子です。

あと、愛し子とのしてのことですが・・
神々に確認を取ったところ、私がこの世界のどこに居ようと恩恵なども変わらないということでした。
恩恵の条件は、”愛し子が幸せであること”だと。

もちろん、行くのは私一人ではなく護衛も出来る侍女一人と、正式な護衛と2人が付いていくと言ってくれたので3人での旅になります。

もちろん無理はしませんし、危ないこともしないとお約束します。

いかがでしょうか?」

思いつく限りを伝えてから、家で纏めた計画書を提示する。

小娘が作った嘘のような計画書を陛下と宰相は真剣に見てくれている。

初めて見る光景に、とても信頼のおける人たちだなとしみじみ思った。

本来なら陛下のお許しも何も、愛し子のほうが存在が上なのだとか教えられたけれど、それはそれ。
私のような小娘が愛し子だからって威張っていいわけないもの。
陛下や宰相、その他国を支えて下さる貴族の皆様は本当にすごいと思う。

ふむ と言いながら、お茶を飲んで一息付いてから陛下が口を開いた。

陛下「この計画書はとてもしっかり書かれているな。
ルナティカ嬢の意欲も伝わってくるし、相手への説明も訴え方が素晴らしい。
ちゃんと伝わったぞ。
本当は私の許可など要らんかっただろうに、わざわざ話をしに来てくれて感謝するよ。

そうだな、君の侍女と護衛はとても腕も立つと評判だ、必ずや君を守ってくれることだろう。

私は今回の計画に反対なぞしない、むしろ君が幸せになれるように手助けが出来ることはやってあげたいくらいだ。
だから、コレを持っていきなさい。」

そう言って陛下から手渡されたものは・・

キラリと光る1つの透明な玉。
うーん???
と思っていると、何やら宰相がこへら持ってきた。
台座??そこの中央に穴があってそこに玉を置いてと言われる。

置いて3秒ほど・・
?!
天井にアール国王家の紋章が浮かぶ。

ルナ「え???
ただの透明な玉かと・・」

呆けている私に向って、陛下はニヤリと笑った。
陛下「驚くよなぁ(笑)私も初めて先王に見せられた時さぞ驚いたものだぞ、コレは特殊な玉でな、王家御用達の商人などが身分を照明出来るものじゃ。
コレを持っているということは、私が王家が認めた者ということ。
まぁ、ルナティカ嬢に関してはその容姿ですぐに愛し子とわかるから必要ないだろうが・・でもなどこで何があるかわからないんだ、役に立つかもしれん持っておいてくれないか?」

なるほど・・
念には念を。
そう思ったらありがたく受け取ることにした。
ご丁寧に無くさないようにと、ペンダントにしてくれた。
玉の表面には特殊な方法で私の名前が刻印されてる。
これで偽造も出来ないし、不正利用も出来ないそうだ。

なんか、私こんなに守れてるんだなぁ。
ちょっとしんみり。

ルナ「陛下、素敵な贈り物をありがとうございます!!
大事にします。
それから、旅から戻った際には王城へ顔を出します!」

力説すると、陛下も宰相も笑顔で頷いてくれた。
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