105 / 150
四章 結婚十年目
15.ヨシュアの両親
しおりを挟む
新年の祝賀の宴が終わって、青陵殿に戻ろうとしたときに、龍王とヨシュアは来訪者に気が付いた。
青陵殿に向かう廊下に二人の人影が佇んでいる。
とっさにヨシュアを庇おうを前に出る龍王に、ヨシュアが青い目を瞬かせて二人に声を掛ける。
「父上、母上?」
「ヨシュアのご両親ですか?」
思わず問いかけたところで、二人は目深に被っていた外套を降ろし、顔を露わにした。
金髪に水色の目の長身の男性と、白銀の髪に青い目の細身の女性。どちらもヨシュアの面影があった。
「ヨシュアの誕生日がもうすぐだと聞いて立ち寄ってみたよ」
「お初にお目にかかります、龍王陛下。わたくしは退位したラバン王国前国王の妻、そして、この方はラバン王国前国王陛下です」
「堅苦しいことはなしで許していただきたい。わたしは既に退いた身なので」
退位してから大陸中を旅していたという前ラバン王国国王とその妃については龍王も興味があった。
青陵殿に戻る前に少し話をしておきたい。
「どれくらい滞在される予定ですか?」
「ヨシュアの誕生日までいるつもりです。一緒に祝えたらと思って参りました」
「ヨシュアのことはずっと気にしていたけれど、龍族と一緒になるとは思わなかった」
「父上と母上が生まれてすぐにわたしを置いて旅に出たので、わたしはほぼ初対面なのですがね」
「そうだったね。よくこんなに立派に育って」
「小さなころも可愛かったのでしょうね。少し時間を巻き戻して見てみたい気がします」
「それはやめてください」
幼いころに旅立ったという両親とはどこか距離のあるヨシュアに龍王はヨシュアの両親を緑葉殿に招くことにした。
緑葉殿は他国からの賓客をもてなす宮殿で、ラバン王国国王一家も何度もそこに泊まっている。
緑葉殿の客間でネイサンに茶を用意してもらうと、外套を脱いだヨシュアの両親が椅子に座って寛ぐ。服は旅装で決して豪華なものではないが、細かく編み込まれた金髪と白銀の髪が二人を豪奢に飾っている。
ラバン王国でもこれだけ美しい髪の持ち主はそれほどいないのではないだろうか。
「髪色は義父上様に、目の色と顔立ちは義母上様に似たのですね」
「背丈もわたしに似たようだな」
「龍王陛下に義母上と呼ばれるのは光栄ですわ。わたくしにもう一人息子ができたような気分になります」
浮世離れしている二人を見ていると、ラバン王国の国王夫妻としてはあまり相応しくなかったのかもしれない。ヨシュアが生まれた年に退位して二人で旅に出ていたというから、ヨシュアもほぼ初対面に違いなかった。
「残された立体映像でお二人の姿は見ていましたが、実際に会えるとは思いませんでした」
「龍王陛下の王配にヨシュアがなったというのを聞いて、一度ご挨拶に伺わなければいけないと思っていた」
「最近、ヨシュアが体調を崩してずっと公の場に出てこなかったことがあったでしょう。とても心配していたのですよ」
普通の親らしくヨシュアに接する両親にヨシュアも少しずつ打ち解けてきているようだった。
「ご心配をおかけしました。その件は龍王陛下が治めてくださいましたので、今は平気です」
「記憶を失ったらしいな」
「龍王陛下もお心を痛めておいでだったでしょう」
「なぜそれをご存じなのですか?」
ヨシュアが記憶を失ったことに関しては、極秘事項として扱われていたはずだ。表面上は体調不良として公の場に出さなかったし、ヨシュアの記憶が奪われたことを相談したのはラバン王国の国王くらいだった。
「マシューに入る情報はわたしにも入るものと思ってもらっていい」
「これでもラバン王国の前国王陛下とその妻ですからね」
魔術においてはヨシュアの方が上だが、ヨシュアの両親も相当高い魔力を持っていると龍王にも察せられた。ヨシュアの両親がラバン王国の情報機関に何か仕掛けておいたのならば、情報が洩れていてもおかしくはなかった。
「父上と母上だったからよかったものを」
「わたしたちが忍び込ませている情報網は大陸中に広がっている。バザロフ王国にも、ラーピン王国にも」
「二国から情報を得られるのですか?」
「ヨシュアも情報網くらいは持っておくべきですね。あなたは志龍王国の王配なのですから」
情報網の張り方や、忍び込ませ方をヨシュアが両親から習っている間に、龍王はヨシュアの両親をよく観察する。
二人は従兄弟同士と聞いたが、顔だちも雰囲気もよく似ている。
魔力の強さも同じくらいだし、死の直前までは全盛期の姿を保つ魔術師の一族らしく、外見年齢も二十代半ばくらいに見えた。
ラバン王国の魔術師はみな、志龍王国の龍族よりも年上に見えるので、龍王などまだ子どものように見えているのかもしれない。実際、ヨシュアよりも背は低いし、体付きは薄く手足はヨシュアよりずっと細いし、ひ弱に見えていても仕方がない。
ヨシュアの父親は胸も分厚く腕も太いので、ヨシュアは父親に体格が似たのだろう。顔立ちは優し気な母親によく似ている。
よく見ているとヨシュアの母親は耳が少し尖っているのが分かる。
「義母上も妖精なのですか?」
「わたくしは妖精ではありません。限りなく近い血を持っているとは言われますが、妖精のように長くは生きないでしょう」
妖精の特徴を持っているが、ヨシュアの母親は妖精ではなかった。
「ヨシュアが生まれたとき、どう思いましたか?」
ヨシュアの両親に会うことがあったら聞いてみたいと思っていたことを口に出すと、両親が顔を見合わせる。
「正直、驚きましたね」
「わたくしは妖精に限りなく近い血を持っていたので、ヨシュアが妖精であることは必然かと思いました。ヨシュアが今後どう生きていくのか、不安には思いましたね」
「不安に思われたのに、ヨシュアを置いて旅に出たのですか?」
「ヨシュアが生きる世界を少しでも生きやすいものに変えたいという親心でした」
「各国に情報網を張り巡らせたのも、そのためです。ヨシュアはわたくしたちの想像を超える長い時間を生きていかなければいけない。そう思うと、守るためにはラバン王国だけではとても無理だと判断したのです」
ラバン王国という垣根を抜けて、ヨシュアの両親はヨシュアを守るために大陸中を巡るようになった。その気持ちが龍王には分からないわけではなかった。
「ヨシュアが玉を賜って、龍王陛下と魂を結び付けたと聞いたときには、そういう選択もあったのだと思いました」
「これでヨシュアは孤独に生きなくて済むと喜びました。龍王陛下、ありがとうございます」
美しい夫婦に手を取られてお礼を言われて龍王はヨシュアと似た雰囲気の二人に見とれてしまう。
ヨシュアも美しいのだが、ヨシュアの両親はヨシュアの原点ともいうべき美しさがあった。
「わたしはヨシュアを愛しています。ヨシュアだけがわたしの唯一の相手です。決してヨシュアを孤独にはさせません」
「星宇……」
「ご挨拶が遅くなりましたが、わたしとヨシュアの結婚を認めてください」
もう結婚もしているし、結婚から十年以上経っているのだが、両親に頭を下げるのは初めてなので神妙に言えば、ヨシュアの両親からも頭を下げられる。
「こちらこそ、ヨシュアのことをよろしくお願いします」
「ヨシュアがこんなに幸せそうなのは龍王陛下のおかげです。末永くヨシュアのことをお願いします」
結婚の挨拶が遅くなってしまったが、ヨシュアの両親に認められて龍王はほっと息を吐く。
「最初は政略結婚で不服だったのに、今ではすっかりおれは寵愛されていることになっているな」
「最初のことは忘れてください」
からかうように言うヨシュアに頬を染めて龍王が言えば、ヨシュアの両親が手を叩く。
「町の劇団の劇、見ましたよ」
「龍王陛下とヨシュアのなれそめ」
「それは忘れてください!」
ヨシュアの両親にも知られていたのかと思うと恥ずかしくて埋まりたくなるが、マンドラゴラではないので龍王は土に埋まることも許されない。
最悪の初対面を描いた演劇は大人気でまだまだ続いているようだ。
どうにかやめさせたいのだが、国民の娯楽を取り上げることはできない。
ため息をついた龍王にヨシュアがくすくすと笑っていた。
青陵殿に向かう廊下に二人の人影が佇んでいる。
とっさにヨシュアを庇おうを前に出る龍王に、ヨシュアが青い目を瞬かせて二人に声を掛ける。
「父上、母上?」
「ヨシュアのご両親ですか?」
思わず問いかけたところで、二人は目深に被っていた外套を降ろし、顔を露わにした。
金髪に水色の目の長身の男性と、白銀の髪に青い目の細身の女性。どちらもヨシュアの面影があった。
「ヨシュアの誕生日がもうすぐだと聞いて立ち寄ってみたよ」
「お初にお目にかかります、龍王陛下。わたくしは退位したラバン王国前国王の妻、そして、この方はラバン王国前国王陛下です」
「堅苦しいことはなしで許していただきたい。わたしは既に退いた身なので」
退位してから大陸中を旅していたという前ラバン王国国王とその妃については龍王も興味があった。
青陵殿に戻る前に少し話をしておきたい。
「どれくらい滞在される予定ですか?」
「ヨシュアの誕生日までいるつもりです。一緒に祝えたらと思って参りました」
「ヨシュアのことはずっと気にしていたけれど、龍族と一緒になるとは思わなかった」
「父上と母上が生まれてすぐにわたしを置いて旅に出たので、わたしはほぼ初対面なのですがね」
「そうだったね。よくこんなに立派に育って」
「小さなころも可愛かったのでしょうね。少し時間を巻き戻して見てみたい気がします」
「それはやめてください」
幼いころに旅立ったという両親とはどこか距離のあるヨシュアに龍王はヨシュアの両親を緑葉殿に招くことにした。
緑葉殿は他国からの賓客をもてなす宮殿で、ラバン王国国王一家も何度もそこに泊まっている。
緑葉殿の客間でネイサンに茶を用意してもらうと、外套を脱いだヨシュアの両親が椅子に座って寛ぐ。服は旅装で決して豪華なものではないが、細かく編み込まれた金髪と白銀の髪が二人を豪奢に飾っている。
ラバン王国でもこれだけ美しい髪の持ち主はそれほどいないのではないだろうか。
「髪色は義父上様に、目の色と顔立ちは義母上様に似たのですね」
「背丈もわたしに似たようだな」
「龍王陛下に義母上と呼ばれるのは光栄ですわ。わたくしにもう一人息子ができたような気分になります」
浮世離れしている二人を見ていると、ラバン王国の国王夫妻としてはあまり相応しくなかったのかもしれない。ヨシュアが生まれた年に退位して二人で旅に出ていたというから、ヨシュアもほぼ初対面に違いなかった。
「残された立体映像でお二人の姿は見ていましたが、実際に会えるとは思いませんでした」
「龍王陛下の王配にヨシュアがなったというのを聞いて、一度ご挨拶に伺わなければいけないと思っていた」
「最近、ヨシュアが体調を崩してずっと公の場に出てこなかったことがあったでしょう。とても心配していたのですよ」
普通の親らしくヨシュアに接する両親にヨシュアも少しずつ打ち解けてきているようだった。
「ご心配をおかけしました。その件は龍王陛下が治めてくださいましたので、今は平気です」
「記憶を失ったらしいな」
「龍王陛下もお心を痛めておいでだったでしょう」
「なぜそれをご存じなのですか?」
ヨシュアが記憶を失ったことに関しては、極秘事項として扱われていたはずだ。表面上は体調不良として公の場に出さなかったし、ヨシュアの記憶が奪われたことを相談したのはラバン王国の国王くらいだった。
「マシューに入る情報はわたしにも入るものと思ってもらっていい」
「これでもラバン王国の前国王陛下とその妻ですからね」
魔術においてはヨシュアの方が上だが、ヨシュアの両親も相当高い魔力を持っていると龍王にも察せられた。ヨシュアの両親がラバン王国の情報機関に何か仕掛けておいたのならば、情報が洩れていてもおかしくはなかった。
「父上と母上だったからよかったものを」
「わたしたちが忍び込ませている情報網は大陸中に広がっている。バザロフ王国にも、ラーピン王国にも」
「二国から情報を得られるのですか?」
「ヨシュアも情報網くらいは持っておくべきですね。あなたは志龍王国の王配なのですから」
情報網の張り方や、忍び込ませ方をヨシュアが両親から習っている間に、龍王はヨシュアの両親をよく観察する。
二人は従兄弟同士と聞いたが、顔だちも雰囲気もよく似ている。
魔力の強さも同じくらいだし、死の直前までは全盛期の姿を保つ魔術師の一族らしく、外見年齢も二十代半ばくらいに見えた。
ラバン王国の魔術師はみな、志龍王国の龍族よりも年上に見えるので、龍王などまだ子どものように見えているのかもしれない。実際、ヨシュアよりも背は低いし、体付きは薄く手足はヨシュアよりずっと細いし、ひ弱に見えていても仕方がない。
ヨシュアの父親は胸も分厚く腕も太いので、ヨシュアは父親に体格が似たのだろう。顔立ちは優し気な母親によく似ている。
よく見ているとヨシュアの母親は耳が少し尖っているのが分かる。
「義母上も妖精なのですか?」
「わたくしは妖精ではありません。限りなく近い血を持っているとは言われますが、妖精のように長くは生きないでしょう」
妖精の特徴を持っているが、ヨシュアの母親は妖精ではなかった。
「ヨシュアが生まれたとき、どう思いましたか?」
ヨシュアの両親に会うことがあったら聞いてみたいと思っていたことを口に出すと、両親が顔を見合わせる。
「正直、驚きましたね」
「わたくしは妖精に限りなく近い血を持っていたので、ヨシュアが妖精であることは必然かと思いました。ヨシュアが今後どう生きていくのか、不安には思いましたね」
「不安に思われたのに、ヨシュアを置いて旅に出たのですか?」
「ヨシュアが生きる世界を少しでも生きやすいものに変えたいという親心でした」
「各国に情報網を張り巡らせたのも、そのためです。ヨシュアはわたくしたちの想像を超える長い時間を生きていかなければいけない。そう思うと、守るためにはラバン王国だけではとても無理だと判断したのです」
ラバン王国という垣根を抜けて、ヨシュアの両親はヨシュアを守るために大陸中を巡るようになった。その気持ちが龍王には分からないわけではなかった。
「ヨシュアが玉を賜って、龍王陛下と魂を結び付けたと聞いたときには、そういう選択もあったのだと思いました」
「これでヨシュアは孤独に生きなくて済むと喜びました。龍王陛下、ありがとうございます」
美しい夫婦に手を取られてお礼を言われて龍王はヨシュアと似た雰囲気の二人に見とれてしまう。
ヨシュアも美しいのだが、ヨシュアの両親はヨシュアの原点ともいうべき美しさがあった。
「わたしはヨシュアを愛しています。ヨシュアだけがわたしの唯一の相手です。決してヨシュアを孤独にはさせません」
「星宇……」
「ご挨拶が遅くなりましたが、わたしとヨシュアの結婚を認めてください」
もう結婚もしているし、結婚から十年以上経っているのだが、両親に頭を下げるのは初めてなので神妙に言えば、ヨシュアの両親からも頭を下げられる。
「こちらこそ、ヨシュアのことをよろしくお願いします」
「ヨシュアがこんなに幸せそうなのは龍王陛下のおかげです。末永くヨシュアのことをお願いします」
結婚の挨拶が遅くなってしまったが、ヨシュアの両親に認められて龍王はほっと息を吐く。
「最初は政略結婚で不服だったのに、今ではすっかりおれは寵愛されていることになっているな」
「最初のことは忘れてください」
からかうように言うヨシュアに頬を染めて龍王が言えば、ヨシュアの両親が手を叩く。
「町の劇団の劇、見ましたよ」
「龍王陛下とヨシュアのなれそめ」
「それは忘れてください!」
ヨシュアの両親にも知られていたのかと思うと恥ずかしくて埋まりたくなるが、マンドラゴラではないので龍王は土に埋まることも許されない。
最悪の初対面を描いた演劇は大人気でまだまだ続いているようだ。
どうにかやめさせたいのだが、国民の娯楽を取り上げることはできない。
ため息をついた龍王にヨシュアがくすくすと笑っていた。
55
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる