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ご懐妊、フィンはパニックです
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結婚から一年。
今日はフィンが一人で王都に帰る。
「エスカすまない。3日ほど留守にするが大丈夫か?」
「少しだるくて眠いだけです。大丈夫ですよ。」
「心配だ。食も減っているし。」
「お腹は空くので、何回かに分けて食べているから本当に大丈夫です。」
「会えないなんて、耐えられないな。」
「お仕事頑張って下さい。私も淋しいけど頑張ります。」
フィンは、王都で仕事の為に3日ほど留守にする。
見送りの為、庭に出ていると、フィンはいつまでも名残惜しそうに抱き締めていた。
私も本当は側にいて欲しかった。
「最後の別れじゃあるまいし、いつまでやってんの?」
ソールがやってきて呆れていた。
「一年も溺愛って飽きないのか?」
ルディもあくびをしながらきた。
「エスカに飽きることなんてあるわけないだろ。」
フィンは抱き締めたまま言った。
「なるべくすぐに帰るから頼むぞ。」
「フィン、気をつけて下さいね。」
フィンの腕の中からひょこっと顔をだし言った。
「プレゼントを買って帰るよ。」
そういうとフィンは馬でかけ、あっという間に見えなくなった。
体調も悪いせいかフィンがいないと不安になった。
「エスカ?顔色悪くないか?」
ソールが心配そうに覗き込んだ。
確かにムカムカする。
吐きそうだった。
ソールとルディが部屋の大きなベッドに寝かせ、心配していた。
「今日はゆっくり休んでいた方がいい。フィンの代わりだが俺達が交代でいるから心配するな。」
「ごめんなさい、ルディ。少し寝ますね。」
だるくてとにかく寝たかった。
「ルディ、フィンは毎日エスカを抱いてたのか?」
「そりゃそうだろ。エスカにしかあいつは欲情しないぞ。」
「…まあそうなんだか…」
ルディはピンとこなかったが、ソールは思い当たることがあった。
「エスカ妊娠しているんじゃないか?」
「妊娠?」
「経験ないか?」
「俺は失敗しないからな。」
「俺もないが、医学書で見た症状に似てるな。」
ソールとルディは男二人でどうしようか考えていた。
そこに、ギルとノーグが村の子供のノエルと母親とやってきた。
「マダムがエスカ様にクッキーをと言われ、一緒に来ましたが…どうしたんです?」
ノーグは二人の様子が変だと思った。
「ギル、ノーグよくやった。」
「は?」
ルディは二人をいきなり誉めた。
ギルとノーグはわけがわからず目が点になった。
「マダム、お力を貸して下さい。」
ルディはそっと手を握り、赤ら顔になったマダムにお願いをした。
ソールは女を落とす時の顔と一緒だ、と思いながら見ていた。
少し眠り、目が覚めるとノエルと母親が横に座っていた。
「エスカ様おはよう!」
「おはようございます。ノエル。どうされたんです?」
母親はニコニコして、いきなり聞いてきた。
「エスカ様、月のものはきていますか?」
急な質問に真っ赤になってしまった。
うぅ、何故急に?
しかも何故笑顔で?
「…きてないのですね?」
「…はい、多分3、4ヶ月位きてません。」
「エスカ様、ご懐妊ですよ!」
「えっ?」
ご懐妊?ご懐妊?ご懐妊!?
頭の中が、ご懐妊の言葉で一杯になった。
「わっ、私に赤ちゃんがいるんですか!?」
「症状を聞く限り間違いないと思います!」
その時、ソール達が部屋にガタガタと入ってきた。
「エスカ、良かったな。今、ルディがフィンを追いかけて行った。あいつのことだ。すぐに引き返して来るぞ!」
「ええっ、お仕事では?」
大丈夫なのかしら?
急ぎの仕事ではないと言っていたけど…。
でも早くフィンに伝えたい。
「さぁ、エスカ様にお体にいいものを買って来ますね。」
「マダム、お供します。」
ギルとノーグがマダムとノエルと一緒に買い物に行った。
いつの間にかノエルの母親はマダムと定着しつつあった。
「エスカ、良かったな。」
「赤ちゃんがお腹にいるのが不思議な気分です。」
ソールは優しい笑顔で見つめていた。
「フィンが戻るまで寝てろ。一緒にいるから。」
「ソールが赤ちゃんに気付いてくれたんですか?」
「何故?」
「何となくそう思いました。」
「勘がいいな…」
ソールは優しく、フィンが戻るまで側にいてくれた。
フィンは大急ぎで帰ってきた。
物凄く焦った顔で、でも私が拐われ時の焦った顔と違い、またフィンの新たな一面を見た。
「エスカ、大丈夫か?妊娠していたのか?赤ん坊はどこだ?」
フィンは焦ったと言うよりパニックなのかもしれない…。
「フィン、落ち着いて下さい。」
「赤ん坊はどこだって、腹の中だろ…。」
ソールは、呆れたように言った。
「医者には見せたのか!?いつ産まれるんだ!?」
「フィン、ちょっと落ち着いて下さいね。」
「医者はこの村にはいないだろ。少し落ち着け。」
フィンのパニックを落ち着かすのに以外と苦労した。
ルディならすぐにできたかな。と思ったがフィンの代わりに王都へ報告もかねて向かったらしい。
「…すまない。嬉し過ぎて騒ぎ過ぎた。」
フィンがやっと冷静になってくれた。
「…エスカ、体が大丈夫なうちに王都の邸に帰らないか?」
「俺もフィンに賛成だな。ここには女の使用人も医者もいないし…」
「そうですね。ここは大好きだけど今は赤ちゃんが一番大事ですね。」
「安心しろ、体に負担のかからない馬車を用意する。」
そこは心配してませんでした!
「フィン、赤ちゃんが産まれるのは十月十日と言いましてですね…」
一生懸命ソールと、妊娠のことをフィンに話した。
その晩フィンは、柔らかく大事に優しく一緒寝てくれた。
その後、フィンは馬車の振動が負担にならないようにクッションを敷き詰めた馬車を用意し、皆で王都に帰った。
妊娠中はフィンは、赤ちゃんの準備に周りが呆れるほど取りかかり、優しくお腹を撫でたりし、今か今かと待ちわびた。
そして、無事出産をした。
フィンと同じ金髪碧眼の可愛い男の子だった。
フィンの優しい愛情に包まれ、私に家族ができた。
そんな気分になった。
今日はフィンが一人で王都に帰る。
「エスカすまない。3日ほど留守にするが大丈夫か?」
「少しだるくて眠いだけです。大丈夫ですよ。」
「心配だ。食も減っているし。」
「お腹は空くので、何回かに分けて食べているから本当に大丈夫です。」
「会えないなんて、耐えられないな。」
「お仕事頑張って下さい。私も淋しいけど頑張ります。」
フィンは、王都で仕事の為に3日ほど留守にする。
見送りの為、庭に出ていると、フィンはいつまでも名残惜しそうに抱き締めていた。
私も本当は側にいて欲しかった。
「最後の別れじゃあるまいし、いつまでやってんの?」
ソールがやってきて呆れていた。
「一年も溺愛って飽きないのか?」
ルディもあくびをしながらきた。
「エスカに飽きることなんてあるわけないだろ。」
フィンは抱き締めたまま言った。
「なるべくすぐに帰るから頼むぞ。」
「フィン、気をつけて下さいね。」
フィンの腕の中からひょこっと顔をだし言った。
「プレゼントを買って帰るよ。」
そういうとフィンは馬でかけ、あっという間に見えなくなった。
体調も悪いせいかフィンがいないと不安になった。
「エスカ?顔色悪くないか?」
ソールが心配そうに覗き込んだ。
確かにムカムカする。
吐きそうだった。
ソールとルディが部屋の大きなベッドに寝かせ、心配していた。
「今日はゆっくり休んでいた方がいい。フィンの代わりだが俺達が交代でいるから心配するな。」
「ごめんなさい、ルディ。少し寝ますね。」
だるくてとにかく寝たかった。
「ルディ、フィンは毎日エスカを抱いてたのか?」
「そりゃそうだろ。エスカにしかあいつは欲情しないぞ。」
「…まあそうなんだか…」
ルディはピンとこなかったが、ソールは思い当たることがあった。
「エスカ妊娠しているんじゃないか?」
「妊娠?」
「経験ないか?」
「俺は失敗しないからな。」
「俺もないが、医学書で見た症状に似てるな。」
ソールとルディは男二人でどうしようか考えていた。
そこに、ギルとノーグが村の子供のノエルと母親とやってきた。
「マダムがエスカ様にクッキーをと言われ、一緒に来ましたが…どうしたんです?」
ノーグは二人の様子が変だと思った。
「ギル、ノーグよくやった。」
「は?」
ルディは二人をいきなり誉めた。
ギルとノーグはわけがわからず目が点になった。
「マダム、お力を貸して下さい。」
ルディはそっと手を握り、赤ら顔になったマダムにお願いをした。
ソールは女を落とす時の顔と一緒だ、と思いながら見ていた。
少し眠り、目が覚めるとノエルと母親が横に座っていた。
「エスカ様おはよう!」
「おはようございます。ノエル。どうされたんです?」
母親はニコニコして、いきなり聞いてきた。
「エスカ様、月のものはきていますか?」
急な質問に真っ赤になってしまった。
うぅ、何故急に?
しかも何故笑顔で?
「…きてないのですね?」
「…はい、多分3、4ヶ月位きてません。」
「エスカ様、ご懐妊ですよ!」
「えっ?」
ご懐妊?ご懐妊?ご懐妊!?
頭の中が、ご懐妊の言葉で一杯になった。
「わっ、私に赤ちゃんがいるんですか!?」
「症状を聞く限り間違いないと思います!」
その時、ソール達が部屋にガタガタと入ってきた。
「エスカ、良かったな。今、ルディがフィンを追いかけて行った。あいつのことだ。すぐに引き返して来るぞ!」
「ええっ、お仕事では?」
大丈夫なのかしら?
急ぎの仕事ではないと言っていたけど…。
でも早くフィンに伝えたい。
「さぁ、エスカ様にお体にいいものを買って来ますね。」
「マダム、お供します。」
ギルとノーグがマダムとノエルと一緒に買い物に行った。
いつの間にかノエルの母親はマダムと定着しつつあった。
「エスカ、良かったな。」
「赤ちゃんがお腹にいるのが不思議な気分です。」
ソールは優しい笑顔で見つめていた。
「フィンが戻るまで寝てろ。一緒にいるから。」
「ソールが赤ちゃんに気付いてくれたんですか?」
「何故?」
「何となくそう思いました。」
「勘がいいな…」
ソールは優しく、フィンが戻るまで側にいてくれた。
フィンは大急ぎで帰ってきた。
物凄く焦った顔で、でも私が拐われ時の焦った顔と違い、またフィンの新たな一面を見た。
「エスカ、大丈夫か?妊娠していたのか?赤ん坊はどこだ?」
フィンは焦ったと言うよりパニックなのかもしれない…。
「フィン、落ち着いて下さい。」
「赤ん坊はどこだって、腹の中だろ…。」
ソールは、呆れたように言った。
「医者には見せたのか!?いつ産まれるんだ!?」
「フィン、ちょっと落ち着いて下さいね。」
「医者はこの村にはいないだろ。少し落ち着け。」
フィンのパニックを落ち着かすのに以外と苦労した。
ルディならすぐにできたかな。と思ったがフィンの代わりに王都へ報告もかねて向かったらしい。
「…すまない。嬉し過ぎて騒ぎ過ぎた。」
フィンがやっと冷静になってくれた。
「…エスカ、体が大丈夫なうちに王都の邸に帰らないか?」
「俺もフィンに賛成だな。ここには女の使用人も医者もいないし…」
「そうですね。ここは大好きだけど今は赤ちゃんが一番大事ですね。」
「安心しろ、体に負担のかからない馬車を用意する。」
そこは心配してませんでした!
「フィン、赤ちゃんが産まれるのは十月十日と言いましてですね…」
一生懸命ソールと、妊娠のことをフィンに話した。
その晩フィンは、柔らかく大事に優しく一緒寝てくれた。
その後、フィンは馬車の振動が負担にならないようにクッションを敷き詰めた馬車を用意し、皆で王都に帰った。
妊娠中はフィンは、赤ちゃんの準備に周りが呆れるほど取りかかり、優しくお腹を撫でたりし、今か今かと待ちわびた。
そして、無事出産をした。
フィンと同じ金髪碧眼の可愛い男の子だった。
フィンの優しい愛情に包まれ、私に家族ができた。
そんな気分になった。
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