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三章 甥の誕生と六年目まで
13.旅の途中
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獣人の国との国境に行くまでにいくつかの町を通らなければいけなかった。
町では龍王を歓迎して宴が開かれる。
領主の館に通されて夜に休めるのは、馬車の中よりも広いので助かるが、ヨシュアと体を交わせない日々は龍王にとっては苦痛でもあった。
普段ならば青陵殿で毎日のように体を交わしている。
ヨシュアは龍族特有の強い精力を受け止めて、それ以上に包容力をもって龍王を抱き締めてくれるし、龍王はヨシュアに全てを任せて精が尽きるまでヨシュアの中に吐き出させてもらっていた。
それだけの回数を毎晩のようにしているし、龍王も外見は二十歳くらいにしか見えないくらい若く精力があるので、旅行中は交わるのを禁じられて若干それを持て余し気味になっていた。
許されるならどれだけでもヨシュアを抱きたいのだが、旅行中は湯殿をいつでも使えるわけではないし、湯殿を使うときにはヨシュアの肌が見られないようにネイサンに見張りに立ってもらう必要もある。汚れた寝具を取り替えるのだって、できないかもしれない。
それを考えるとどうしても我慢する他ないのだが、龍王がヨシュアを寵愛しているということは志龍王国全土に知れ渡っているので、同じ寝台で眠ることになって、ますます龍王は性欲を持て余した。
一人で処理しようにも、その方法がよく分からない。
ヨシュアが来る前には龍王は痩せてあまり食べていなくて眠ってもいなかったので体調も良くなく、性欲に体力が向かなかった。そのために自分で処理したことがない。
湯殿や厠で処理するのだという知識はないわけではないのだが、厠には警護のものが付いてきて戸の外に立っているし、湯殿はヨシュアと一緒なので一人で処理する余裕もない。
結果として、龍王はヨシュアに泣きつくことになってしまった。
「下半身が張ってつらいのです……。湯殿でどうにかしようと思っても、ヨシュアがいて、ますますつらくなってしまうだけだし……」
「抜いてあげようか?」
「ぬく?」
よく分からないことを言われたが、初めに泊まる町の領主の館でヨシュアは龍王を担いで湯殿に行った。
ネイサンに見張りをしてもらって龍王とヨシュアが服を脱いで湯殿に入ると、ヨシュアは手で石鹸を泡立てて簡単に龍王の体を洗って流してしまった。
湯気がもうもうと立ち上る中、ヨシュアにされるがままになっていると、ヨシュアが龍王を湯殿用の椅子に座らせて足の間に入ってくる。
長い金髪を耳にかけて中心にヨシュアが唇を寄せる。
「ひぁっ!?」
ふっと息をかけられただけで痛いくらい反応している中心をヨシュアがぱくりと口に含んだ。
「なっ……!? そんなところ……あぁ!?」
舌で先端に滲む雫を舐め取られて、ヨシュアの口の中に竿まで飲み込まれて、その淫靡な様子に龍王は中心を大きくさせる。
舌を使いながら口全体で扱き上げるようにされて龍王はヨシュアの喉を突き上げそうになってしまう。そんなことをしたら苦しいに決まっているので、ヨシュアの髪に手を添えて、できるだけ優しく撫でようとするのだが、与えられる刺激が強すぎて、ヨシュアの髪に指を絡めて耐えるしかない。
「ヨシュア、出る! 出てしまうっ!」
「ん……」
出ると言っているのにヨシュアは口を離してくれず、むしろ強く吸い上げて龍王を追い詰める。ヨシュアの口の中で中心を弾けさせた龍王に、ヨシュアは僅かに眉を顰めたが最後まで吸い上げて、全部飲み込んでしまった。
「そ、そんな、飲んでしまって大丈夫なのですか!? お腹を壊しませんか?」
「ただのタンパク質だよ。お腹を壊したりしない」
「本当ですか?」
「大丈夫だ。気持ちよかったか?」
労わるように頬を撫でられて、龍王はぼーっとしながら頷いた。
こんな風にされたことは初めてで驚いてしまったがとても気持ちよかった。途中から快楽で訳が分からなくなって、ヨシュアの喉を突いてしまったり、頭を押し付けたりしなくてよかったと思う。
「気持ちよかったです。わたしにもさせてください」
ヨシュアの中心を舐めようとするとヨシュアに止められる。
「おれはいい。そんなに溜まってないから」
「ヨシュアにだけしてもらうのは申し訳ないです」
「いいんだ。おれは……前でそれほど感じなくなってるし」
少し恥じらったようにヨシュアが言うのに、龍王はどきりとする。ヨシュアは男性として中心で感じるよりも、中の方が感じるようになっているようだ。その話を聞くともう一度兆してくる龍王の中心を、ヨシュアが胸で挟んだ。
たっぷりとした胸筋が龍王の大きなものを挟み込んでいる。胸を上下するようにして刺激されて龍王は息を上げる。
「ヨシュア、そんな格好……我慢できない」
「我慢しなくていいよ。出して」
「イったばかりなのに……くっ!」
達したばかりの体は敏感で、ずりずりと胸でこすり上げられるとすぐに達しそうになってしまう。
二度目の吐精なのに量が多く、ヨシュアの顔や髪だけでなく胸までべっとりと濡らしてしまった。龍王の白濁で汚れたヨシュアの姿にくらくらしてしまう。
「飲んじゃったから、口付けは歯磨きをしてからな。もう落ち着いただろう?」
「はい。ありがとうございます。気持ちよかったです」
二度の連続の吐精によって張りつめていた下半身も落ち着いた龍王に、ヨシュアが微笑んで髪と体を流す。龍王も髪を洗って湯船に浸かった。
あまり長く浸かっているとのぼせそうだったのですぐに上がったが、龍王はすっきりとしてその夜はぐっすりと眠れた。
旅の間、ヨシュアは龍王がお願いしたら湯殿で処理をしてくれるようになった。
抱けないのはつらかったし、回数的に足りているわけではないのだが、ヨシュアが龍王にしてくれることは全部気持ちよくて嬉しくて、龍王は満たされていた。
馬車の中で揺られていると昼間なのに眠気が襲ってきて、龍王はヨシュアの膝に頭を乗せて髪を撫でてもらう。穏やかな気分でいると、魔術騎士団のシオンが獣人の国からの書状を持ってきた。
仕方がないので起き出して読むと、獣人の国の国王が龍王に会うために出向いてくるという。
国境の町で会うことにしたのだが、嫌な予感がしていた。
獣人の国の国王は龍王とヨシュアの夜の生活を考えて、血が媚薬のようになるジャックを龍王の誕生日に贈ってきた。
また何か贈り物をされるのではないか。それを突き返せば、贈られたものは酷い扱いを受けるのではないか。
渋々受け取ったジャックも手と腕が傷だらけで、貧血気味で、血を搾取されていたのが丸わかりだった。そのような贈り物は受け取りたくないし、龍王が奴隷制度を許すようなことをしてしまえば国民に顔向けができない。
龍王の悩む顔にヨシュアが香茶に蜂蜜を入れて匙でかき混ぜてから、湯飲み茶碗を渡してくれる。
「ヨシュア、獣人の国の国王は何を考えていると思いますか?」
「志龍王国の属国になりたいとかじゃないのか?」
ヨシュアに言われてその可能性が一番高いことに気付く。
獣人の国は砂漠に覆われて水が非常に貴重で、足りていない。水がなくて国民が死んでいくというのが今の現状だ。
志龍王国の属国になれば水の加護が与えられて、豊かな水に恵まれるのは間違いない。
「バリエンダール共和国も、ハタッカ王国も、グドリャナ王国も、ジルキン王国も、我が国の属国になりたいと願っています。獣人の国だけを優遇するわけにはいきません」
「だが、奴隷制度をなくせとまで政治に介入するのならば、それくらいの要求はされるかもしれない」
奴隷制度をなくしてほしいのは、志龍王国にも奴隷の売り買いで獣人の国から人身売買の承認がやってくるというのもあるし、奴隷は生まれながらに奴隷で、奴隷として生まれたものも一生奴隷という身分制度自体に問題があるようにしか思えなかった。
奴隷は一生奴隷で、国民の中でも虐げられている。
国民はそれぞれに平等であってほしいというのが志龍王国を治める龍王の願いだった。
獣人の国は志龍王国に奴隷を持ち込んで売り買いすることをやめてもらわなければいけない。
そのためにも奴隷制度はなくしてほしい。
「わたしはどうするべきなのか」
獣人の国を属国にすれば他の国からも属国にしてほしいという嘆願書が届くだろう。
ただでさえ国土が広がって国を治めるのが大変になってきているのに、属国まで持つことはできない。
何よりも、志龍王国は王国であって帝国ではなかった。
悩む龍王にヨシュアは黙って香茶のお代わりを注いでいた。
町では龍王を歓迎して宴が開かれる。
領主の館に通されて夜に休めるのは、馬車の中よりも広いので助かるが、ヨシュアと体を交わせない日々は龍王にとっては苦痛でもあった。
普段ならば青陵殿で毎日のように体を交わしている。
ヨシュアは龍族特有の強い精力を受け止めて、それ以上に包容力をもって龍王を抱き締めてくれるし、龍王はヨシュアに全てを任せて精が尽きるまでヨシュアの中に吐き出させてもらっていた。
それだけの回数を毎晩のようにしているし、龍王も外見は二十歳くらいにしか見えないくらい若く精力があるので、旅行中は交わるのを禁じられて若干それを持て余し気味になっていた。
許されるならどれだけでもヨシュアを抱きたいのだが、旅行中は湯殿をいつでも使えるわけではないし、湯殿を使うときにはヨシュアの肌が見られないようにネイサンに見張りに立ってもらう必要もある。汚れた寝具を取り替えるのだって、できないかもしれない。
それを考えるとどうしても我慢する他ないのだが、龍王がヨシュアを寵愛しているということは志龍王国全土に知れ渡っているので、同じ寝台で眠ることになって、ますます龍王は性欲を持て余した。
一人で処理しようにも、その方法がよく分からない。
ヨシュアが来る前には龍王は痩せてあまり食べていなくて眠ってもいなかったので体調も良くなく、性欲に体力が向かなかった。そのために自分で処理したことがない。
湯殿や厠で処理するのだという知識はないわけではないのだが、厠には警護のものが付いてきて戸の外に立っているし、湯殿はヨシュアと一緒なので一人で処理する余裕もない。
結果として、龍王はヨシュアに泣きつくことになってしまった。
「下半身が張ってつらいのです……。湯殿でどうにかしようと思っても、ヨシュアがいて、ますますつらくなってしまうだけだし……」
「抜いてあげようか?」
「ぬく?」
よく分からないことを言われたが、初めに泊まる町の領主の館でヨシュアは龍王を担いで湯殿に行った。
ネイサンに見張りをしてもらって龍王とヨシュアが服を脱いで湯殿に入ると、ヨシュアは手で石鹸を泡立てて簡単に龍王の体を洗って流してしまった。
湯気がもうもうと立ち上る中、ヨシュアにされるがままになっていると、ヨシュアが龍王を湯殿用の椅子に座らせて足の間に入ってくる。
長い金髪を耳にかけて中心にヨシュアが唇を寄せる。
「ひぁっ!?」
ふっと息をかけられただけで痛いくらい反応している中心をヨシュアがぱくりと口に含んだ。
「なっ……!? そんなところ……あぁ!?」
舌で先端に滲む雫を舐め取られて、ヨシュアの口の中に竿まで飲み込まれて、その淫靡な様子に龍王は中心を大きくさせる。
舌を使いながら口全体で扱き上げるようにされて龍王はヨシュアの喉を突き上げそうになってしまう。そんなことをしたら苦しいに決まっているので、ヨシュアの髪に手を添えて、できるだけ優しく撫でようとするのだが、与えられる刺激が強すぎて、ヨシュアの髪に指を絡めて耐えるしかない。
「ヨシュア、出る! 出てしまうっ!」
「ん……」
出ると言っているのにヨシュアは口を離してくれず、むしろ強く吸い上げて龍王を追い詰める。ヨシュアの口の中で中心を弾けさせた龍王に、ヨシュアは僅かに眉を顰めたが最後まで吸い上げて、全部飲み込んでしまった。
「そ、そんな、飲んでしまって大丈夫なのですか!? お腹を壊しませんか?」
「ただのタンパク質だよ。お腹を壊したりしない」
「本当ですか?」
「大丈夫だ。気持ちよかったか?」
労わるように頬を撫でられて、龍王はぼーっとしながら頷いた。
こんな風にされたことは初めてで驚いてしまったがとても気持ちよかった。途中から快楽で訳が分からなくなって、ヨシュアの喉を突いてしまったり、頭を押し付けたりしなくてよかったと思う。
「気持ちよかったです。わたしにもさせてください」
ヨシュアの中心を舐めようとするとヨシュアに止められる。
「おれはいい。そんなに溜まってないから」
「ヨシュアにだけしてもらうのは申し訳ないです」
「いいんだ。おれは……前でそれほど感じなくなってるし」
少し恥じらったようにヨシュアが言うのに、龍王はどきりとする。ヨシュアは男性として中心で感じるよりも、中の方が感じるようになっているようだ。その話を聞くともう一度兆してくる龍王の中心を、ヨシュアが胸で挟んだ。
たっぷりとした胸筋が龍王の大きなものを挟み込んでいる。胸を上下するようにして刺激されて龍王は息を上げる。
「ヨシュア、そんな格好……我慢できない」
「我慢しなくていいよ。出して」
「イったばかりなのに……くっ!」
達したばかりの体は敏感で、ずりずりと胸でこすり上げられるとすぐに達しそうになってしまう。
二度目の吐精なのに量が多く、ヨシュアの顔や髪だけでなく胸までべっとりと濡らしてしまった。龍王の白濁で汚れたヨシュアの姿にくらくらしてしまう。
「飲んじゃったから、口付けは歯磨きをしてからな。もう落ち着いただろう?」
「はい。ありがとうございます。気持ちよかったです」
二度の連続の吐精によって張りつめていた下半身も落ち着いた龍王に、ヨシュアが微笑んで髪と体を流す。龍王も髪を洗って湯船に浸かった。
あまり長く浸かっているとのぼせそうだったのですぐに上がったが、龍王はすっきりとしてその夜はぐっすりと眠れた。
旅の間、ヨシュアは龍王がお願いしたら湯殿で処理をしてくれるようになった。
抱けないのはつらかったし、回数的に足りているわけではないのだが、ヨシュアが龍王にしてくれることは全部気持ちよくて嬉しくて、龍王は満たされていた。
馬車の中で揺られていると昼間なのに眠気が襲ってきて、龍王はヨシュアの膝に頭を乗せて髪を撫でてもらう。穏やかな気分でいると、魔術騎士団のシオンが獣人の国からの書状を持ってきた。
仕方がないので起き出して読むと、獣人の国の国王が龍王に会うために出向いてくるという。
国境の町で会うことにしたのだが、嫌な予感がしていた。
獣人の国の国王は龍王とヨシュアの夜の生活を考えて、血が媚薬のようになるジャックを龍王の誕生日に贈ってきた。
また何か贈り物をされるのではないか。それを突き返せば、贈られたものは酷い扱いを受けるのではないか。
渋々受け取ったジャックも手と腕が傷だらけで、貧血気味で、血を搾取されていたのが丸わかりだった。そのような贈り物は受け取りたくないし、龍王が奴隷制度を許すようなことをしてしまえば国民に顔向けができない。
龍王の悩む顔にヨシュアが香茶に蜂蜜を入れて匙でかき混ぜてから、湯飲み茶碗を渡してくれる。
「ヨシュア、獣人の国の国王は何を考えていると思いますか?」
「志龍王国の属国になりたいとかじゃないのか?」
ヨシュアに言われてその可能性が一番高いことに気付く。
獣人の国は砂漠に覆われて水が非常に貴重で、足りていない。水がなくて国民が死んでいくというのが今の現状だ。
志龍王国の属国になれば水の加護が与えられて、豊かな水に恵まれるのは間違いない。
「バリエンダール共和国も、ハタッカ王国も、グドリャナ王国も、ジルキン王国も、我が国の属国になりたいと願っています。獣人の国だけを優遇するわけにはいきません」
「だが、奴隷制度をなくせとまで政治に介入するのならば、それくらいの要求はされるかもしれない」
奴隷制度をなくしてほしいのは、志龍王国にも奴隷の売り買いで獣人の国から人身売買の承認がやってくるというのもあるし、奴隷は生まれながらに奴隷で、奴隷として生まれたものも一生奴隷という身分制度自体に問題があるようにしか思えなかった。
奴隷は一生奴隷で、国民の中でも虐げられている。
国民はそれぞれに平等であってほしいというのが志龍王国を治める龍王の願いだった。
獣人の国は志龍王国に奴隷を持ち込んで売り買いすることをやめてもらわなければいけない。
そのためにも奴隷制度はなくしてほしい。
「わたしはどうするべきなのか」
獣人の国を属国にすれば他の国からも属国にしてほしいという嘆願書が届くだろう。
ただでさえ国土が広がって国を治めるのが大変になってきているのに、属国まで持つことはできない。
何よりも、志龍王国は王国であって帝国ではなかった。
悩む龍王にヨシュアは黙って香茶のお代わりを注いでいた。
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