LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

文字の大きさ
131 / 202
第三章

紡ぐ関係

しおりを挟む
美々とグリムが少し待つと扉が開いてスカイが顔だけ出して二人を迎える

「……おはよう……冷静に聞いて欲しい、そして言い訳をさせてくれ……これには海よりも深い……そう……すごく深い理由があるんだ……」

「ハァ?アンタ何わけのわからない事言ってんの?早く中に入れなさいよ!」
「何言ってんだ?スカイ!」

 美々が強引に部屋の中に入って行く

「あっ!ちょっ!もう少し待っ……」

「――ハァ!?」

「シャワー貸してくれてありがとう~宗谷くん!あっ!スカイくんだった!へへ……洋服洗うついでにシャワーも服も借りてごめんね~アバターだけどお風呂入らないとなんか気持ち悪くって!…………あっ!」

 エリが男物のシャツを着てシャワー室から出てきた
 
「美々だ~!わ~い!朝からとおとい~!」
 エリは美々を見つけると飛びつき抱きついて離れない
「……どういう事?スカイ……アンタ……まさか?」

美々の魔力があたりをヒリつかせる!膨大な魔力が収束し右手に極大魔法の準備が整った!

「まっ待て!美々!これは誤解なんだ!」
 スカイは後退あとずさりしジリジリと後ろに下がる

「おい!どういうこった~!スカイ!やっぱテメ~とはもう一度決着をつけとかね~といけないようだ!」
後方には凄まじい覇気を放つグリムが武装具に手をかけている

 前方に「魔将校七席美々・サンセット」後方には「魔将校六席グリム・フォレスト」がスカイに迫る!

「アンタ、サトエリみたいな純粋な子に手を出すなんて!覚悟は出来てるんでしょうね!」
「スカイ!いや、トーマ!テメ~はグリディアに女がいながら記憶ねぇからって許されねぇぞ!」

「落ち着け!まずは話を聞け!」

「あれ?二人ともどうして怒ってるの?」
 エリは美々の腰に抱きついたまま無垢むくな表情で二人に尋ねる

「……サトエリ……スカイに襲われたんじゃ?」
「……え……えぇぇ!ないない!宗谷くんがそんなことするわけないよ!あっ!スカイくんね……へへ……えっとね……」

エリは二人に説明する、昨日の夜にいつのまにかここで寝てしまったこと、気付いたら朝になってしまったこと、朝食を作るときに調味料をこぼして服を汚してしまったこと、ついでにシャワーを借りて服も借りたこと
 そして今に至る

 とりあえず朝食を取る四人
「すまね~スカイ……」
「ふん、まぎらわしいのよ!まぁ……ごめん……」
「いや、誤解が解けて良かった……タイミングが悪くてね」
「わたしが泣き疲れて寝ちゃったから……しかもベッドまで取っちゃって……スカイくん今日から忙しいのに……」

「ハァ?泣き疲れたぁ?……スカイ!サトエリ泣かしたの!?」

「聞き捨てならねぇなぁ!」

「待て待て!お前ら早とちりが過ぎる!エリ、泣いた理由言ってあげて!」

「……えっ……だって……恥ずかしいよ~……」
 エリは赤面してうつむ

「……エリ?なんか誤解を生むような態度は……」

「ふ~ん!恥ずかしいことなんだ~!」

「やっぱ!一発いっとくかな~!?」

「わぁ~!あぶな~」

「あ~違うの~!美々~グリムくん~!」

 部屋の中で二人がスカイを追い回してにぎやかな朝は過ぎていった
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる

長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。 ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。 そこは魔法がすべての世界。 スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。 でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて── 「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」 そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに…… 家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば── 「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」 えぇ……なんでそうなるの!? 電気と生活の知恵で異世界を変える、 元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...