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宣戦布告
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__翌日。
「奥様。お手紙です」
「手紙?」
アフタヌーンティーの席でケヴィンがトレイに乗せて手紙を出してきた。差出人を確認すれば、ルミエル様だ。内容を確認すれば、お茶会の招待状だった。
なんだが、宣戦布告のような気がする。私には、ルミエル様と二人でお茶会をする理由がないのだ。むしろ、リクハルド様を慕っているルミエル様からすれば、私は敵なのではないだろうか。絶対にそう思っていそう。
「どうした? 誰からの手紙だ?」
リクハルド様が聞いてくると、シリル様も私を見た。
ルミエル様からのお茶会だと言えば、どうなるか。リクハルド様なら、一緒に来そうだ。
リクハルド様はルミエル様を二度と相手にしないと言った。リクハルド様とルミエル様を会せるのがいいのかどうか、いまいちわからない。むしろ、これは私への挑戦状のような気がする。
(私にケンカを売っているのかしら?)
ケンカを買うのも面倒くさいけど、放っておくとしつこい感じがする。
(ま、まぁ、初めて可愛いと言われたし、プロポーズをされたから、少し頑張りましょうか)
少し照れながら手紙をしまってテーブルに置いた。
「知り合いから、お茶会のお誘いみたいです」
「ああ、ここは王都だから知り合いがいるのだな」
「そういうことですわ」
にこりとして、誤魔化した。
そして、アフタヌーンティーが終われば、さっそくルミエル様の呼び出した彼女の邸へと向かった。
♢
ルミエル様の王都の邸へと行くと、さっそく彼女が迎えでた。
「遅かったですわね」
「アフタヌーンティーをいただいて、シリル様の支度を手伝っていましたので……子どもの支度って時間がかかるんですよね」
「そう……でも、本当に遅かったですわ。リクハルド様は、あなたを子どもの世話係だと思っているのかしら?」
「世話係ですか? シリル様の世話係なら望むところですわ」
嬉しそうに両手を合わせて言えば、ルミエル様が予想と違う反応に彼女がフンと鼻を鳴らした。だけど、玄関で出迎えたルミエル様は私をお茶会に案内する素振りもなく、首を傾げてしまう。
「あの……お茶会ではないのですか?」
ふふっとルミエル様が勝ち誇った笑みを浮かべた。
「お茶はご馳走しようと思っていましたが……私、お茶会をする暇がなくなりましたの。今夜の支度もありますし……」
一瞬、何も言葉が出てこず、目が見開いたままになる。ルミエル様がウソを言っているようには見えない。私とお茶をするつもりなどなかったのだ。
「でも、要件だけ言いますね」
「要件がありますか?」
「あなたとお茶なんかしたくないもの。本当にお茶会に招待されたと思いますの?」
「思いませんわ」
毒でも仕込んでいたら、堂々とやり返してやろうと思っていた。だけど、そんな経過もいらない。いつもと雰囲気の違うルミエル様が、大人しい笑みながらも色気を出した表情で言う。
「リクハルド様と別れてくださいね」
「あなたに言われる謂れはないんですけど……」
「でも、すぐに婚約生活は終わるわ」
「私、ルミエル様に指図される理由もないですわ」
「私もあなたの意見は求めてませんわ。だけど、リクハルド様と婚約破棄をしてくださいね」
リクハルド様を想って、彼女は嬉しそうにクスリと笑った。すると、目を吊り上がらせたルミエル様が静かに言った。
「明日には、出て行ってもらうから、今夜には荷造りをしてちょうだい。あなたは、婚約者ではなくなるのだから」
私は、リクハルド様から何も聞いていない。もうルミエル様とリクハルド様は、会わないと思っていた。だから、ここにもリクハルド様に何も言わずに来たのだ。
「リクハルド様の婚約者は私ですよ」
「……あなた、何も聞いてないの?」
「何をですか?」
「そう……あなたに言わずにいるのね。でしたら、リクハルド様は、今夜はお会いにならないと思いますわよ。でも、そうね……でしたら、リクハルド様からお伝えしてくださるようにしますね」
年下で何の経験もない私を、ルミエル様が見下して言う。湧いてくる怒りを抑えるようにドレスを握りしめた
「私の要件はそれだけよ。いつまでも子供にかまっている暇はないの」
そう言って、ルミエル様が私を邸に招くことなく去っていった。
「奥様。お手紙です」
「手紙?」
アフタヌーンティーの席でケヴィンがトレイに乗せて手紙を出してきた。差出人を確認すれば、ルミエル様だ。内容を確認すれば、お茶会の招待状だった。
なんだが、宣戦布告のような気がする。私には、ルミエル様と二人でお茶会をする理由がないのだ。むしろ、リクハルド様を慕っているルミエル様からすれば、私は敵なのではないだろうか。絶対にそう思っていそう。
「どうした? 誰からの手紙だ?」
リクハルド様が聞いてくると、シリル様も私を見た。
ルミエル様からのお茶会だと言えば、どうなるか。リクハルド様なら、一緒に来そうだ。
リクハルド様はルミエル様を二度と相手にしないと言った。リクハルド様とルミエル様を会せるのがいいのかどうか、いまいちわからない。むしろ、これは私への挑戦状のような気がする。
(私にケンカを売っているのかしら?)
ケンカを買うのも面倒くさいけど、放っておくとしつこい感じがする。
(ま、まぁ、初めて可愛いと言われたし、プロポーズをされたから、少し頑張りましょうか)
少し照れながら手紙をしまってテーブルに置いた。
「知り合いから、お茶会のお誘いみたいです」
「ああ、ここは王都だから知り合いがいるのだな」
「そういうことですわ」
にこりとして、誤魔化した。
そして、アフタヌーンティーが終われば、さっそくルミエル様の呼び出した彼女の邸へと向かった。
♢
ルミエル様の王都の邸へと行くと、さっそく彼女が迎えでた。
「遅かったですわね」
「アフタヌーンティーをいただいて、シリル様の支度を手伝っていましたので……子どもの支度って時間がかかるんですよね」
「そう……でも、本当に遅かったですわ。リクハルド様は、あなたを子どもの世話係だと思っているのかしら?」
「世話係ですか? シリル様の世話係なら望むところですわ」
嬉しそうに両手を合わせて言えば、ルミエル様が予想と違う反応に彼女がフンと鼻を鳴らした。だけど、玄関で出迎えたルミエル様は私をお茶会に案内する素振りもなく、首を傾げてしまう。
「あの……お茶会ではないのですか?」
ふふっとルミエル様が勝ち誇った笑みを浮かべた。
「お茶はご馳走しようと思っていましたが……私、お茶会をする暇がなくなりましたの。今夜の支度もありますし……」
一瞬、何も言葉が出てこず、目が見開いたままになる。ルミエル様がウソを言っているようには見えない。私とお茶をするつもりなどなかったのだ。
「でも、要件だけ言いますね」
「要件がありますか?」
「あなたとお茶なんかしたくないもの。本当にお茶会に招待されたと思いますの?」
「思いませんわ」
毒でも仕込んでいたら、堂々とやり返してやろうと思っていた。だけど、そんな経過もいらない。いつもと雰囲気の違うルミエル様が、大人しい笑みながらも色気を出した表情で言う。
「リクハルド様と別れてくださいね」
「あなたに言われる謂れはないんですけど……」
「でも、すぐに婚約生活は終わるわ」
「私、ルミエル様に指図される理由もないですわ」
「私もあなたの意見は求めてませんわ。だけど、リクハルド様と婚約破棄をしてくださいね」
リクハルド様を想って、彼女は嬉しそうにクスリと笑った。すると、目を吊り上がらせたルミエル様が静かに言った。
「明日には、出て行ってもらうから、今夜には荷造りをしてちょうだい。あなたは、婚約者ではなくなるのだから」
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「リクハルド様の婚約者は私ですよ」
「……あなた、何も聞いてないの?」
「何をですか?」
「そう……あなたに言わずにいるのね。でしたら、リクハルド様は、今夜はお会いにならないと思いますわよ。でも、そうね……でしたら、リクハルド様からお伝えしてくださるようにしますね」
年下で何の経験もない私を、ルミエル様が見下して言う。湧いてくる怒りを抑えるようにドレスを握りしめた
「私の要件はそれだけよ。いつまでも子供にかまっている暇はないの」
そう言って、ルミエル様が私を邸に招くことなく去っていった。
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