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さて出発
しおりを挟む今日は巡業出発日。
朝日が顔をだした頃、神殿からはサジャ様他数名の神官たち、王宮からはラナン様ハリカ様他4人、コンポート商店のおじさま、アマリ母様、サンドラ姉様、ラドリスが見送りに来てくれた。
そんな大げさすぎるよ~~と一言いうと、「愛し子様の巡業出立なんだから当たり前だろう」とラナンが代表して言ったあとに、全員がウンウンと頷いていた。
くっ・・私は目立たず行こうと思ってたのにっ
(え?本当に目立たないとか思ってるの??というルイとジーンの視線が痛い・・)
周りもジト目である・・
ラド「ルナ様、目立たず行きたかったとか思ってるのでしょうが、愛し子様である以上それは叶わないかと。
あとね・・その外見で隠せると思わないこと!!もうそこは諦めてっ」
ルイ「そうそう、そこはもう”私が愛し子です!そうなんですよ~”ってドヤっときましょう(ニカっ)」
身も蓋もない言い方しないで・・他人事だからそんなこと言えるんだよ!!
そりゃ・・今更もう隠すつもりもないけど・・
だって、私を否定するってことは神様たちの存在を否定するってことだから・・それは嫌だもん。
いまは誰も見えない自分の隣を静かに見据える。
私にとって神様たちは、見守ってくれる存在であり、死ぬまで絶対的な味方でいてくれる最強の守護者なんだから、あんな凄い神様たちを知らない人がいることが悲しい。
えーっと、最初はゼダ町。
タッタッタッタッと軽快な走りを見せるファボットという鳥系騎獣は揺れも少なく、鞍も跨るタイプではなく、御者台の広いタイプのような物で足も伸ばせてだいぶ快適!
操縦してくれる3人は、コンポート商店のほうで何回か顔を合わせているし、時々はシトラス領への交易にも付いて来ていたことがあったので私達とは顔見知りだった。
そのせいでだいぶ話し方も砕けていて、ルイとジーンとも仲良しだから助かる♪
ちなみに、私と一緒に乗ってるのはヴァル、茶褐色の瞳、褐色の肌に夕陽みたいな橙色の短髪をツンツン跳ねた髪型でとにかく明るい(笑)
ルイの同乗者はテンダ、濃紺の瞳、褐色の肌に薄いレモンイエローの金髪でストレートロングを後ろで三つ編みに纏めている。正確は少し正義感強めかな、でも実は甘い物が好きらしく、シトラスではお菓子を差し入れすると一番喜んでくれた可愛い面がある(笑)
ルイとは気が合うみたいで、ずっと喋って楽しそう♪
ジーンの同乗者はガロ、琥珀の瞳、褐色の肌で鍛えた体、夜空のような漆黒のサラっとしたショートヘア、あまり喋らないけれど意思疎通に問題はなく、面白いことが好きらしく、なんだか不思議な人。もちろん良い人なのは前提だよ。
ルナ「ねぇ、ゼダ町ってどんなところなの??」
ヴァル「うーん、言ってみれば砂の町・・としか。ルナ様は首都を見たでしょう?あれよりも少し賑わいが無いというくらいの違いしかないですね・・なにせどこを見ても砂ですし・・」
ルナ「そっかぁ、どうにか育つものがあればいいのにねぇ・・ん、私頑張るっ」
このルナ様は本当に優しい・・数年の付き合いだが、俺達の中では間違いなく愛し子として相応しい人格の人だと納得出来る人。
ここ数日のことをルイとジーンから聞いた時には、元陛下たちに苛立ちを覚えたが。
ルナ様がリキュアのために何か自分にも出来ることはなか?と言ってくれたこと、そして現に実行して下さる行動力に感激したものだ。
だからこそ、今回の旅にも私達3人は旦那様から誰か行きたい者はいないか?と問われた際に誰よりも先に名乗りを上げたんだからな。
ヴァル「ルナ様、良き旅にしましょうね。我らもそのために助力しますから(ニカ)」
ルナ「はいっ!よろしくねっヴァル!!」
そうして途中、2回の休憩を挟みつつ、役7時間刻ほどかけて今日の目的地であるゼダ町に到着した。
ラナン様とハリカ様からの訪問の書状を持たされているので、それを門番に見せるとすんなりと町へ入ることが出来た。
ルナ「ふぅ~コレがゼダ町ね~」
とキョロキョロと当たりを見回す。
もちろん、安定のルイとジーンに両側で手を繋がれている状態で(お約束だから)
ルイ「やっぱり首都よりは小さいですが、町全体の見た目や雰囲気は首都と変わらないですね」
ジーン「そうねぇ、話には聞いていたけれど、コレだけ景色が変わらないのも珍しいわね」
ルナ「うーん・・むしろソレがリキュアの特徴でいいんじゃない?お店とかお家探すの大変そうで、町全体が迷路みたいだよね(笑)子どもが好きそう!私もワクワクしちゃうもん(笑)大人でも楽しめそう(笑)」
騎獣を休憩所に預けてきて戻ってきたヴァル、テンダ、ガロがルナの発言を聞いていたらしく、
ガロ「ルナ様・・発想が凄いですね」
テンダ「うわぁ天才ですか?・・」
ヴァル「ソレがこの町の売りになる可能性がありますよ・・」
・・・?
はて?どういうことだろう?
ルナ「んん?別にそんな珍しいこと言ってないよね??
自覚のないルナに対して、ルイとジーンは笑うだけ。
ルナの突発的な発想はいつものことだから慣れているのだ(笑)
それに慣れていない3人はというと・・
口を開けたまま”ウソだろ~”と頭を抱えながらも、コレは町長に町興しの一つとしてアイデアを提案出来るのでは?
それを愛し子様のお許しが出ればコンポートも齧らせて貰えば・・・
どこまでも旦那様思いの従者たちであった(笑)
1人わけわかんなーいってなってるルナに、
「ルナ様は素晴らしい案を出したってことですよ!」
と褒め称える。
そうしてこれから町長を訪ねようということになった。
どうせ愛し子様の到着が耳に入っているだろうし・・
さてと、行くか!!
ーーーーー
明日はゼダ町でルナティカが色々振りまくかも!?
あくまでも予定です。
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