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二年目の魔法学校
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結局セリオンも交流会には参加しないものだと思っていたが、どうやら今年は参加する気概があるらしい。というのも、わざわざフィレンツェから仕立て屋を呼びつけ、交流会に着ていくための燕尾服を選ぶと言い始めたので。
そのため、寮内ではなく本校舎の一室を借り、俺とセリオンは採寸をしていた。
「あんたも、そのボロッボロのローブで参加する気じゃないよね。この人のも新しく仕立てて」
けほっ、と咳き込みながらセリオンがジロリと睨んでくるので、どうやら俺も参加することは決定事項らしい。
ウーンまぁ仕方ない、我が家のわがままちゃんに俺は全面降伏しているので。
「分かった分かった。好きにするといい……まったく、お前の代わりに社交界に出てたのは誰だと思ってるんだ」
「フィレンツェはローブでもドレスコードになるって言ってた」
それはそうなんだが。
この世界において夜会は戦場だ。フィレンツェほどの大家ともなれば、社交のシーズンは夜会の招待状が届き、どれに参加するかで今後の政治的立ち位置が決まる。有力な家にだけ出ていればいいというわけではなく、立ち位置を守るには情報戦。ある程度立ち回り、自分の家で催す夜会も気合を入れて開催しなければならないのだ。
……と、めんどくさい諸々の作法は俺が今まで行なってきた。そのため実は自分に合わせた燕尾服だって持っているのだが、セリオンは俺に服を贈りたいらしい。
「……あ、セリオンの服だが、前は閉じるスタイルで。筋肉が上手くついてなくて細っこいからそっちの方がスタイルが良く見える。それとボタンなんだがもう少しよく見せてくれるか? ああ、生地はこちらが用意したものを使ってほしい。安心してくれ、あなた方が扱って恥ずかしくない程度の上物を用意したつもりだ」
「気持ち悪い」
「お兄ちゃんに対してなんだその態度はお前」
衣服の召使である仕立て屋達は俺とセリオンの小競り合いに何か反応するようなこともなく、俺の出した要望を粛々と叶えていった。
首を突っ込むわけでもなく、遠慮しすぎるわけでもなく淡々と仕事をこなす姿はプロフェッショナルを感じるぜ。
「長々と注文をつけて悪いな」
「構いません、アーノルド様。モーニングのお仕立てはよろしいですか?」
「ああ~……いや、構わない。実は現在成長期でな、来年の交流会では燕尾服とモーニングどちらも仕立てさせてもらおう」
「かしこまりました」
モーニングとは夜会ではなく昼のフォーマルスタイルを指す。一端の紳士は昼夜でモーニングと燕尾服を使い分けるんだぞ!
現在流行の形を無理やり取らせるより、セリオンという少年に会った今だけのものを仕立てた方が何倍もいい。なにしろ彼は来年になればオーダーメイドの礼服に袖も通らないくらい大きくなるのだから。
金はある。金貨シャワーの分が。ヴィンセントっていっつもなんかイラついてるけどマジであれなんなんだろうな。
「見積もりは出たか? ……うん、このくらいなら問題ないな。いつもの場所から引き出しておいてくれ」
「かしこまりました。三日後にお届けにあがります」
「相変わらず早いな……。縫製魔法を使えるのはお前達の特権か。よろしく頼むぞ」
この学校を卒業した魔法使いである仕立て屋は、深々と礼をしたままその場から掻き消える。掻き消えたというか、元々居なかったのだろう。召喚獣にした妖精を使い、ホログラムのように姿を映していただけ。
魔法の仕立て屋はあらゆる場所に出現しあらゆる場所に存在しない。彼らの本拠地を探る行為は禁止事項の一つとなっているし、魔法領であるフィレンツェにも詳しく彼らを知っている人間は居ないだろう。
銀行的な場所に預けておいた金からあとは勝手に差し引くだろうし、何かあれば色をつけておいてやろう。採寸のために脱いでいたローブを着ると、膨れっ面のセリオンと目が合った。
「どうしたセリオンそんな可愛い顔して……ふくふくのほっぺちゃん食べちゃうぞ?」
「気持ち悪い」
「じゃあなんでそんなぷくぷくになってるんだ? 冬の小鳥かと思った!」
屈んでほっぺを潰せば、ぷすーっと口から息が漏れていく。あざとい、可愛い、百億万点。異論は許そう、俺は寛大ゆえな……。
「……ぼくが買うつもりだったのに」
どうやら、俺に奢られたのが嫌だったらしい。相変わらず変な理由で不機嫌になる子だな、セリオンにとっては相応のものなのだろう。理解できない俺と世界が悪い。
とはいえ今までずっと、それこそ魔法道具もシャツの替えも俺が買っていたわけだし。どちらかというとヴィンセントの金だが、まぁ迷惑料ということで。
「どうせ来年買い替えるんだし、今年はいいだろ? 今年は俺も自分の分があったわけだし、ついでに弟の服を買ってやるのもやぶさかではないというか光栄というか」
「来年あんたは買わないんでしょ」
「当たり前だろもったいない! いちいち流行りを追うより一つのオーダーメイドを着こなした方が美しいってもんだ」
そもそもフィレンツェに求められてる姿は流行りに乗る浮ついた姿ではないしな。
そんなことを言えばさらに不機嫌になり、手がつけられなくなった。
どうにかご機嫌を治してもらった頃にはとても外出できる時間じゃなくなっており、パートナーを誘う気力をなくしたと愚図る弟。
「あんたのせいで誘えなくなった。勇気いるのに。せっかく頼んだのに。勿体無い」
「おっ前なぁ……」
正直かわいい。俺のわがまま天使ちゃん……♡という気持ちである。我ながら気持ち悪いな!
仔猫に迷惑をかけられてガチギレする猫飼いは居ないように、めんどくせぇ弟のわがままなんていくらでも聞いてあげたくなる……が。
「別に強制参加じゃないんだぞ? 今年はお前も二年生だし、交流会は休んでも……」
「やだ。服もったいないでしょ。でもパートナーは誘いたくない。なんとかして」
「おお、ワールドイズマイン」
どうやら初めて自分で仕立てた服は気に入っているみたいで、夜会には参加したがっているみたいだ。確かに今までつるつるの膝小僧を見せつけるみたいな少年用の短パンだったけど、今回は大人らしい長ズボンだからな。絶対もっとオシャレな言い方はあるが許してくれ、庶民感覚が抜けないんだ。
「うーん……あっ、じゃあ俺と参加する? なーんて、」
「仕方ないなどうしてもっていうならそうしてやってもいいよ服ももったいないから」
「エッ」
エーーーーーッッッッいいの!?!?!?!?!? 流石セリオン引き際を弁えていて断りきれない優しさを持っている俺の弟である。わがまま言っても仕方がないとでも思ったのかな? 嘘~もっと困らせてくれてもよかったのに!
てか今俺夜会のパートナーになるの承諾された!? 嘘だろもっと気合い入った服つくりゃよかった!!
そのため、寮内ではなく本校舎の一室を借り、俺とセリオンは採寸をしていた。
「あんたも、そのボロッボロのローブで参加する気じゃないよね。この人のも新しく仕立てて」
けほっ、と咳き込みながらセリオンがジロリと睨んでくるので、どうやら俺も参加することは決定事項らしい。
ウーンまぁ仕方ない、我が家のわがままちゃんに俺は全面降伏しているので。
「分かった分かった。好きにするといい……まったく、お前の代わりに社交界に出てたのは誰だと思ってるんだ」
「フィレンツェはローブでもドレスコードになるって言ってた」
それはそうなんだが。
この世界において夜会は戦場だ。フィレンツェほどの大家ともなれば、社交のシーズンは夜会の招待状が届き、どれに参加するかで今後の政治的立ち位置が決まる。有力な家にだけ出ていればいいというわけではなく、立ち位置を守るには情報戦。ある程度立ち回り、自分の家で催す夜会も気合を入れて開催しなければならないのだ。
……と、めんどくさい諸々の作法は俺が今まで行なってきた。そのため実は自分に合わせた燕尾服だって持っているのだが、セリオンは俺に服を贈りたいらしい。
「……あ、セリオンの服だが、前は閉じるスタイルで。筋肉が上手くついてなくて細っこいからそっちの方がスタイルが良く見える。それとボタンなんだがもう少しよく見せてくれるか? ああ、生地はこちらが用意したものを使ってほしい。安心してくれ、あなた方が扱って恥ずかしくない程度の上物を用意したつもりだ」
「気持ち悪い」
「お兄ちゃんに対してなんだその態度はお前」
衣服の召使である仕立て屋達は俺とセリオンの小競り合いに何か反応するようなこともなく、俺の出した要望を粛々と叶えていった。
首を突っ込むわけでもなく、遠慮しすぎるわけでもなく淡々と仕事をこなす姿はプロフェッショナルを感じるぜ。
「長々と注文をつけて悪いな」
「構いません、アーノルド様。モーニングのお仕立てはよろしいですか?」
「ああ~……いや、構わない。実は現在成長期でな、来年の交流会では燕尾服とモーニングどちらも仕立てさせてもらおう」
「かしこまりました」
モーニングとは夜会ではなく昼のフォーマルスタイルを指す。一端の紳士は昼夜でモーニングと燕尾服を使い分けるんだぞ!
現在流行の形を無理やり取らせるより、セリオンという少年に会った今だけのものを仕立てた方が何倍もいい。なにしろ彼は来年になればオーダーメイドの礼服に袖も通らないくらい大きくなるのだから。
金はある。金貨シャワーの分が。ヴィンセントっていっつもなんかイラついてるけどマジであれなんなんだろうな。
「見積もりは出たか? ……うん、このくらいなら問題ないな。いつもの場所から引き出しておいてくれ」
「かしこまりました。三日後にお届けにあがります」
「相変わらず早いな……。縫製魔法を使えるのはお前達の特権か。よろしく頼むぞ」
この学校を卒業した魔法使いである仕立て屋は、深々と礼をしたままその場から掻き消える。掻き消えたというか、元々居なかったのだろう。召喚獣にした妖精を使い、ホログラムのように姿を映していただけ。
魔法の仕立て屋はあらゆる場所に出現しあらゆる場所に存在しない。彼らの本拠地を探る行為は禁止事項の一つとなっているし、魔法領であるフィレンツェにも詳しく彼らを知っている人間は居ないだろう。
銀行的な場所に預けておいた金からあとは勝手に差し引くだろうし、何かあれば色をつけておいてやろう。採寸のために脱いでいたローブを着ると、膨れっ面のセリオンと目が合った。
「どうしたセリオンそんな可愛い顔して……ふくふくのほっぺちゃん食べちゃうぞ?」
「気持ち悪い」
「じゃあなんでそんなぷくぷくになってるんだ? 冬の小鳥かと思った!」
屈んでほっぺを潰せば、ぷすーっと口から息が漏れていく。あざとい、可愛い、百億万点。異論は許そう、俺は寛大ゆえな……。
「……ぼくが買うつもりだったのに」
どうやら、俺に奢られたのが嫌だったらしい。相変わらず変な理由で不機嫌になる子だな、セリオンにとっては相応のものなのだろう。理解できない俺と世界が悪い。
とはいえ今までずっと、それこそ魔法道具もシャツの替えも俺が買っていたわけだし。どちらかというとヴィンセントの金だが、まぁ迷惑料ということで。
「どうせ来年買い替えるんだし、今年はいいだろ? 今年は俺も自分の分があったわけだし、ついでに弟の服を買ってやるのもやぶさかではないというか光栄というか」
「来年あんたは買わないんでしょ」
「当たり前だろもったいない! いちいち流行りを追うより一つのオーダーメイドを着こなした方が美しいってもんだ」
そもそもフィレンツェに求められてる姿は流行りに乗る浮ついた姿ではないしな。
そんなことを言えばさらに不機嫌になり、手がつけられなくなった。
どうにかご機嫌を治してもらった頃にはとても外出できる時間じゃなくなっており、パートナーを誘う気力をなくしたと愚図る弟。
「あんたのせいで誘えなくなった。勇気いるのに。せっかく頼んだのに。勿体無い」
「おっ前なぁ……」
正直かわいい。俺のわがまま天使ちゃん……♡という気持ちである。我ながら気持ち悪いな!
仔猫に迷惑をかけられてガチギレする猫飼いは居ないように、めんどくせぇ弟のわがままなんていくらでも聞いてあげたくなる……が。
「別に強制参加じゃないんだぞ? 今年はお前も二年生だし、交流会は休んでも……」
「やだ。服もったいないでしょ。でもパートナーは誘いたくない。なんとかして」
「おお、ワールドイズマイン」
どうやら初めて自分で仕立てた服は気に入っているみたいで、夜会には参加したがっているみたいだ。確かに今までつるつるの膝小僧を見せつけるみたいな少年用の短パンだったけど、今回は大人らしい長ズボンだからな。絶対もっとオシャレな言い方はあるが許してくれ、庶民感覚が抜けないんだ。
「うーん……あっ、じゃあ俺と参加する? なーんて、」
「仕方ないなどうしてもっていうならそうしてやってもいいよ服ももったいないから」
「エッ」
エーーーーーッッッッいいの!?!?!?!?!? 流石セリオン引き際を弁えていて断りきれない優しさを持っている俺の弟である。わがまま言っても仕方がないとでも思ったのかな? 嘘~もっと困らせてくれてもよかったのに!
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