53 / 53
結婚式の夜
しおりを挟む
結婚式の夜。
それは初夜だ。
クロード様の邸のメイドで、以前私の支度をしてくれたメイドがそのまま侍女になってくれた。
そして、今夜も侍女が夜の支度をしてくれる。
「ナイトドレスも真っ白なのね。」
「はい、ラケル様の為に特別に作らせたそうです。」
「…どなたが?」
「クロード様が良いものを、と言われましたのでマーカスさんが張り切ってマダムのオートクチュールに特注で作らせました。色はクロード様が結婚式だから白にしてやれと言われましたので白のナイトドレスになりました。」
クロード様が選んだのかマーカスさんが選んだのかよく分からないけど…ちょっと胸が開きすぎじゃないですか!
デザインはマーカスさんの差し金かしら。
そして、塗られる怪しい香水…。
何となくわかります。
わかりますが、一応聞きますよ?
いいですか!?
「…その香水は?」
「男をその気にさせる香水です!貴族様の間で流行っているそうです!マーカスさんが調べて来ました!」
やっぱり!
堂々と変なものを塗らないで!
クロード様、一体今までどういう目で見られていたのですか?
奥手じゃないですよね!?
「そ、そのくらいで大丈夫ですよ。クロード様なら心配いりません。」
「…自信があると?」
「違います!…クロード様はああ見えても意外と積極的ですよね?」
「初耳です。今まで女性を連れてきたことがないので知りませんでした。」
「一度もですか?」
「あの容姿ですから、お手紙などはよくもらっていましたが相手にしませんでしたから…。」
「…本当ですか?」
「クロード様が連れて来て、しかもお泊まりまでされたのはラケル様だけです。」
ちょっと特別感が出てきた。
最初は急に来て、彼女のフリをして欲しいと言われた時はこの人大丈夫か!?とか思ったけど、クロード様は優しいし、私を大事にしてくれる。
しみじみそう思い、主寝室にいるクロード様の所に行こうと思い、扉を開けると、クロード様はマーカスさんに不機嫌だった。
「マーカス…これはなんだ?」
「元気が出るお茶ですよ。さぁ、お飲み下さい!」
「いらん!」
マーカスさん…クロード様に何を盛るつもりですか。
「おや、ラケル様がお越しになりましたね。では早速お飲み下さい!」
「何がおや、だ。どこで買って来たんだ。いらんから下がってくれ。」
マーカスさん…その水差し全部怪しいお茶ですか?
ニンニク臭いし、怪しいんですけど!
「しょうがありませんね。では、普通のハーブティーだけ出しましょう。」
「そうしろ。」
マーカスさんはクロード様にそう言われて、廊下に怪しい水差しを持って出て、廊下のワゴンに置いてあるハーブティーをとりに行った。
ハァーとため息をつくクロード様に近寄ると、クロード様が少しはにかんだように私を見てくれた。
「新しいナイトドレスか?」
「はい、クロード様からと聞きました。ありがとうございます。…どうですか?」
「あぁ、凄く綺麗だ…。」
クロード様が両手を腰に回し、抱き寄せられていい雰囲気になると廊下から変な声がした。
「はうっ…!!」
クロード様と顔を見合わせ、同時に廊下の方を見た。
「クロード様?」
「…マーカスの声だったな…。」
二人で廊下に出ると、マーカスさんが腰を抑えて四つん這いになっていた。
「…マーカス?どうした?」
「マーカスさん?」
腰を抑え、四つん這いになっているマーカスさんの側によると、苦悶の表情だった。
「こ、腰がっ…グキッとっ…」
「だ、大丈夫ですか!?」
どうやらギックリ腰を起こしたらしい。
ワゴンの下の段にあの水差しを置くのに、腰をかがめた拍子にグキッときたのだろうか。
私達、今から初夜なんですけど…。
何だかそれどころじゃなくなってきた。
「マーカス…お前は応援しているのか邪魔したいのかどっちだ…?」
「くっ…、このマーカス一生の不覚です!」
マーカスさんの腰をさすり、大丈夫ですか?と聞くとマーカスさんは恐ろしいことを言い出した。
「ラケル様、何とお優しい…しかし、お邪魔はしません!さぁ!初夜を初めて下さい!このマーカス、置物と思って頂いて構いません!何が聞こえても大丈夫です!さぁ、いざ!」
ひぃー!!
止めて下さい!
何が聞こえてもって…!
マーカスさんが扉一枚の向こうにいるとわかっていてできるわけないです!
恐ろしいことを言わないで下さい!
執事に見守られながら初夜なんて出来ません!
クロード様のご両親は私達に気を使って、邸ではなく、高級ホテルに泊まって下さっているのに、マーカスさんに聞かれながら、初夜なんて絶対無理です!
私にはそんな性癖なんてありません!
思わず、心の叫びに合わすように笑顔がひきつってしまった。
「マーカス…部屋に連れて行ってやるから…」
クロード様は頭を抱えるようにそう言うと、マーカスさんをおんぶした。
「ラケル…ハーブティーだけ部屋に入れておいてくれ。」
「はい。」
「くぅ、クロード様、申し訳ございません!」
「いいから、マーカスは落ち着け。」
クロード様はそのままマーカスさんをおぶり、階下のマーカスさんの部屋に連れて行った。
私はハーブティーだけ部屋にいれ、怪しい水差しはクロード様達を追うついでに、階下に持って行き、厨房の流しに捨てた。
そのまま、マーカスさんの部屋に行くとアラステア家の主治医を呼ぶ為に既に使いを出していた。
「マーカスさん、大丈夫ですか?」
「申し訳わけありません!何とお詫びしてよいか…、このマーカス、腹を切る覚悟です!」
「マーカス、初夜にお前の命はいらんから、とりあえず落ち着け。」
当たり前です!
マーカスさんの命をかけた初夜なんて困ります!
トラウマになります!
「マーカスさん、私達は大丈夫ですから、ゆっくりお休み下さいね。」
「何とお優しい…」
マーカスさんは、感無量のようになってしまった。
この後、アラステア家の主治医が到着し、マーカスさんは急性腰痛症と診断されて薬を処方された。
クロード様と一緒に、主治医に丁寧にご挨拶をして、やっと二人で寝室に戻ることができた。
「ラケル…マーカスがすまん…」
「色々お茶目な方ですね…」
ベッドに腰をかけて座るクロード様に部屋にいれておいたハーブティーのティーコージーをとり、お茶を淹れた。
ティーコージーを被せていてもやはり冷めてしまっている。
「お茶が冷めてしまいましたね。いれなおしましょうか?」
「…それでいい。」
冷めてしまったお茶をクロード様に出すと、飲んでくれた。
「やっと寝る前にクロード様にお茶を淹れることができましたね。…冷めてしまいましたけど。」
クロード様は少し照れてしまったけど、どこか嬉しそうだった。
クロード様が隣にというので、隣に座り一緒にお茶を飲んだ。
「…ラケル、深夜になってしまったがかまわないか…?」
それは、初夜へのお誘いですか。
クロード様にそう言われると、照れてしまい、うつむいてしまった。
しかし、こうなることはわかっている。
「…よ、よろしくお願いします…」
うつむいたままそう言った。
クロード様は私のティーカップをティーソーサーごととり、ナイトテーブルにおくと、
覆い被さるように抱きついてきた。
そして、そのまま初夜が始まり二人で夜を過ごした。
突然の彼女のフリから婚約者になり、私は今日から、ラケル・ジェレマイアではなく、ラケル・アラステア公爵夫人となった。
━━━━完。
それは初夜だ。
クロード様の邸のメイドで、以前私の支度をしてくれたメイドがそのまま侍女になってくれた。
そして、今夜も侍女が夜の支度をしてくれる。
「ナイトドレスも真っ白なのね。」
「はい、ラケル様の為に特別に作らせたそうです。」
「…どなたが?」
「クロード様が良いものを、と言われましたのでマーカスさんが張り切ってマダムのオートクチュールに特注で作らせました。色はクロード様が結婚式だから白にしてやれと言われましたので白のナイトドレスになりました。」
クロード様が選んだのかマーカスさんが選んだのかよく分からないけど…ちょっと胸が開きすぎじゃないですか!
デザインはマーカスさんの差し金かしら。
そして、塗られる怪しい香水…。
何となくわかります。
わかりますが、一応聞きますよ?
いいですか!?
「…その香水は?」
「男をその気にさせる香水です!貴族様の間で流行っているそうです!マーカスさんが調べて来ました!」
やっぱり!
堂々と変なものを塗らないで!
クロード様、一体今までどういう目で見られていたのですか?
奥手じゃないですよね!?
「そ、そのくらいで大丈夫ですよ。クロード様なら心配いりません。」
「…自信があると?」
「違います!…クロード様はああ見えても意外と積極的ですよね?」
「初耳です。今まで女性を連れてきたことがないので知りませんでした。」
「一度もですか?」
「あの容姿ですから、お手紙などはよくもらっていましたが相手にしませんでしたから…。」
「…本当ですか?」
「クロード様が連れて来て、しかもお泊まりまでされたのはラケル様だけです。」
ちょっと特別感が出てきた。
最初は急に来て、彼女のフリをして欲しいと言われた時はこの人大丈夫か!?とか思ったけど、クロード様は優しいし、私を大事にしてくれる。
しみじみそう思い、主寝室にいるクロード様の所に行こうと思い、扉を開けると、クロード様はマーカスさんに不機嫌だった。
「マーカス…これはなんだ?」
「元気が出るお茶ですよ。さぁ、お飲み下さい!」
「いらん!」
マーカスさん…クロード様に何を盛るつもりですか。
「おや、ラケル様がお越しになりましたね。では早速お飲み下さい!」
「何がおや、だ。どこで買って来たんだ。いらんから下がってくれ。」
マーカスさん…その水差し全部怪しいお茶ですか?
ニンニク臭いし、怪しいんですけど!
「しょうがありませんね。では、普通のハーブティーだけ出しましょう。」
「そうしろ。」
マーカスさんはクロード様にそう言われて、廊下に怪しい水差しを持って出て、廊下のワゴンに置いてあるハーブティーをとりに行った。
ハァーとため息をつくクロード様に近寄ると、クロード様が少しはにかんだように私を見てくれた。
「新しいナイトドレスか?」
「はい、クロード様からと聞きました。ありがとうございます。…どうですか?」
「あぁ、凄く綺麗だ…。」
クロード様が両手を腰に回し、抱き寄せられていい雰囲気になると廊下から変な声がした。
「はうっ…!!」
クロード様と顔を見合わせ、同時に廊下の方を見た。
「クロード様?」
「…マーカスの声だったな…。」
二人で廊下に出ると、マーカスさんが腰を抑えて四つん這いになっていた。
「…マーカス?どうした?」
「マーカスさん?」
腰を抑え、四つん這いになっているマーカスさんの側によると、苦悶の表情だった。
「こ、腰がっ…グキッとっ…」
「だ、大丈夫ですか!?」
どうやらギックリ腰を起こしたらしい。
ワゴンの下の段にあの水差しを置くのに、腰をかがめた拍子にグキッときたのだろうか。
私達、今から初夜なんですけど…。
何だかそれどころじゃなくなってきた。
「マーカス…お前は応援しているのか邪魔したいのかどっちだ…?」
「くっ…、このマーカス一生の不覚です!」
マーカスさんの腰をさすり、大丈夫ですか?と聞くとマーカスさんは恐ろしいことを言い出した。
「ラケル様、何とお優しい…しかし、お邪魔はしません!さぁ!初夜を初めて下さい!このマーカス、置物と思って頂いて構いません!何が聞こえても大丈夫です!さぁ、いざ!」
ひぃー!!
止めて下さい!
何が聞こえてもって…!
マーカスさんが扉一枚の向こうにいるとわかっていてできるわけないです!
恐ろしいことを言わないで下さい!
執事に見守られながら初夜なんて出来ません!
クロード様のご両親は私達に気を使って、邸ではなく、高級ホテルに泊まって下さっているのに、マーカスさんに聞かれながら、初夜なんて絶対無理です!
私にはそんな性癖なんてありません!
思わず、心の叫びに合わすように笑顔がひきつってしまった。
「マーカス…部屋に連れて行ってやるから…」
クロード様は頭を抱えるようにそう言うと、マーカスさんをおんぶした。
「ラケル…ハーブティーだけ部屋に入れておいてくれ。」
「はい。」
「くぅ、クロード様、申し訳ございません!」
「いいから、マーカスは落ち着け。」
クロード様はそのままマーカスさんをおぶり、階下のマーカスさんの部屋に連れて行った。
私はハーブティーだけ部屋にいれ、怪しい水差しはクロード様達を追うついでに、階下に持って行き、厨房の流しに捨てた。
そのまま、マーカスさんの部屋に行くとアラステア家の主治医を呼ぶ為に既に使いを出していた。
「マーカスさん、大丈夫ですか?」
「申し訳わけありません!何とお詫びしてよいか…、このマーカス、腹を切る覚悟です!」
「マーカス、初夜にお前の命はいらんから、とりあえず落ち着け。」
当たり前です!
マーカスさんの命をかけた初夜なんて困ります!
トラウマになります!
「マーカスさん、私達は大丈夫ですから、ゆっくりお休み下さいね。」
「何とお優しい…」
マーカスさんは、感無量のようになってしまった。
この後、アラステア家の主治医が到着し、マーカスさんは急性腰痛症と診断されて薬を処方された。
クロード様と一緒に、主治医に丁寧にご挨拶をして、やっと二人で寝室に戻ることができた。
「ラケル…マーカスがすまん…」
「色々お茶目な方ですね…」
ベッドに腰をかけて座るクロード様に部屋にいれておいたハーブティーのティーコージーをとり、お茶を淹れた。
ティーコージーを被せていてもやはり冷めてしまっている。
「お茶が冷めてしまいましたね。いれなおしましょうか?」
「…それでいい。」
冷めてしまったお茶をクロード様に出すと、飲んでくれた。
「やっと寝る前にクロード様にお茶を淹れることができましたね。…冷めてしまいましたけど。」
クロード様は少し照れてしまったけど、どこか嬉しそうだった。
クロード様が隣にというので、隣に座り一緒にお茶を飲んだ。
「…ラケル、深夜になってしまったがかまわないか…?」
それは、初夜へのお誘いですか。
クロード様にそう言われると、照れてしまい、うつむいてしまった。
しかし、こうなることはわかっている。
「…よ、よろしくお願いします…」
うつむいたままそう言った。
クロード様は私のティーカップをティーソーサーごととり、ナイトテーブルにおくと、
覆い被さるように抱きついてきた。
そして、そのまま初夜が始まり二人で夜を過ごした。
突然の彼女のフリから婚約者になり、私は今日から、ラケル・ジェレマイアではなく、ラケル・アラステア公爵夫人となった。
━━━━完。
201
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(83件)
あなたにおすすめの小説
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。10~15話前後の短編五編+番外編のお話です。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。※R6.5/18お気に入り登録300超に感謝!一話書いてみましたので是非是非!
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R7.2/22お気に入り登録500を超えておりましたことに感謝を込めて、一話お届けいたします。本当にありがとうございます。 ※R7.10/13お気に入り登録700を超えておりました(泣)多大なる感謝を込めて一話お届けいたします。 *らがまふぃん活動三周年周年記念として、R7.10/30に一話お届けいたします。楽しく活動させていただき、ありがとうございます。 ※R7.12/8お気に入り登録800超えです!ありがとうございます(泣)一話書いてみましたので、ぜひ!
恐怖侯爵の後妻になったら、「君を愛することはない」と言われまして。
長岡更紗
恋愛
落ちぶれ子爵令嬢の私、レディアが後妻として嫁いだのは──まさかの恐怖侯爵様!
しかも初夜にいきなり「君を愛することはない」なんて言われちゃいましたが?
だけど、あれ? 娘のシャロットは、なんだかすごく懐いてくれるんですけど!
義理の娘と仲良くなった私、侯爵様のこともちょっと気になりはじめて……
もしかして、愛されるチャンスあるかも? なんて思ってたのに。
「前妻は雲隠れした」って噂と、「死んだのよ」って娘の言葉。
しかも使用人たちは全員、口をつぐんでばかり。
ねえ、どうして? 前妻さんに何があったの?
そして、地下から聞こえてくる叫び声は、一体!?
恐怖侯爵の『本当の顔』を知った時。
私の心は、思ってもみなかった方向へ動き出す。
*他サイトにも公開しています
結婚結婚煩いので、愛人持ちの幼馴染と偽装結婚してみた
夏菜しの
恋愛
幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。
彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。
そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。
彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。
いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。
のらりくらりと躱すがもう限界。
いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。
彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。
これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?
エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。
破滅フラグから逃げたくて引きこもり聖女になったのに「たぶんこれも破滅ルートですよね?」
氷雨そら
恋愛
「どうしてよりによって、18歳で破滅する悪役令嬢に生まれてしまったのかしら」
こうなったら引きこもってフラグ回避に全力を尽くす!
そう決意したリアナは、聖女候補という肩書きを使って世界樹の塔に引きこもっていた。そしていつしか、聖女と呼ばれるように……。
うまくいっていると思っていたのに、呪いに倒れた聖騎士様を見過ごすことができなくて肩代わりしたのは「18歳までしか生きられない呪い」
これまさか、悪役令嬢の隠し破滅フラグ?!
18歳の破滅ルートに足を踏み入れてしまった悪役令嬢が聖騎士と攻略対象のはずの兄に溺愛されるところから物語は動き出す。
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】白い結婚成立まであと1カ月……なのに、急に家に帰ってきた旦那様の溺愛が止まりません!?
氷雨そら
恋愛
3年間放置された妻、カティリアは白い結婚を宣言し、この結婚を無効にしようと決意していた。
しかし白い結婚が認められる3年を目前にして戦地から帰ってきた夫は彼女を溺愛しはじめて……。
夫は妻が大好き。勘違いすれ違いからの溺愛物語。
小説家なろうにも投稿中
【完結】一途すぎる公爵様は眠り姫を溺愛している
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
リュシエンヌ・ソワイエは16歳の子爵令嬢。皆が憧れるマルセル・クレイン伯爵令息に婚約を申し込まれたばかりで幸せいっぱいだ。
しかしある日を境にリュシエンヌは眠りから覚めなくなった。本人は自覚が無いまま12年の月日が過ぎ、目覚めた時には父母は亡くなり兄は結婚して子供がおり、さらにマルセルはリュシエンヌの親友アラベルと結婚していた。
突然のことに狼狽えるリュシエンヌ。しかも兄嫁はリュシエンヌを厄介者扱いしていて実家にはいられそうもない。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、若きヴォルテーヌ公爵レオンだった……。
『残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました』『結婚前日に友人と入れ替わってしまった……!』に出てくる魔法大臣ゼインシリーズです。
表紙は「簡単表紙メーカー2」で作成しました。
この婚約は白い結婚に繋がっていたはずですが? 〜深窓の令嬢は赤獅子騎士団長に溺愛される〜
氷雨そら
恋愛
婚約相手のいない婚約式。
通常であれば、この上なく惨めであろうその場所に、辺境伯令嬢ルナシェは、美しいベールをなびかせて、毅然とした姿で立っていた。
ベールから、こぼれ落ちるような髪は白銀にも見える。プラチナブロンドが、日差しに輝いて神々しい。
さすがは、白薔薇姫との呼び名高い辺境伯令嬢だという周囲の感嘆。
けれど、ルナシェの内心は、実はそれどころではなかった。
(まさかのやり直し……?)
先ほど確かに、ルナシェは断頭台に露と消えたのだ。しかし、この場所は確かに、あの日経験した、たった一人の婚約式だった。
ルナシェは、人生を変えるため、婚約式に現れなかった婚約者に、婚約破棄を告げるため、激戦の地へと足を向けるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
ある日突然、醜いと有名な次期公爵様と結婚させられることになりました
八代奏多
恋愛
クライシス伯爵令嬢のアレシアはアルバラン公爵令息のクラウスに嫁ぐことが決まった。
両家の友好のための婚姻と言えば聞こえはいいが、実際は義母や義妹そして実の父から追い出されただけだった。
おまけに、クラウスは性格までもが醜いと噂されている。
でもいいんです。義母や義妹たちからいじめられる地獄のような日々から解放されるのだから!
そう思っていたけれど、噂は事実ではなくて……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
面白くて一気読み致しました。
誠実な人柄の二人が幸せになって良かったです。
楽しく素敵な物語を有難うございました。
いや~…!一気読みさせて頂きした!(〃´ω`〃)
ありがとうございます!(*≧∀≦*)
あえてじっちゃまと呼びたい。
じっちゃま、おちゃめーーー。
本当に長生きしてもらいたい。
そして、生まれてくる子供たちが3歳とか5歳とかくらいになったとき、ギックリ腰と闘いながら遊んでる姿を心配する、、、とか思うとほのぼのする。
ありがとうございます!
「ギックリ腰には、負けません!」と言って遊んでそうですよね(’-’*)♪