神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

文字の大きさ
111 / 153

これからのこと

しおりを挟む

両想いだと分かって照れながらも、時間の限りは一緒に居たいとお茶会は続行。

2人のやり取りを見守っていた周りも、嬉しくなり密かにガッツポーズをしてしまうのは仕方ないだろう(笑)
2人には見えてないだろうけど(笑)

微笑ましい気持ちで新たなカップルのお茶会をそのまま見守ることにする。



ルドリア
「そういえば、ルナ様にお願いがありまして。
私のことはルドと愛称で呼んで欲しいです・・あと、敬語も無しで話してくれませんか?」

まだ婚約もしてないけれど・・どうしても気が逸ってしまう。
チラっと向かいの想い人へ視線を向けると。


ぽーっとしてる???

ルドリア
「ルナ様??」
と声をかけると、はっ!!となってこちらへ視線が戻ってきた。

ルナ「えっと・・ごめんなさいっ 夢の中にいるみたいで、まだ信じられなくって(照)
その、何でしたっけ?」

そんな可愛いことを言ってくれるなんて、嬉しいな(笑)

ルドリア
「えっと、いつも私のことを王子とかルドリア王子って呼んでいるので、これからはルドと愛称で呼んで欲しいなと思いまして。あと・・敬語も無しで話して欲しいと。駄目・・ですか?」

ちょっと首を傾げて・・そんなキラキラしい人がそんな仕草!!あざといですか!!
でも。
そっか・・そうだよねぇ、私もいつまでもルナ様って言われるのは嫌だな・・だって家族はみんな”ルナ”って呼んでくれるし。
好きな人にも愛称で呼んでもらいたい・・いつまでも敬語なのも・・うん。

ルナ「・・うん。もちろんっ!じゃぁ私のこともルナって呼んでくれる?敬語ももちろん無しだよ? ね???」

今度は仕返しですよぉ!!
と、先程のルドと同じ仕草で聞き返す。

ルドリア
「っっっ!!!それは反則っ・・んん”っ  う、うん。わかったよ・・ルナ(照)」

ぎゃーーーー!破壊力っ!ルドなんて・・嬉し恥ずかしとはこのことかっ
と内心壊れかけながら、
ルナ「ありがと、ルド(ニコ)」

そうして2人で笑い合ってから、
ルドリア
「このことは、今日父と母にも伝えようと思うけど、いいかな?その・・今後のことも決めなきゃいけないし?」

ルナ「うん、あ。・・その、さっきは伴侶にって言ってたけど・・それって、ゆくゆくは結婚するってこと?で合ってるよね?・・」

両想いにはなったけど、関係性がはっきりしてないから不安になる。


それはそうだろう・・と周りも”そこんとこどうなんだ!?” と心は身を乗り出す状態。
もちろん行動ではそんなことはしないけど。

それぞれが考えていると、ルドリアが席を立って跪いた。

ルドリア「・・ルナ、この先ずっとあなたと共に生きていきたい、私と結婚してくれますか??もちろん、いますぐじゃないよ。年齢的にも婚約からだね(笑) でも・・本当はすぐに結婚したいって思ってるけど。」

そう言うと、最後は少しおどけた顔をしていた。
自分と同じ思いを抱いてくれていると知れて安心するし、ちゃんと伝えてくれるところも本当に好きしかない。

ルナ「はい。私もルドと結婚したいですっ!でも、まずは婚約からね(笑)」
ルドリア
「うん、そうだね(笑)・・このまま、父上と母上のところに行こうか?いまの時間なら執務の休憩に入って2人でお茶をしている頃だし・・どう?」
ルナ「そっか・・うん。こういうことは早めがいいと思う。行きたい!」
ルドリア
「ふふっよし、行こう!こっちだよ。・・エスコートするのは婚約してからにするね。」

と、さすが王子様だけあって紳士的な度合いが違う。

そんな2人を見守りつつ、後ろからみんなも付いてくる。

ルイ ”お嬢は最愛を見つけたんだな・・俺の役目もここまでかな・・”
ジーン ”私のルナ様が・・もう手を繋げるのもあとわずかなのかな”

少し沈んだ顔の2人を心配そうに影からリルが見ていた。
”あの2人が暗い顔するなんてな・・寂しいんだろうな” 
リルにはわからない感情が2人にはあるはずだ。


そんなルイとジーンの心の呟きは神々が聴いていた。

ルナティカにとって、2人は保護者であり、兄姉であり、従者であり、絶対的守護者だ。
婚約者が出来ようが、結婚しようが、関係が変わるはずはなく・・3人の絆は絶えることはないのだ。
それを伝えていなかったな・・・後で伝えなくては。 と少し凹んだ。
神でも反省はせんとな(苦笑)
”だからそんな顔はするな”・・と叱咤激励してやりたい。








案内されて辿り着いたのは、とても可愛らしいサンルームだった。
透明な箱のような場所は、天井にはワサっと小さな花をつけた植物が覆いかぶさり、陽の光を和らげている。
クリーム色の家具で統一されて、薄いラベンダー色と白色を中心としたファブリックがまた安らげる。
柔らかな乳白色の食器には色とりどりのお菓子が並べられて、まあるいカップには湯気がゆらめきホワッとする茶の良い香りが漂っていた。

王様も王妃様もにこやかに談笑しているらしく、とても素敵な光景だ。

こちらに気づくと、軽く手を振ってくれてペコリとお辞儀をすると、王様がおいでと手招きをしてくださった。
ちょうどお二人に会うために来たので、躊躇もなくルドに付いて行く。

ルドリア
「父上、母上、今日もお変わり無くお過ごしですか?談笑しておられましたが、何か楽しいお話でもあったのですか?」
エールド
「あぁ、そこへ座ったらどうだい?ルナ様もどうぞ!」
とお二人が座っている向かい側の席を勧められて2人で素直に座る。

サイカナ
「ルナ様、こんにちは。本当に毎日登城して下さって、すっかり当たり前になってしまってますわね。私達も毎日お会い出来て嬉しいのですよ! ささ、お茶もお菓子もどうぞ!」
と、先程までお茶をしていたのだけどなぁ・・と思いつつ、お腹の容量はまだ大丈夫なので少しならといただくことにした。

ルナ「いただきますね!わぁ~マカロン大好きです~♪ こちらのサンルームとても落ち着きますね~ ファブリックの色合いも素敵!」
と、好きなものがありすぎてテンションが上がってしまう。
そんなルナティカの様子を見て、王と王妃もうんうん~と上機嫌だ。

そこへルドリアが口を開く。

ルドリア
「あの、お二人にお話したいことがあってこちらへ来ました。少しよろしいでしょうか?」
と、おもむろに切り出す。

ルドリアの様子にどうしたんだ?と言わんばかりの顔で、
エールド
「ふむ、どうしたんだ??言いたいことがあるなら聞こう。」
隣でサイカナも頷いている。

ルドと2人、目を合わせて頷く。

ルドリア
「はい・・実は、私とルナ様・・ルナは婚約したいと思っております。もちろん将来的には結婚します。年齢的にまずは婚約だと・・それでお二人に話したいと。」

と、2人で手を繋ぎながら緊張の面持ちを隠せないまま告げる。

「「は??」」
いや、そうなりますよねぇ・・反対されるだろうか?と心配しながらもお二人の言葉を待つ。
エールド
「え!ルドリア、なぜそうなったんだ?!」
サイカナ
「そうよ・・ルナ様はまだ11歳だし・・あなたとは7歳も差があるのに、脅したのかしら??・・」
変な方向に心配されている・・

エールド
「おどっ!?・・カナ、怖いことを言ってはいかん。息子を信じるんだ・・いや、私もかなり動揺しているな・・
さて、すまんな。とりあえず、そう考えた経緯を教えてもらってもいいだろか?」

サイカナ
「あなた・・疑うことは必要ですわよ。でも、そうね、まずはどうしてそういう話になったのか聞きたいわね」

2人は一旦落ち着いたらしいので、説明することにした。


今日は2人でのお茶会をしていたこと
ルナティカから想いを伝えられたこと
自分も同じ想いであること
これから先もずっと一緒にいたい思いを伝え求婚したこと
求婚に対して快諾してくれたこと
婚約もしていないままだと不安になること
まずはお二人への報告をしようということ
それから婚約の許可を得たいこと


伝えた事実にお二人は驚いた・・・それはそうだよね(苦笑)


エールド
「こんな、こんなことがあっていいのか!?愛し子様がうちの息子を選んで下さっただと!?いいのか!?」
王様はちょっと訳分からないってなってません???
サイカナ
「あなた!うちの子どもたちはみんなどこに出しても恥ずかしくないように育てましたわよ!!ルドリアは何故か婚約者が決まらなかったけど・・もしかして、ルナ様と出会うためだったのかもね・・ふふっ」
王妃様はロマンティック~とちょっと夢の中へいきそうですね。

んんっ!!
と咳払いの真似事をしてからお二人へ向き直る。

ルナ「あの!私からもよろしいでしょうか・・」
そう言うと、お二人もさすがにこちらへ戻ってきて頷いてくれた。

ルナ「・・こちらへ滞在してから、毎日街の人やお城や城仕えのみなさんに会って、楽しくて嬉しくて・・どんどんこの街が好きになって。
それと同じように、ルドリア王子に会うたびに昨日より今日のほうが好きって思えるんです。
それは、きっとこれからも増えるなぁって思えるくらい・・
だけど、私が好きになるくらいだから他の人も放っておかない、婚約者さんも居るだろうって思って、諦めようって思っていました。
好きだけど・・私まだ子どもだし、それは自分が良くわかってます・・でも、好きなのに年齢は関係ないってルイとジーンが言ってくれて・・
後悔するよりは気持ちを伝えてみたらって背中押してくれたんです。
ふふっ私、周りにとっても恵まれてるんですっ

・・・私はルドリア王子のことをお慕いしています。

ご家族のみなさんのことも、大好きです・・どうか、私をみなさんの家族として受け入れてくれませんでしょうか?」

こういうのを一世一代の告白というのだろうか・・と後になって思った。
もっとビシっと決めたかったなと思うけど、しょせん小娘・・いまの私の最大限の言葉で伝えることが大事だと思うことにした。




ーーーーー

そう伝えた王様・王妃様の反応は・・






















しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました

めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。 白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。 その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。 それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。 やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり―― 白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。 身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。

モブ転生とはこんなもの

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。 乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。 今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。 いったいどうしたらいいのかしら……。 現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。 どうぞよろしくお願いいたします。 他サイトでも公開しています。

多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】 23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも! そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。 お願いですから、私に構わないで下さい! ※ 他サイトでも投稿中

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する

タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。 社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。 孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。 そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。 追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。 彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。 公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。 しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。 だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。 二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。 彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。 ※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。

処理中です...