神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

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地方巡業の準備中

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*所々誤字脱字・表現の修正やらしております。



その後、リキュア地方を回ることになったとコンポートの皆さんにも話をしたら、色々と旅支度をしてくれた。
こちららの国での過ごし方に一番精通している現地の人が準備してくれるなんて・・絶対間違いないじゃない!!

コレは安心して旅が出来そうだなぁ~とのんびり考えていた。

リキュアはそこそこ国土が広くて、とりあえずどの順序で回るかを考えなくてはならない。

その情報には、神殿の神官たちに協力してもらうことにした。
地方から色々と嘆願書も届いていたこともあり、どこが一番深刻なのかを知ってるいるからだ。

サジャ「そうですね~でしたら、一番困窮しているのは東端のセグですね。隣国との境の部分も見渡す限り砂地でして、水の確保にも相当苦労しているということでした。もちろん、首都であってもリキュア全体で水不足は万年問題ですが・・」

そう言って、顔を歪ませている様子は彼が本当に心を痛めていることが良くわかる。

現状を知りつつも、何も出来ない自分が歯痒いと思える貴方はとても正義感があって、神殿を頼る人々へ寄り添う努力をしているのだろう。

・・・そんな貴方が少しでも人々の助けになれますように・・

ふわぁと温かい光が広がった。
包まれたその光にびっくりした顔をしてこちらを見るサジャ様。

祈って目を開けたら、その視線に気づいて・・
あ!!祈っちゃった!!
・・・まぁいっかぁ(苦笑)
と、ルイとジーンを見ると、ニコニコと笑って頷いている。
あ、良かった・・
2人に認められると、なんだか絶対大丈夫って思えるんだ・・それだけ私が2人を信頼しているってことだよね。

ふふっと私も笑顔になる。
ルナ「サジャ様、やっぱり貴方は神殿長に相応しい人ですね!いまのお話を聞いて、少しでも貴方が成したいこと・・人々への助けになれますようにと祈ってしまいまして・・はい、神々から祝福をいただいたと思います。
なので、これからもどうぞそのままの貴方で居て下さいね!
貴方が道を間違わなければ、自ずと成されると思います。(ニコリ)」

愛し子の優しい笑顔と言葉に、感動したサジャは泣き出してしまった(笑)

あら?私いまもちゃんと愛し子っぽいことしたのかな??
んー??・・わかんないけど、私らしくコレでいいのかもしれない!
間違っていたら誰か止めてくれるよね?・・一応ストッパー役を特にルイとジーンにお願いしておかなきゃ!
その時はごめんなさいして謝ろう。

それは人として当然のことだけれどね。

そうしてサジャ様から提案してもらえた巡回ルートとしては、

首都から東回りに→ゼダ町→コロン村→セグ→ボッダ宿町→シャリ村→ゴド村→イーガ村→ポードン村→カトー宿場→リント村→バド町→首都戻り
となった。

なんと、全部で11箇所巡るのだ。

あと1ヶ月強・・間に合うの?!
と思ったら、砂場でも最速で走れる鳥???首の長い・・・鳥だよねぇ?
体がモフンてなってる大きな鳥さんみたいな騎獣なのかな??と思いながら、普段はその鳥さんに荷台を引いてもらうらしいけれど、私達はルイの無限収納のおかげで騎獣車に乗らずに直接鳥さんに乗れるため、移動も何倍も速くなるとのこと。
え!?そんな嬉しいことが!!
専用の鞍もしっかりつけてもらって、二人乗りが可能なので色々な不安も考慮して、何と!!コンポート商店の信頼のおける操縦者を3人配備してくれた。

そして何かあった時のために、神官も2人同行させるとのことになったけど、申し出が多すぎて誰が行くかで揉めたらしいが、知ってる相手がいいだろうとサジャ様の一声で2人に決まったらしい。
1人は以前神殿の案内役をしてくれたアキナ、もう1人はアキナの同室で友人のリャンが同行してくれることになった。
さすが神殿長様(笑)

2人とも首都の外へ出るのは久しぶりとのことで、少しハメを外しても多めに見るとサジャ様からお小遣いも持たされたらしく、それに対してもかなり感動していた(笑)
少年らしい笑みに周りからも微笑ましい目で見られて少し赤面しているのもまた良い!


さてさて、数日かけて食料や衣服なども準備してくれたので、ルイがそれをどんどん収納していく。
一番の問題は水の調達だったのだけど、なんと水の神様が!!!
「水は私が出せるから、心配せずに樽2つ常備しておけば常に満杯にしておくよ、旅の供みんなで心置きなく使うといい」
と言ってくださったので無事解決。

ルナ「あ、水の神様・・そういえばどこの地方も水が足りていないと思うのです・・出来るならそれぞれの町や村に1~2箇所枯れない井戸や湧き水?的な場所を作れないでしょうか?でも川や泉にしてしまうと・・・考えたくはないのですが、心無い人の中にはそのままその中へ入って水浴びしたり、その場で洗濯をしてしまったりなんてことになれば、川や泉そのものが様子汚れちゃうかなって。
そうなると結局使えなくなっちゃうから・・それよりは井戸と汲み取り装置みたいな出さなきゃ水を得られない状態のほうがありがたみはあるのかなって思います。」

と、不躾すぎると思ったけどお願いするだけでも・・と言ってみた。

水の神様は笑って、
「ふふっルナ・・お前はとても賢く、そして思いやり溢れる子だ。
そうだな・・ルナの案を採用するかは他の神とも協議してみよう。
井戸にしろ汲み取り装置を作るにしろ、他の神の手も借りたいからな。
返事はしばし待ってくれ、旅立つまでには決めておくよ。この世界の人間に手を差し伸べられる慈悲を持った君のことを、私達はいつも誇りに思っているありがとう。」

そう言って、消えていった。

みんな優しい・・ただの小娘の意見なんて無視することも出来るのに、ちゃんと聞いて向き合ってくれる。
だからこそ、神様たちが愛するこの世界に少しだけでも貢献出来るなら嬉しいな。

あんまり忙しいのは・・嫌だなぁ(笑)





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