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草原
04.ファルファーラの白神子
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服がない上に靴もない。
ユクガの服を着せて腰のあたりで縛ってやり、小さな柔らかい足には布を巻いたものの、結局ククィツァのユルトにはキアラを抱き上げて連れていくしかなかった。ルイドが賢く、手綱を引かずとも勝手についてきてくれたからできたことかもしれない。
「おーおー、過保護だな」
「……靴がないんだ、仕方ないだろう」
ククィツァに茶化されつつキアラを下ろしてやり、イェノアに引き合わせる。不安そうだが、昼間はユクガが傍にいてやれないので仕方がない。
大人しく見上げてくる子どもの前に膝をつき、ユクガは視線を合わせてやった。
「俺は、昼の間は出かけてくる」
首が傾げられた。何かがわからなかったときの仕草だ。
「何がわからない。聞け」
「……ユクガ様、ひるとは何ですか」
ククィツァとイェノアが目を丸くするのはわかったが、ユクガは昼の説明のほうに苦心していた。
当たり前のことを説明しろというのは、思っている以上に難しい。
「……ランプはもうわかるな?」
「はい」
「ランプをつけずともものがよく見えるときが、昼だ」
キアラのいた部屋には、窓がなかった。昼も夜もなく、ただ蝋燭の明かりだけがある空間でどれほど過ごしていたのか知らないが、あんな場所に閉じ込める人間が、そういったことを教えるとも思えない。
「ランプをつけなければものがよく見えないときは、夜だ」
「よる」
「そうだ」
ただ、ものは知らなくてもキアラは愚かではない。教えてやれば、少し考えるように瞬きをして、納得したように頷く。
「ランプのいらない間は、ユクガ様はいらっしゃらないのですね」
「ああ」
無意識に薄く微笑んで、ユクガは立ち上がって膝を払った。
「その間、イェノアの言うことをよく聞いて、大人しく待っていろ」
「わかりました」
キアラがイェノアに向き直って、銀髪を揺らしながら頭を下げる。
「イェノア様、よろしくお願いいたします」
「え、ええ……よろしくね、キアラ」
イェノアがそっと肩を抱いても、キアラは大人しくしていた。人見知りはなさそうだ。
戦利品として大勢の前でククィツァに検分されても平然としていたくらいだし、心配することはなかったかもしれない。妙にユクガに懐いて離れたがらなかったらどうしようかと、ほんの少しだけ思っていたのだ。
頼られなかったのが何となく期待外れのような、物足りないような気持ちなのはよくわからない。
「イェノア様なんて、仰々しく呼ぶことねえぞ? 別にものすげえ偉い人ってわけでもないし」
誰に接するのとも同じ気安さで、ククィツァがキアラに声をかける。
そのククィツァはヨラガンの王ということになっているのだが、自ら戦場には出るし狩りにも気軽に出かける自由さだ。ヨラガンの民が拠り所にする風の精霊の気質が強いのかもしれない。
「……ククィツァ様は、王様でいらっしゃいます」
風の精霊の加護の証、緑の髪を長く伸ばし、ククィツァは一つに結んでいる。風になびく尻尾のようなそれからキアラに視線を移して、ユクガは軽く眉を寄せた。
火の精霊の加護なら、赤い髪。水の精霊の加護なら、青い髪。ヨラガンの民は風の精霊の加護が厚く、ユクガも例に漏れず緑の髪だ。加護の濃淡はあるにしても、どの精霊の加護を賜っているかによって、だいたいの髪の色は決まってくる。
それなら、銀色の髪というのはどの精霊の加護なのだろう。
「まあ、一応な……?」
静かで大人しいが物怖じしないキアラに、面白がっている顔でククィツァが頷いてみせる。ユクガはあからさまに顔を顰めた。
ただの綺麗な子ども、という以上の興味を持ったかもしれない。
「その妻のイェノア様は、王妃様でいらっしゃいます。王妃様は、偉い方ではないでしょうか」
不思議そうに小首を傾げ、キアラがイェノアに視線を移す。偉い人、と認識しているわりには畏まる様子もないが、ヨラガンの民にはないおっとりした物腰は、丁寧な応対に見えなくもない。
「いいのよキアラ、ヨラガンにはそんなに厳しい作法なんてないんだから」
「そうそう、ここは自由の国だからな。ま、お前がそうしたいならそうすればいい。それも自由だ」
快活に笑ったククィツァが自分の馬に跨ったので、ユクガも同じようにルイドに乗った。
馬上からキアラを見ると、普段よりさらに小さく感じる。
「それじゃ、夜には帰るから」
「行ってくる」
「はい、二人ともいってらっしゃい」
イェノアとキアラに見送られて、ククィツァとユクガは集落を出た。
同じ年の同じ頃に生まれ、親同士の仲も良かったククィツァとユクガは、兄弟も同然の間柄で育った。部族と豊かな土地を守るためにもっと大きな集団になるべきだと言い出したククィツァをユクガが支え、二人でヨラガンを少しずつ育ててきたつもりだ。
先日までユクガはカガルトゥラードとの戦で不在、明日からはその事後処理のためにククィツァがカガルトゥラードに向かう。二人で話をする時間を作るために、今日は集落の周りを走り回って、家畜を狙う獣を追い払うという大したこともない仕事の予定だ。こうしておくと、獣のほうも、家畜を狙う旨みと人間とやり合う手間を天秤にかけるくらいの知恵はあるから、実際に駆除せずともある程度は事前に被害を減らせる。
「相変わらずいい腕だな」
「これくらいしか取り柄がないからな」
「よく言うぜ」
ユクガが射ち落とした鳥を手早く処理して、ククィツァとユクガは手頃な窪みに腰を落ちつけた。馬たちには水を与えて辺りの草を好きに食ませておき、火を熾して鳥を焼く。
鳥を絞めて羽をむしっているところなど見たら、キアラは倒れてしまいそうな気がする。
「ユクガ、ファルファーラって覚えてるか?」
肉の焼き加減を見ていたユクガは、ククィツァの唐突な問いに顔を上げた。
ユクガは草原の外にあまり興味がないのだが、西方にあるカガルトゥラード、さらにその先にいくつもの国があることくらいは知っている。ファルファーラもそのうちの一つだったが、確か、二十年とは言わないが、十年と少し、それくらい前に滅んだ国のはずだ。
「ファルファーラを滅ぼしたのがジアルファス、そのジアルファスを滅ぼしたのがカガルトゥラードだ」
聞いた名に繋がったことで、ユクガは軽く眉を寄せた。
ククィツァはいつも、ユクガの考えも及ばないことに気がつく。
「そのファルファーラに何かあるのか」
「そのファルファーラが滅ぶ少し前に、神子が生まれたって話があったのさ」
生まれながらにして誰もが与えられている精霊の加護だが、極めてまれに、大いなる祝福を受けて生まれる者がいる。例えば、火の精霊の祝福を受けた者は炎の中でも焼かれなかったり、水の精霊の祝福を受けた者は水の中でも陸地と同じように呼吸ができたりする。
そういう人物を、神子と呼ぶ。
「その神子はなんと、全ての精霊に祝福されてたんだそうだ」
「……そんなことがあるのか?」
「まあ、たまーに複数の精霊の加護を受けてるってやつもいるし……あるんじゃねえ?」
それもまれな話だが、赤い髪の中に一房だけ茶色が交じっていたり、青みがかった緑の髪だったり、複数の精霊の加護を受けている人物も、いなくはない。
だが、それも加護というレベルの話であって、祝福とは違う。精霊の加護は普通。複数の加護もなくはない。祝福となるともはや、伝説か何かの類いだ。
全ての精霊の祝福など、想像したこともない。
「で、そのファルファーラの神子は、全ての精霊の祝福を受けて光り輝いてて……白神子、なんて呼び名だったらしい」
焼いていた鳥から脂が垂れて、炎が一瞬ぶわりと立ち上がって静まった。
白、と呼ばれそうな外見の人物に、心当たりはもちろんある。ククィツァも同じ想像をしているからこそ、この話を持ち出したのだろう。
黙ったまま、鳥を刺していた枝を炎から遠ざけ、ククィツァのほうに差し出す。
「俺の中では繋がった。ただ、本人は覚えてないだろうし、知りもしないだろうな。答え合わせも何もできねえ。厄介なのは、それに価値を見出しちまう周りのほうだ」
「……随分、小さいぞ、あの子は」
「日も差さない小部屋の中で軟禁状態だろ? しかも相当食わせてない。発育が悪くて当然だろ」
ユクガの差し出した肉を受け取って、ククィツァが豪快にかぶりついた。
同じように肉を噛みちぎって、よく噛んでから飲み下す。
「……お前は、どうする」
どう、とも言いきれず、ユクガはただククィツァに尋ねた。
「個人的に話もしちまったしなぁ……あれはもう、ヨラガンの民だよ。俺の家族だ」
「……そうか」
改めて、ユクガは鳥に噛りついた。先ほどは気づかなかった香ばしさが、口の中に広がった。
ユクガの服を着せて腰のあたりで縛ってやり、小さな柔らかい足には布を巻いたものの、結局ククィツァのユルトにはキアラを抱き上げて連れていくしかなかった。ルイドが賢く、手綱を引かずとも勝手についてきてくれたからできたことかもしれない。
「おーおー、過保護だな」
「……靴がないんだ、仕方ないだろう」
ククィツァに茶化されつつキアラを下ろしてやり、イェノアに引き合わせる。不安そうだが、昼間はユクガが傍にいてやれないので仕方がない。
大人しく見上げてくる子どもの前に膝をつき、ユクガは視線を合わせてやった。
「俺は、昼の間は出かけてくる」
首が傾げられた。何かがわからなかったときの仕草だ。
「何がわからない。聞け」
「……ユクガ様、ひるとは何ですか」
ククィツァとイェノアが目を丸くするのはわかったが、ユクガは昼の説明のほうに苦心していた。
当たり前のことを説明しろというのは、思っている以上に難しい。
「……ランプはもうわかるな?」
「はい」
「ランプをつけずともものがよく見えるときが、昼だ」
キアラのいた部屋には、窓がなかった。昼も夜もなく、ただ蝋燭の明かりだけがある空間でどれほど過ごしていたのか知らないが、あんな場所に閉じ込める人間が、そういったことを教えるとも思えない。
「ランプをつけなければものがよく見えないときは、夜だ」
「よる」
「そうだ」
ただ、ものは知らなくてもキアラは愚かではない。教えてやれば、少し考えるように瞬きをして、納得したように頷く。
「ランプのいらない間は、ユクガ様はいらっしゃらないのですね」
「ああ」
無意識に薄く微笑んで、ユクガは立ち上がって膝を払った。
「その間、イェノアの言うことをよく聞いて、大人しく待っていろ」
「わかりました」
キアラがイェノアに向き直って、銀髪を揺らしながら頭を下げる。
「イェノア様、よろしくお願いいたします」
「え、ええ……よろしくね、キアラ」
イェノアがそっと肩を抱いても、キアラは大人しくしていた。人見知りはなさそうだ。
戦利品として大勢の前でククィツァに検分されても平然としていたくらいだし、心配することはなかったかもしれない。妙にユクガに懐いて離れたがらなかったらどうしようかと、ほんの少しだけ思っていたのだ。
頼られなかったのが何となく期待外れのような、物足りないような気持ちなのはよくわからない。
「イェノア様なんて、仰々しく呼ぶことねえぞ? 別にものすげえ偉い人ってわけでもないし」
誰に接するのとも同じ気安さで、ククィツァがキアラに声をかける。
そのククィツァはヨラガンの王ということになっているのだが、自ら戦場には出るし狩りにも気軽に出かける自由さだ。ヨラガンの民が拠り所にする風の精霊の気質が強いのかもしれない。
「……ククィツァ様は、王様でいらっしゃいます」
風の精霊の加護の証、緑の髪を長く伸ばし、ククィツァは一つに結んでいる。風になびく尻尾のようなそれからキアラに視線を移して、ユクガは軽く眉を寄せた。
火の精霊の加護なら、赤い髪。水の精霊の加護なら、青い髪。ヨラガンの民は風の精霊の加護が厚く、ユクガも例に漏れず緑の髪だ。加護の濃淡はあるにしても、どの精霊の加護を賜っているかによって、だいたいの髪の色は決まってくる。
それなら、銀色の髪というのはどの精霊の加護なのだろう。
「まあ、一応な……?」
静かで大人しいが物怖じしないキアラに、面白がっている顔でククィツァが頷いてみせる。ユクガはあからさまに顔を顰めた。
ただの綺麗な子ども、という以上の興味を持ったかもしれない。
「その妻のイェノア様は、王妃様でいらっしゃいます。王妃様は、偉い方ではないでしょうか」
不思議そうに小首を傾げ、キアラがイェノアに視線を移す。偉い人、と認識しているわりには畏まる様子もないが、ヨラガンの民にはないおっとりした物腰は、丁寧な応対に見えなくもない。
「いいのよキアラ、ヨラガンにはそんなに厳しい作法なんてないんだから」
「そうそう、ここは自由の国だからな。ま、お前がそうしたいならそうすればいい。それも自由だ」
快活に笑ったククィツァが自分の馬に跨ったので、ユクガも同じようにルイドに乗った。
馬上からキアラを見ると、普段よりさらに小さく感じる。
「それじゃ、夜には帰るから」
「行ってくる」
「はい、二人ともいってらっしゃい」
イェノアとキアラに見送られて、ククィツァとユクガは集落を出た。
同じ年の同じ頃に生まれ、親同士の仲も良かったククィツァとユクガは、兄弟も同然の間柄で育った。部族と豊かな土地を守るためにもっと大きな集団になるべきだと言い出したククィツァをユクガが支え、二人でヨラガンを少しずつ育ててきたつもりだ。
先日までユクガはカガルトゥラードとの戦で不在、明日からはその事後処理のためにククィツァがカガルトゥラードに向かう。二人で話をする時間を作るために、今日は集落の周りを走り回って、家畜を狙う獣を追い払うという大したこともない仕事の予定だ。こうしておくと、獣のほうも、家畜を狙う旨みと人間とやり合う手間を天秤にかけるくらいの知恵はあるから、実際に駆除せずともある程度は事前に被害を減らせる。
「相変わらずいい腕だな」
「これくらいしか取り柄がないからな」
「よく言うぜ」
ユクガが射ち落とした鳥を手早く処理して、ククィツァとユクガは手頃な窪みに腰を落ちつけた。馬たちには水を与えて辺りの草を好きに食ませておき、火を熾して鳥を焼く。
鳥を絞めて羽をむしっているところなど見たら、キアラは倒れてしまいそうな気がする。
「ユクガ、ファルファーラって覚えてるか?」
肉の焼き加減を見ていたユクガは、ククィツァの唐突な問いに顔を上げた。
ユクガは草原の外にあまり興味がないのだが、西方にあるカガルトゥラード、さらにその先にいくつもの国があることくらいは知っている。ファルファーラもそのうちの一つだったが、確か、二十年とは言わないが、十年と少し、それくらい前に滅んだ国のはずだ。
「ファルファーラを滅ぼしたのがジアルファス、そのジアルファスを滅ぼしたのがカガルトゥラードだ」
聞いた名に繋がったことで、ユクガは軽く眉を寄せた。
ククィツァはいつも、ユクガの考えも及ばないことに気がつく。
「そのファルファーラに何かあるのか」
「そのファルファーラが滅ぶ少し前に、神子が生まれたって話があったのさ」
生まれながらにして誰もが与えられている精霊の加護だが、極めてまれに、大いなる祝福を受けて生まれる者がいる。例えば、火の精霊の祝福を受けた者は炎の中でも焼かれなかったり、水の精霊の祝福を受けた者は水の中でも陸地と同じように呼吸ができたりする。
そういう人物を、神子と呼ぶ。
「その神子はなんと、全ての精霊に祝福されてたんだそうだ」
「……そんなことがあるのか?」
「まあ、たまーに複数の精霊の加護を受けてるってやつもいるし……あるんじゃねえ?」
それもまれな話だが、赤い髪の中に一房だけ茶色が交じっていたり、青みがかった緑の髪だったり、複数の精霊の加護を受けている人物も、いなくはない。
だが、それも加護というレベルの話であって、祝福とは違う。精霊の加護は普通。複数の加護もなくはない。祝福となるともはや、伝説か何かの類いだ。
全ての精霊の祝福など、想像したこともない。
「で、そのファルファーラの神子は、全ての精霊の祝福を受けて光り輝いてて……白神子、なんて呼び名だったらしい」
焼いていた鳥から脂が垂れて、炎が一瞬ぶわりと立ち上がって静まった。
白、と呼ばれそうな外見の人物に、心当たりはもちろんある。ククィツァも同じ想像をしているからこそ、この話を持ち出したのだろう。
黙ったまま、鳥を刺していた枝を炎から遠ざけ、ククィツァのほうに差し出す。
「俺の中では繋がった。ただ、本人は覚えてないだろうし、知りもしないだろうな。答え合わせも何もできねえ。厄介なのは、それに価値を見出しちまう周りのほうだ」
「……随分、小さいぞ、あの子は」
「日も差さない小部屋の中で軟禁状態だろ? しかも相当食わせてない。発育が悪くて当然だろ」
ユクガの差し出した肉を受け取って、ククィツァが豪快にかぶりついた。
同じように肉を噛みちぎって、よく噛んでから飲み下す。
「……お前は、どうする」
どう、とも言いきれず、ユクガはただククィツァに尋ねた。
「個人的に話もしちまったしなぁ……あれはもう、ヨラガンの民だよ。俺の家族だ」
「……そうか」
改めて、ユクガは鳥に噛りついた。先ほどは気づかなかった香ばしさが、口の中に広がった。
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