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ヒースとの日々は驚きに満ち
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「お父様、お母様、いつもありがとう」
昼食の時だった。
アンナの言葉に王と王妃はしばし息をするのも忘れ、次の瞬間大粒の涙を零した。
「貴方、アンナが!」
「我々にお礼を!」
アンナはアンナで驚いていた。感謝を表すと、相手はこんなに喜ぶなんて、と。そして、喜ばれるとくすぐったいような嬉しい気持ちになるんだ、と。
「変ねえ。ヒースといると毎日色んなことが起こるわ」
ヒースは笑ったように見えた。
「いえいえ、これが普通なのですよ? 外に目を向ければ、毎日が新鮮になります。言ったでしょう。世界は広いのです」
「外に目を向ける?」
「そうです。気付いていますか? アンナ様、手鏡を見る回数が減っていることに」
「そう言えば……」
アンナは考える。
「でも、手鏡を持ち歩かないのは無理よ?」
「まだそれでいいのですよ」
アンナはヒースの言葉に少し安堵した。
王と王妃はそんな二人を温かく見守る。
アンナはこの日もヒースの口をナプキンで拭いて、それだけでなく、ヒースの世話を焼いた。
「ヒースは言ってることは難しいのに、やってることは子どもみたいなんだから」
「犬ですからね」
ヒースはちょっと拗ねたように言った。
昼食の時だった。
アンナの言葉に王と王妃はしばし息をするのも忘れ、次の瞬間大粒の涙を零した。
「貴方、アンナが!」
「我々にお礼を!」
アンナはアンナで驚いていた。感謝を表すと、相手はこんなに喜ぶなんて、と。そして、喜ばれるとくすぐったいような嬉しい気持ちになるんだ、と。
「変ねえ。ヒースといると毎日色んなことが起こるわ」
ヒースは笑ったように見えた。
「いえいえ、これが普通なのですよ? 外に目を向ければ、毎日が新鮮になります。言ったでしょう。世界は広いのです」
「外に目を向ける?」
「そうです。気付いていますか? アンナ様、手鏡を見る回数が減っていることに」
「そう言えば……」
アンナは考える。
「でも、手鏡を持ち歩かないのは無理よ?」
「まだそれでいいのですよ」
アンナはヒースの言葉に少し安堵した。
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アンナはこの日もヒースの口をナプキンで拭いて、それだけでなく、ヒースの世話を焼いた。
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