異世界に転生したので裏社会から支配する

Jaja

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第3章 勢力増強

第64話 建設計画

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 ☆★☆★☆★

 『名 前』 ローザ
 『年 齢』 11
 『種 族』 獣人
 『レベル』 51/456

 『体 力』 D/A
 『魔 力』 E/D
 『攻撃力』 C/EX
 『防御力』 D/S
 『素早さ』 C/EX
 『知 力』 G/D
 『器 用』 E/C

 『恩 恵』 戦闘学習
 『職 業』 剣豪
 『属 性』 無 風

 ☆★☆★☆★

 「成長って早いなぁ」

 「ふぬぬぬぬ!」

 目の前で魔力操作をしているローザを眺める。
 街の外に出るようになって、レベルの上がりが尋常じゃないスピードだ。
 11歳チャンピオンはお前のモノである。

 で、能力値がCになった事もあって、魔力操作と身体強化を教えてあげてるんだけど。

 「不器用だなぁ」

 「全然! 全然魔力が動いてくれない!」

 進捗ダメです。
 今まで脊髄で行動してきた代償だな。
 戦闘関係で初めてローザが躓いた。

 「良いか? 見とけよ? こうだ!」

 俺が身体強化を実演して見せる。
 日常でも使ってるだけあって中々の練度なんじゃないなと自負しております。

 「見えない!!」

 「知ってる」

 「もー!!」

 からかってるだけである。
 初めての挫折をしかと味わってもらおうかと思いまして。勉強はともかく、戦闘関連ってか体を動かす系でローザが躓くのは初めての事だからな。
 将来は揶揄えなくなるし、今のうちにと思いまして。

 「当分俺が手を繋いで魔力を循環させてやろう。それで慣れてくれ」

 「分かった!!」

 ローザとの手繋ぎ生活が始まった。
 これ、俺捕まったりしないよね?
 あ、13歳だから大丈夫か。兄妹に見えるだろう。
 種族が違うけどさ。


 「調子はどうだー?」

 「どうだー?」

 「ボス」

 屋敷の中でも商業部門が使ってる部屋に入る。
 今はまだほとんどお金の管理が仕事なんだけどね。勿論、ポーションとか武器とかを傘下の商会に卸してるけどね。
 スラム改装計画をまもなく実施するという事で、今は予算の振り当ての最終チェックをしてる所だ。

 部屋に入るとホルトが迎えてくれた。
 手を繋いでるローザを不思議そうに見てたけど、特に言及はせずに話を進める。

 「まずは大工達を総動員して建物の撤去から始めます」

 俺達の縄張りが書かれた地図を広げて、一つ一つ説明してくれる。
 椅子に座ってるローザは興味無さそうに足をパタパタさせている。お行儀が悪いからやめなさい。
 ちゃんと魔力操作をしようとしてるのかね。

 「建物の撤去ぐらいなら手の空いてる戦闘員を手伝わせても良いよな」

 「はい。大工達だけではとても手が足りないので出来る所は手伝ってもらうつもりです」

 「訓練所をもっと広くして欲しい!! お庭だけじゃ狭くなってきた!!」

 なんだ。ちゃんと話を聞いてたのか。
 でもローザの言う通り狭くなってきている。

 「完成予定地に組み込んでますよ。今の倍ぐらいの広さにはなるはずです」

 「やったー!! ホルトは良い子!」

 「やめてください」

 ローザが大喜びでホルトの頭を撫でている。
 お姉さんぶってるんだろうか。年齢的にはローザが上だけど、ホルトの方が兄に見えるよね。
 まぁ、口では嫌がりつつも振り払ったりはしてないので、ホルトも満更ではないんだろう。
 うむうむ。仲良くしてるようでなによりです。

 「表通りに近い所から順に、利益になりそうな施設をどんどん建設していきます」

 「宿屋は急務だな。情報部から聞いたけど、冒険者が多すぎて泊まる場所が足りてないみたいなんだ」

 「はい。宿と食堂を一体化した施設をいくつか建設予定です。家具や調理器具も生産部門での生産が始まってます」

 優秀だなぁ。絶対俺より頭良いよね。
 早く商会を設立してもっとこいつが輝ける場所を用意してやりたいもんだ。

 「表通りが完成し始めるとどんどんスラムの中の整地をしていきます。理想は一般人でも気軽に入って来れるようにする事ですね。しかし…。この案は商業部門でも未だに意見が分れています。本当に一般人を誘致するつもりですか?」

 「いつまでもこんな小さな世界でお金を回してても仕方ないだろ。俺の目標はこのペテスの街からスラムを無くす事だ。誰でも気軽に入ってこれて、より多くのお金を落としてもらう。今はおままごとをやってる様なもんだからな」

 俺が給料を払って他の奴らは俺の縄張り内の施設でお金を落としていく。で、そのお金は回り回って俺に返ってくる訳だ。
 表通りの施設や、魔物素材、武器ポーションで外からの利益もある事はあるけど、とてもじゃないけど健全とは思えない。今は経済ごっこをしてる感じだ。

 「諜報関連で情報が漏れる事を気にしてるのですが…」

 「いつか情報は漏れるもんさ。俺と幹部達の素性がバレなきゃ当面は大丈夫。後は特に変わった事をしてる訳じゃないしな」

 地下水道ぐらいか。あそこは俺達の生命線になってるし。でも好き好んで地下水道に入る奴なんてそういない。入っても外に出るには迷路みたいな道を抜けないといけないし。

 「娼館や賭場も作る予定ですが…。これらレーヴァンとの関係次第ですね」

 「娼館は早く作ってやれよ。男女共に結構溜まってるみたいだぞ。ホルトに言う事じゃないけどさ」

 「いえ。理解は出来ます」

 理解して良い年齢じゃないんだけどな。
 スラムで長く過ごしてるとそういう情報も入ってくるんだろうか。
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