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クレイ国〜続・神殿〜
しおりを挟む祈り出して2分刻ほど経ち、ルナティカの周りに柔らかい光がふわっと煌めいた。
空気が揺らめいたと思ったら、神々が姿を現した。
それに気づいて顔を上げる。
従者3人は最敬礼をしたが、”よい” と手をあげられ居直っている。
創造神「ルナよ、久しいではないか・・色々あったのだ、心労は図り知れぬ・・辛かったのう。
しかしな儂らが制裁をくれてやったからのう。
うむ、それは良いとしてな。
皆顔をあげよ・・
我らの愛し子から、そなたらの信仰心の深さに感激し、是非儂らに顕現して欲しいとの願いに応えた。
これからも常々その心、忘れぬよう・・いつも祈りを捧げ、神事も抜かりなく執り行ってくれているのう、感謝しておるぞ。」
その声に、はっ!!となり顔を上げて皆驚愕の表情になるが誰1人声は出さない。
しっかり厳しくマナーを守っているのがわかる。
創造神「ふむ、ここは初めてだな・・
創造神である儂が姿を現すことはなかったが。ホッホ、愛し子に呼ばれたらのう。
ルナよ、そなたの楽しそうな姿が見られて良かったわい。これからも好きに生きよ・・忘れるでない、儂らはいつでもそなたの味方だということ。
土の・・あとは任せたぞ。 ルナ、またいつでも呼ぶがよいぞ、ホッホ・・」
土の神に引き継ぐと、創造神は早々に消えた。
水の「ルナ~またね~土のあとはよろしくね」
火の「たまには俺とも話そうぜ、またな」
風の「火のずるいっ私とも話そう~またね」
木の「火も風もうるさいしずるい・・私も話す・・ルナ元気そうでよかった、またね」
4神も好きなことを伝えて消えていった。
なんで来たんだろう(笑)
土の「ルナ・・元気そうで良かった・・心配したぞ・・みんなも心配してたからルナの顔見にきたんだぞ」
スイッと目の前に来てはそう言われた。
心配かけちゃったんだなぁ・・
ルナ「土の神様、神様たちみんなにも心配かけちゃってごめんなさい。でも、クレイ国で伸び伸びさせてもらえて、みなさんとても気遣ってくれて・・楽しく過ごせたんです。
それでね、私もこのままじゃいけないなーって思えました。
この国のみなさんには感謝しています。」
ニコって笑って報告すると、それを見て土の神も嬉しそうだ。
土の「そっか、良かった。何より、俺の作った国でルナが元気になってくれたのが本当に嬉しいよ・・
これなら祝福を与えても良いかな。
この国の民がこれからも奢らず、変わらぬ姿勢を持つ限り、この祝福は続くと約束しよう。
この様な判断をしたのは、愛し子への民の態度だよ。
これからも神への信仰・愛し子の扱い・・心していくように。
もちろん国としての在り方も監視していくからね。
俺が少しでも反したと思ったら、即刻祝福は取り下げるし、岩縁祭の時でも俺は姿を現すことは無くなる、そこのところ忘れないように。
それじゃぁ、ルナ・・またいつでも呼んでよ。
俺はルナの呼びかけをいつも待っているよ・・無茶はするなよ、またな。」
その問いに力強く頷くと、満足そうな笑顔で消えていった。
そのやり取りを静かに見守っていた神殿の者たちは、開いた口が塞がらないという状態ではあるけれど皆さん騒がないので助かる(苦笑)
1人、神殿長エトナさんだけが挙手をして発言を求めてきた。
どこまでも礼儀を重んじている、やりやすくて助かるなぁ(笑)
ルナ「エトナさん、どうぞ」
エトナ「発言お許し下りありがとうございます。
っっまさか・・生きてる間に土の神に留まらず、他4神と創造神様までお目にかかれるとは思ってもいませんでした。
私含め、神殿の者全員が感動に打ち震えている所存であります。
本当に感謝してもしきれないほどです・・いえ、有難うございます!!
しかも、この国に祝福までいただけるとはっっ
申し訳っありませんっ感極まってしまって・・」
よっぽど嬉しかったんだろう、よくよく見渡してみると他の神官たちも涙を流している。
声を出さないように必死みたいだが、感激度が見て取れるようだ。
こんな様子を見ていると、神様たちへ頼んで良かったと思えた。
そして、この国の皆さんのおかげで私も少しずつ前を向いていけそうなのだ・・こちらこそ感謝したい。
ルナ「皆さんの日頃の行いの成果ですよ。神々は常に見ておられます。
これからも貴方がたの清廉な心で、人々へ寄り添ってあげて下さい。私も、クレイ国の人々に救われた1人だということも、忘れないで下さい。
こちらへ来られて良かったです・・本当に。また来ますね!(ニコ)」
そんな謙遜しながらも、しっかりお礼も伝えてくれる愛し子の最後の笑顔にノックアウトされた神官たちは・・しかし誰も言葉を発することはなく、ただただ深くお辞儀をしてくれるだけに終わった。
エトナ「はい、またいらしてください。いつでもお待ちしております。
そして・・何かお手伝いなど出来ることがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております。
クレイ国はいつでも愛し子様に寄り添っております。」
とても優しい笑顔で伝えてくれた言葉に、少し泣きそうになりながら、新しい絆を嬉しく思い深く頷いた。
ルナ「では、そろそろ私は行きますね。皆さんの今後の健やかな生活を祈っております。」
そう祈ると、ふわっと温かな光が神殿内に降り注いだ。
最後まで感激しっぱなしの神官たちへ手を振ってから、神殿を後にした。
ルナ「緊張してたけど、来てよかった・・」
ルイ「お嬢、頑張ったな!帰ったらみんなでケーキパーティーしよう!」
ジーン「ルナ様、ご立派でしたよ!お茶も選ばなきゃ♪」
ヴァル「ルナ様・・よくできました、お疲れ様でした。」
そう言うと、ヴァルは静かに頭を撫でてくれた。
笑ってくれるのはいつもだけど、頭を撫でられたのは初めてだ。
突然のことに赤面して、動揺しちゃうのは仕方ないと思う。
でも・・・嬉しいっ
ルナ「ふふっありがとう!!私頑張った!だからケーキ2つ食べる!!いいよね?」
ジーン「ルナ様・・・夕ご飯入りませんよ?」
ルイ「別腹ですよね?(笑)」
ヴァル「俺も2つ食べたいです!」
「「おまえもかい」」
ルイとジーンのハモリ突っ込みに、あはははははーと笑ってしまう。
愛し子としての仕事なんてやっぱりわからないけど・・時々はこういうのもいいかも。
でも、私はのんびりしたいっ
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