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ファイ国〜神殿長の旅立ち〜
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*この話の目次名変えました。気高き人→ファイ国
どうにか気を持って、今日という日を迎えた。
いまは早朝・・でも、私達が神殿に着く頃には神殿長はいよいよ・・という頃だろうか。
今日はルイとジーンと・・私の希望でヴァルとテンダとガロに来てもらった。
私も目の前で人が亡くなるなんて光景、見ることがないので、自分がどのような心境になるかもわからないのだ・・
だから、支えてくれる人は多いに越したことはない。
今日はこの前神殿に向かった時に、大丈夫だと安心したらしいリルのメンバーは箱庭でお留守番したり、買い出しについていったりと自由にしてもらっている。
一昨日辿った道を同じように歩く。
テンダ「ルナ様、大丈夫ですか??」
そう聞いてくれるテンダに視線を向けると、本当に心配そうな顔で・・なんだか申し訳ないな。
付いてきてくれるように頼んだとき、テンダ達3人には行き先が神殿であることだけしか伝えていなかった・・
知らない人とは言え人の死に目に立ち会うのだ・・事前に伝えていたほうがいいことは分かってるけど。
少し気まずさを出しつつ、「大丈夫」と伝える。
そして、ルイのほうへ向くと、こっちもやっぱり心配そうな瞳があった。
それはジーンも同じで・・
そうだよね・・
なにも知らないのも不安だし、私の様子がおかしいのも知ってるのと知らないのでは違うと思う。
・・・意を決して
ルナ「テンダ、ガロ、ヴァル・・実はね・・・」
と一昨日の神殿に行った時のことと、今日神殿へ行くことの内容を伝えた。
3人ともまさか死の立ち会いをするためとは思っていなかったらしく、最初こそびっくりしていたけれど、最後まで話を聞いて納得してくれたらしい。
ヴァル「ルナ様、お話下さりありがとうございました。」
テンダ「話しづらいことを・・」
ガロ「お優しいルナ様らしくて良いと思いますよ」
ルイ「だよな・・お嬢、いっぱい考えたんだよなぁ」
ジーン「ルナ様、私達も一緒ですから・・しっかりと見送って差し上げましょう?」
ジーン、みんな・・
ルナ「う、うん・・そうだよね。悲しむよりも、笑顔でいってらっしゃいってしてあげよう・・みんな本当に一緒に来てくれてありがとう。心強いっ」
そう伝えて、いつもの愛し子スマイルを返す。
眩しそうに見てから、頷いてくれる頼もしい仲間たち・・
よし、神殿まであともう少しだ・・気合っ!!
ルナ「ブレイルさーーーーん!おはようございます~」
一昨日のように神殿の前で待っていてくれた。
こちらの姿と声に気づくと、深々とお辞儀をした。
うん、相変わらず礼儀正しい方だ。
その姿勢に、ここの神殿は今後も安泰だな・・などという考えが浮かんでしまう。
ブレイル「愛し子様とお連れ様方、本日は足をお運びいただきまして誠にありがとうございます。神殿長は今朝はなぜかスッキリしたお顔で、顔色も良いのです。・・何の安堵なんでしょうねぇ・・(涙)」
私達の前でも素直に涙を流せる、とても心ある御方・・
前回同様、同じ部屋へと案内されると、今日はベッドのサイドテーブルに火色のサルビアが飾られている。
燃えるような赤・・まさに火。
ブレイル「今日は、火の神を迎えるために火の象徴とされる花を飾りました。・・神殿長様、愛し子様がお越しになりましたよ。」
優しく声をかけると、夏空の青が見えた。
うっすらと瞼が持ち上がり、こちらへ視線をくれる。
これから命が終わろうとしているなんて、思えないような顔色の良さ・・
ただ眠っていたのだろうくらいにしか感じられない。
神殿長「きて・・くださった・・」
そっと神殿長の手を取る。
ルナ「はい・・もちろんです」
返事をする声が、心なしか震えてしまう・・
神殿長「そ・・うか・・」
息がしにくいみたいだ・・
ルナ「今日はお客様をお呼びしますからね(ニコ)」
そう言ってから、神様たちを呼ぶために笛を吹く。
人間には聴こえない、特殊な音が鳴る笛・・まさか今日使うことになるとはね。
そう思った途端に、辺りにふわぁっと光が広がって空気の揺らめきと共に6つの影が見えた。
創造神「愛し子よ・・呼び出してくれたな。さて、今日は火の・・お前に任せよう。儂はただ見守ることにするかの」
火の「わかりました、ルナ・・ありがとな」
ルナ「いいえ、神殿長にお姿を・・」
ルナティカたちのいるほうへ寄ってきた神様たちはベッドを囲んだ。
火の「神殿長よ・・あなたの寿命が来てしまった・・長い間この国を支えてくれたこと、本当に感謝する。
あなたの行いで、民も安心して暮らせているし、互いを大切にし、思いやれる人々がいる国へとなれた。
来世もまた穏やかに・・もっとやりたいことをやれる生であれるよう導こう。」
その言葉に目を見開いて驚いている神殿長。
神殿長「おぉ・・かみ・・よ・・」
そう呟いたかと思えば、夏空の青が見えなくなっていった。
とても穏やかなお顔で微笑まれたまま、最期を迎えたのだ。
火の「逝ったな・・ルナ・・ありがとう。 ブレイル・・次期神殿長として、これからも前任の意を継いでいくことだ。我らはいつも見守っている。」
ブレイル「っっわかりました!!必ずや・・前神殿長に恥じないよう務めてまいりますっっ本日はっ・・ありがとうございましたっ!!!」
またもや土下座でもしそうなのを、ルイとジーンが止めている。
火の「・・ルナ、辛い役目だったろう?頑張ったな・・しっかり慰めてもらえ・・俺とはまたな」
そう言うと、他の神様たちと目配せをして消えていった。
ブレイル「神々が・・看取って下さるなんて・・本当に素晴らしい神殿長でした・・彼も本望でしょう。いまから私が新しい神殿長としてやっていかねば・・」
くるりとこちらへ向き直ると、再度丁寧にお辞儀をしてくれる。
ブレイル「本日は、神殿長のためにわざわざ・・本当にありがとうございました。彼は幸せな最期を迎えられたことでしょう。
これから神官全員を集めて、彼の葬儀を行うことにします。
慌ただしくて申し訳ありません・・でも、愛し子様がいらっしゃるとたぶん場が混乱することは間違いないと思われますので・・・」
言いたいことはわかった。
ルナ「えぇ、わかっています。私は最期の立ち会いだけにしておくつもりでした。ですので、これでお暇しますね・・
ブレイルさん、大変でしょうが今後も素晴らしい神殿となるよう、頑張って下さい。」
そう伝えて、ペコリとお辞儀をする。
みんなも同じく、敬意を表してお辞儀をした。
それからは、誰も喋らずにただ歩いて箱庭へと戻った。
後味が悪いとかではない・・でも、人の死に目を見てどうにも心が落ち着かないのだ。
ふいにルイが言葉を発した。
ルイ「お嬢・・・偉かったな。頑張ったよ・・まだ子どもなのにさ、人の死に目に立ち会うなんて・・誰が好き好んでやるかってんだ。
それが例え穏やかな最期であろうとなんだろうとな・・気持ちの良いもんではない。」
ジーン「ルナ様、泣いてもいいですよ・・私はここにいますから。みんなも・・」
テンダ「ルナ様、頑張ったご褒美に庭園でケーキ食べましょう?」
ガロ「そうだな、この前メイが新しい茶を見つけたと言ってたので、それも出させましょう」
ヴァル「・・ルナ様・・」
みんな・・わかってくれるんだ。
ルナ「ヴァルっっ・・うぅぅ~~~~うわぁぁぁんっ」
門を出て、ようやく箱庭が見えてきたという辺りで堪えていたものが溢れたのだろう。
ヴァルにしがみついて泣き叫んでいた。
背中をみんなが片手ずつ触れてくれているのがわかる・・
なんて温かくて、なんて安心するのか。
私・・・ ”頑張った” よね。
その後も落ち着くまで大分時間がかかってしまった。
ヴァルはしがみついたままの私を、ずっと抱っこしていてくれて・・恥ずかしいっ
その時のヴァルの蕩けたような笑顔を見た者は、察したらしい。
”ルナ様の将来の嫁ぎ先決まったね” と思ったとかなんとか・・
その話を聞いたのはだい~~~~ぶ後ね。
どうにか気を持って、今日という日を迎えた。
いまは早朝・・でも、私達が神殿に着く頃には神殿長はいよいよ・・という頃だろうか。
今日はルイとジーンと・・私の希望でヴァルとテンダとガロに来てもらった。
私も目の前で人が亡くなるなんて光景、見ることがないので、自分がどのような心境になるかもわからないのだ・・
だから、支えてくれる人は多いに越したことはない。
今日はこの前神殿に向かった時に、大丈夫だと安心したらしいリルのメンバーは箱庭でお留守番したり、買い出しについていったりと自由にしてもらっている。
一昨日辿った道を同じように歩く。
テンダ「ルナ様、大丈夫ですか??」
そう聞いてくれるテンダに視線を向けると、本当に心配そうな顔で・・なんだか申し訳ないな。
付いてきてくれるように頼んだとき、テンダ達3人には行き先が神殿であることだけしか伝えていなかった・・
知らない人とは言え人の死に目に立ち会うのだ・・事前に伝えていたほうがいいことは分かってるけど。
少し気まずさを出しつつ、「大丈夫」と伝える。
そして、ルイのほうへ向くと、こっちもやっぱり心配そうな瞳があった。
それはジーンも同じで・・
そうだよね・・
なにも知らないのも不安だし、私の様子がおかしいのも知ってるのと知らないのでは違うと思う。
・・・意を決して
ルナ「テンダ、ガロ、ヴァル・・実はね・・・」
と一昨日の神殿に行った時のことと、今日神殿へ行くことの内容を伝えた。
3人ともまさか死の立ち会いをするためとは思っていなかったらしく、最初こそびっくりしていたけれど、最後まで話を聞いて納得してくれたらしい。
ヴァル「ルナ様、お話下さりありがとうございました。」
テンダ「話しづらいことを・・」
ガロ「お優しいルナ様らしくて良いと思いますよ」
ルイ「だよな・・お嬢、いっぱい考えたんだよなぁ」
ジーン「ルナ様、私達も一緒ですから・・しっかりと見送って差し上げましょう?」
ジーン、みんな・・
ルナ「う、うん・・そうだよね。悲しむよりも、笑顔でいってらっしゃいってしてあげよう・・みんな本当に一緒に来てくれてありがとう。心強いっ」
そう伝えて、いつもの愛し子スマイルを返す。
眩しそうに見てから、頷いてくれる頼もしい仲間たち・・
よし、神殿まであともう少しだ・・気合っ!!
ルナ「ブレイルさーーーーん!おはようございます~」
一昨日のように神殿の前で待っていてくれた。
こちらの姿と声に気づくと、深々とお辞儀をした。
うん、相変わらず礼儀正しい方だ。
その姿勢に、ここの神殿は今後も安泰だな・・などという考えが浮かんでしまう。
ブレイル「愛し子様とお連れ様方、本日は足をお運びいただきまして誠にありがとうございます。神殿長は今朝はなぜかスッキリしたお顔で、顔色も良いのです。・・何の安堵なんでしょうねぇ・・(涙)」
私達の前でも素直に涙を流せる、とても心ある御方・・
前回同様、同じ部屋へと案内されると、今日はベッドのサイドテーブルに火色のサルビアが飾られている。
燃えるような赤・・まさに火。
ブレイル「今日は、火の神を迎えるために火の象徴とされる花を飾りました。・・神殿長様、愛し子様がお越しになりましたよ。」
優しく声をかけると、夏空の青が見えた。
うっすらと瞼が持ち上がり、こちらへ視線をくれる。
これから命が終わろうとしているなんて、思えないような顔色の良さ・・
ただ眠っていたのだろうくらいにしか感じられない。
神殿長「きて・・くださった・・」
そっと神殿長の手を取る。
ルナ「はい・・もちろんです」
返事をする声が、心なしか震えてしまう・・
神殿長「そ・・うか・・」
息がしにくいみたいだ・・
ルナ「今日はお客様をお呼びしますからね(ニコ)」
そう言ってから、神様たちを呼ぶために笛を吹く。
人間には聴こえない、特殊な音が鳴る笛・・まさか今日使うことになるとはね。
そう思った途端に、辺りにふわぁっと光が広がって空気の揺らめきと共に6つの影が見えた。
創造神「愛し子よ・・呼び出してくれたな。さて、今日は火の・・お前に任せよう。儂はただ見守ることにするかの」
火の「わかりました、ルナ・・ありがとな」
ルナ「いいえ、神殿長にお姿を・・」
ルナティカたちのいるほうへ寄ってきた神様たちはベッドを囲んだ。
火の「神殿長よ・・あなたの寿命が来てしまった・・長い間この国を支えてくれたこと、本当に感謝する。
あなたの行いで、民も安心して暮らせているし、互いを大切にし、思いやれる人々がいる国へとなれた。
来世もまた穏やかに・・もっとやりたいことをやれる生であれるよう導こう。」
その言葉に目を見開いて驚いている神殿長。
神殿長「おぉ・・かみ・・よ・・」
そう呟いたかと思えば、夏空の青が見えなくなっていった。
とても穏やかなお顔で微笑まれたまま、最期を迎えたのだ。
火の「逝ったな・・ルナ・・ありがとう。 ブレイル・・次期神殿長として、これからも前任の意を継いでいくことだ。我らはいつも見守っている。」
ブレイル「っっわかりました!!必ずや・・前神殿長に恥じないよう務めてまいりますっっ本日はっ・・ありがとうございましたっ!!!」
またもや土下座でもしそうなのを、ルイとジーンが止めている。
火の「・・ルナ、辛い役目だったろう?頑張ったな・・しっかり慰めてもらえ・・俺とはまたな」
そう言うと、他の神様たちと目配せをして消えていった。
ブレイル「神々が・・看取って下さるなんて・・本当に素晴らしい神殿長でした・・彼も本望でしょう。いまから私が新しい神殿長としてやっていかねば・・」
くるりとこちらへ向き直ると、再度丁寧にお辞儀をしてくれる。
ブレイル「本日は、神殿長のためにわざわざ・・本当にありがとうございました。彼は幸せな最期を迎えられたことでしょう。
これから神官全員を集めて、彼の葬儀を行うことにします。
慌ただしくて申し訳ありません・・でも、愛し子様がいらっしゃるとたぶん場が混乱することは間違いないと思われますので・・・」
言いたいことはわかった。
ルナ「えぇ、わかっています。私は最期の立ち会いだけにしておくつもりでした。ですので、これでお暇しますね・・
ブレイルさん、大変でしょうが今後も素晴らしい神殿となるよう、頑張って下さい。」
そう伝えて、ペコリとお辞儀をする。
みんなも同じく、敬意を表してお辞儀をした。
それからは、誰も喋らずにただ歩いて箱庭へと戻った。
後味が悪いとかではない・・でも、人の死に目を見てどうにも心が落ち着かないのだ。
ふいにルイが言葉を発した。
ルイ「お嬢・・・偉かったな。頑張ったよ・・まだ子どもなのにさ、人の死に目に立ち会うなんて・・誰が好き好んでやるかってんだ。
それが例え穏やかな最期であろうとなんだろうとな・・気持ちの良いもんではない。」
ジーン「ルナ様、泣いてもいいですよ・・私はここにいますから。みんなも・・」
テンダ「ルナ様、頑張ったご褒美に庭園でケーキ食べましょう?」
ガロ「そうだな、この前メイが新しい茶を見つけたと言ってたので、それも出させましょう」
ヴァル「・・ルナ様・・」
みんな・・わかってくれるんだ。
ルナ「ヴァルっっ・・うぅぅ~~~~うわぁぁぁんっ」
門を出て、ようやく箱庭が見えてきたという辺りで堪えていたものが溢れたのだろう。
ヴァルにしがみついて泣き叫んでいた。
背中をみんなが片手ずつ触れてくれているのがわかる・・
なんて温かくて、なんて安心するのか。
私・・・ ”頑張った” よね。
その後も落ち着くまで大分時間がかかってしまった。
ヴァルはしがみついたままの私を、ずっと抱っこしていてくれて・・恥ずかしいっ
その時のヴァルの蕩けたような笑顔を見た者は、察したらしい。
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