突然、母が死にました。

山王 由二

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26日~39日

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 翌日、ネット銀行に提出していた書類が返ってきたので、それを持って次なる銀行へ。

 その銀行は、母の金を一旦集約するのに選んだ地元の銀行で、職場からも歩いて数分の距離にあるという色々都合の良い銀行だった。

 わかる範囲で母の所有していた口座を調べ、記入しておいたのだが……

 こっちの想定を超えた量の口座を所有してました。

 銀行側で調べてくれた口座と、私が調べた口座を照らし合わせ、これはある。これは無い。と一つ一つ確認し、記入漏れのを随時書き込んでいく。
 それから、その全ての口座の解約手続きのため、私の実印を捺し、名前を記入する。ーーのだが、この名前が長ったらしくて実に面倒くさかった。

 被相続人○○ 相続人○○

 と書かなくてはならなのだが、母も私も名字、名前とも画数が割と多い方なので、何度も書き続けている内に手が疲れてしまった。
 時折、手をプラプラ振って疲労を抜きながら(←ホントにこんなことで疲れがとれるのか知らんけども)、何とか全部の書類を書き終えて、後は銀行さんの再確認(1日、2日はかかる)がおわるまで待ちの状態。
 その間に、書類を持って次なる銀行に向かった。

 日本国内で最もよく目にする銀行→ゆうちょ銀行である。

 ゆうちょは、手続きがかなり楽でした。
 事前にもらっておいたゆうちょ銀行の書類(相続人の住所、名前、実印を書き込む基本の書類の他に、相関図も書く必要があって、この相関図を書いたのはゆうちょだけだった)と、こちらで揃えておいた書類を持っていき、手続きの処理を待つ。
 ーーで、三十分くらいで手続きも終わり、ゆうちょ終了。
 母の口座から引き出された全額を手渡しで・・・・・・・もらって帰った。(即、銀行に預けました)

 翌日になり、確認待ちだった銀行から連絡が入る。
 問題無しと言うことで、最後にやっぱり長々と名前だの日付だのを書いて終了。通帳記帳して、どこの銀行の金かを書き込んだ。
 そして、三番目(ホントは四番目)の銀行に出向き、手続きを行ったのだが、ここでしょーもない凡ミスが発覚した。

 ウチの兄ちゃん、自分の住所を間違えてやんの。

 元々、私たち家族は現在ウチの会社の工場になっているところに住んでいて、工場化に伴い、今の実家に引っ越したのだが、兄は面倒臭がって、住民票を移していなかったのだ。(同じ区内だし、ワシらがそこで働いてんだし、『ま、いっか』とか思ったらしい)
 ーーで、ついつい今の住所を書いてしまい、住民票の住所と違うと言うことで訂正となったのだが、この頃の兄は本当に忙しく、この訂正すらしてるヒマがなかった。故、この銀行での手続きは週をまたぐ事になってしまった。

 兄の訂正を待っている間、仕事をしながら駐車場の大家を探したりしていた。(←不動産屋に訊けば手っ取り早いのだけど、この大家さんに関しては、どうやら不動産屋を介さずに契約してるので、探し出すのが本当に難航しました)

 そして翌週。兄の訂正が終わーーりませんでした。
 兄、その週は休み無しで更に翌週まで待つことに。
 会社の仕事を片付け、何とか大家もみつかり(ちょうど翌月から、知人がその人から駐車場を借りることになってたことを知り、教えてもらえたのだ)、そして翌日の夜。

 今回、最後のトラブルが発生した。


 

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