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タヌキさん、ママになる
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あたしは田貫田茶子18歳。女子高生だったのだが、しらん異世界であたしはタヌキに生まれ変わってしまったのだ!!
「さて、さてさてどうしたものか?」
考えるタヌキ。
「よぉーし!先ずは水だ!!ってここにあるじゃないかい!!」
訳がわからないまま異世界、それも凶暴な魔物が存在する森林の中。精神を正常に保てる程出来た人間ではなかった。
「次は食料だ!!」
あたしは水辺の近くで食べ物を探す。とてもカラフルな木ノ実を発見した。一応採取した。でも直ぐには食べなかった。何故なら毒があるかも知れないからだ。此処は彼女の知る場所じゃない、死と隣り合わせの世界なのだ。
それから数時間後。
彼女は食料集めを断念し、寝床の作成に取り掛かった。水で少し壁を濡らし柔らかくする。其処を掘り掘り。人力なのだから掘るにも限界がある。どうにか力を振り絞り体が少し休めれるくらいの穴を掘った。
「お腹すいた」
ぐーぐーと聞いたことも無い程大きなお腹の音がなる。だがあるのはあの木ノ実のみ。だがこれを食べるわけには、ぐーぐー唸るあたしのお腹。今日は水をたらふく飲んで我慢した。
それから三日程、食料探し、家の拡張補強作業。魔物から逃げるを繰り返していた。食料は何故かあの木ノ実しか見つからず、家には沢山の木ノ実が。そして彼女のお腹も我慢の限界だった。
パクッと一つ食べてみる。
「う、うんめぇ~何これ超美味しんだけど!!」
彼女は家にあった木ノ実を、何かに取り憑かれたかのように一心不乱に食べ続けた。でも、空腹は何故か満たせなかった。あたしは外に飛び出した。
それからの記憶が無いのだ。気がついた時には体が丸くなっていた?!
「た、食べすぎた。げぷ」
茂みの方から物音がした。そちらを見るとそこには何と、何と、何と狼さんがいたのであった。それもあたしの三倍は大きい狼さん。その狼さんはあたしに襲いかかってくる。
「ガルルラァ!!」
「きゃあ!!」
逃げなくてはと思う。だが体が金縛りにあったかの如く動かなかった。「ガルッグー」と、あたしに噛みつこうとする声はしたのだが、あたしの体にその牙は何故か刺さらなかった。この柔らかデブボディににだ。
「ガル?」
何故か狼さんよりも大きくなったので
「えい!!」
「ガルウン?!」
あたしは思い切ってこの豊満なボディでのしかかりをしてみた。その結果案外簡単に倒すことが出来たのだった。
「……もしかしてあたしって強い?!」
それから魔物を探し、何度か交戦をし、その結果わかった事があった。あたしは実は強かったのだ。
それからの生活は一変した。あたしは森に存在するありとありうる魔物を倒し、食べれる魔物はある程度殺し、食べることの出来ない魔物は半殺しで逃した。その中でも強かったのはドラゴンである。この森の本主人エンシェントドラゴンの体は、鋼鉄の鎧の如く硬い鱗に守られており、攻撃が効かない。そして空も飛ぶは、火も吐くはでホント大変だったのを覚えています。どうやって倒したのかは、またの機会に。
そんな生活をあたしは何十年と繰り返した結果。この森の主はあたしになった。ある程度の意思疎通が出来る魔物と食料のための家畜以外は絶滅させてしまったのだ。(逃げ出した魔物も多数)そして魔物を従える主人。側から見たら、魔王と呼ばれても可笑しくは無いような数の魔物を従えることになった。
「姉さん!」
「なんだいフェル?」
こいつはあたしの第一の舎弟、狼族族長 種族フェンリルことフェルだ。あの一番最初に倒した狼さんである。
「人間のオスの子供が、この森に迷い込んだと報告がありまして」
「何?一人か?」
「はい、そのようで」
「わかった。そのオスの子供をあたしの前に連れておいで、傷一つでも付けたら、わかっているじゃろうね?」
「は!存じております。お前ら行くぞ!!」
「へい!!」
十分後フェル達が戻って来た。オスの子供と聞いて居たから五歳から十歳くらいの男の子かと思いきや、その子はまだ赤ちゃんだった。バケットに入っている赤ちゃんの顔を覗き込む。
「どれどれ」
「あーう?」
見た瞬間キュンと胸がときめいた。白髪で空色の瞳とても可愛らしく、愛らしい赤ちゃんだった。
「どうしやした?」
「あ、うん。何でも無い。それよりもこの子のご飯、そうだミノタウロス族の娘を読んで来ておくれ」
「かしこまりました」
フェルがあたしの住む洞窟から立ち去るのを見届けると、あたしは変化の術を使い人間へと化ける。
赤ちゃんを抱き抱える。赤ちゃんを抱きしめるのは、初めての経験だった為、慎重に抱き抱えた。
「慎重に、慎重に」
「あう?あーうぅ!!」
あたしに抱き抱えられたのが嬉しいのか、キャッキャっと笑う赤ちゃん。何て尊いのだ。
あたしは誓った。この子を強い子に育ててみせる!!
タヌキの配下 七魔
主要メンバー
狼族族族長 種族 フェンリル 名前 フェル
ドラゴン族 種族 エンシェントドラゴン 名前 バハムート
液体族族長 種族 ビッククリーナースライム 名前 クリンナ
牛族族長 種族 ミノタウロス 名前 タウロス
植物族族長 種族 アリアドネ 名前 アリアドネ
鳥獣族族長 種族 ハッピー 名前 パピ
狐族族長 種族 キュウビ 名前 クイーン
他、その種族に属する配下たち多数。
「さて、さてさてどうしたものか?」
考えるタヌキ。
「よぉーし!先ずは水だ!!ってここにあるじゃないかい!!」
訳がわからないまま異世界、それも凶暴な魔物が存在する森林の中。精神を正常に保てる程出来た人間ではなかった。
「次は食料だ!!」
あたしは水辺の近くで食べ物を探す。とてもカラフルな木ノ実を発見した。一応採取した。でも直ぐには食べなかった。何故なら毒があるかも知れないからだ。此処は彼女の知る場所じゃない、死と隣り合わせの世界なのだ。
それから数時間後。
彼女は食料集めを断念し、寝床の作成に取り掛かった。水で少し壁を濡らし柔らかくする。其処を掘り掘り。人力なのだから掘るにも限界がある。どうにか力を振り絞り体が少し休めれるくらいの穴を掘った。
「お腹すいた」
ぐーぐーと聞いたことも無い程大きなお腹の音がなる。だがあるのはあの木ノ実のみ。だがこれを食べるわけには、ぐーぐー唸るあたしのお腹。今日は水をたらふく飲んで我慢した。
それから三日程、食料探し、家の拡張補強作業。魔物から逃げるを繰り返していた。食料は何故かあの木ノ実しか見つからず、家には沢山の木ノ実が。そして彼女のお腹も我慢の限界だった。
パクッと一つ食べてみる。
「う、うんめぇ~何これ超美味しんだけど!!」
彼女は家にあった木ノ実を、何かに取り憑かれたかのように一心不乱に食べ続けた。でも、空腹は何故か満たせなかった。あたしは外に飛び出した。
それからの記憶が無いのだ。気がついた時には体が丸くなっていた?!
「た、食べすぎた。げぷ」
茂みの方から物音がした。そちらを見るとそこには何と、何と、何と狼さんがいたのであった。それもあたしの三倍は大きい狼さん。その狼さんはあたしに襲いかかってくる。
「ガルルラァ!!」
「きゃあ!!」
逃げなくてはと思う。だが体が金縛りにあったかの如く動かなかった。「ガルッグー」と、あたしに噛みつこうとする声はしたのだが、あたしの体にその牙は何故か刺さらなかった。この柔らかデブボディににだ。
「ガル?」
何故か狼さんよりも大きくなったので
「えい!!」
「ガルウン?!」
あたしは思い切ってこの豊満なボディでのしかかりをしてみた。その結果案外簡単に倒すことが出来たのだった。
「……もしかしてあたしって強い?!」
それから魔物を探し、何度か交戦をし、その結果わかった事があった。あたしは実は強かったのだ。
それからの生活は一変した。あたしは森に存在するありとありうる魔物を倒し、食べれる魔物はある程度殺し、食べることの出来ない魔物は半殺しで逃した。その中でも強かったのはドラゴンである。この森の本主人エンシェントドラゴンの体は、鋼鉄の鎧の如く硬い鱗に守られており、攻撃が効かない。そして空も飛ぶは、火も吐くはでホント大変だったのを覚えています。どうやって倒したのかは、またの機会に。
そんな生活をあたしは何十年と繰り返した結果。この森の主はあたしになった。ある程度の意思疎通が出来る魔物と食料のための家畜以外は絶滅させてしまったのだ。(逃げ出した魔物も多数)そして魔物を従える主人。側から見たら、魔王と呼ばれても可笑しくは無いような数の魔物を従えることになった。
「姉さん!」
「なんだいフェル?」
こいつはあたしの第一の舎弟、狼族族長 種族フェンリルことフェルだ。あの一番最初に倒した狼さんである。
「人間のオスの子供が、この森に迷い込んだと報告がありまして」
「何?一人か?」
「はい、そのようで」
「わかった。そのオスの子供をあたしの前に連れておいで、傷一つでも付けたら、わかっているじゃろうね?」
「は!存じております。お前ら行くぞ!!」
「へい!!」
十分後フェル達が戻って来た。オスの子供と聞いて居たから五歳から十歳くらいの男の子かと思いきや、その子はまだ赤ちゃんだった。バケットに入っている赤ちゃんの顔を覗き込む。
「どれどれ」
「あーう?」
見た瞬間キュンと胸がときめいた。白髪で空色の瞳とても可愛らしく、愛らしい赤ちゃんだった。
「どうしやした?」
「あ、うん。何でも無い。それよりもこの子のご飯、そうだミノタウロス族の娘を読んで来ておくれ」
「かしこまりました」
フェルがあたしの住む洞窟から立ち去るのを見届けると、あたしは変化の術を使い人間へと化ける。
赤ちゃんを抱き抱える。赤ちゃんを抱きしめるのは、初めての経験だった為、慎重に抱き抱えた。
「慎重に、慎重に」
「あう?あーうぅ!!」
あたしに抱き抱えられたのが嬉しいのか、キャッキャっと笑う赤ちゃん。何て尊いのだ。
あたしは誓った。この子を強い子に育ててみせる!!
タヌキの配下 七魔
主要メンバー
狼族族族長 種族 フェンリル 名前 フェル
ドラゴン族 種族 エンシェントドラゴン 名前 バハムート
液体族族長 種族 ビッククリーナースライム 名前 クリンナ
牛族族長 種族 ミノタウロス 名前 タウロス
植物族族長 種族 アリアドネ 名前 アリアドネ
鳥獣族族長 種族 ハッピー 名前 パピ
狐族族長 種族 キュウビ 名前 クイーン
他、その種族に属する配下たち多数。
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