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四章 結婚十年目
22.一日遅れの誕生日ケーキ
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後ろから攻められても、ヨシュアは龍王を信頼していたので全く恐怖などはなかった。
息を詰めながらできるだけ負担がないようにゆっくりとヨシュアの中に入ってきた龍王の屹立がヨシュアの中を一杯に埋めていく。
体格はヨシュアの方がずっといいのだが、龍王の中心は龍の象徴でもあるかのように立派で強大だ。最初はそんな大きなものが入るのかと思ってしまったが、今ではヨシュアの中はすっかりと龍王の形を覚えて龍王の中心を快感を伴って受け入れられるようになっている。
「ヨシュアの中、熱くて、絡み付くようで気持ちいいです」
「星宇のも気持ちいいよ?」
「くっ! うぁっ!」
きゅっと締め付けてみせると、龍王の余裕がなくなってくる。腰を引いて奥まで一気に貫かれて、ヨシュアは背を反らせながら快感を逃がす。
「あっ……んっ……星宇……」
「ヨシュア、愛しています」
がつがつと遠慮なく中を抉るようにして腰を動かしだした龍王に、ヨシュアも中での快楽を王。ヨシュアの中心は達してはいなかったがとろとろと透明な雫を垂らしている。
性欲の薄い妖精のヨシュアだが、中で覚えさせられた快感は容易に拾ってしまうようになっていた。顔が見えないので口付けもできず、それがやや不満だが、与えられる快感は嫌ではない。
龍王の手がするりとヨシュアの胸に回って、胸の飾りを摘まんで引っ張った。
びりびりと痺れるような快感がヨシュアの中を駆け巡る。ただ胸を触られているときも感じるようになってしまったのだが、中を刺激されながら胸に触れられると、快感が倍増するような気がする。
「星宇、すごくいいっ」
「もう出そうです。ヨシュア、出ちゃう……あぁぁ!」
「いいよ、星宇」
一度達しても復活が早く何度も挑んでくる龍王がヨシュアには可愛くてならない。
奥まで突き上げて中に熱い飛沫をぶちまけられて、ヨシュアも悦楽の中にいた。
息が整って来るとヨシュアは龍王の中心を抜いて、龍王を寝台の上に座らせた。
達して力を失っていた中心は、ヨシュアの手で数度扱くとまた力を取り戻す。龍王の膝を跨ぐようにして、ヨシュアは腰を落としていく。
「あっ! あぁ!? ヨシュア、今日は誕生日だから、わたしがっ!」
「誕生日の可愛いおれの星宇を気持ちよくさせたいんだよ」
口付けで文句を塞いでしまって、腰を落とすと、ヨシュアの奥に龍王の先端がこつんと当たる。そこで龍王の中心を全部飲み込む形になるので、ヨシュアと龍王は相当体の相性がいいのかもしれない。
ゆっくり腰を動かして、中を締め付けると、龍王がヨシュアの胸に顔を埋めてくる。
「ふっ! ぁっ! ヨシュア! まだ達したばかりで……」
「悦くない?」
「悦いです。悦いですけど」
龍王が中に出した白濁を太ももに伝わせながら腰を振り立てるヨシュアに、龍王が高まってくるのが分かる。達したばかりの体は敏感ですぐに高まってしまうのだろう。
そもそも龍王は達する回数も多いが、敏感なせいで達するのも早い。
「星宇、口付けを」
「んっ……ヨシュア……んんっ!」
口付けを交わしながら腰を動かしていると龍王がますます興奮してくるのが分かる。ヨシュアの腰に手を当てて自然と龍王が突き上げてくる。
「あっ……くっ! 星宇、おれがしてやるって言ってるのに」
「無理です。動かずにはいられない……ヨシュア、気持ちいい。悦いです」
溺れるようにヨシュアに囁いて胸に吸い付き、胸を揉んでくる龍王に、ヨシュアは中を締めながら、快感に浸る。
龍王が二度目の精を吐き出した後、龍王の願いで、三度目以降は正面から抱き合った。
大体龍王との交わりは一晩に六回から八回龍王が達して終わる。
それがほぼ毎日なので、龍族とは性欲が本当に強いのだとヨシュアは妙に感心してしまう。
抱き合った後はヨシュアが軽く清拭して、寝間着を着せた龍王を抱き上げて湯殿に向かう。そのころにはイザークとシオンも下がる許可を得て、侍従のネイサンだけが湯殿について行く。
湯殿でほとんど眠りかけている龍王の体を流して湯船に座らせて、ヨシュアは歩いている間も垂れていた龍王の白濁を中から掻き出す。指を突っ込んで掻き出す様子は、煽情的なようで、龍王はいつもそのときだけは必死に目を見開いて見詰めている。
後始末をしないと翌日が大変なので毎日やっているが、龍王は見飽きないらしい。
後始末が終わって湯船に浸かると、龍王が体をすり寄せてきた。
「旅行中はこんなこともできませんね」
「旅行前にたっぷりすればいいし、帰ってきたらまた好きなだけできる」
「ヨシュアは、負担じゃないですか?」
ふと龍王の黒い目が真剣な色を帯びたのでヨシュアは小首を傾げた。
「負担とは?」
「妖精は性欲が薄いと言います。わたしが満足するまでヨシュアを抱いていたら、ヨシュアはつらくないですか?」
一度も不満を言ったことはないし、思ったこともなかったので、ヨシュアは龍王の問いかけに苦笑してしまった。
「おれもちゃんと気持ちいいし、満足してるよ。星宇の精が実ることはないのに何度もおれの中に放たれて、溢れるほどに満たされて、いつも満足している」
素直に気持ちを伝えると、安心したのか龍王はヨシュアの首筋に顔を埋めてきた。
龍王はよほど胸が好きなのか、ヨシュアの胸には行為の後は転々と赤い痕が残っている。肌が白いのですぐに痕が付いてしまうのだ。普段から人前で服を脱ぐことがないので目立つことはないのだが、それが執着の証のようでヨシュアにはくすぐったく嬉しい。
「星宇、口を開けて」
「はい」
口を開けた龍王に噛み付くように口付けをすると、龍王がヨシュアの口に舌を差し込んで口蓋を舐める。舌を絡めていると、唇を離した龍王が深くため息をつく。
「ヨシュアがこんなに色っぽいのに、わたしはもう出ない……」
「まだしたかったのか?」
「後始末のときのヨシュアを見ていたら、出なくても中に入れたくなります。勃たないからもう無理なんですけど」
残念そうに眉を下げる龍王が可愛くて、ヨシュアはその唇に再び唇を重ねた。
翌朝はいつも通り夜明け前に起きて水の加護の祈りを二人で捧げる。
この祈りは毎日欠かすことのできないものだった。
祈りを捧げた後、まだ眠そうな龍王をヨシュアは軽々と抱き上げて寝台に戻る。
「もう少し寝よう。今日はゆっくりしてもいいだろう?」
「今日の政務は休みにしてもらっています。ヨシュアと二人で過ごしたかったから」
龍王の返答にヨシュアは龍王の頬に啄むように口付けて、耳元で囁く。
「昨日の誕生日は国民のための誕生日だったから、今日は星宇のための誕生日にしよう」
「本当の誕生日は昨日なのにいいのですか?」
「誕生日も結婚記念日も、祝う方と祝われる方が納得してたら日付はずらしても構わないと思うよ。厨房にお願いして誕生日ケーキを焼いてもらおう」
「誕生日のケーキを二人で食べるのはもったいない気がします。梓晴と浩然と俊宇も呼びましょう」
「いいね。みんなで星宇の誕生日を祝おう」
家族と一緒にケーキを食べたいという龍王の可愛い提案にヨシュアはすぐに賛成する。
昼近くまで寝台で二人で寝坊をして、昼餉を赤栄殿で食べることにして、厨房でケーキを作ってもらった。
赤栄殿では梓晴と浩然と俊宇が待っている。
「兄上、お誕生日のお祝いに呼んでくださったとのこと、ありがとうございます」
「星宇叔父上のお誕生日をもう一度するのでしょう? ケーキを食べると聞いたよ」
「ケーキは昼餉の後だよ」
喜びを全身で表す俊宇に浩然が笑って言っている。
昼餉が運ばれてきて、一同は席についた。
昼餉の牛肉と野菜の細切り炒めも、蟹の入った卵焼きにあんをかけたものも、海老の姿煮も、様々な具材を混ぜて炒めた米も全部美味しかった。
食べ終えると苺の乗ったケーキが運ばれてくる。
ケーキの上にろうそくが立っていて、龍王はそれを不思議そうに見ていた。
「ラバン王国では誕生日のものが一年の願いを込めてろうそくを吹き消すのだよ」
「それでは、わたしが吹き消すのですね」
「さすがに三十六本は無理だったから、一本だけにしてもらったけど」
神妙な顔でケーキのろうそくと向き合う龍王にヨシュアが頷く。
ろうそくを吹き消した龍王は、「願い事をするのを忘れました」と言っていたが、幸せそうだったのでそのままにした。
「わたしの誕生日もケーキで祝ってほしいな」
「俊宇の誕生日もケーキで祝おう」
約束している叔父と甥の姿に和みつつ、ヨシュアは切り分けられたケーキにフォークを入れていた。
息を詰めながらできるだけ負担がないようにゆっくりとヨシュアの中に入ってきた龍王の屹立がヨシュアの中を一杯に埋めていく。
体格はヨシュアの方がずっといいのだが、龍王の中心は龍の象徴でもあるかのように立派で強大だ。最初はそんな大きなものが入るのかと思ってしまったが、今ではヨシュアの中はすっかりと龍王の形を覚えて龍王の中心を快感を伴って受け入れられるようになっている。
「ヨシュアの中、熱くて、絡み付くようで気持ちいいです」
「星宇のも気持ちいいよ?」
「くっ! うぁっ!」
きゅっと締め付けてみせると、龍王の余裕がなくなってくる。腰を引いて奥まで一気に貫かれて、ヨシュアは背を反らせながら快感を逃がす。
「あっ……んっ……星宇……」
「ヨシュア、愛しています」
がつがつと遠慮なく中を抉るようにして腰を動かしだした龍王に、ヨシュアも中での快楽を王。ヨシュアの中心は達してはいなかったがとろとろと透明な雫を垂らしている。
性欲の薄い妖精のヨシュアだが、中で覚えさせられた快感は容易に拾ってしまうようになっていた。顔が見えないので口付けもできず、それがやや不満だが、与えられる快感は嫌ではない。
龍王の手がするりとヨシュアの胸に回って、胸の飾りを摘まんで引っ張った。
びりびりと痺れるような快感がヨシュアの中を駆け巡る。ただ胸を触られているときも感じるようになってしまったのだが、中を刺激されながら胸に触れられると、快感が倍増するような気がする。
「星宇、すごくいいっ」
「もう出そうです。ヨシュア、出ちゃう……あぁぁ!」
「いいよ、星宇」
一度達しても復活が早く何度も挑んでくる龍王がヨシュアには可愛くてならない。
奥まで突き上げて中に熱い飛沫をぶちまけられて、ヨシュアも悦楽の中にいた。
息が整って来るとヨシュアは龍王の中心を抜いて、龍王を寝台の上に座らせた。
達して力を失っていた中心は、ヨシュアの手で数度扱くとまた力を取り戻す。龍王の膝を跨ぐようにして、ヨシュアは腰を落としていく。
「あっ! あぁ!? ヨシュア、今日は誕生日だから、わたしがっ!」
「誕生日の可愛いおれの星宇を気持ちよくさせたいんだよ」
口付けで文句を塞いでしまって、腰を落とすと、ヨシュアの奥に龍王の先端がこつんと当たる。そこで龍王の中心を全部飲み込む形になるので、ヨシュアと龍王は相当体の相性がいいのかもしれない。
ゆっくり腰を動かして、中を締め付けると、龍王がヨシュアの胸に顔を埋めてくる。
「ふっ! ぁっ! ヨシュア! まだ達したばかりで……」
「悦くない?」
「悦いです。悦いですけど」
龍王が中に出した白濁を太ももに伝わせながら腰を振り立てるヨシュアに、龍王が高まってくるのが分かる。達したばかりの体は敏感ですぐに高まってしまうのだろう。
そもそも龍王は達する回数も多いが、敏感なせいで達するのも早い。
「星宇、口付けを」
「んっ……ヨシュア……んんっ!」
口付けを交わしながら腰を動かしていると龍王がますます興奮してくるのが分かる。ヨシュアの腰に手を当てて自然と龍王が突き上げてくる。
「あっ……くっ! 星宇、おれがしてやるって言ってるのに」
「無理です。動かずにはいられない……ヨシュア、気持ちいい。悦いです」
溺れるようにヨシュアに囁いて胸に吸い付き、胸を揉んでくる龍王に、ヨシュアは中を締めながら、快感に浸る。
龍王が二度目の精を吐き出した後、龍王の願いで、三度目以降は正面から抱き合った。
大体龍王との交わりは一晩に六回から八回龍王が達して終わる。
それがほぼ毎日なので、龍族とは性欲が本当に強いのだとヨシュアは妙に感心してしまう。
抱き合った後はヨシュアが軽く清拭して、寝間着を着せた龍王を抱き上げて湯殿に向かう。そのころにはイザークとシオンも下がる許可を得て、侍従のネイサンだけが湯殿について行く。
湯殿でほとんど眠りかけている龍王の体を流して湯船に座らせて、ヨシュアは歩いている間も垂れていた龍王の白濁を中から掻き出す。指を突っ込んで掻き出す様子は、煽情的なようで、龍王はいつもそのときだけは必死に目を見開いて見詰めている。
後始末をしないと翌日が大変なので毎日やっているが、龍王は見飽きないらしい。
後始末が終わって湯船に浸かると、龍王が体をすり寄せてきた。
「旅行中はこんなこともできませんね」
「旅行前にたっぷりすればいいし、帰ってきたらまた好きなだけできる」
「ヨシュアは、負担じゃないですか?」
ふと龍王の黒い目が真剣な色を帯びたのでヨシュアは小首を傾げた。
「負担とは?」
「妖精は性欲が薄いと言います。わたしが満足するまでヨシュアを抱いていたら、ヨシュアはつらくないですか?」
一度も不満を言ったことはないし、思ったこともなかったので、ヨシュアは龍王の問いかけに苦笑してしまった。
「おれもちゃんと気持ちいいし、満足してるよ。星宇の精が実ることはないのに何度もおれの中に放たれて、溢れるほどに満たされて、いつも満足している」
素直に気持ちを伝えると、安心したのか龍王はヨシュアの首筋に顔を埋めてきた。
龍王はよほど胸が好きなのか、ヨシュアの胸には行為の後は転々と赤い痕が残っている。肌が白いのですぐに痕が付いてしまうのだ。普段から人前で服を脱ぐことがないので目立つことはないのだが、それが執着の証のようでヨシュアにはくすぐったく嬉しい。
「星宇、口を開けて」
「はい」
口を開けた龍王に噛み付くように口付けをすると、龍王がヨシュアの口に舌を差し込んで口蓋を舐める。舌を絡めていると、唇を離した龍王が深くため息をつく。
「ヨシュアがこんなに色っぽいのに、わたしはもう出ない……」
「まだしたかったのか?」
「後始末のときのヨシュアを見ていたら、出なくても中に入れたくなります。勃たないからもう無理なんですけど」
残念そうに眉を下げる龍王が可愛くて、ヨシュアはその唇に再び唇を重ねた。
翌朝はいつも通り夜明け前に起きて水の加護の祈りを二人で捧げる。
この祈りは毎日欠かすことのできないものだった。
祈りを捧げた後、まだ眠そうな龍王をヨシュアは軽々と抱き上げて寝台に戻る。
「もう少し寝よう。今日はゆっくりしてもいいだろう?」
「今日の政務は休みにしてもらっています。ヨシュアと二人で過ごしたかったから」
龍王の返答にヨシュアは龍王の頬に啄むように口付けて、耳元で囁く。
「昨日の誕生日は国民のための誕生日だったから、今日は星宇のための誕生日にしよう」
「本当の誕生日は昨日なのにいいのですか?」
「誕生日も結婚記念日も、祝う方と祝われる方が納得してたら日付はずらしても構わないと思うよ。厨房にお願いして誕生日ケーキを焼いてもらおう」
「誕生日のケーキを二人で食べるのはもったいない気がします。梓晴と浩然と俊宇も呼びましょう」
「いいね。みんなで星宇の誕生日を祝おう」
家族と一緒にケーキを食べたいという龍王の可愛い提案にヨシュアはすぐに賛成する。
昼近くまで寝台で二人で寝坊をして、昼餉を赤栄殿で食べることにして、厨房でケーキを作ってもらった。
赤栄殿では梓晴と浩然と俊宇が待っている。
「兄上、お誕生日のお祝いに呼んでくださったとのこと、ありがとうございます」
「星宇叔父上のお誕生日をもう一度するのでしょう? ケーキを食べると聞いたよ」
「ケーキは昼餉の後だよ」
喜びを全身で表す俊宇に浩然が笑って言っている。
昼餉が運ばれてきて、一同は席についた。
昼餉の牛肉と野菜の細切り炒めも、蟹の入った卵焼きにあんをかけたものも、海老の姿煮も、様々な具材を混ぜて炒めた米も全部美味しかった。
食べ終えると苺の乗ったケーキが運ばれてくる。
ケーキの上にろうそくが立っていて、龍王はそれを不思議そうに見ていた。
「ラバン王国では誕生日のものが一年の願いを込めてろうそくを吹き消すのだよ」
「それでは、わたしが吹き消すのですね」
「さすがに三十六本は無理だったから、一本だけにしてもらったけど」
神妙な顔でケーキのろうそくと向き合う龍王にヨシュアが頷く。
ろうそくを吹き消した龍王は、「願い事をするのを忘れました」と言っていたが、幸せそうだったのでそのままにした。
「わたしの誕生日もケーキで祝ってほしいな」
「俊宇の誕生日もケーキで祝おう」
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