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第一章
村と呪い
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かなり日が落ちてきてカリヨンの群生地を抜けることが出来た
目で確認出来る場所に明かりが見える、森を抜けてすぐの場所に村があって助かったと二人は足早にかけていく
村の手前に大きな人影が見える
「すいません、ここの村の方ですか」
トーマが駆け寄り話しかけても男は無言で何も答えてくれない
振り向いた時にリンリンと鈴の音が鳴る
――鈴の音?――
右の眉上にかけて斜めに傷があり体格もニメートルもありそうな筋肉質の大男で、年齢は五十歳前くらいの白髪混じりの強面の中年だ
手には鞘に入った大剣を持っている、その鞘には先程聞こえた「鈴」が付いてるようだ
「道に迷ってしまい……できればこちらの村で一泊させてもらってもよろしいでしょうか?」
エリィが相変わらずの丁寧な言葉でお願いする
「……」
男は二人をジロッと値踏みし、首だけで入れと促した
村は背の高さくらいの木の柵で囲われており規模的には百人くらいが住んでいるようだが少し寂しい雰囲気がする
エリィは「良かったですね」とトーマに目で伝える、それを受け取ったトーマは妄想モードに突入する
――エリィ……何だ今のアイコンタクトは……目だけで伝えてくれるなんて付き合いの長い「彼女」みたいじゃないか……ねっ!トーマ!大丈夫だったでしょ?、それはエリィが言ったからだよ!、え~そんなことないよ~!、だってエリィの可愛いさって犯罪的だからさ!、ちょっとトーマ何それ!だってオレはとっくに君の被害者だからね!、もぅ、トーマったら!、エリィ……トーマ……――
村に入ると白杖を持った中年の女性が「おかえりドイル、ご苦労様」と声をかけるが彼はリンリンと鈴を鳴らし無言で軽く会釈する
「「……」」
トーマとエリィは顔を見合わせて違和感を感じた
女性は「あらっ!旅の人かい」と声をかけてくれるが視線が合わないのでおそらく目があまり見えていないのだろう、全く見えていない訳ではなさそうだ
「あの、僕はトーマで彼女はエリィと言います、こちらに泊めてもらってもいいでしょうか?」
今度はトーマがリードして言った
「ああ、そうなんだね……あたしはジェラ、あの人はドイルさ、この村はドイル以外みんな目が見えないんだよ、うっすら影みたいには見えてるんだけどね」
「「――っ」」
トーマはエリィに「そんな事があり得るの?」と小声で尋ねるとエリィは顎に手を添えて「呪いかもしれません」と小声で答えた
「泊まるならドイルの所が一番広くて大きいから聞いてみな」
ジェラがそう言うとドイルはリンリンと鈴を鳴らし首だけで「こっちへ来い」と促す
トーマとエリィはジェラにお礼を言いつつドイルについて行くことにした
村を通って行くと目の不自由な村人達が「ドイルさんお疲れ様」「お客さんかい」など声を掛けてくれるがドイルは無言でリンリンと鈴を鳴らしている
トーマ達は「お世話になります」と村人達に言いつつ会釈してドイルに付いて行く
――見た目怖いし無口だけど、けっこう慕われてるからいい人なんだろうなぁ――
村の奥に着くとドイルの家は他の家のニ倍はある大きさで、鈴を鳴らしながら玄関を開けた
「おかえり~お父さん」
元気で子供らしい声がする
「「お邪魔します」」
「お客さん?」
短めの栗色の髪を下のほうでニつ結びにし、うっすらソバカスのある可愛いらしい女の子がいる
女の子は完全に目を閉じており白杖を持って手探りで歩いてきた
「今日こちらで二人お世話になります、旅の途中で宿も無く、ドイルさんにお願いして泊めてもらうことになりましたエリィと言います」
「トーマです、よろしくお願いします」
「サラです、ゆっくりしてってね!お客さんなんてすんごい久しぶりだから嬉しい!」
どうぞどうぞとテーブルに通してくれたサラは目が全く見えていないようだが慣れた感じで席に着く
――感じのいい子だ、ドイルさんとは全然似てないけど……お母さん似?――
トーマ達も席に着き四人で木製のしっかりした作りのテーブルを囲んだ
「声聞くとお兄ちゃんとお姉ちゃんだね、サラは十二歳!サラは村のみんなと違って全盲なんだよ、でももう慣れちゃったから家の中ではけっこう動けるんだ!」
サラはとても明るく人懐っこい感じで身振り手振りで表現をする
「大変だね」とトーマが言っても「お父さんがいるから」と元気良く笑顔で答えてくれる
ドイルは喋れないらしく見た目大きくて怖いけど優しいとサラは言う
いつもカリヨンの森で魔物を倒しては魔石を取って来て村に貢献しているとか、ドイルのことを楽しそうに自慢のように話す
そんなサラをドイルは隣で優しく見守っているのだ
――大好きなんだな、お父さんのこと……あんまりベタベタした感じには見えないけど――
「今日ね、「おもてなし」したいんだけどお風呂とお料理両方する分の魔石切らしちゃって……お料理分はあるの……お父さんが今日、魔石取りに行ったんだけど珍しく全然取れなかったみたいなんだよ……街で買うの忘れてて……せっかくなのにゴメンなさい……」
サラは残念そうに落ち込んでいる
「ぜんぜんお構いなく!……あっそういえば魔石ならあるよ!使えるか分かんないけど」
トーマはテーブルの上に今日魔物を倒して取った魔石を出した、全部で十三個ある
トーマは次々に飛び込んでくる「フラッディーク」をスタンガンで殴り倒していたのだ
――ていうか……オレに魔物引きつれられてドイルさん魔物狩れなかったんじゃないかな……なんか申し訳ない――
サラは手探りで魔石を触る
「こんなに!しかもこの大きさ緑魔石じゃない?コレ一つでひと家族ニ週間は持つよ、新品なら十回以上魔力が溜めれるし……こんな高級な物使ってもいの?」
魔石は電池みたいなものでエネルギーを消費すれば自然放置で空気中から魔素を吸収してまた使える
しかし回数制限はその魔石によって異なるのだ
「でもやっぱり受け取れないよ……こんなレアな魔物からしか取れないもの」
サラが申し訳なさそうに言う
――えっそうなの?けっこう遭遇率高かったけどなぁ~たぶんアレのせいだな、エリィの持ってるやつ――
「全部あげるよ!また取ればいいし、今日お世話になるお返しってことで、むしろ受け取って欲しい」
エリィに目配せで確認をとる
「はい、それがいいですね!」
エリィが凄くいい笑顔で微笑んでくれていた
――か~~っ!この笑顔だけで生きていける、ああ、ずっとこの笑顔を見ていたい――
「ホントに!ありがとう!村のみんなにも分けることが出来るから喜ぶと思う!」
――こんなに喜んでくれるんだなぁ……なんか嬉しいな~ラビスっていいなぁ~魔石いっぱい取っていろんな人に喜んでもらおうかな~そしたらエリィが……トーマくんはいつも魔石をみんなにあげて優しいですね!それはね君の笑顔が見たいからだよ!……トーマくん……エリィ……――
魔石を両手で握りしめて喜ぶサラはドイルの気配を探す
「お父さん!魔石を裏の魔導炉にお願い、お風呂沸かしてくれる?それから村のみんなにも魔石を分けてあげて!」
テキパキと指示を出すサラ
ドイルは無言でトーマ達に頭を下げてリンリンと鳴らしながら魔石を持って家を出た
――魔導炉か~発電機みたいなイメージかな?――
「じゃあ今からご飯の準備するね」
「わたしもお手伝いしますね」
「誰かとお料理するなんて楽しそう!」
「わたしもこういう事したこと無いので楽しみです、サラちゃんは凄いですね目が見えないのにお料理も出来て尊敬します」
「え~そんなことないよ~」
エリィとサラは仲良く炊事場の方に向かった
――いや~すごくいいなぁ~癒されるわ~女子が料理するところなんて中学校の調理実習の時以来だな~まあオレは邪魔だとハブられていたけど……ツラッ――
トーマは目を閉じてこの幸せ空間をうんうんと涙ぐんで噛みしめている
目で確認出来る場所に明かりが見える、森を抜けてすぐの場所に村があって助かったと二人は足早にかけていく
村の手前に大きな人影が見える
「すいません、ここの村の方ですか」
トーマが駆け寄り話しかけても男は無言で何も答えてくれない
振り向いた時にリンリンと鈴の音が鳴る
――鈴の音?――
右の眉上にかけて斜めに傷があり体格もニメートルもありそうな筋肉質の大男で、年齢は五十歳前くらいの白髪混じりの強面の中年だ
手には鞘に入った大剣を持っている、その鞘には先程聞こえた「鈴」が付いてるようだ
「道に迷ってしまい……できればこちらの村で一泊させてもらってもよろしいでしょうか?」
エリィが相変わらずの丁寧な言葉でお願いする
「……」
男は二人をジロッと値踏みし、首だけで入れと促した
村は背の高さくらいの木の柵で囲われており規模的には百人くらいが住んでいるようだが少し寂しい雰囲気がする
エリィは「良かったですね」とトーマに目で伝える、それを受け取ったトーマは妄想モードに突入する
――エリィ……何だ今のアイコンタクトは……目だけで伝えてくれるなんて付き合いの長い「彼女」みたいじゃないか……ねっ!トーマ!大丈夫だったでしょ?、それはエリィが言ったからだよ!、え~そんなことないよ~!、だってエリィの可愛いさって犯罪的だからさ!、ちょっとトーマ何それ!だってオレはとっくに君の被害者だからね!、もぅ、トーマったら!、エリィ……トーマ……――
村に入ると白杖を持った中年の女性が「おかえりドイル、ご苦労様」と声をかけるが彼はリンリンと鈴を鳴らし無言で軽く会釈する
「「……」」
トーマとエリィは顔を見合わせて違和感を感じた
女性は「あらっ!旅の人かい」と声をかけてくれるが視線が合わないのでおそらく目があまり見えていないのだろう、全く見えていない訳ではなさそうだ
「あの、僕はトーマで彼女はエリィと言います、こちらに泊めてもらってもいいでしょうか?」
今度はトーマがリードして言った
「ああ、そうなんだね……あたしはジェラ、あの人はドイルさ、この村はドイル以外みんな目が見えないんだよ、うっすら影みたいには見えてるんだけどね」
「「――っ」」
トーマはエリィに「そんな事があり得るの?」と小声で尋ねるとエリィは顎に手を添えて「呪いかもしれません」と小声で答えた
「泊まるならドイルの所が一番広くて大きいから聞いてみな」
ジェラがそう言うとドイルはリンリンと鈴を鳴らし首だけで「こっちへ来い」と促す
トーマとエリィはジェラにお礼を言いつつドイルについて行くことにした
村を通って行くと目の不自由な村人達が「ドイルさんお疲れ様」「お客さんかい」など声を掛けてくれるがドイルは無言でリンリンと鈴を鳴らしている
トーマ達は「お世話になります」と村人達に言いつつ会釈してドイルに付いて行く
――見た目怖いし無口だけど、けっこう慕われてるからいい人なんだろうなぁ――
村の奥に着くとドイルの家は他の家のニ倍はある大きさで、鈴を鳴らしながら玄関を開けた
「おかえり~お父さん」
元気で子供らしい声がする
「「お邪魔します」」
「お客さん?」
短めの栗色の髪を下のほうでニつ結びにし、うっすらソバカスのある可愛いらしい女の子がいる
女の子は完全に目を閉じており白杖を持って手探りで歩いてきた
「今日こちらで二人お世話になります、旅の途中で宿も無く、ドイルさんにお願いして泊めてもらうことになりましたエリィと言います」
「トーマです、よろしくお願いします」
「サラです、ゆっくりしてってね!お客さんなんてすんごい久しぶりだから嬉しい!」
どうぞどうぞとテーブルに通してくれたサラは目が全く見えていないようだが慣れた感じで席に着く
――感じのいい子だ、ドイルさんとは全然似てないけど……お母さん似?――
トーマ達も席に着き四人で木製のしっかりした作りのテーブルを囲んだ
「声聞くとお兄ちゃんとお姉ちゃんだね、サラは十二歳!サラは村のみんなと違って全盲なんだよ、でももう慣れちゃったから家の中ではけっこう動けるんだ!」
サラはとても明るく人懐っこい感じで身振り手振りで表現をする
「大変だね」とトーマが言っても「お父さんがいるから」と元気良く笑顔で答えてくれる
ドイルは喋れないらしく見た目大きくて怖いけど優しいとサラは言う
いつもカリヨンの森で魔物を倒しては魔石を取って来て村に貢献しているとか、ドイルのことを楽しそうに自慢のように話す
そんなサラをドイルは隣で優しく見守っているのだ
――大好きなんだな、お父さんのこと……あんまりベタベタした感じには見えないけど――
「今日ね、「おもてなし」したいんだけどお風呂とお料理両方する分の魔石切らしちゃって……お料理分はあるの……お父さんが今日、魔石取りに行ったんだけど珍しく全然取れなかったみたいなんだよ……街で買うの忘れてて……せっかくなのにゴメンなさい……」
サラは残念そうに落ち込んでいる
「ぜんぜんお構いなく!……あっそういえば魔石ならあるよ!使えるか分かんないけど」
トーマはテーブルの上に今日魔物を倒して取った魔石を出した、全部で十三個ある
トーマは次々に飛び込んでくる「フラッディーク」をスタンガンで殴り倒していたのだ
――ていうか……オレに魔物引きつれられてドイルさん魔物狩れなかったんじゃないかな……なんか申し訳ない――
サラは手探りで魔石を触る
「こんなに!しかもこの大きさ緑魔石じゃない?コレ一つでひと家族ニ週間は持つよ、新品なら十回以上魔力が溜めれるし……こんな高級な物使ってもいの?」
魔石は電池みたいなものでエネルギーを消費すれば自然放置で空気中から魔素を吸収してまた使える
しかし回数制限はその魔石によって異なるのだ
「でもやっぱり受け取れないよ……こんなレアな魔物からしか取れないもの」
サラが申し訳なさそうに言う
――えっそうなの?けっこう遭遇率高かったけどなぁ~たぶんアレのせいだな、エリィの持ってるやつ――
「全部あげるよ!また取ればいいし、今日お世話になるお返しってことで、むしろ受け取って欲しい」
エリィに目配せで確認をとる
「はい、それがいいですね!」
エリィが凄くいい笑顔で微笑んでくれていた
――か~~っ!この笑顔だけで生きていける、ああ、ずっとこの笑顔を見ていたい――
「ホントに!ありがとう!村のみんなにも分けることが出来るから喜ぶと思う!」
――こんなに喜んでくれるんだなぁ……なんか嬉しいな~ラビスっていいなぁ~魔石いっぱい取っていろんな人に喜んでもらおうかな~そしたらエリィが……トーマくんはいつも魔石をみんなにあげて優しいですね!それはね君の笑顔が見たいからだよ!……トーマくん……エリィ……――
魔石を両手で握りしめて喜ぶサラはドイルの気配を探す
「お父さん!魔石を裏の魔導炉にお願い、お風呂沸かしてくれる?それから村のみんなにも魔石を分けてあげて!」
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ドイルは無言でトーマ達に頭を下げてリンリンと鳴らしながら魔石を持って家を出た
――魔導炉か~発電機みたいなイメージかな?――
「じゃあ今からご飯の準備するね」
「わたしもお手伝いしますね」
「誰かとお料理するなんて楽しそう!」
「わたしもこういう事したこと無いので楽しみです、サラちゃんは凄いですね目が見えないのにお料理も出来て尊敬します」
「え~そんなことないよ~」
エリィとサラは仲良く炊事場の方に向かった
――いや~すごくいいなぁ~癒されるわ~女子が料理するところなんて中学校の調理実習の時以来だな~まあオレは邪魔だとハブられていたけど……ツラッ――
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